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ヒアルロン酸だけじゃない!笑ったときのほうれい線に効く美容治療まとめ

ヒアルロン酸だけじゃない!笑ったときのほうれい線に効く美容治療まとめ

この記事を読んでわかること

  • 加齢でコラーゲンやエラスチンが減少し、表情筋の衰えも加わると皮膚がたるみ、笑ったときにほうれい線が目立ちやすくなります。
  • ヒアルロン酸注入は表情が動かなくても残るシワに効果的で、ほうれい線の溝を持ち上げ平らにするように注入することでほうれい線が目立たなくなります。適量や注入部位を見極める医師の技術が自然な仕上がりに重要です。
  • 医療ハイフや脂肪溶解注射、ボトックス注射で皮膚・脂肪・筋肉に働きかけ、笑ったときのほうれい線を多角的に改善する治療法も有効です。
  • 治療後も保湿や紫外線対策を徹底することで、仕上がりの美しさと持続力が向上します。信頼できる医師の診察と治療選びも鍵です。

笑ったときにくっきり浮かび上がるほうれい線。年齢や乾燥、表情の癖が重なることで濃くなりやすいほうれい線、気づけば笑顔に自信が持てなくなることも。
このコラムでは、ヒアルロン酸注入だけでなく、ボトックス注射や医療ハイフ、脂肪溶解注射など、笑った時のほうれい線をより自然に改善する、表情が動いたときに濃くなるタイプのほうれい線に効果的な美容施術をまとめてご紹介します。自分に合った方法で、自然な笑顔を取り戻しましょう。

なぜ笑ったときにほうれい線が目立ってしまうのか?

笑った時にほうれい線が目立ってしまう原因は、皮膚のたるみや日常生活で受けるダメージなどが関係しています。

年齢による皮膚のたるみと筋肉の衰え

皮膚は真皮層のコラーゲンやエラスチン、引き締まった表情筋などによって支えられています。しかし、年齢を重ねることでハリや弾力が低下し、表情筋などの筋肉が緩むことでたるみが生まれます。
皮膚は、肌の表面から順に「真皮層のコラーゲンやエラスチン」「脂肪」「筋膜」「骨」によって支えられています。

コラーゲンやエラスチンは、20代後半をピークに減少や劣化することでハリが低下していきます。また、加齢とともに脂肪が減少し、筋膜が緩むことで皮膚を支えきれなくなります。さらに年齢を重ねると、骨密度が低下し骨の萎縮が始まることで皮膚を支える土台としての機能が低下します。骨密度の低下は、閉経後の50代頃から進行しやすくなると言われています。
これが年齢を重ねるごとに皮膚のたるみが強くなっていく原因で、さらに紫外線や乱れた生活習慣などもたるみを加速させてしまう要因となります。
たるみが進行することで、ほうれい線上に乗る皮膚のたわみが増え、ほうれい線を濃くしてしまいます。

皮膚の弾力性や強度に役立っている。

引用:Wikipedia – コラーゲン

エラスチン(英: Elastin)は、弾性線維の構成要素となるタンパク質である。弾性線維はコラーゲン線維を支える役割を持つ線維である。

引用:Wikipedia – エラスチン

表情のクセによるシワのメカニズム

ほうれい線は、表情の癖によっても濃く見えてしまいます。例えば、よく笑う人や表情の豊かな人は、口元や頬に関係する筋肉である「大頬骨筋」「小頬骨筋」「笑筋」などが強く収縮しやすくなります。これにより、皮膚が繰り返し折りたたまれ、負担がかかりやすくなってしまいます。

若いころは皮膚に弾力があり、皮膚が折りたたまれてもシワとして定着することはあまりありませんが、年齢を重ねハリが失われてしまうと、折りたたまれた跡がシワとして定着しやすくなります。これが、笑った時のほうれい線を濃くしてしまう原因のひとつとなります。
表情の豊かさを保ちながら、ほうれい線を形成する表情筋の収縮を緩和させることが、ほうれい線の定着を予防するために重要です。

