自然な美しさを求める今、唇のバランスに注目が集まっています。中でも「上唇が薄い」「左右差が気になる」と感じる方に選ばれているのが、ヒアルロン酸によるボリュームアップです。
メイクではカバーしきれない繊細なラインも、注入によってふっくらと立体的に整えることができ、顔全体の印象に若々しく優しい変化をもたらします。
このコラムでは、ナチュラル志向の方にも安心な施術の魅力と、上唇を整えることで得られる“顔のバランス改善”の理由を、具体的なポイントや症例とあわせてご紹介します。
ナチュラルに美しく。上唇のヒアルロン酸で顔全体のバランスが整う理由とは

この記事を読んでわかること
- ヒアルロン酸注入で上唇の薄さや加齢によるボリューム減少を自然に改善します。ミリ単位の調整で不自然にならず、若々しい印象へ導きます。
- 注入量や位置を細かく調整し、個々の希望に沿った仕上がりが可能なため、自然な変化を求める人にもおすすめです。
- ヒアルロン酸は体内にある成分でアレルギーが少なく、安全性が高いのが特徴です。施術は短時間で、ダウンタイムもほぼない点が魅力です。
- 効果は半年〜1年程持続し、再施術でより安定しやすくなります。保湿や紫外線対策が重要で、日常のケア次第で美しさを長く維持できます。
目次
ヒアルロン酸で上唇を自然にボリュームアップする方法とは

顔全体のバランスを美しく見せるうえで、上唇のボリューム感は意外と重要なポイントです。ヒアルロン酸注入を利用することで、自然に上唇のボリュームアップが期待できます。
「上唇が薄い」を解決する施術の基本知識
上唇の薄さは先天的な要素だけでなく、加齢によるボリューム減少でも起こります。ヒアルロン酸は唇に自然なボリュームやふっくらとしたハリを与え、ナチュラルな変化が期待できる施術です。注入箇所や量をコントロールすることで、腫れぼったい不自然な唇になることなく、自然な印象を叶えられます。
唇は肌と同様に、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、皮下脂肪などでボリュームやハリ・艶が保たれていますが、加齢とともにこれらの成分は減少・劣化していきます。そのため、加齢とともに唇のボリュームが減少し薄くなっていきます。また、口元の筋肉の低下によって唇をしっかりと支えられなくなることで、唇を横に広げて薄くしてしまい、場合によっては鼻の下のいわゆる「人中」と言われる部分が伸びてしまうことも、顔のバランスを崩してしまう原因となります。

薄くなった唇にボリュームをもたせ、若々しさを維持するために使用するヒアルロン酸は、元々体内にある成分であるため、より安全に自然な変化を得ることができ、加齢を感じさせる唇の改善に人気の治療です。
皮膚の弾力性や強度に役立っている。
引用:Wikipedia – コラーゲン
エラスチンは皮膚や血管では年齢と共に減少し皺の原因となる。
引用:Wikipedia – エラスチン
皮膚では水を保水する能力によって乾燥を防ぐ[3]。
引用:Wikipedia – ヒアルロン酸
自然な仕上がりを追求するためのポイント
ナチュラル志向の方にとって、「いかにも整形した」ように見える仕上がりは避けたいところですよね。自然な仕上がりを実現するには、医師のデザイン力と注入技術がカギになりますが、ヒアルロン酸注入は唇の形状・肌質・顔全体とのバランスを見ながら、ミリ単位で調整することができるため、より自然な仕上がりを追求することができます。
例えば、上唇全体にボリュームをもたせたい人もいれば、人中を短縮するために中央部分に少しだけボリュームをもたせたいと希望する人もいます。ヒアルロン酸注入は1cc単位で購入でき、微調整を行うことでそういった個々の細かい希望まで叶えることができます。また、注入時には医師と共に形や変化を確認しながら進めていくため、施術が終わってみて「ボリュームが出過ぎた!」となることがない点も、自然な仕上がりを追求する上では重要なポイントです。
初心者でも安心!ヒアルロン酸注入の安全性
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、アレルギー反応が起きにくく、比較的安全性の高い施術とされています。また、注射器のみで施術が可能なため、施術後すぐにメイクや外出ができる手軽さも魅力です。ダウンタイムがほとんどない点も、初めて美容医療にチャレンジする方におすすめする理由のひとつです。
椿クリニックで取り扱っているヒアルロン酸は、アラガン社のジュビダームビスタシリーズです。この注入剤は、厚生労働省の認証を受けた製剤であるため、安心して治療を受けていただくことができます。また、1本(1cc)単位での購入となり、製剤の使い回しはしないため、衛生面でも安心して治療を受けていただけます。唇に必要なヒアルロン酸の量は、上下で0.5〜1cc程度が一般的なため、ほとんどの場合は1本の購入で十分な上唇のボリュームを形成することができます。
このように、製剤自体に安全性が確保されている事や、使い回しをしない購入方法などが、美容医療初心者の方でも安心して施術を受けられるポイントです。
上唇のヒアルロン酸注入がおすすめな理由

