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足の甲の毛は処理すべき?医療脱毛をおすすめする理由

足の甲の毛は処理すべき?医療脱毛をおすすめする理由
足の甲や指の毛は意外と目立ちます。

今や男性も女性も毛の処理は当たり前になってきている時代。素足のときやサンダルを履く季節になると「処理し忘れていた…」「毛があるとどう思われるだろう」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
・足の甲の毛の悩み
・自己処理や医療脱毛の比較
・おすすめの処理方法
について解説していきます。

足の甲の毛の悩みとは?

靴下や靴を履いていると足の甲は見えませんが、お風呂に入ったあとや夏の期間は素足で過ごすという人は多いのではないでしょうか。案外、足元はふとした瞬間に視界に入るもの。足の甲の毛は他人にどんな印象を与えるのでしょうか。

足の甲の毛が気になる理由

足の甲や指といった部位には太い毛が生えやすいです。毛量は多くなくても、その分濃い毛が目立ち、気になりやすいと考えられます。一度気になり始めると、そこばかりに目がいってしまうことも。

他人はどう感じているの?

男性ホルモンの関係で女性より男性の方が毛深い場合もあるとはいえ、足の甲に無造作に毛が生えていると、清潔感がないと思われてしまう可能性はあります。女性からすると、「そんなところにも生えるんだ!?」と思うこともあるかもしれません。
また、男性より女性の方が毛深くないというイメージを持っている人の場合、足の甲の毛を処理していない女性にびっくりしてしまうかも。できるだけ恥ずかしい思いをするのは避けたいですよね。

なぜ足の甲の毛は生えるの?

色んな説がありますが、足の甲に毛が生えるのは外部の刺激から肌を守り、保温するためという説が有力と考えられています。毛の濃さは人それぞれですが、一般的に手のひらや足の裏を除く全身に体毛が生えています。これらは肌を保護したり保温する役割を果たしています。そのため、足の甲も同じような理由で生えていると考えられるわけです。

毛の成長サイクルの概要

体毛は成長期・退行期・休止期と3段階の成長サイクルで進んでいます。今生えている毛は成長期か退行期で、見えてはいませんがこれからまた毛が生えてくる休止期の毛穴も存在しています。まつげや髪の毛などが勝手に抜けていくのは、成長期を終えた毛が休止期に入り生え変わっていくためです。

遺伝やホルモンの影響

体毛の濃さは遺伝やホルモンの影響を多く受けています。メカニズムは解明されていませんが、祖父母や両親といった身近な親族に毛深い人がいると子どもや孫に遺伝する可能性があります。
また、後天的にホルモンバランスの乱れから毛深くなる場合もあります。男性ホルモンは毛を増やす働きがあるため、女性でも男性ホルモンが増えると毛深くなることもあります。
女性ホルモンが減少することで、相対的に男性ホルモンが増えてしまうため、ホルモンバランスを崩さないよう心がけると良いでしょう。

生活習慣や健康状態との関係

不規則な生活や睡眠不足などによって生活習慣が乱れていると、ストレスが溜まってホルモンバランスが崩れやすくなります。ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンの割合が多くなると、毛の濃さにも影響することがあります。生活習慣を整え、健康的な身体と精神で日々を過ごせるように目指しましょう。

自己処理のメリット・デメリット

ムダ毛の自己処理は、自分で手軽にできる点がメリットです。しかし、埋没毛・毛嚢炎や乾燥による肌荒れといったトラブルが起きやすい点がデメリットといえます。
「足の甲くらいの範囲なら…」と自己処理をしてみて、上記のようなトラブルを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。自己処理方法の比較や注意点などを詳しくみていきましょう。

