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これってゼオスキン失敗?椿クリニックの専門家があなたの疑問に答えます

これってゼオスキン失敗?椿クリニックの専門家があなたの疑問に答えます

この記事を読んでわかること

  • ゼオスキンのセラピューティックプログラムを使用すると起こる皮むけやニキビは、正常反応の一部です。耐久期を経て肌の改善が進んでいきます。
  • 脂性肌の人やセラピューティックプログラムを使用したことがある人(耐性がついている人)などは皮むけはしにくくなります。

ゼオスキンの副反応に関する話題は、多くの人が不安に感じる部分ではないでしょうか。ネットやSNSなどで「失敗」という言葉を目にすると、さらに心配になってしまうのも無理はありません。しかし、ゼオスキンの「失敗」とは具体的にどのような状態を指すのでしょうか?また、本当に「失敗」と言えるケースはどれほどあるのでしょうか?この記事では、ゼオスキンの副反応や結果の見え方について詳しく解説し、その不安を解消していきます。

ゼオスキン失敗?あなたの肌に本当に合ってる?

ゼオスキン失敗?あなたの肌に本当に合ってる?

ゼオスキンを使用すると皮むけしたり、赤みが出たりと様々な反応が現れます。でも、皮むけしないし、ニキビがいっぱいできたなどのいわゆる「ゼオスキンに失敗した」という声もネットでは見かけます。ではなぜ失敗したと感じるのか、詳しく解説していきます。

ニキビができた

ゼオスキンを使用して、今までなかったニキビがたくさんできたという声があります。
ゼオスキンの特にセラピューティックプログラム(治療プログラム)では、開始してすぐは古い角質が剥がれていく反応期です。一時的に肌の中にあったニキビなどの排出物が出てくることがあります。これはトレチノインの排出作用によって起きる正常な反応で、この経過を経て、耐久期という肌にハリが出てくる次のステップへ移っていきます。

トレチノイン

外用薬では塗布部位の痒み、紅斑、熱感、皮むけが起こりやすく[2]、第三世代の合成レチノイドであるアダパレン(商品名ディフェリン)では受容体への選択性によって、使用中止につながりやすいこの副作用を改良している[3]。

引用:Wikipedia

皮むけしなかった

ゼオスキンは皮むけするものという認識が大きいですが、皮むけしないプログラムもあります。脂性肌の人やセラピューティックプログラムを使用したことがある人(耐性がついている人)なども皮むけはしにくくなります。また、皮むけする原因としては、ビタミンAが大きく関係しています。ビタミンAの濃度が濃くなればそれだけ皮むけをする可能性も大きくなります。

アレルギー症状が出た

ゼオスキンプログラムで使用するARナイトリペア、スキンブライセラム0.25、スキンブライセラム0.5は、ナッツアレルギーの方は使用できません。また、ミラミン・ミラミックスに配合されている「ハイドロキノン」はアレルギーを起こす可能性のある漂白剤です。椿クリニックは、アレルギー反応の有無を確認するために、まずは1週間トレチノインを使用せずにミラミンのみを使用してもらうようにお伝えしています。

ヒドロキノン

アレルギー性の接触性皮膚炎を起こすことがある[3]。「化粧品の安全性評価に関する指針2001」などに準拠して試験し、ハイドロキノンには一次刺激性があり、安定型ハイドロキノンには一次刺激性はない[7]。

引用:Wikipedia

色素沈着やしみができた

色素沈着やしみができる原因としては、皮むけしている肌に何らかの刺激が加わったこと、ハイドロキノンを含んでいる製品を使用している時に強い紫外線を浴びたことが考えられます。
皮むけしている肌は様々な刺激を受けやすい状態になっています。また、ハイドロキノンが紫外線を吸収しやすい性質を持っているため、紫外線の影響を受けやすくなります。そのため、紫外線対策の徹底や、タオルなどの摩擦による刺激を低減することが大事です。ゼオスキン使用中は必ず日焼け止めを塗ること、ハイドロキノンを含む商品の使用は夜のみにすること、タオルで顔を拭く際は優しく抑え拭きすることを心がけましょう。

