笑った時にできる鼻のしわ(バニーライン)にさよなら!
笑った時に鼻の付け根にクシャっとできるうさぎのようなしわをバニーラインといいますが、バニーラインができる原因について解説します。
鼻のしわ(バニーライン)ができる原因とは?
バニーラインとは、笑った時に鼻の付け根にできるしわのことで、表情筋の癖や加齢による肌の老化が主な原因です。特に、バニーラインなどの表情じわは、同じ表情を繰り返す習慣や表情筋の過度な収縮によって定着しやすくなります。スキンケア不足による肌の乾燥も、バニーラインを悪化させる一因です。 バニーラインが定着してしまうと、常に怒っているように見えたり、不機嫌に見えたり、実年齢より老けて見えたりとマイナスな印象を与えてしまいます。 このバニーラインができる原因は、鼻筋、上唇鼻翼挙筋と鼻根筋の収縮が関係しており、アメリカのウサギのキャラクターに似ていることからバニーラインと呼ばれています。
改善には、表情筋の過度な収縮の緩和や肌のハリの維持のための、ボトックス注射やヒアルロン酸注入といった美容施術が有効です。日常生活では肌の弾力を維持するための対策として、保湿や紫外線予防を心がけ、表情じわの定着防止に繋がるスキンケア習慣を取り入れましょう。バニーラインの解消や予防には、正しい知識と早めの対策が鍵となります。
日常生活でできる予防策
表情筋による顔のしわは普段の癖によって作られることが多いため、意識して癖を治すようにすることや、肌のハリを維持するためのケアを適切に行うことが重要です。 バニーラインは、考えるときに眉をひそめる癖のある人や、遠くを見ようと目を細める癖のある人にできやすくなります。 そのため、これらの癖を意識して正すだけでもバニーラインは作られにくくなりますが、すでに深く刻まれたしわになっている場合は、皮膚自体を内側から押し上げ平らにし、しわを改善する必要があります。
「笑い方=癖」も自分らしさ?自然な表情と向き合うという選択
笑った時にバニーラインにしわが寄り「くしゃっ」となるその表情は、あなたが心から笑った瞬間に生まれる、自然で個性的な動きのひとつです。しかし、その表情の癖は、あなたの感情の豊かさや親しみやすさの現れである半面、積み重なった肌への負担が、表情が動かない時でも現れるしわとして定着してしまうこともあります。
若いうちは、肌に弾力やハリがあり、折りたたまれた皮膚も元に戻りやすい状態ですが、年齢を重ねるにつれて元に戻りづらくなり、少しずつ肌に刻まれていきます。肌に刻まれた定着じわになってしまうと、元のような滑らかな肌に戻すことが難しくなることもあるため、できるだけ早めの対処が重要になります。
椿クリニックでは、その人が本来持っている魅力を消すのではなく、「表情の癖を活かした自然な仕上がり」を大切にしています。無理に変えるのではなく、あなたらしさを残しながら整える。そんな選択肢があることを、ぜひ知っておいてください。
ボトックスで鼻のシワ(バニーライン)を改善
バニーラインを改善するボトックス注射について解説します。
ボトックスの基本情報と効果
ボトックスとは、ボツリヌス菌が生み出す毒素を精製した薬剤の商品名であり、“BOTOX”は、米国アラガン社(Allergen)の登録商標です。ボトックス注射の有効成分であるA型ボツリヌス毒素は、ボツリヌス菌によって産生されるもので、一時的に筋肉の働きをブロックします。 これを表情じわの筋肉に注射することにより筋肉が弛緩し、それを補うように周囲の筋肉が皮膚をひっぱる事で表情じわが消え、効果が持続する間は表情じわが出来にくくなります。
ボツリヌストキシン(Botulinum toxin (BTX) or Botox)は、分子量が15万ほどのタンパク質で、ボツリヌス菌が産生する複合体毒素である。ボツリヌス毒素とも呼ばれる。
医薬品としては筋肉を収縮させないよう働く作用を利用して、痙縮の緩和や美容に用いられる。
引用: Wikipedia – ボツリヌストキシン
ナチュラルに仕上げるための注入ポイントと量の工夫
ボトックス注射によるバニーライン治療で「表情が不自然にならない」ためには、注入位置や量の調整が重要です。
バニーラインを形成する顔の表情筋は、鼻筋、上唇鼻翼挙筋と鼻根筋の収縮が関係していますが、その範囲は極めて小さいものです。バニーラインが作られる部分を想像していただくとわかりやすいと思いますが、目の間の鼻の付け根の部分の範囲はとても狭いですよね、この狭い部分にボトックスを注入するため、少しでも注入量が多くなってしまったり、注入する範囲を間違えてしまったりすると、全く動かなくなり表情に違和感を覚えることもあります。
