まつ毛貧毛症、まつ毛が不足している・短い・細い・薄いと感じる。
片目ごとに、1日に1回1滴を専用のブラシに滴下し、上まつ毛の生え際に夜に塗布します。頻繁に塗布しても効果が促進されませんので、1日1回を超えて塗布しないでください。一度使用したブラシは廃棄してください。再使用はしないでください。
化粧を落として、洗顔後清潔な状態で使用してください。この薬をグラッシュビスタ®の使用方法に記載された要領で、添付されている専用ブラシを用いて、上まつ毛の生え際に塗布します。
塗布したときに薬液が、上まつ毛の生え際以外についた場合は、ティッシュなど吸収性の素材ですぐにふき取るか、洗い流してください。一度使用したブラシは廃棄してください。片方のまつ毛の塗布が終わったら、新しいブラシを用い、もう片方の上まつ毛の生え際に同様に塗布してください。コンタクトレンズをつけている場合には、レンズを外してから塗布し、15分以上経過してからレンズをつけてください。(コンタクトレンズが変色することがあります)
片目ごとに、1回に2滴塗布したり、1日に2回塗布したりしてはいけません。
異常を感じたら、医師に連絡してください。
眼球を外界から守っています。飛んでくるほこりやチリ、砂、虫、汗などから眼球を保護するためです。さらに、まつ毛にほこりがついただけで私たちは瞬間的に目を閉じます。まつ毛は毛でバリアをつくると同時に、異物を感知するセンサーの役割もしています。また、ひさしのように伸びたまつ毛は、目もとに影をつくることで目に直接、紫外線が入らないようにしています。
クリニックで相談できます。まつ毛の量や長さが十分でないとまつ毛の役割が果たせず、目に異物や紫外線が入りやすくなる可能性があります。少しでも困ったらクリニックで相談してください。クリニックではお話を伺って、まつ毛の状態を診ます。ここでまつ毛が不足していたり、不十分な状態である“まつ毛貧毛症”と診断されれば、まつ毛貧毛症の治療が行われます。
まつ毛には重要な役割があります。遠慮しないでください。クリニックに行くかどうかを決めるのは患者さんご自身です。ご自身でお困りのことがあれば、どんなことでもクリニックに来てくださってかまいません。まつ毛は目にとって、とても重要な役割がありますから、それが不十分だと困ることもあると思います。病気ではないけれども…と迷っていてももし困ることがあれば、クリニックにご相談下さい。
グラッシュビスタ®は、米国ではFDA注1)の承認により2009年から睫毛貧毛症治療(まつ毛貧毛症治療)に使われており、2013年10月の時点で世界23ヵ国で承認され、多くの方々に使用されている医療用医薬品です。日本では2014年3月に厚生労働省によって製造販売が承認され、同年9月から使用できるようになりました。2015年12月の時点で、「グラッシュビスタ®外用液剤 0.03%5mL」は国内初の睫毛貧毛症治療薬(まつ毛貧毛症治療薬)として製造販売承認を受けた製品です。