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鼻の下を目立たせないスキンケア術|人中が長く見える印象をやわらげる方法

鼻の下を目立たせないスキンケア術|人中が長く見える印象をやわらげる方法

この記事を読んでわかること

  • 鼻の下が長く見える原因には、乾燥やうぶ毛、日焼けなどの肌トラブルと、骨格や唇の厚みといった構造の影響があります。まずは自分のタイプを知ることが大切です。
  • 朝は洗いすぎずにうるおいを守り、夜はやさしく汚れを落としてしっかり保湿。日中はマスクによる摩擦や口呼吸の乾燥対策、紫外線ケアも欠かせません。
  • 鼻下を目立たせない工夫としては、化粧水・乳液・クリームを少量ずつ重ねて乾燥を防ぐこと、週1回ほどのうぶ毛ケア、鼻下までしっかり日焼け止めを塗ることがポイントです。
  • メイクでは薄づきベースでヨレを防ぎ、リップライナーで上唇を少し強調。ハイライトを唇の山にのせると自然にバランスが整います。美容医療も選択肢に。

鼻の下が長く見えると、顔全体のバランスに影響しやすく、年齢以上に疲れて見えることもあります。
実はこの印象には、乾燥やうぶ毛といった肌要因から、骨格や唇のボリュームなどのバランス要因まで複数の理由が関係しています。このコラムでは「鼻の下を目立たせないスキンケア」を中心に、毎日のセルフケアからメイクの工夫、必要に応じた美容医療まで、幅広い選択肢をご紹介します。

鼻の下が目立つのはなぜ?セルフチェックで原因を知る

鼻の下が目立つのはなぜ?セルフチェックで原因を知る

鼻の下が長く見えるのには、乾燥やうぶ毛といった肌要因から、唇の厚みや顔のバランスといった構造要因までさまざまな理由があります。まずは自分の原因を知り、どこまでスキンケアで目立たせない工夫ができるかを見極めていきましょう。

摩擦・乾燥・うぶ毛・日焼けなどの肌要因

鼻の下の長さを際立たせてしまう要因のひとつに「肌のコンディション」があります。
肌の乾燥による粉ふきや皮脂によるテカリ、毛穴の開きやうぶ毛の影は、光の加減によって鼻の下を強調してしまうことがあります。
特に鼻の下は皮膚が薄くデリケートなため、摩擦を避けつつ保湿や紫外線対策を丁寧に行うことが重要です。

「人中が長く見える」顔のバランス要因とは

「人中が長く見える」と感じる背景には、骨格や口元のバランスも関わっています。
生まれつきの骨格要素に加え、加齢によって上唇のボリュームが減少したり、口周りの筋肉が緩んだりすることで、鼻の下が長く見える印象につながることもあります。
このようなバランス要因は、スキンケアだけで大きく変えることは難しいですが、肌トラブルを抑えて印象をやわらげるケアを行うことは有効です。

スキンケアで改善できる場合/美容医療を検討すべき場合

鼻の下の印象が「乾燥」「うぶ毛」「毛穴」など肌要因に左右されている場合は、日々のスキンケアで目立たせない工夫が十分に役立ちます。
一方で、上唇の厚みや骨格による「人中が長く見える」印象が強い場合は、メイクや美容医療の選択肢を検討することで、より効果的な改善が可能なこともあります。
まずはセルフケアで改善できる部分と、専門的なアプローチが必要な部分を見極めることが大切です。

今日からできる 鼻の下を目立たせないスキンケアルーティン

今日からできる 鼻の下を目立たせないスキンケアルーティン

毎日のスキンケア習慣は、鼻の下をすっきり見せる第一歩です。朝は洗いすぎずにうるおいを守り、夜はやさしく落として眠る前に保護するのが基本。ここでは、人中が長く見える印象を和らげるための朝夜ルーティンをご紹介します。