自宅でできる主な処理方法

剃刀や毛抜き以外にも処理方法はいくつかあります。それぞれのメリットやデメリットを表にしてみました。

メリットデメリット
剃刀やシェーバー・手軽
・時短
・費用が安い
・刃で怪我する可能性あり
・肌が乾燥しやすい
・毛が生えてくるとチクチクしやすい
毛抜き・毛根から抜きやすいため、次に毛が生えてくるまで時間がかかる
・費用が安い
・広範囲を抜くには時間がかかる
・埋没毛や毛嚢炎のリスクあり
・毛が目立ちやすくなることがある
脱毛ワックス・ワックスを塗った箇所にシートをかぶせてはがすと、毛根から除去できる
・ある程度まとめて毛を抜くことができる
・脱毛するためにはある程度の長さの毛の必要がある
・はがすときの痛みを強く感じる場合がある
・赤みがでやすい
・処理後に適切なケアを行わないと埋没毛のリスクあり
除毛クリーム・毛を溶かして取り除くため、生えてきた毛がチクチクしづらい
・均一に塗ることができれば、広範囲を一度に処理できる
・クリームの配合成分が肌に合わず、肌荒れするリスクあり
・VIOなどデリケートな箇所は除毛できない
家庭用脱毛器・毛根へダメージを与え、毛が生える周期が遅くなったり毛が細くなる
・自己処理の頻度が減る
・広範囲でもお手入れしやすい
・痛みを感じることがある
・毛周期により、明確な効果を感じるまである程度期間が必要

大部分の方が経験するのは剃刀や毛抜きでしょうか。自己流でやってしまうと、埋没毛・毛嚢炎や乾燥による肌荒れといったトラブルが起きやすいので注意が必要です。足の甲は毛が濃い部位でもあるので、剃り跡や毛穴が目立ちやすくなる可能性もあります。

自己処理のポイント

自己処理は自分のしたいタイミングで手軽にできるのがメリットですが、肌トラブルを防ぐためにもアフターケアはしっかり行うようにしましょう。
どの処理方法においても、以下の点にご注意ください。

  • 肌状態が不安定な場合は処理を控える
  • 脱毛後は炎症を防ぐために脱毛部位を冷やす
  • 保湿する

脱毛後の肌はデリケートです。赤みやブツブツなどの炎症はできれば防ぎたいですよね。炎症を防ぐためには脱毛した部位に濡れタオルをあてたり、保冷剤をあててクールダウンしておくのもおすすめです。十分冷やせたと感じたら、化粧水やクリームで保湿しましょう。

光脱毛の効果と期待できる結果

光脱毛は主に3種類の方法があります。

光脱毛とは?そのメカニズム

光脱毛は、IPLという特殊な光を肌に照射することで毛を目立ちにくくします。抑毛・減毛効果が期待できます。主に、エステサロンなどで取り入れられています。
メラニン色素に反応する光を照射するとメラニン色素が光を吸収し熱に変化させます。
変化した熱は毛母細胞や毛乳頭に届きダメージを与えます。
その作用により、毛の再生を遅らせたり、毛を細くする効果があります。
しかし、毛には毛周期というものがあり成長期、退行期、休止期の3つのサイクルで再生していきます。脱毛は成長期の毛のみ効果があり、退行期、休止期の毛には効果がありません。理由は成長期の毛は毛乳頭が活発なため光のエネルギーを効果的に吸収できるからです。成長期の毛にのみ光をあてることができればよいのですが、退行期・休止期の毛も混在しているため数回の施術が必要なのはこのためです。
光脱毛は、メラニン色素に反応するため濃い色の毛に対して効果的です。金髪や白髪などの色素が少ない毛では効果を期待できません。

光脱毛のメリットとデメリット

光脱毛にもメリットとデメリットがあります。
詳しくみていきましょう。

【メリット】

  • 痛みが少ない
  • 自己処理より毛が目立ちにくくなる
  • 肌への負担を少なくしてキレイに脱毛できる
  • 医療脱毛に比べて安価

【デメリット】

  • 2〜3ヶ月に1回、サロンに通う必要がある
  • 医療脱毛と比べて低出力の光のため、永久脱毛ではない

自己処理に比べ、肌の負担は少なくキレイに脱毛できますが、永久脱毛ではないという点が最大のデメリットと言えます。抑毛・減毛効果は期待できますが、足の甲のように太い毛や広範囲に生えている毛を無くしたい場合は後ほど説明する医療脱毛が一番おすすめです。

医療脱毛の詳細とその特徴

次に、医療脱毛について詳しく解説します。

医療脱毛の仕組み

医療脱毛は高出力のレーザーを使用するため、医療機関でしか取り扱えません。施術は医師や看護師といった資格を持つ人たちが行います。レーザー脱毛は毛周期に合わせて複数回照射する必要がありますが、1回の照射でも反応が高く、エステの光脱毛とくらべると施術期間や回数を大幅に短縮することができます。
また、熱エネルギーが毛母や毛乳頭など毛の元になる組織を破壊することで長期的な脱毛が可能です。