長期使用によるハイドロキノンの影響

ハイドロキノンを含む製品を使用する際は、肌への負担が大きいため、最長5か月間の使用にとどめ、その後2〜3か月はハイドロキノンを含む製品の使用は控えましょう。

ハイドロキノンはメラノサイト(メラニンを生成する細胞)に働きかけ色素沈着やしみを改善しますが、長期使用により一部のメラノサイトがハイドロキノンに対して耐性を持つことがあります。耐性を持ったメラノサイトはハイドロキノンの作用に反応してメラニンの生成を活発化させることがあります。この過程でハイドロキノンが正常な部位のメラニン生成を抑制する一方、耐性を持ったメラノサイトがメラニンを過剰生成するため色素沈着やしみが悪化することにつながります。ハイドロキノンを長期間連続使用することは時に色素沈着やしみの悪化を引き起こす可能性があることも覚えておきましょう。ゼオスキンヘルス製品の中では、ミラミン、ミラミックスに含まれています。

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引用:ゼオスキンヘルス日本正規総代理店、キュテラ株式会社WEBサイト

参考:Wikipedia – ヒドロキノン(ハイドロキノン)

ゼオスキンの使用でよくある失敗例とその対策

ゼオスキンの使用でよくある失敗例とその対策

失敗例を知った上で、その対策を理解することが大切です。ここでは、具体的な対処法を紹介しますので、同じ悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

皮むけしない場合の対処法

皮むけが起こらないと感じたら、使用量や頻度、ビタミンA配合製品のビタミンA濃度を見直してみましょう。
ただし、ゼオスキン製品の使用で必ずしも皮むけを起こすことが大事であるとは限りません。脂性肌の人は皮むけを起こさないこともありますし、皮むけが起こっていなくても肌改善の効果がしっかりと出ている場合もあります。
ゼオスキン製品の特にビタミンAが高濃度で配合された製品は、自己判断で量を増やすのは危険ですので、必ず医師に相談して適切なアドバイスをもらいましょう。

ニキビが悪化した場合のケア方法

ニキビが増えた場合でも、慌てずに丁寧なスキンケアを続けることが大切です。
洗顔は優しく行い、保湿もしっかりと行いましょう。ニキビができたからと言って過剰に洗顔を行うことは、ニキビをさらに悪化させてしまいます。また、摩擦によって肌のくすみや肌荒れなども併発する可能性があります。
ニキビが増えたときは、肌が綺麗な方向に向かっている好転反応でもあるため、しっかりと保湿し、自己判断でニキビを潰さないように気をつけましょう。
必要であれば、医師に相談して治療プランを調整してもらうことも検討してください。

色素沈着を防ぐための注意点

色素沈着が起こる原因は、紫外線対策が不十分だったり肌を強く摩擦してしまったりすることです。
ゼオスキン使用中は一時的にバリア機能が低下し肌が敏感になっていますので、日焼け止めをこまめに塗り直し、帽子や日傘で紫外線を防ぎましょう。また、ゼオスキンによる治療期間中はレジャーやスポーツなど、屋外での活動をできるだけ控えるといいでしょう。
屋外での活動が多い人は、紫外線が弱まる冬の季節に治療を行うことをおすすめします。

ゼオスキンが引き起こす肌トラブルの原因とは?

ゼオスキンが引き起こす肌トラブルの原因とは?

ゼオスキンのプログラムによっては皮むけするものもあります。ではなぜ皮むけするのか解説していきます。

ビタミンAによる反応で皮むけする理由

ビタミンAは、肌の細胞を活性化し、新陳代謝を促進する成分です。これにより、肌が新しく生まれ変わるサイクルが早まります。この過程で、古い角質やダメージを受けた細胞が表面から剥がれ落ちるため、皮むけが起こります。

  1. 新陳代謝の促進・・・ビタミンAは肌細胞の再生を早めてくれます。そのため、通常より速いペースで新しい細胞が生まれ、古い細胞が押し出されます。
  2. 古い角質の排出・・・肌に溜まっていた古い角質や不要な細胞が表面に現れ、自然に剥がれ落ちます。
  3. 肌の生まれ変わり・・・これらのプロセスを通じて、より健康的で美しく、明るい肌が現れます。

ゼオスキンは様々な肌タイプに対応するため、低濃度のビタミンA商品(デイリーPDやRCクリーム)から高濃度ビタミンA商品(スキンブライセラムなど)まであります。
低濃度のビタミンA商品に使われているパルミチン酸レチノールは、パルミチン酸がビタミンAの作用を緩和してくれるため、皮むけの起こりにくい商品になっています。また、パルミチン酸は人の皮脂にも存在しており、脂性肌の人は皮脂が同じように働くため、皮むけを起こしにくくなります。

ビタミンA (Vitamin A) とは、物質としては一般にレチノール(Retinol、アルコール体)を指し[1][2]、ビタミンA1としても知られる。

日本で医薬部外品として化粧品に配合されたレチノールのシワ改善作用の効能表示が承認されているが[5]、皮膚刺激性と物質としての不安定な性質は問題視されている[6][7]。

