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目の下の乾燥はデスク環境が原因?加湿とボライトXCで叶えるうるおい習慣

目の下の乾燥はデスク環境が原因?加湿とボライトXCで叶えるうるおい習慣

この記事を読んでわかること

  • デスクワーク中の目の下の乾燥は、空調やパソコンの熱・ブルーライトなどが原因。
  • 加湿や保湿をしても肌の乾燥を感じる場合は、肌の水分を保つ力が落ちているサイン。NMFやセラミド、ヒアルロン酸の減少が関係しており、内側のうるおいを支えるケアが必要です。
  • 仕事中は、湯気や植物での簡単加湿・20分ごとのまばたきリセット・ミスト保湿などで乾燥対策を。メイク直しも“うるおいを足してから”がポイントです。
  • スキンケアで改善しない場合は、肌の奥に水分を届ける美容医療「ボライトXC」も選択肢。ヒアルロン酸の保水力で内側からうるおいを支え、乾燥に強い肌を育てます。

仕事中にパソコンやスマートフォンに向かう時間が長いと、気づかないうちに目の下がカサつく・粉をふく・メイクがよれるといった悩みが増えやすくなります。
加湿器を使っても肌が乾く、アイクリームを重ねても保湿が追いつかない、そんなときは、デスク環境と肌内部のうるおい保持力の両方を見直すサインかもしれません。

このコラムでは、日常でできるデスクの加湿や目周りのリセットなどの簡単ケアから、
美容医療「ボライトXC(ジュビダームビスタ® ボライト XC)」を活用した肌の水分保持力をサポートする新しいアプローチまでをわかりやすく解説します。

乾燥しやすい季節やオフィス環境でも、“目元のうるおいを保つ習慣”を見つけていきましょう。

デスクワークで進む“目の下の乾燥”とは

デスクワークで進む“目の下の乾燥”とは

デスクワークでパソコンやスマートフォンを長時間見る生活が続くと、ふと気が付いたときに「目の下が乾燥している」「なんだかメイクがよれやすい」といった経験をしたことはありませんか。空調の風や画面の熱、乾いたオフィスの空気は、肌のうるおいを少しずつ奪っていきます。

空調と画面の光が奪ううるおい

オフィスや在宅ワーク中のデスク環境は、エアコンの送風や空気の乾燥、パソコンの熱などによって、肌の表面から水分を少しずつ蒸発させる原因になります。特に目の下の皮膚は頬よりも約3分の1ほど薄く、うるおいを保つ力が弱いため、真っ先に乾燥のサインが現れます。

さらに、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトによる微細な熱刺激や、画面に集中してまばたきが減ってしまうことなども乾燥を悪化させる要因のひとつになります。

このように、デスクワークの環境によっては見えない“乾燥要因”がいくつも潜んでいるため、知らず知らずのうちに目の下の乾燥が進んでしまっていることがあるのです。

加湿しても潤わない人に共通するサイン

空気を乾燥させないために加湿器をつけている方もいるかと思いますが、「加湿器を使用しても肌が乾く」「肌の乾燥をくい止められない」そんなときは、「空気」ではなく肌内部の水分保持力が低下している可能性があります。

角質層に存在する“NMF(天然保湿因子)”や“セラミド”が減ると、肌が水分を抱え込めず、外から与えた水分もすぐに蒸発してしまいます。また、真皮層の“ヒアルロン酸”の減少も角質層への水分供給が低下するため、乾燥の原因のひとつとなります。

これらの内的要因は加齢だけでなく、摩擦・紫外線・睡眠不足・ストレスなどの生活要因でも進行します。
つまり、「保湿しても肌が乾く」状態は、表面の乾燥ではなく内部の“構造的なうるおい不足”も関係しているのです。この状態の肌には、肌そのものの水分保持力を底上げするアプローチが重要です。

オフィスでもできる“うるおい設計”

オフィスでもできる“うるおい設計”

乾燥対策は加湿器による空間の保湿だけでなく、乾燥しにくい「環境づくり」も大切です。
加湿方法から乾燥をカバーするメイクのポイントまで解説します。

湯気・マグカップ活用のデスク加湿ルール

デスクで「すぐに加湿したいけど使える加湿器がない」といった場合でも、湯気の出る飲み物をそばに置くだけで小さな湿度バリアを作れます。温かい飲み物であれば何でもいいのですが、肌の内側からさらに保湿力を高めたい場合には、ハーブティーや白湯などの温かい飲み物をチョイスするのがおすすめです。体を内側から温めることで血液の巡りが良くなり、結果として肌の保湿にもつながりやすくなります。