乾燥・紫外線など日常のダメージ蓄積

肌の乾燥や紫外線によるダメージも、肌の弾力やハリを低下させてしまい、ほうれい線が濃く定着してしまう原因となります。
紫外線を浴びることで肌の内部では活性酸素が発生します。この活性酸素が過剰に発生してしまうと、真皮層のコラーゲンやエラスチンを破壊してしまい、皮膚のたるみを引き起こしてしまいます。

また、肌の乾燥も角質層のキメを乱し、ハリの低下につながります。さらに、角質層が乾燥することでバリア機能が低下し、紫外線の影響を受けやすくなります。
シワやたるみのない肌を維持するためには、日頃から紫外線対策に気を使い、角質層が乾燥しないようにしっかりと保湿を行うことが重要です。

皮膚バリア機能を担う角質からなる構造は、角層、または角質層、または角質細胞層と呼ばれる。

引用:Wikipedia – 角質

ヒアルロン酸注射で“笑った時のほうれい線”は目立たなくなる?

ヒアルロン酸注射で“笑った時のほうれい線”は目立たなくなる?

シワ治療に使われるヒアルロン酸注射は、ほうれい線の治療にも適しているのでしょうか。笑った時にできるほうれい線に対してのヒアルロン酸注入の効果や使い方について解説します。

ヒアルロン酸が肌に与えるボリュームとハリ効果

ヒアルロン酸注入は、シワなどの溝ができてしまった部分を内側から持ち上げ、平らにすることでシワを目立たなくする治療です。

ほうれい線が刻まれ、表情が動いていない時でも溝ができてしまっているものに対して、ヒアルロン酸注入は適しています。ただし、肌にハリがあり表情が動いたときにのみほうれい線ができる場合は、ヒアルロン酸注入以外の施術を検討した方が良い場合もあります。

副作用・仕上がりへの不安とその対策

ヒアルロン酸注入による施術では、目に見える部位にアプローチするため、仕上がりの自然さがとても重要になります。

ヒアルロン酸注入による副作用は、内出血や腫れ、赤みなどが一時的に起こる可能性があります。これらはほとんどの場合、数日〜1週間ほどで落ち着きますが、体質や注入箇所によっては長引くこともあります。このような副作用をできるだけ小さく抑えるためには、血管の構造を熟知した、知識や技術のある医師による施術が欠かせません。

仕上がりに関する不安で多いのは「笑った時に顔が動かしにくい」「不自然にふくらんでしまう」といったケースです。これは、ヒアルロン酸の量や注入位置が適切でない場合に起こりがちです。自然な笑顔や顔の動きをキープしたい場合は、表情筋の動きを考慮しながら、適切な箇所に適切な量を注入できる技術が必要です。

技術力の高い医師による施術と、自分の希望をしっかり伝えられる環境が、後悔のないほうれい線治療のためには重要になります。

ヒアルロン酸以外に試せる笑った時にできるほうれい線治療

笑った時にできるほうれい線の治療には、ヒアルロン酸以外の治療が適している場合もあります。

医療ハイフで土台から引き上げる施術

笑った時にほうれい線ができる場合、頬から垂れてきた皮膚がほうれい線上に乗っかることが原因でできる場合があります。そんな時は、皮膚のたるみを土台から引き締めてくれる医療ハイフがおすすめです。

医療ハイフは、超音波による熱エネルギーを利用して、「真皮層」「脂肪層」「SMAS筋膜」にアプローチします。
真皮層では、熱エネルギーによって線維芽細胞が活性化されるため、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。これにより、真皮層のハリや弾力が回復し軽度のたるみが引き締められます。
脂肪層もほうれい線の形成に大きく関係していますが、多すぎる脂肪を医療ハイフによって減らすことで、ほうれい線上に乗る脂肪が軽減され、ほうれい線の緩和につながります。
真皮層よりも奥からたるみが進行している場合、SMAS筋膜を引き締めることで改善されることがあります。

医療ハイフは肌の奥深くからたるみを改善することができるため、笑った時にほうれい線に乗る皮膚を引き締めることで改善が可能です。

症例概要

総額
38,280円(税込)通常価格
施術回数
1回
部位
顔全体
年代
40代女性
リスク
火傷(極めて低頻度)、一時的な顔のしびれ(時間の経過と共に消失)
医師の解説
この患者様は、ほうれい線とお顔全体の下垂がお悩みでした。
お肌の脂肪は少なめでしたが、ほうれい線に影響する頬の部分にしっかり照射しお肌の引きあがりが実現したことでほうれい線が薄くなりました。