ヒアルロン酸注入は、単に唇にボリュームを与えふっくらさせるだけでなく、顔全体の印象を調整する役割もあります。
リップメイクでは補えない「形」と「バランス」を整える
リップメイクだけでは限界のある上唇の立体感を出すためには、ヒアルロン酸注入による自然な厚みや形成を行うことが必要になります。左右差を整えることで口元が整ったり、厚みを出すことで人中を短縮し、より洗練された印象になったりします。
リップメイクで上唇の厚みを出そうと思うと、輪郭をオーバーしてメイクを行う必要があります。ただし、上手くメイクできたとしても、立体的に唇を形成することはできず、横から見たときに不自然な印象になってしまったり、効果的なバランス修正にならなかったりします。
一方でヒアルロン酸注入であれば、立体的にボリュームを形成することができ、どの角度から見てもバランスの整った印象を与えることができます。また、リップメイクに時間を費やしていた方は、その時間を短縮することができ、日々のメイクの出来栄えに左右されることがないのも、ヒアルロン酸注入の特徴です。
自撮りや横顔写真で得られる満足感アップ
正面からはもちろん、横顔のラインや笑顔の自然な美しさまで気にする方には、ヒアルロン酸注入が特におすすめです。施術により、唇に立体感が加わることで、写真映えする口元やバランスの整った表情が手に入ります。
ヒアルロン酸注入は唇を立体的に、多角的に見て最もバランスの良い状態で形成していくため、どの角度から写真を撮っても自然な美しさが手に入ります。そのため、写真映えしないと悩んでいた自分の顔に自信を持つことができる方も多いです。
また、施術後のダウンタイムもほぼなく、ナチュラルに顔の印象を整えることができるため、美容医療を受けたことがばれにくいにも関わらず、「何か綺麗になった」と思ってもらえることも、ヒアルロン酸注入の特徴です。
ナチュラル志向でも好印象な美しさを実現
「自然なままがいいけれど、少しだけ印象を変えたい」そんなナチュラル志向の方にこそ、上唇へのヒアルロン酸注入はおすすめです。
大きな変化を求めるのではなく、今ある自分の魅力を活かしながら整えるという発想が、現在の美容医療には求められています。特に上唇は、顔全体の印象において想像以上に重要な役割を担っており、わずかにボリュームを加えるだけでも「優しさ」「若々しさ」「品のある」イメージへと導いてくれます。
ヒアルロン酸の量や注入する位置を慎重に調整することで、いかにも「施術した」ような不自然さを感じさせず、メイクでは表現しきれない立体感を再現することが可能です。また、口元のバランスを整えるだけで、顔全体のバランスも黄金比に近づけることができます。これにより、自分の表情に自信を持てるという声も多く聞かれます。
さらに、ナチュラル志向の方が不安を感じやすいのが「元に戻せるのか?」ということですが、ヒアルロン酸は時間の経過とともに吸収されていくため、不自然さがずっと続くという事はありません。あまりにも不自然すぎて、すぐにでもヒアルロン酸を溶かしたいという場合には、ヒアルロン酸を溶かすための薬剤を注入する方法もあります。しかし、唇に元々あったヒアルロン酸まで溶かしてしまう可能性もあり、唇の歪さにつながる場合があるためおすすめできません。そのため、しっかりと技術のある医師の元での施術が重要になります。
自然な変化でありながらも、美しさをアップデートしたい人にこそ、試してほしいナチュラルな選択肢です。
ヒアルロン酸による唇の変化!ビフォーアフター事例を確認しよう

ヒアルロン酸によって印象が変化した唇を、症例写真とともにご紹介します。
実際の症例写真からわかる効果と違い
ヒアルロン酸注入によって、ぼやけていた上唇の輪郭がはっきりし、ボリュームアップしたことで唇にハリや華やかさが生まれました。

症例概要
総額
77,000円(税込)
施術回数
1本
部位
唇
年代
30代女性
症例No.11054
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。
医師の解説
こちらの患者様は、唇をふっくらボリュームアップさせて、華やかでかわいらしい印象になりたいというご希望でした。輪郭も美しく理想のふっくら唇になりました。
こちらの方は、上唇にボリュームをもたせたことで、人中短縮の効果が出て、お顔全体の印象も若々しくなりました。

