FatX core脂肪溶解注射の経過を知るためのガイド

脂肪溶解注射のFatX coreとは

脂肪溶解注射にはいくつか種類がありますが、その中でもより効果を実感しやすいFatX coreについて解説します。

FatX coreとは？脂肪溶解注射の基本情報

脂肪溶解注射のひとつFatX coreは脂肪細胞を溶かし排出することで、脂肪を減少させダイエット効果を得る施術で、脂肪溶解作用のあるデオキシコール酸が高濃度に配合されている薬剤です。
人の体の中にある脂肪細胞は増減することはありませんが、ひとつの脂肪細胞が大きくなることで脂肪量が増え、体のサイズが大きくなってしまいます。
普通のダイエットでは脂肪細胞を小さくしてサイズダウンすることができても、数自体は減らすことができないため、無理なダイエットをするとリバウンドをしてしまうのは小さくなった脂肪細胞がまた大きくなってしまうことがひとつの要因です。

脂肪溶解注射にはいくつか薬剤があり、脂肪細胞を溶かす成分は薬剤によって変わりますが、今回ご紹介するFatX coreの脂肪溶解の成分はデオキシコール酸というものです。
デオキシコール酸は胆汁酸の一種で脂肪細胞を破壊して、脂肪を乳化させることで体外へ排出しやすくする成分です。日本の厚労省にあたるアメリカ食品医薬品局（FDA）によって脂肪分解効果が認められており、安全性の高い成分となっています。

参考：Wikipedia – デオキシコール酸

アメリカ食品医薬品局（アメリカしょくひんいやくひんきょく、英語: Food and Drug Administration[4]、略称: FDA）は、アメリカ合衆国保健福祉省（Department of Health and Human Services, HHS）配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。

引用：Wikipedia – アメリカ食品医薬品局

FatX coreの施術後の経過：日々の変化

FatX core施術後は薬剤の反応により赤みや腫れが1〜2週間ほど続くことがあり、効果を実感することが難しいですが、腫れが引いてくると徐々に脂肪の減少効果を実感することができます。
以下の写真はFatX coreによる脂肪の溶解の経過を表したものです。
3日後には脂肪が溶けてきており、そこから15日経つ頃には脂肪の塊がほとんど見えなくなりました。
この写真からもわかるように、施術後3日ごろから少しずつFatX coreの効果が出始め、施術後3週間もすると脂肪が溶けてサイズダウンの効果を実感することができます。

先にお伝えしたように、施術後2週間ほどは薬剤による副作用でサイズダウンの効果を実感することは難しいですが、1回の施術でも確実に脂肪細胞は破壊され脂肪量は減少しています。

FatX coreの特徴と選ばれる理由

FatX coreは脂肪溶解成分が高濃度で配合されているため、効果を求めたい人に選ばれている薬剤です。そんなFatX coreの特徴などを解説していきます。

FatX coreと他の脂肪溶解注射の違い

デオキシコール酸は1％よりも高濃度になると痛みや炎症などのリスクが高くなるため1％以下の濃度が適切とされていますが、FatX coreはその上限ぎりぎりの1.0％が配合されています。
また、ホスファチジルコリンや植物エキスを主成分とする従来の脂肪溶解注射が、脂肪の大きさを小さくするだけの作用（脂肪分解作用）であるのに対し、FatX coreに配合されているデオキシコール酸は脂肪細胞自体を除去する作用（脂肪溶解作用）があるため、効果が出やすく、リバウンドもほとんどありません。

脂肪分解作用	脂肪溶解作用
根本的に脂肪細胞を除去する効果はなく、一時的に細胞の大きさを小さくする効果	脂肪細胞自体を除去する効果
細胞の大きさだけ一時的に小さくなるため、短期的な効果で終わる	除去された脂肪細胞は再生せず、コラーゲンに代替されるので半永久的な効果が得られる
食生活等によっては脂肪細胞の肥大が起こるため、リバウンドが考えられる	除去された脂肪細胞は再生しないためリバウンドがない

FatX coreのメリットとデメリット

FatX coreのメリットは、高いデオキシコール酸の濃度のため、脂肪の減少がより感じやすい事です。しかし、このデオキシコール酸の濃度が高いがゆえに、副反応が出やすいというデメリットもあります。