医療ハイフの詳細はこちら

脂肪溶解注射で脂肪量を調節して改善する方法

笑った時にできるほうれい線の原因のひとつに、ほうれい線の上の脂肪の多さが挙げられます。
脂肪溶解注射では、ほうれい線の上の脂肪を薬剤によって溶かし排出していきます。

「頬の脂肪を減らしたら将来皮膚が垂れてくるんじゃないの?」と心配な方もいるかと思いますが、皮膚が垂れてこないギリギリの量を見計らって施術を行います。また、ほうれい線のすぐ上の部分のみの施術で、頬上部の脂肪を減らすわけではないため、将来の皮膚のたるみを心配することなく、笑った時のほうれい線改善治療を受けていただけます。

脂肪溶解注射の詳細はこちら

ボトックス注射で表情筋を整えるアプローチ

笑った時にできるほうれい線の一番の原因として挙げられるのが、収縮の強い表情筋によるものではないでしょうか。
笑った時にできるほうれい線を形成する主な表情筋である、頬の「大頬骨筋」や「小頬骨筋」、口角を上げて笑う時に使われる「笑筋」などに、筋肉の収縮を弱めるボトックス注射を施術します。あくまでも、ほうれい線ができる原因である強い収縮を弱める程度に抑えるため、まったく笑えなくなるという事はなく、自然にほうれい線のできにくい表情に近づけることができます。
ただし、適切な注入量や注入部位を見極める力が必要なため、技術のある医師の元で施術を受けるようにしましょう。

ボトックス注射の詳細はこちら

自然な仕上がりに近づけるための施術の選び方

より自然なほうれい線改善を求める場合、自分に適した治療を選択することが重要になります。

自分の表情パターンに合った治療の見極め方

ほうれい線の目立ち方は、自分の表情パターンが大きく関係しています。
笑ったときに深く刻まれるほうれい線は、表情筋の使い方やクセによって個人差が大きく、そのパターンを理解せずに治療を選んでしまうと、思っていた仕上がりと違ってしまうこともあります。
口角を上げて笑ったときに深く刻まれるほうれい線は、筋肉の強い収縮が関係している可能性があり、ボトックス注射が適している可能性があります。
一方で、優しく微笑んだ時にもほうれい線が目立っている人は、頬に乗っかる脂肪が多い可能性があります。この場合は、まず脂肪溶解注射で様子を見るという手段もあります。
自分の表情のパターンや、どんなときにほうれい線が濃く見えるのかをしっかりと見極め治療を受けることが、ほうれい線改善の近道です。

ヒアルロン酸+ボトックス注射などの複合施術のメリット

笑った時にできるほうれい線が、表情を戻した時にもなかなか消えないシワとして残ってしまう場合、いくつかの治療を一緒に受けることで、より効果的に改善できることがあります。
例えば、笑った時にできるほうれい線が定着したシワになってしまった場合、ヒアルロン酸注入とボトックス注射の併用がおすすめです。
ボトックス注射で表情によるほうれい線を緩和した後、定着してしまったシワを滑らかにするためにヒアルロン酸を注入していきます。ボトックスのみではほうれい線が消えないとお悩みの方は、他の治療を組み合わせてみることをおすすめします。

セルフケアと施術の合わせ技で効果を高めよう

ほうれい線改善の治療を受けた後は、必ずセルフケアを意識して行うことが、効果の維持には重要です。

日々のスキンケアで保湿とハリをサポート

笑ったときに気になるほうれい線改善のため、美容医療での治療も選択肢のひとつですが、日々のスキンケアによる土台作りも欠かせません。特に保湿によって肌を潤すことは、ハリ感の維持に重要で、肌に刻まれたシワを和らげ、年齢を感じさせない肌づくりに大きく関わります。

