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シミ取りレーザー後、かさぶたにならない理由とは?安全な治療法を徹底解説

シミ取りレーザー後、かさぶたにならない理由とは?安全な治療法を徹底解説

この記事を読んでわかること

  • シミ取りレーザー治療の特徴と仕組み
    メラニンを分解し排出する技術で、周囲の健康な肌を傷つけません。波長を調整して、浅いシミや深いシミに対応可能です。
  • かさぶたができない理由
    軽い症状ではかさぶたが薄い場合があり、出力が低い場合もかさぶたはできにくいです。太田母斑やADMなど特定のシミはかさぶたができにくいこともあります。
  • 治療後のケアと予防策
    軟膏や保護テープで患部を保護し、紫外線対策が重要になります。保湿とターンオーバーを整える生活習慣がシミ予防に有効です。
  • 治療計画と注意点
    肝斑の場合、レーザー以外の方法が推奨されることもあります。

シミ取りレーザー後はかさぶたができることがほとんどです。
しかし、シミの種類やレーザーの威力が低い場合にはかさぶたができないこともあります。
かさぶたができないからと言ってレーザーの効果がないわけではないためご安心ください。

この記事ではレーザー治療後のかさぶたや椿クリニックの治療について解説していきます。

シミ取りレーザー治療でかさぶたにならない理由

シミ取りレーザー治療では治療後にかさぶたができることがほとんどですが、かさぶたができないこともあります。その理由と椿クリニックのシミ取りレーザー治療について紹介します。

シミ取りレーザー治療の原理と肌への影響

シミ取りレーザー治療は、シミの部分に強いレーザーを照射することでシミの部分の蓄積したメラニンを分解し、排出することでシミの改善が期待できる治療です。

メラニンのある肌細胞のみをターゲットにしてレーザーが作用するため、メラニンを含有する正常な角化細胞も含めてシミの治療が可能です。

ピンポイントでシミを狙うため、シミの部分はダウンタイムが発生しますが、それ以外の部分にはダウンタイムが起こらないのもシミ取りレーザーの特長です。

椿クリニックで使用する低侵襲レーザー技術

椿クリニックのQスイッチYAGレーザーは、1台の機械で532nmと1064nmの2つの波長を選択でき、様々な深さのシミを治療できます。また、均一で安定した照射モードに切り替えることで肝斑への治療も可能な、一般的に「レーザートーニング」という施術も行うことができます。
使用する機械は、厚生労働省認可のConBio,A Cynosure Conpany社のMedLite C6という機械です。医療用機器でエステなどでは導入できません。クリニックである椿クリニックだからこそ出来る効果の高い治療になります。
532nmは皮膚の浅いところにレーザーがとどまり、日光黒子(老人性色素班)やそばかすに効果的です。1064nmは皮膚の深部にまで到達するので、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)や太田母斑などに効果があります。

かさぶたにならないのはなぜ?

QスイッチYAGレーザーを使用したシミ取り治療は、ほとんどの場合治療後に施術部位にかさぶたができます。しかし、場合によってはかさぶたができないこともあります。その理由として、かさぶたができていても薄くて気づかないケースや、照射したレーザーの出力が低かったケース、太田母斑やADMなどシミの種類によってはかさぶたができないこともあります。

参考:一般社団法人日本形成外科学会 – 太田母斑・異所性蒙古斑(青あざ・真皮メラノーシス)

後天性真皮メラノサイトーシス(英: Acquired dermal melanocytosis)は、顔に発生する後天性皮膚疾患の一つ。ADMと略されることもある。
引用:Wikipedia – 後天性真皮メラノサイトーシス 

シミ取り レーザー治療後の皮膚反応を最小化する方法

シミ取りレーザーの治療後は適切な皮膚のケアが重要になります。そのポイントを解説します。

治療後の皮膚ケアの重要性

シミ取りレーザーの治療後は患部のケアが重要になります。
治療後の患部は紫外線や摩擦などの外的刺激に弱くなります。ケアを間違ったり怠ったりすると炎症後色素沈着になりやすく、治療の効果を十分に感じることが難しくなります。

椿クリニックのアフターケア方法

椿クリニックではシミ取りレーザーの治療後、患部の炎症を抑える軟膏と保護テープを処方しています。
かさぶたが剥がれるまで1〜2週間程度期間がありますが、その間軟膏と保護テープにて患部の保護が必要となります。
軟膏によって患部の炎症をより早い段階で抑えることで炎症後色素沈着の発生を抑え、保護テープで患部が擦れるのを防ぎます。
かさぶたがある間はたっぷり目に軟膏を塗布し、患部と保護テープが密着しないようにテープを貼ってください。一度貼ったテープを無理にはがすことでかさぶたが取れてしまう可能性があるため、自然にはがれるまでそのまま貼っておくようにしてください。

シミ除去後の皮膚ケアと予防策

シミ取りレーザーを施術した後の肌ケアや、その後のシミを防ぐ日常生活について解説します。

効果的な皮膚ケア方法

治療後にできたかさぶたは1〜2週間程度で自然に剥がれ、その後は薄ピンク色の新しい皮膚が見えてきます。
患部が薄ピンク色の皮膚の状態は外的刺激に非常に弱く、バリア機能が低下しているため水分保持能力も低下しています。