症例概要
総額
207,900円(税込)
施術回数
3本
部位
法令線 鼻筋 唇
年代
20代女性
症例No.11014
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。
医師の解説
こちらの患者様は法令線と鼻筋を出したい、唇のボリュームが少ないことがお悩みでした。
アラガン社のヒアルロン酸ボリューマを計2本法令線と鼻筋に、柔らかいボルベラ1本を唇に使用しました。
鼻筋がしっかり通り、唇がふっくらしたことで立体感のあるお顔に変化しました。また法令線が改善され、若返り効果も得られました。
ヒアルロン酸注入の具体的エピソード
椿クリニックでヒアルロン酸注入の施術を受けた方の声をご紹介します。

Googleクチコミより
椿クリニックではよりお客様の希望に寄り添えるよう、お客様と確認しながら施術を進めていきます。そのため、安心して施術を受けていただくことができます。
初めてでも大丈夫!ヒアルロン酸施術の流れと注意点

初めてヒアルロン酸注入を受ける方でも安心できるように、施術の流れについて解説していきます。
カウンセリングから施術後まで徹底解説
美容医療の施術を受ける前には、必ずカウンセリングにてお客様の悩みや希望についてヒアリングを行います。
カウンセリングでは、ヒアルロン酸注入施術を行うことができるか、内服や既往歴の有無、どのように唇を変化させたいかなどの希望を伺います。また、医師の診察によって施術が可能であるかどうか、希望の唇への形成は可能かどうか、より美しい顔立ちにするための提案などを行います。希望の唇を形成するために、事前のカウンセリングは欠かせません。
カウンセリングが終わると施術に移っていきます。施術前には、痛みを和らげるために注射部位をクーリングしていきます。ヒアルロン酸製剤自体に麻酔成分が含まれているため、痛みはできるだけ抑えられていますが、クーリングを行うことで注射針による痛みも緩和していきます。クーリングが終わるといよいよヒアルロン酸を注入しますが、その前に再度デザインの確認を行ってから注入していきます。
注入が終わると医師の手でヒアルロン酸の位置の微調整を行い、止血が確認出来たら施術終了です。施術後は、注射針による穴があり、清潔に保つ必要があるため、当日中のメイクは避けるようにしましょう。
ダウンタイム中に気をつけるべきこと
ヒアルロン酸注入によるダウンタイムはほとんどありませんが、場合によっては赤みや腫れ、内出血などが起こることがあります。
赤みや内出血は血流が良くなることで長引きやすくなるため、このような症状がある場合は2〜3日ほど飲酒や長風呂、激しい運動などは避けるようにしましょう。
施術後の腫れは、ヒアルロン酸が水分を抱え込む性質があるために起こりますが、数日で落ち着いていくため、直後に「思ったよりもヒアルロン酸を入れすぎたかも」と思っても数日様子を見るようにしましょう。
ただし、技術不足の医師による施術によって、皮膚内部を傷つけてしまったことによる腫れや、実際にヒアルロン酸を入れすぎてしまったことによる過度なボリュームの形成などもあるため、施術を受ける前にしっかりと信頼できる医師かどうかを確認するようにしましょう。
ヒアルロン酸注入はどれくらい持続する?効果期間を徹底解説

ヒアルロン酸注入を受けた後、どれくらい効果が持続するのか、より綺麗な状態を維持するためにはどれくらいの頻度で施術を受けるといいのかなどの疑問を解消していきます。
効果が短期間で消える原因と対策法
唇のヒアルロン酸注入は、一般的には半年〜1年ほど持続します。ただし、ヒアルロン酸が持続する目安期間であって、実際に効果を感じる期間とは異なります。効果を感じる期間については、どの程度のボリュームや形成が維持できれば「効果が続いている」と感じるかに個人差が生まれるため、一概には言えません。
ただ、あまりにも短い期間で効果がなくなったと感じる場合は、注入した量が少なかったことや唇に不適切な製剤を使用したこと、非架橋のヒアルロン酸を使用したことなどが考えられます。また、施術後の生活習慣によっても効果の持続期間は左右されやすくなります。
唇に使用するヒアルロン酸は比較的柔らかい製剤を使用していきますが、柔らかいヒアルロン酸ほど吸収や分解が早く効果期間が短くなる傾向にあります。この欠点を補うように作られたのが、ジュビダームシリーズのヒアルロン酸で、特殊なバイクロス技術を用いて架橋されたヒアルロン酸になったことで、より持続しやすくなっています。そのため、ヒアルロン酸をより持続させたい場合は、架橋されたタイプのヒアルロン酸を使用しているかどうかの確認が重要です。
生活習慣に気をつけることでも、効果期間は維持しやすくなりますが、具体的には施術部位を温めないことやマッサージをしないこと、必要以上に代謝を良くしないことやバランスの良い食事、紫外線対策や保湿などです。
施術部位をマッサージしてしまうことでヒアルロン酸が移動してしまい、効果が切れたと感じやすくなります。また、紫外線や乾燥などはヒアルロン酸の減少を早めてしまう原因になるため、UVケアや保湿ケアを徹底するようにしましょう。
効果をできるだけ長く感じたい場合は、ケアや日々の生活習慣に気をつけて生活するといいでしょう。
継続してナチュラル感を保つためには?リタッチ頻度目安
上唇のナチュラルなボリューム感を保つためには、半年〜1年に1回の頻度で再施術を受けるようにするといいでしょう。
ヒアルロン酸は、施術回数を重ねるほど効果期間が長くなりやすい傾向にあります。その理由として、回数を重ねるごとに少しずつ体内に残ったヒアルロン酸が積み重なっていくことが挙げられます。