朝ケア 洗いすぎずうるおいを守る

鼻の下を目立たせないためのスキンケアは、朝の洗顔から始まります。
洗浄力の強い洗顔料を毎朝使うと、デリケートな鼻下の皮膚が乾燥しやすくなり、粉ふきや赤みが強調されてしまうことがあります。
朝はぬるま湯でやさしくすすぐ程度にし、化粧水を軽くのせてから、べたつかない保湿剤を薄く重ねるのがおすすめです。

これにより皮脂バランスを整え、日中の化粧崩れやテカリを防ぎやすくなります。

夜ケア やさしく落として寝る前に保護

夜はメイクや日中の汚れをしっかり落とすことが大切ですが、ここでも摩擦は避けたいポイントです。
クレンジングはオイルやジェルなど、肌質に合ったタイプを選び、指先でやさしくなじませましょう。洗顔の際も摩擦は厳禁。たっぷりの濃密な泡を作ったら、泡で肌を押さえるようにして優しく洗顔しましょう。
洗顔後は化粧水でうるおいを補い、保湿力の高いクリームやバームで口周りを包み込むように仕上げると、睡眠中の乾燥を防げます。
とくに「人中が長く見える」印象が気になる方は、上唇から鼻下にかけて保護を意識すると、影やくすみを和らげやすくなります。

日中ケア マスク摩擦・口呼吸による乾燥対策

日中は、外的刺激や空気の影響などを受けやすくなるため、日中のケアも忘れずに取り入れたいポイントです。
マスク生活では、素材やサイズによって鼻下が擦れ、赤みや色ムラの原因になることがあります。柔らかい素材のマスクや、内側にガーゼを挟む工夫で摩擦を軽減できます。

また、口呼吸のクセがあると鼻下の乾燥が進みやすくなります。これは、冷たく乾いた空気が直接当たりやすく、水分が蒸発してしまうためです。
そのため、こまめに保湿ミストやリップバームを取り入れ、鼻呼吸を意識することで、人中が長く見える印象をスキンケアで目立たせないサポートになります。

人中が長く見えるのをスキンケアで目立たせない工夫

人中が長く見えるのをスキンケアで目立たせない工夫

肌トラブルや影が原因で、人中が実際より長く見えてしまうことがあります。保湿やうぶ毛ケア、美容液やパックの取り入れ方を工夫すれば、口元の印象はぐっと明るく。日常のスキンケアでできる「目立たせない工夫」を見ていきましょう。

乾燥・粉ふきを防ぐための重ね方

鼻の下は皮膚が薄く皮脂腺も少ないため乾燥しやすい部位です。粉ふきやカサつきが「人中を長く見せる影」につながることがあります。
これを解消するには、化粧水で水分を与えたあと、乳液やクリームを少量ずつ重ねることで、うるおいを閉じ込めながらベタつきを防げます。
リップバームを鼻下まで薄く伸ばすのも、口元全体の保湿に効果的です。

うぶ毛処理とアフターケアで影をやわらげる

鼻の下のうぶ毛は、光の加減で影になりやすく、人中が長く見える原因のひとつです。
剃る前に肌を十分に湿らせ、処理後はバームや乳液で保護するのが基本。連日の剃り直しは避け、週1回程度を目安にすると肌負担を抑えられます。

紫外線ケアで口元の色ムラと影を防ぐ

紫外線によるダメージは、口元のハリや色ムラに直結します。
鼻下は日焼け止めを塗り残しやすい部位のため、SPF30以上のUVクリームを唇の際まで丁寧に塗布するのがポイントです。
日中の塗り直しやUVリップの併用で、口元全体を一体的に守ると「人中の影」が強調されにくくなります。

メイクで鼻の下の印象をカバーする方法

メイクで鼻の下の印象をカバーする方法

スキンケアで整えた肌にひと工夫を加えると、メイクだけでも鼻の下の印象は大きく変わります。ベースづくりからリップライナーやハイライトの使い方、光の当て方まで、日常に取り入れやすいテクニックをまとめました。