安全性とリスクについて

特に、足の甲は骨に近く脂肪が少ないため、脱毛時に痛みを感じやすい可能性があります。また、足の甲や指の毛は太く濃い毛が生えやすいため、脱毛器が強く反応し、痛みを伴うことがあります。

価格と期間、医療機関の選び方

足の甲に限らず体毛は体質などの個人差があり密度や生えてくる速さなども異なります。足の甲の脱毛に関して、医療機関での施術を選択する際のポイントをご紹介します。

1. 価格
足の甲だけ脱毛されたい場合は範囲が比較的狭いので費用は抑えることができますが、施術方法により価格は違うので見てみましょう。

医療レーザー脱毛高い効果が期待できる一方で、価格がやや高め。
ニードル脱毛1本1本丁寧に処理するため、時間はかかるが確実。白髪なども対応可。価格は中程度。
エステ脱毛痛みなどの心配はないが、回数がかかる。全身セットが多く足の甲だけなど部分のみ対応は少ない。価格はリーズナブル。
脱毛クリーム短期的な効果しか得られないが、費用は安い。

半永久的な脱毛効果を得られる医療機関・減毛効果を得られるエステ・一時的な期間のみ除毛効果を得られるワックス脱毛、除毛クリームなど、ご自身の予算と施術効果のバランスを見極めることが重要です。

2. 期間

医療レーザー脱毛約5回〜8回程度の施術が必要。1カ月半〜2か月に1度の通院が必要。
ニードル脱毛毛の周期に合わせて数回の施術が必要。持続的に通院することが求められる。
エステ脱毛約10回〜20回程度の施術が必要。2週間〜3カ月に1度のペースで通う必要がある。
脱毛クリーム毛が生えてきたら 繰り返しの使用が必要。

目的やライフスタイルに応じて、最適な期間と方法を選ぶことが大切です。

3. 医療機関の選び方
医療脱毛の施術は看護師が行いますので、万が一トラブルが起きても医師がすぐに診察できますので安全です。
実際に施術を受けた方の口コミや評判などを参考に選ぶことも大切です。
口コミなどはなるべく最新の情報を確認しましょう。

各脱毛方法の費用比較

先ほど脱毛方法によって費用も様々とお伝えしましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。

自己処理のコスト感

自己処理による脱毛のコスト感は、使用する方法や頻度によって大きく変わってきます。
主な自己処理方法とそれに伴うコスト感を見ていきましょう。

  • カミソリ
    カミソリ本体は百円〜数百円が一般的です。切れ味が悪くなれば、刃を変えたり新しいものに替えます。剃毛する際に使用するシェービングフォームやクリーム等の消耗品を考慮しても、月にかかるコストは数百円程度〜数千円程度になるでしょう。
    定期的に剃毛する必要があるため摩擦による色素沈着に気を付ける必要があります。
  • 脱毛クリーム
    ドラッグストアなどで市販されている脱毛クリームは1本あたり数百円から千円程度になります。 使用頻度にもよりますが、月に1回以上の使用を考えると数百円から千円程度になるでしょう。物によっては肌に合わない場合があるので、使用する際パッチテストなどで確かめた方がいいでしょう。
  • ワックス脱毛
    ワックス脱毛を始める際にはホームキットのような材料が必要です。費用は数千円程度になります。数回使用後に新しいキットやリフィルを購入するため、月に数百円から千円程度になるでしょう。ワックス脱毛は肌に負担がかかりやすいため、適切に使用しないと肌を傷つける可能性があるので注意が必要です。
  • 家庭用脱毛器
    1万円から10万円以上と初期投資は高額になります。価格も品質や機能によるため開きがあります。初期費用は他の自己処理よりも高額にはなりますが、長期的に見ればコストが抑えられるでしょう。ただし脱毛器によっては消耗品の交換が必要な物もあるので、その場合はプラスでコストがかかります。使用方法を誤ってしまうと思わぬトラブルが起こる場合もあるので使用前に取扱説明書をよく読み、正しく使用しましょう。