そこで椿クリニックでは、デオキシコール酸が配合されているBNLS Ultimateという脂肪溶解注射もご用意しています。特に痛みを感じやすい鼻の施術（団子鼻の解消）の際にはBNLS Ultimateを使用し、お客様の負担をできる限り最小限に抑えるよう心がけております。

FatX coreが選ばれる理由

 FatX coreは何と言ってもその効果の高さから、多くの人に選ばれている薬剤です。
先ほどデオキシコール酸の濃度が高いゆえに副反応が出やすいということをお話ししましたが、 FatX coreにはこのデメリットをできるだけ抑えるための工夫もされています。

 FatX coreにはデオキシコール酸の他に、NAIS complex（Natural anti-inflammatory system）という「植物抽出物＋アミノ酸」の成分も配合されており、この成分が術後の腫れ（むくみ）や痛みを軽減してくれます。
同じデオキシコール酸を配合しているBNLS Ultimateと比べると、副作用が強く出やすくはなりますが、上限ぎりぎりの濃度でデオキシコール酸が配合されている薬剤は FatX coreのみになるため、より効果を出したい人には最適です。

FatX coreの効果を実感するためのポイント

FatX coreの施術後、より効果を実感しやすくなるポイントについて解説します。

FatX core施術後のダウンタイムとケア

FatX coreは打って終わりではなく、その後のケアによっても効果の実感具合が変わります。注射後のケアのポイントとしては、冷却とマッサージ、温めです。
注射後3日間ほどは薬剤による腫れが出るため、しっかりと冷やしてください。この時に痛みが我慢できる程度であれば、一緒にマッサージも行いましょう。マッサージを行うことで薬剤が均等に広がるため、炎症の早期緩和や注入部位が硬く固まることを防ぐことができ、より効果を実感しやすくなります。薬剤による炎症や腫れが治まってからは温めるようにし、血の巡りを良くしましょう。溶かした脂肪は尿などと一緒に排泄されるため、全身の循環を良くしておくとより効果的です。

FatX core施術後の食事と生活習慣の注意点

FatX coreの施術後、特に食事制限の必要はありませんが、あまりにも高カロリー・高脂質な食事には気をつけましょう。脂肪溶解注射によって脂肪細胞を減少させていますが、ひとつの脂肪細胞が大きくなることでサイズが元に戻ってしまうこともあります。脂肪溶解注射を打ったからといって安心せずに、バランスの取れた食事を意識するようにしましょう。
同時に、運動する習慣も身につけるようにするといいでしょう。特に有酸素運動は脂肪の燃焼を促してくれるため、ウォーキングや軽いランニングなどを日々の習慣に取り入れてみることをおすすめします。

FatX core施術直後に避けるべき行動

FatX coreの施術直後は副作用により腫れや赤みが出ることがあります。長風呂やサウナ、激しい運動などの体温の上がる行動は腫れや赤みを長引かせてしまう可能性があるため、避けるようにしてください。

FatX Core施術後のスキンケアとマッサージガイド

FatX coreの施術後におすすめのマッサージ方法やスキンケアなどを解説していきます。

FatX core施術後の適切なスキンケア方法

FatX coreの施術後は、副反応により熱感を持っている部分は冷やすようにしましょう。また、スキンケアをする際には強く擦り過ぎないように優しく触れるように行ってください。
強く擦ってしまうことで、赤みやくすみなどの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

FatX core施術後におすすめのマッサージ方法

FatX coreの施術後、痛みが引いてきたらリンパを流すように外側（先端）から中心に向かって軽くマッサージをしたり、お顔であれば下から耳の方に流すようにしたりしてマッサージを行ってください。注射部位にしこりのように硬いものができている場合でも慌てずに、施術後3日程の間は冷やしながら、それ以降腫れが引いてきたら今度は温めながら、しこりのできている部分を指の腹やこぶしの関節部分などを使って揉みほぐすようにマッサージしてください。ただし、強くマッサージをすることは肌への負担を大きくしてしまうため気をつけるようにしましょう。マッサージを行うことでより効果を実感しやすくなります。

まとめ

脂肪溶解作用のあるデオキシコール酸が上限ぎりぎりまで配合されたFatX coreは、施術後2〜3週間ほどで痩身効果を実感できる薬剤です。
NAIS complexという成分を同時に配合しているため、高い効果を維持しつつも腫れや痛みなどの副作用を抑えることができており、多くの人に選ばれている薬剤です。
施術後のマッサージやスキンケアに気をつけることで、より肌負担を減らし痩身効果のアップが期待できます。

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