ベースづくり 薄く少量でヨレを防ぐ

スキンケアでしっかり保湿していても、ベースメイクが厚塗りになるとヨレや粉ふきが強調され、鼻の下が目立ちやすくなります。
ファンデーションは薄く少量を意識し、気になる部分だけコンシーラーでカバーしましょう。肌色より少し明るめのコンシーラーをピンポイントに使うと、色ムラや影を自然にぼかせます。

リップライナーやハイライトで縦比率をやわらげる

「人中が長く見える」印象をメイクで目立たせないコツは、上唇の輪郭と光の使い方です。
リップライナーで上唇の山を少し強調するように描き足すと、口元全体が引き締まって見えます。オーバー目に輪郭を取ると、鼻との距離が縮んだように錯覚させることができるため、人中の長さにお悩みの方はぜひ取り入れたいテクニックです。

また、ハイライトをキューピッドボウ(上唇の山)に細く入れると唇が立体的に見え、鼻下との距離感を自然に短く感じさせます。
パール系が強いものより、マット寄りのハイライトを少量のせると日常メイクになじみやすいです。

光の当て方で「人中の影」を目立たせない

写真やオンライン会議では、光の方向によって鼻の下が長く見えやすくなります。
下からの光は影を強調してしまうため、顔の正面やや上から光が当たる位置を意識すると自然な印象になります。
メイクと合わせて照明やカメラ角度を工夫することで、「鼻の下が目立たない」印象をサポートできます。

スキンケアで足りないときの美容医療という選択肢

スキンケアで足りないときの美容医療という選択肢

セルフケアで改善しきれない「人中の長さ」の悩みには、美容医療という選択肢もあります。上唇ヒアルロン酸やボトックス、糸リフトなど、それぞれの方法の特徴や注意点を知っておくことで、自分に合うアプローチを検討しやすくなります。

上唇ヒアルロン酸でボリュームを補う方法

スキンケアでは改善しにくい「人中が長く見える」印象に対して、よく知られている方法のひとつが上唇へのヒアルロン酸注入です。

上唇に自然な厚みを与えることで、鼻の下と唇の距離感がバランスよく見え、結果的に鼻の下が短く感じられることがあります。

症例概要

総額207,900円(税込)
施術回数3本
部位法令線 鼻筋 唇
年代20代女性

症例No.11014
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。

リスク
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

施術は短時間で行えることが多く、効果の持続は半年〜1年程度が目安とされます。ただし、仕上がりや持続期間には個人差があるため、カウンセリングでよく確認することが大切です。

ボトックス注射など他のアプローチ

鼻の下の印象に関わるのは唇の厚みだけではありません。
表情筋の動きを調整するボトックス注射も、選択肢として挙げられる場合があります。
ボトックス注射は筋肉の働きを弱めるため、打つ場所や量を誤ると逆に人中が長く見える印象を強めることもあります。一方で、適切に調整すれば上唇の動きを整え、鼻の下を短く感じさせるサポートになることもあります。
ただし、医師の経験や技術力を必要とするため、医師による診断を受け、自分に合うかどうかを見極めることが重要です。

メリット・注意点・費用の目安

美容医療の大きなメリットは、スキンケアやメイクより早い変化を実感できることにあります。
一方で、腫れ・赤み・内出血など一時的な副作用が出る可能性もあり、施術後は数日のダウンタイムを伴う場合があります。

費用は施術内容やクリニックによって幅がありますが、上唇のヒアルロン酸であれば数万円程度からが一般的な目安とされています。椿クリニックでは、1本77,000円でご用意しております。

納得して施術を受けるためにも、事前に効果・リスク・費用の見積もりを確認し、信頼できる医師に相談することが安心につながります。

まとめ

鼻の下が目立つ原因は、乾燥やうぶ毛といった肌要因から、顔のバランスや加齢による変化までさまざまです。日々のスキンケアやメイクの工夫で印象を和らげることは十分に可能ですし、それでも気になる場合には美容医療という選択肢もあります。大切なのは、自分の悩みに合った方法を見極めて取り入れること。無理のないケアを積み重ねて、笑顔に自信を持てる口元を目指しましょう。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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