そのため、初回は「半年ほどで効果を感じなくなった」と思っても、2回目には「1回目より少し効果が長かった」と感じることがあります。また、2回目以降には初回施術による土台ができているため、減ってしまった部分を補うように注入することで理想の形を作ることができ、初回よりも少ない注入量でボリュームアップが叶うこともあります。
施術回数や日々の生活習慣によっても左右されますが、半年〜1年を目安に、効果を感じなくなってきたなと思うタイミングでの施術がおすすめです。
上唇のヒアルロン酸注射後のお手入れ方法

上唇にヒアルロン酸を注入した後のおすすめのお手入れについて解説します。
保湿ケアが鍵!アフターケア用品おすすめまとめ
上唇のヒアルロン酸の効果を維持し、より美しい状態を保つためには、施術後の継続した保湿が鍵になります。
唇の角質層は薄く、外的刺激を受けやすい状態であることや、汗腺や皮脂腺が少なく乾燥しやすいことなどによって、紫外線の影響を受けやすかったり水分を保持しにくかったりします。
そのため、リップクリームなどによって保湿を行うことが重要になりますが、おすすめはセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものです。
ヒアルロン酸は保水力に優れ、水分を保持しやすくし乾燥を防ぎます。セラミドは肌にも存在する保湿成分で、角質層の保湿を効果的に行うのに優れています。
唇のターンオーバーは3〜4日と短い周期で巡るため、保水することが難しく乾燥しやすい半面、保湿効果が見えやすい部分でもあります。自然な唇の美しさを維持するためには、日頃から保湿ケアを徹底することが大事になります。
生物学におけるターンオーバー(metabolic turnover)もしくは代謝回転とは、生物を構成している細胞や組織 (生物学)が生体分子を合成し、一方で分解していくことで、新旧の分子が入れ替わりつつバランスを保つ動的平衡状態のこと。
引用:Wikipedia – ターンオーバー
メイクはいつから可能?ダウンタイム後の日常生活
上唇のヒアルロン酸注射は、施術後は注射針による針穴ができてしまうため、当日中のメイクはNGです。翌日以降からメイクが可能となりますが、ごしごしと擦ったり圧迫したりすることは避けるようにしましょう。
施術当日は針穴に汚れが溜まらないように清潔を保つように気をつけ、保湿を行う場合はクリームや乳液などは避け、化粧水などのさらっとしたケア用品で保湿するようにしましょう。洗顔も当日から可能ですが、ごしごしと擦ったり圧迫したりすることでヒアルロン酸が移動してしまう可能性があるため、ヒアルロン酸が定着するまでの2週間ほどは、優しく触れるようにしましょう。
ヒアルロン酸注入はダウンタイムがほとんどなく、すぐに日常生活に戻れるのが魅力でもありますが、施術部位に触れる際は優しく触れるようにしましょう。
まとめ
上唇のヒアルロン酸注入は、自然なボリュームアップを求める人にとっておすすめの施術です。
リップメイクではできない、立体的なボリュームアップが可能で、人中短縮効果も期待でき、顔全体のバランスを整え若々しい印象を維持するのにも役立ちます。
ヒアルロン酸注入後は、保湿やUVケアをしっかりと行うことが、効果の維持に重要です。また、定期的な再施術でより理想の状態を維持しやすくなります。
ナチュラルな上唇の変化を求める方は、椿クリニックにご相談ください。