ナチュラルに仕上げるためには、適切な注入位置に適切な量を注入できる技術を持った医師の元で施術を受けることが重要になります。口コミを確認したり、実際にカウンセリングや診察にて医師と話をしたりすることが必要です。ホームページやSNSなどでビフォーアフターの写真や動画を確認するのもおすすめです。以下のような動画が記載されているとなお良いでしょう。
症例概要
総額 アラガン社ボトックスビスタ 27,500円(税込)施術回数 1回部位 額・眉間年代 40代女性
症例No.11099 ※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク 痛み、内出血、腫れ、アレルギー、表情の違和感等が生じる可能性があります。
バニーライン治療の持続期間や注意点
バニーライン治療のボトックス注射は、一般的には3〜6ヶ月効果が持続すると言われています。しかし、個人差が大きく、元々の筋肉の収縮の強さや、表情筋を使用する頻度によって持続期間は左右されます。
普段からバニーラインができやすい笑い方をする人は、そうでない人と比べてバニーラインを形成する表情筋が発達し、収縮する力も強くなっている可能性があります。癖になってしまった表情筋の使い方は、ボトックス注射を打った後も無意識に動かそうとしてしまうため、持続期間が短くなりやすい傾向にあります。 また、注入したボトックスの量や、使用した製品によっても持続期間は変わります。
ボトックスは効かせたい筋肉の量に合わせて注入量を決定しますが、知識のない医師による施術によって、注入量が足りていないとしっかりと筋肉の働きを抑えることが難しくなります。そのため、元の状態に戻るのも比較的早くなってしまいます。かといって、過剰な量を注入することは、他の筋肉にも作用してしまったり、表情が崩れてしまったりするといったリスクも伴います。
バニーラインのボトックス注射を受ける際は、しっかりと筋肉の大きさや収縮の強さに合わせた注入量を入れてもらうことが、効果期間をしっかり確保するために重要になります。
椿クリニックのボトックス治療の特長
椿クリニックのボトックスについて解説します。
私たちのボトックスの品質と安全性
椿クリニックで使用するボトックスは、適切な保管・運送体制が保証された、日本国内向けの正規品である「BOTOX VISTA」(ボトックスビスタ)を、アラガンジャパン株式会社より直接購入しています。 また、アラガン社のボトックスは日本の厚生労働省、アメリカのFDAの認可を受けている安全な製品です。
アラガン(英: Allergan plc)は、美容医療・乳腺外科・眼科などに関する医薬品および医療機器の研究開発・販売を行うヘルスケア企業。 引用:Wikipedia – アラガン
アメリカ食品医薬品局(アメリカしょくひんいやくひんきょく、英語: Food and Drug Administration[4]、略称: FDA)は、アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。 引用:Wikipedia – アメリカ食品医薬品局(FDA)
施術前のカウンセリングの重要性
バニーラインなど顔のしわを形成する表情筋はとても小さいため、しわを作っている表情筋に確実にボトックスを注射する必要があります。 例えば自分ではバニーラインだと思っていても雛眉筋による眉間のしわだったりもします。 間違った表情筋にボトックスを注射してしまうことがないよう、しっかりと事前のカウンセリングや医師の診察を受けることが重要になります。
「あなたらしい笑顔」を大切にする施術方針
笑った時にクシャっとなる笑顔、目の間によるしわを、時には「自分らしさ」と捉えて大事にしたい反面、将来のしわ形成への不安も大きい人が多いと思います。 椿クリニックでは、そんな悩みにもしっかりと応えることができるように、注入量や筋肉の動き具合をお客様と確認しながら施術を行います。そのため、施術が終わってみて気が付いたら「全く表情が動かなくなっていた」「もっと筋肉の動きを止めてほしかった」といったことが起こらないように調節するため、安心して施術を受けていただけます。
治療前に知っておきたいこと
ボトックス注射のリスクや副作用、費用など、施術前に知っておきたいことを解説します。
治療のリスクと副作用
ボトックスの副作用やリスクとしては以下のようなものがあります。
注射時の痛み
腫れや内出血
赤みや痒み