また、観葉植物を置く・水を入れたコップをデスク端に置くなど、自然蒸散を利用したプチ加湿もおすすめです。特に空気が乾く冬やエアコンの強い夏は、これだけでも肌のつっぱり感が和らぎやすくなります。

20分ごとのまばたきリセットと目元ストレッチ

パソコンやスマートフォンを凝視するような作業中は、まばたきの回数が通常の約1/3に減るといわれています。その結果、目の表面を守る涙膜が不安定になったり、目の周りの血流が悪化しやすくなったりすることで、目の周囲の皮膚まで乾きやすくなります。

意識してまばたきの回数を維持することが重要ですが、無意識にまばたきの回数が減ってしまうことがほとんどのため、20分に一度はゆっくりと目を閉じ、3秒ほどキープして開ける「まばたきリセット」を行うといいでしょう。

さらに、視線を上下左右に動かす・遠くを見るなどの軽い目元ストレッチも、目の周りの凝り固まった部分をほぐし血流を促してくれるため、乾燥対策に加えてくまやくすみ対策にも効果的です。

メイク直しで乾きを悪化させない小技

目の下が乾燥すると、朝しっかりと綺麗にしたメイクでもよれてしまうことが多いのではないでしょうか。メイク直しをしようとして、乾燥した部分にパウダーを重ねると、粉っぽさやシワっぽさがより強調されてしまいます。

そのため、乾燥した目の下へのメイク直しのおすすめは、コットンに化粧水や美容液を少量含ませて軽く押さえてからメイク直しを行う方法です。これでメイク直しの前に肌の乾燥を緩和することができ、この後のメイクのノリも良くすることができます。

ミスト化粧水を顔全体に使う方法もおすすめです。ミストタイプのものを使用した後は、手のひらや指の腹で優しく馴染ませてからメイク直しを行うといいでしょう。アルコールやメントール配合の刺激タイプは避け、保湿成分(グリセリン・ヒアルロン酸Naなど)入りを選ぶと◎。お昼休みに取り入れるだけでも、午後の乾燥ダメージを減らせます。

セルフケアの限界を感じたら

セルフケアの限界を感じたら

「しっかり肌を保湿しても乾く」そんなときは、肌の奥で起きている水分保持力の低下が関係しているかもしれません。年齢や紫外線、摩擦などの影響で、肌内部のヒアルロン酸やコラーゲンが少なくなると、外からの保湿だけでは追いつかなくなることがあります。この“内部乾燥”を感じたときの選択肢として、美容医療でうるおいの土台を整える方法があります。

保湿しても乾く“内部乾燥”の正体

スキンケアを重ねても乾くとき、問題は「外側」ではなく「内側」にあります。肌の奥の真皮層でヒアルロン酸やコラーゲンが減ると、肌が本来持つ水分をため込む力が弱まり、外から与えたうるおいをキープすることができません。

こうした状態が続くと、肌の乾燥だけでなく、肌のハリやふっくら感も失いやすくなります。その結果、目の周りの小ジワやちりめんじわ、くすみといった見た目の変化も目立ちやすくなります。これが、いわゆる「内部乾燥」と呼ばれる状態です。

アイクリームやパックで届かない層とは?

肌の乾燥を潤そうと、アイクリームやフェイスパックで保湿を行う方も多いですが、実は多くのスキンケアアイテムは角質層のバリア機能に阻まれて、それ以上奥には浸透しないんです。そのため、真皮層などの深い部分のうるおい保持までは、スキンケアアイテムではサポートしきれません。内部が乾燥した状態の肌では、保湿力の高いケア用品やしっとりタイプのケア用品を使った後、一時的にしっとりしても、数時間後には乾くという繰り返しが起こりやすくなります。

こうしたときに注目されているのが、肌内部の水分保持力を直接サポートする美容医療です。そのひとつが、ヒアルロン酸注入の「ボライトXC」。皮膚の内部に直接、水分保持力の高いヒアルロン酸を注入するため、スキンケアで届きにくい層に働きかけ、肌のベースから水分環境を整える選択肢として活用されています。

美容医療で叶える「水分保持力の底上げ」

美容医療で叶える「水分保持力の底上げ」

肌の内部から水分の保持力を底上げして、肌に潤いを復活させる治療として注目されているのが、ボライトXC(ジュビダームビスタ® ボライト XC)というヒアルロン酸注入です。
一般的な「ボリュームを出す」ヒアルロン酸と違い、ボライトXCは肌全体の水分保持力をサポートし、肌質を改善する目的で開発された製剤です。