引用:Wikipedia – ビタミンA

参考:パルミチン酸レチノール – 化粧品成分オンラインより

パルミチン酸は細胞膜を作り、皮脂として分泌し、栄養の体内循環に必須で、人体においてもっとも豊富な脂肪であり、脂肪酸全体の20-30%を占める[4]。ヒトの皮膚から採取した汗腺や皮脂腺からの分泌物の脂肪酸の構成成分として、パルミチン酸が30-40%ともっとも多く含まれていた[5]。

引用:Wikipedia – パルミチン酸

ビタミンAが含まれるゼオスキン製品の特徴

ゼオスキンの商品はビタミンAの濃度で選択できます。自分の肌悩みや肌質に適したものでカスタマイズしましょう。

ビタミンAが含まれるゼオスキン製品の特徴

ゼオスキントラブルを避けるための正しい使用方法

ゼオスキントラブルを避けるための正しい使用方法

ゼオスキンで失敗したと感じる原因について解説してきましたが、ゼオスキンでのトラブルを避けるために必要なことをお話していきます。

クリニックで診察を受ける

ゼオスキン商品は、医療機関専売品です。肌を美しく改善するために有効な成分を高濃度で含んでいるため、クリニックでの診察を受けて購入・使用できる商品です。ネットやフリマアプリなどで出回っている商品を購入し自己判断で使用することが、肌トラブルにつながります。

事前の経過把握~セラピューティックによる肌の変化~

セラピューティックプログラムは高濃度ハイドロキノンとトレチノイン(ビタミンA)を使用した治療になります。

  • 反応期
    古い角質が剥離(開始から4~6週)この時期に皮むけが起こります
  • 耐久期
    肌に耐性、抵抗力がつき肌にハリが出てきます
    (反応期が終わった後の4~6週)
  • 完成期
    肌のトラブルが改善し、美しく健やかな肌へ
    (耐久期が終わった後の4~6週)
セラピューティックによる肌の変化

ゼオスキンプログラムを開始する前に、経過を把握しておきましょう。
皮むけが気になる方にはRCクリーム(バリア機能をサポートし、潤いを高め、滑らかな肌へ導く美容クリーム)がおすすめです。また、皮むけでごわつく肌には、肌状態により要相談となりますが、エクスフォリエーティングポリッシュ(ゼオスキンのスクラブ洗顔)もおすすめです。

自分に合ったプログラムの選択

肌が弱い方や、皮むけなどの副反応が気になる方は基本コースがおすすめです。
また、皮むけは気になるけど、セラピューティックコースでしっかりとケアしていきたいという方は、基本コースで肌をビタミンAに慣れさせてからセラピューティックコースに移るのもおすすめです。

自己判断しない

皮むけしないからとトレチノインの量を増やしたり、ニキビができたからとニキビ治療薬を使ったりしないようにしましょう。
不安なことや、気になることがある場合には医師に相談するようにしてください。ゼオスキンは1人1人の肌に合わせてカスタマイズできるため、自己判断で使用をストップしたり、量を増やしたりしないようにしましょう。

ゼオスキンを試したいあなたに、椿クリニックのサポート体制

ゼオスキンを試したいあなたに、椿クリニックのサポート体制

椿クリニックのゼオスキン治療とは?

しっかりと効果を出していく、トレチノイン製剤を用いたセラピューティックプログラム

洗顔

  • ジェントルクレンザー
  • ハイドレーティングクレンザー
  • エクスフォリエーティングクレンザー
    各 6,160円(税込)

化粧水

  • バランサートナー
    7,040円(税込)

透明感ケア

  • ミラミン
    14,800円 (税込)

エイジングケア

  • ミラミックス
    13,640 円(税込)

導入

  • RCクリーム
    15,400 円(税込)

日焼け止め

  • サンスクリーンプラスプライマー
    8,360円(税込)
  • BSサンスクリーン
    12,320円(税込)

6本セット
65,400円(税込)→初回30%OFF45,780円(税込)
サンスクリーンプラスプライマーを選択した場合の価格です。
トレチノイン代金として別途 19,800 円 (12週分)〜 29,700 円 (18 週分)が必要です。

副反応をできるだけ避けたい方への化粧品のみの販売の基本プログラム

洗顔

  • ジェントルクレンザー
  • ハイドレーティングクレンザー
  • エクスフォリエーティングクレンザー
    各 6,160円(税込)