頭痛
表情がこわばってしまう
筋肉に注射をしていくため、刺した時のちくっとする痛みと、薬剤が入っていく時のずーんとした圧迫されるような痛みがありますが、我慢できる程度の痛みのためご安心ください。 針を刺すことによる内出血が出ることがありますが、1週間ほどで治まることがほとんどです。 ボトックスを体内に入れた後に体が異物として認識すると、アレルギー反応を起こすことがあり、赤みや痒みが出ることがあります。アレルギー症状は1週間から1ヶ月ほどで治まることがほとんどですが、アレルギーを疑うような症状があればすぐに医師に相談するようにしてください。 ボトックス注射をした後は、今までと違う筋肉が働くことで筋肉が疲労して頭痛や倦怠感を感じることがあります。施術後の頭痛や倦怠感は体を休めることで数日で回復していきますが、発熱や吐き気、めまいなどの症状が現れた場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。 ボトックスは筋肉を弛緩させるため、打つ場所を間違えたり、注入量が多すぎたりすると顔の表情をうまく動かすことができず、こわばった表情になってしまいます。しっかりと技術力のある医師のもとで施術を受けるようにしましょう。
治療の費用はどれくらい
バニーラインのボトックス注射は以下の料金でご用意しています。
ボトックスビスタ(厚生労働省認可) 価格(税込) 鼻根(バニーライン) ¥12,100
また、椿クリニックではボトックスの他に韓国製のニューロノックスも取り扱っております。 ニューロノックスは韓国のMFDS(食品医薬品安全処)に承認された、効果と安全性の高い製剤です。 アラガン社のボトックスビスタのジェネリック的な位置づけにあり、 効果や濃度はアラガン社と同等なボツリヌストキシンで作られています。 効果はボトックスと違いはありませんが、お手頃な価格でボトックス注射を受けたい方はニューロノックスがおすすめです。
ニューロノックス(韓国製) 価格(税込) 鼻根(バニーライン) ¥3,300
食品医薬品安全処(しょくひんいやくひんあんぜんしょ、略称: 食薬処、英語:Ministry of Food and Drug Safety、MFDS)は、安全な食品及び医薬品体系の構築・運営を通じて、関連産業の競争力向上という国民の期待に応じる為に設立された、大韓民国における国家行政機関。 引用:Wikipedia – 食品医薬品安全処(MFDS)
治療後の日常生活での注意点
ボトックス注射の後に気をつけることを解説します。
スキンケアのポイント
ボトックスの施術後は注入部分を揉まない・温めないように気をつけてください。 ボトックスは熱に弱い性質を持っています。そのため外部からの温めも、運動やサウナや長風呂による体内からの温めも、ボトックスが効いてくる3日間ほどは行わないようにしてください。 スキンケアの際も注入部位を揉んでしまうと、薬剤が広がってしまい効果が半減する可能性があります。また、薬剤が広がることで他の表情筋に作用してしまう可能性もあるため、ボトックス後のスキンケアの際は優しく肌に触れるようにしましょう。
施術後の注意点
ボトックスは筋肉が収縮しないように、筋肉に動くように指令を出しているアセチルコリンという神経伝達物質を阻害することでしわを作らないようにします。ボトックスの注射後は違和感から、無理に動かしてみようとする方もいますが、無理に動かそうとすることで他の表情筋を使い新たなしわを作ってしまうことも考えられます。ボトックス注射後しばらくは違和感を感じますが徐々に慣れていくため、無理に動かそうとしないように気をつけてください。
効果的な維持方法と持続的なケア
ボトックスをできるだけ維持するためには、それまでの表情の癖を直すように心がけましょう。 また、ボトックスの効果は3ヶ月〜半年ほどのため、効果が完全に切れてしまう前に次のボトックスを注射することでよりしわのない状態を維持しやすくなります。 ただし、無表情でもできているしわはボトックスでは改善できないため、ヒアルロン酸注入をおすすめします。
まとめ
バニーラインは笑った時や目を細めて遠くを見ようとしたときなど、鼻の付け根にある鼻根筋が収縮することで皮膚が寄りしわとなって現れます。 バニーラインにはボトックスによる筋肉の収縮を抑える施術が効果的です。 施術後は揉まないことや温めないことなど、注意すべきことがあり、3ヶ月〜半年ほど効果が持続するため、完全に切れてしまう前に次の施術を受けることが、より効果を維持するためには大事です。