乾燥した肌はほうれい線を深く見せる大きな原因となります。肌が乾いていると表情が動いたときに皮膚を柔軟に動かすことができず、笑ったときにできたほうれい線がくっきり刻まれてしまいます。これを防ぐためには、洗顔後すぐに化粧水によって水分を与え、その上からオイルやクリーム、乳液などを使用して蓋をする「水分保持+バリア形成」の基本をしっかり守ることが大切です。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿成分が豊富に含まれた化粧品を選ぶと、より肌を保湿しやすくなります。

スキンケアだけではシワやほうれい線を改善しにくいのと同じように、美容医療だけでは肌悩みを改善した状態を長期間維持することが難しくなります。例えば、ヒアルロン酸注入などの治療を受けた後も、しっかりと保湿とハリを意識したケアを続けることで、仕上がりの美しさや持続性に大きな差が出てきます。
日々の小さな積み重ねを大切にし、スキンケアを見直すことが、あなたの笑顔をもっと魅力的に見せるためには大事になります。

施術後のケアで自然な仕上がりをキープ

保湿ケアと同様に、美容医療の施術後に大事になるのが紫外線対策です。
紫外線は肌のハリや弾力を保つ成分を破壊してしまい、施術の効果を感じにくくしてしまうことがあります。
例えば、ボトックス注射やヒアルロン酸注入を受けたのに、思ったよりも効果が長続きしなかった、、という場合、施術後に強く浴びた紫外線が影響していることがあります。紫外線が施術の効果自体を半減させるわけではありませんが、土台となる肌の状態が悪いことが、効果が長続きしない原因となっている可能性があります。
土台である肌が、コラーゲンやエラスチンが破壊されハリがなく、シワが作られやすい状態であると、ヒアルロン酸を維持するのも難しくなるため、必ず紫外線対策は徹底するようにしましょう。
施術後のケアひとつで、効果の持続を高め、より理想とする肌状態に導くことが可能になります。

笑顔に自信が持てる施術を受けるためのクリニック選び

笑った時のほうれい線が改善され、自分の笑顔に自信が持てるように、施術を受けるクリニック選びは慎重に行うことをおすすめします。

初回カウンセリングでの見極めポイント

初回のカウンセリングでは、自分のほうれい線の原因をしっかりと見極めてもらうことが大事になります。最も適した治療を受けることが、ほうれい線改善のための近道です。
カウンセリングの際には、必ず医師に肌状態を確認してもらうようにしましょう。自分では適していると思っている治療でも、医師にしっかりと肌を確認してもらうことで別の治療が適していると判断されることもあります。
しっかりと適切な治療を提案してもらうには、治療経験の長い医師や、様々な人のほうれい線を見てきた医師などを選ぶようにしましょう。ホームページなどに医師の履歴が詳しく書かれていると安心です。

椿クリニックが選ばれる理由と安心感

椿クリニックは、無料のカウンセリングをご用意しており、必ず医師の診察にて治療を決定するように徹底しています。
例えば、クリニックのスタッフのみとカウンセリングを行い、その場で治療を決め施術を受けたとして、思っていた結果にならなかった場合、受けた治療が間違っていたり、提案された治療が適切でなかったりします。

その場合、治療をやり直さないといけなくなったり、余計な費用がかさんでしまったりと、お客様への負担が大きくなってしまいます。
そうならないために、椿クリニックでは必ず医師の診察を通して、最も適した治療を提案させていただき、お客様に納得していただいたうえで治療を進めていきます。
より安心して施術を受けていただけるように、初めて美容医療を受ける方にもわかりやすく説明や案内を行うことが、信頼感につながっており、多くの方に選ばれる理由にもなっています。

まとめ

笑った時にできるほうれい線の改善には、ヒアルロン酸もいいですが、より自然な変化を求める方には、ボトックス注射や脂肪溶解注射、医療ハイフなどが適している場合もあります。
笑った時にできるほうれい線を改善するためには、美容医療に頼りきりではなく、セルフケアによって肌の保水力を高めたり、紫外線によるダメージから肌を守るケアを併用することが重要です。

椿クリニックでは、お客様の肌質や悩みに合わせた治療をご提案しています。ほうれい線にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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