日焼け止めや帽子、日傘などを使用して紫外線から肌を守るようにしましょう。肌ケアの際はたっぷりの泡で洗顔し、肌を擦らないように気をつけてください。
保湿は化粧水・オイル・クリームや乳液の順に行うと効果的です。

シミを防ぐための日常生活のアドバイス

シミ取りレーザーをして綺麗になったのに、また新しいシミを作るのは嫌ですよね。
シミは紫外線によってメラニンが作られ、それが蓄積することで発生します。

シミを作らないためには紫外線から肌を守る必要があります。紫外線から肌を守ることができたら肌のターンオーバーを乱さないことを心がけましょう。

肌のターンオーバーは新陳代謝の低下や乾燥などによって乱れてしまいます。
定期的に運動を行い体の代謝を上げたり、肌の再生に重要な肉や魚、卵などに多く含まれているタンパク質を摂取したりすることでターンオーバーを整えましょう。
肌の保湿のためには外からのケアも重要ですが、内側から保水力を上げることも大事です。肌の保水力をアップしてくれるヒアルロン酸のボライトXCとの併用もおすすめです。

治療選択時の注意点と椿クリニックのアドバイス

シミの種類によってはシミ取りレーザーが適応しないこともあるため、治療前のシミの判別が重要になります。

治療前のカウンセリングの重要性

シミ取りレーザーによる治療は、一般的にシミと言われる老人性色素斑やそばかす、ADMや太田母斑などに効果的です。反対に、肝斑には強いレーザー治療は禁忌であるため、治療前のシミの診断が重要になります。
シミを確実に判別することは難しいため、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
椿クリニックではカウンセリングと診察は無料ですので、気になるシミがある人はお気軽にお問い合わせください。

患者のニーズに合わせた治療計画

患者様によってはいくつかの種類のシミが重なってできている可能性があります。
肝斑がある場合は肝斑の治療が最優先になりますが、それ以外のシミの場合は患者様が最も治療したいシミを優先して治療していきます。
シミが重なっておらず点在している場合は、患者様の希望にもよりますが一度に複数個のシミの治療も可能です。その際はダウンタイムの箇所が増えますが短い期間で一気に綺麗にすることができるため、ご自身の予定に合わせて選択してください。

椿クリニックのサポートとフォローアップ

椿クリニックではご帰宅後も続くサポートを心がけています。
帰宅後に万が一肌トラブルが起きた際は電話でのフォローも行っております。また、シミの経過の確認のための再診も無料で行っております。
わからないことや不安なことはお気軽にお声がけください。

椿クリニックのシミ取りレーザー治療の成功事例

椿クリニックでのシミ取りレーザーの症例やシミ取りレーザー以外の治療についてご紹介します。

実際の患者様のビフォーアフター

椿クリニックでシミ取り治療を受けた方の症例をご紹介します。

部位
目尻のシミ
年代
50代女性
施術回数
1回
所要金額
6mm以下の
シミ1個
6,050円(税込)
症例についての詳細
QスイッチYAGレーザーを使用し、シミ部分のメラニン色素のみを破壊しシミの改善を図る治療です。
こちらの患者様は右目の横に6㎜程度のシミがありました。
お痛みを気にされておりましたが、短時間で痛みも少なくご満足されました。
施術の副作用(リスク)
疼痛・火傷・発赤・色素沈着・白斑が生じる可能性があります。

部位
目の上、頬のシミ
年代
60代女性
施術回数
1回
所要金額
10㎜のシミ1個
8,250円(税込)
6㎜以下のシミ4個
24,200円(税込)
計32,450円
症例についての詳細
QスイッチYAGレーザーを使用し、シミ部分のメラニン色素のみを破壊しシミの改善を図る治療です。
こちらの患者様はお顔の左側に細かいシミや大き目のシミが混在しておられました。まず目立つシミだけ取りたいとのご要望で、施術致しました。こめかみの上の10mmのシミはと頬の細かいシミがきれいに取れました。
施術の副作用(リスク)
疼痛・火傷・発赤・色素沈着・白斑が生じる可能性があります。

治療成功の背後にある技術と経験

椿クリニックでは経験豊富な医師によってシミ治療を行います。
また、シミ治療を行う上で重要なシミの判別も、施術豊富な医師が行うため安心して施術を受けていただくことができます。

治療選びで考慮すべきポイント

シミの治療にはシミ取りレーザー以外の選択肢もあります。
例えばフォトフェイシャルであれば顔全体のシミはもちろんのこと、小じわやくすみ、赤ら顔といった肌の様々な悩みにも対応します。シミ一つ一つへの効果はシミ取りレーザーと比べると緩やかで、5回程度の治療が必要になりますが顔全体のコンディションの回復に効果的です。他にもレーザートーニングやケミカルピーリングなどもシミの改善に効果的です。

肝斑がある場合はまず肝斑の治療になりますが、レーザートーニングや内服薬のトラネキサム酸、イオン導入のトラネキサム酸などが効果的です。

まとめ

シミ取りレーザーでかさぶたができない理由は、一般的にシミと言われる老人性色素斑でない場合や、照射したレーザーの威力が低い可能性、かさぶたができていても薄くて気が付かない可能性などがあります。
スポットでのシミの治療にはシミ取りレーザーが効果的ですが、肝斑があったり、複数のシミが重なっていたりすると優先順位を考えて治療を開始する必要があります。
特に肝斑の場合は強いレーザーは禁忌であるため、医師によるシミの判別が大事になります。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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