サロン脱毛と医療脱毛の価格差

減毛効果があるエステ脱毛と半永久的な効果がある医療脱毛では、施術1回の価格と脱毛が完了するまでの価格では差があります。
1回あたりの価格は医療脱毛の方が高額にはなりますが、脱毛が完了するまでの回数が少なく追加費用も抑えられるので最終的には医療脱毛の方が安く済む傾向にあります。
自身が希望する効果や施術回数・痛みの許容範囲なども考え、自分に合った脱毛方法を選ぶことが大切です。

長期的なコストパフォーマンスを考慮

例えば、この先ずっと脱毛を続けていった場合長期的なコストパフォーマンスはどうなるでしょうか?仮に今後50年脱毛したら?と、仮定して考えてみました。

  • カミソリでの剃毛
    1回の購入は百円から数百円ですが永久的な脱毛ではないため50年先まで剃毛が必要です。そのため、カミソリ、シェービングフォームを定期的に購入する必要があり、数万円〜数十万円になる可能性もあります。ほぼ毎日または数日おきに継続が必要なため肌への負担も大きく埋没毛・色素沈着・肌荒れなどのリスクもあります。
  • 脱毛クリーム
    1回の購入は数百円から千円程度ですが永久的な脱毛ではないため50年先まで除毛が必要です。そのため除毛クリームの定期的な購入の必要があり、数十万円程度になる可能性があります。使用頻度は毛の生えてくるペース次第になりますが、一般的には数日おきに継続が必要です。クリームが肌に合わない場合はかぶれやアレルギーのリスクがあります。
  • ワックス脱毛
    ワックス脱毛の場合は、自宅用ワックスの定期的な購入またはサロンでの施術費用がかかります。永久的な脱毛ではないため50年先まで除毛が必要で数十万円以上になる可能性も。
    脱毛頻度は月に1~2回の施術や自己処理になるでしょう。脱毛ワックスを肌に塗りムダ毛を根元からシートと共に剥がし処理するため、ムダ毛を処理する度に肌へ大きな負担がかかります。腫れ・赤み・炎症を引き起こすリスクがあります。
  • 家庭用脱毛器
    初期投資として数万円〜数十万円の費用がかかります。永久的な脱毛ではないため50年先まで定期的な脱毛が必要にはなりますが、減毛効果があるため最初の数ヶ月は定期的な施術が必要ですが、その後はメンテナンス程度になります。使用する機械にもよりますが、家庭用脱毛器の場合出力は強くはないので適切に使用すれば比較的肌に優しいです。しかし、使用方法を誤ると火傷や思わぬトラブルが起こる場合もあるので注意が必要です。
  • エステ脱毛
    希望する部位やエステサロンによりますが、数十万円以上になります。永久的な脱毛ではないため1~5年の定期的な施術とその後も定期的なメンテナンスが必要になります。
    エステ脱毛の出力は医療脱毛のように毛根まで届かないので、痛みや肌トラブルのリスクは比較的低いです。
  • 医療脱毛
    希望する部位やクリニックによりますが、数十万円以上になります。半永久的な脱毛効果が得られるため一般的には1年〜2年の定期的な施術となり、その後はほとんどの場合が追加メンテナンス不要となる事が多いです。
    施術直後は軽い赤みや熱を感じることがありますが、短期間で終了するため持続的な肌への負担は少ないです。

仮に50年を見越すと、カミソリや脱毛クリームは継続的なコストと手間がかかり、家庭用脱毛器は初期投資が必要ですが継続的なコストは低く抑えられます。エステ脱毛は減毛効果があり定期的な施術後はメンテナンスに通う程度ですので、手入れの頻度が少なくすみます。医療脱毛は初期コストが高いですが、半永久的な脱毛効果が期待できるため、時間と料金どちらも長期的に考えるとお得といえるでしょう。

まとめ

今回は、足の甲の毛の悩みやおすすめの処理方法である医療脱毛についてご紹介しました。
足の甲の毛に悩んでいるなら、肌トラブルの起こりやすい自己処理よりも半永久脱毛である医療脱毛がおすすめです。清潔感のあるスッキリ素肌を手に入れましょう。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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