角質ケア

  • エクスフォリエーティングポリッシュ
    15,400円(税込)

化粧水

  • バランサートナー
    7,040円(税込)

ビタミンA導入

  • RCクリーム
    15,400円(税込)
  • デイリーPD
    21,780円(税込)

日焼け止め

  • サンスクリーン
    プラスプライマー
    8,360円(税込)
  • BSサンスクリーン
    12,320円(税込)

5本セット
52,360円(税込)→初回30%OFF36,652円(税込)
RCクリームとサンスクリーンプラスプライマーを選択した場合

ゼオスキン使用時のクリニックのサポート

椿クリニックでは、アフターケアまでサポートしています。
ご自宅に帰られてからも、ご不安なことや心配事はお電話でも受け付けております。ゼオスキンは副反応が大きく出る治療でもあるため、自己判断せずすぐにご相談ください。
また、商品のご購入後も、何かありましたら無料で診察をしております。赤みや皮むけなどご不安がありましたらいつでもご連絡ください。

椿クリニックの「関わる方すべてを笑顔に」の理念

  • 治療の痛みや不安をきちんと聞き取り、お一人お一人に合わせた施術を安心してお受けいただけるように配慮しています。
  • お電話を頂いた瞬間から、ご来院中、お帰りの瞬間まで、気持ち良くご安心していただけるように、電話の対応、実際に患者様に接する際のマナーや笑顔の教育に力を入れています。

まとめ

ゼオスキンによる肌トラブルは、誤った使用や個々の肌の状態によって生じることがありますが、ビタミンAの正常な反応による皮むけも含まれます。正しい使用方法を理解し、専門家の指導のもとで適切なケアを受けることでトラブルは回避できます。椿クリニックでは、個々の肌の状態や目的に合わせたゼオスキン治療とサポートを提供しています。ゼオスキンの治療を迷っている方は、まずは椿クリニックにご相談ください。

よくあるご質問

ゼオスキンでしみが濃くなることはある?

レチノールやトレチノインのビタミンAによる作用でターンオーバーが促進されると、奥にあったしみが表に上がってきます。その過程でしみが濃く見えることもあります。
また、ハイドロキノンが紫外線を吸収しやすい性質を持っているため、強い紫外線を浴びることでしみが濃くなる可能性もあります。

ゼオスキンは使い続けても大丈夫?

セラピューティックプログラムは個人差がありますが12~18週のプログラムと決まっています。基本コースは化粧品のみのコースになるため、期間の決まりはなく毎日使用していただいて大丈夫です。
セラピューティックプログラムで使用するミラミンにハイドロキノンが配合されていることも関係しており、最大18週のプログラムとなっています。

ゼオスキンの皮むけのピークはいつ?

セラピューティックプログラムによる皮むけは開始後4~6週間の反応期に起こります。中でも開始後2~3週間の間が最も皮むけが激しくなる期間となることが多いです。
皮むけの起こる反応期を経て肌に耐性や抵抗力がつく耐久期に入ると、肌にハリが見え始めます。

ゼオスキンは保湿しないほうがいいですか?

ゼオスキンの使用中に保湿をするかしないかは個々の肌状態と製品の指示によります。セラピューティックプログラム中は乾燥しやすく皮むけが起こりやすい状態になりますが、角質の水分保持力を底上げする為に必要なステップでもあるため自己判断せず医師に相談することをお勧めします。

ゼオスキンは使えない人はいますか?

ゼオスキンを使えない方は、特定の肌状態や疾患のある方・アレルギーがある方、また妊娠·授乳中の方もホルモンバランスの変化により肌が敏感なためお控え頂いた方が安心ですが、妊娠·授乳中の方が使用される場合は処方薬のトレチノイン、Wテクスチャーリペア、スキンプブライセラム0.25、スキンブライセラム0.5のご使用はお控えいただいております。

ゼオスキンは1ヶ月で効果が出る?

ゼオスキンの効果は使用する製品やプログラムにより異なります。セラピューティックの場合4は~6週目が反応期で肌の生まれ変わりの期間になります。肌の改善が完了するまでにはあと8〜12週ほど必要です。

ゼオスキンはどのくらいで綺麗になりますか?

ゼオスキンの効果は使用する製品やプログラムにより異なります。ニキビ・シミ・肌の張り・毛穴の開きなどに短期間で大きな効果をもたらす治療プログラムのセラピューティックの場合、肌が綺麗に再生するまで12〜18週の期間が必要です。

「ゼオスキンヘルス」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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