ボライトXCが目元の乾燥にアプローチする理由

ボライトXC(ジュビダームビスタ® ボライト XC)は、肌質改善を目的としたヒアルロン酸製剤で、保湿・ハリ感のサポートに用いられます。従来のヒアルロン酸製剤は「ふっくらさせる注入」「形を整える注入」ですが、それとは異なり、皮膚の浅い層にごく微量ずつ注入し、肌が自ら水分を抱える力を支える点が特徴です。
とくに目の下や頬など、乾燥による小ジワが出やすい部分に適しており、自然なツヤ感や質感の変化を感じやすい治療です。

皮膚の内側で水分を抱え込む“ヒアルロン酸の貯水力”

ヒアルロン酸はもともと体内にも存在し、1gで約6Lもの水分を保持できるといわれます。
ボライトXCでは、この性質を活かして肌内部に“うるおいを貯める仕組み”をつくります。

そのため、「肌の表面が乾きやすい」「保湿してもすぐ乾く」といった人に、うるおいの持続をサポートする方法として選ばれています。
効果の持続期間は最大で9か月で、自然な質感を保ちながら乾燥に強い肌づくりを目指せる点も特徴です。

1グラムのヒアルロン酸は、約6リットルの水を保持することができる[10]。

引用:Wikipedia ヒアルロン酸

ダウンタイム・効果期間・他施術との違い

ボライトXCは皮膚の浅い層(真皮層)に少量ずつ注入し、肌の内部に薄い1枚の膜を作るイメージで注入します。施術後は内出血が出ることが多いですが、ダウンタイムは1〜2週間程度と短く、仕上がりも美容医療を受けたことがわからないほど自然です。

施術後数日から内出血や赤みなどが出ることがありますが、施術翌日からメイクが可能なため、ほとんどの場合メイクで隠すことができます。そのため、仕事の合間に施術を受ける人も少なくありません。

また、効果が長めに続く点も特徴です。元々の肌の状態や生活習慣などによって個人差はありますが、6〜9か月ほど肌の質感の変化を感じる方もいます。

スキンケアや肌表面の美容施術と異なり、直接肌の水分保持層にアプローチできるため、「肌の乾燥を根本から治したい」「ナチュラルに肌質を整えたい」という人に向いた施術です。

デスクでも続く“潤いを逃がさない習慣”

デスクでも続く“潤いを逃がさない習慣”

目の下の乾燥を防ぐためには、美容医療を受けた後の日常ケアも欠かせません。朝は化粧水と乳液やクリームをやさしくなじませて“保湿の土台”を整える。夜はクレンジングや洗顔をこすらず行い、タオルで優しく押さえるように拭き、化粧水やクリーム・美容液などを使用してしっかりと水分を補給しましょう。ボライトXCで「うるおいのベース」を整え、日々の環境で「それを守る」意識を持つことが、目の下の乾燥に悩まされない目元づくりにつながります。

朝の仕込みと夜のリセットのシンプルルール

目の下を乾燥から守るためには、朝は“うるおいの土台づくり”をしっかりと行うことがポイントです。化粧水を手で温めてからやさしく押し込み、乳液やクリームで水分を閉じ込める保湿膜を作りましょう。メイク前のこのひと手間で、日中の目元のメイクの持ちがぐっと安定します。

夜は、こすらず落とすケアが鉄則です。クレンジングや洗顔はぬるま湯で、泡を肌に押し付けるように、ごしごしせずに洗うのがベストです。タオルドライは“押さえる”だけ。これだけで乾燥による刺激を大幅に減らせます。洗顔の後はできるだけ早く化粧水やオイル、美容液やクリームなどで水分を補給し閉じ込めるようにしましょう。

美容医療後に意識したい日常ケアのポイント

ボライトXCの施術を受けたあとは、肌が一時的にデリケートな状態になります。数日は過度な摩擦やサウナ、長風呂などを避け、肌に負担をかけないようにしましょう。また、十分な保湿とUVケアを継続することで、施術で整えたうるおい状態をキープしやすくなります。

美容医療は“受けて終わり”ではなく、“整えた状態を生活の中で育てていく”もの。デスク環境での加湿やまばたきリセット、日中の肌の保湿を続けながら、肌のベース力を守っていきましょう。

まとめ

オフィスワーク中のデスクでの目の下の乾燥は、オフィスの空気環境やパソコンなどの使用機器による影響によって進みやすくなります。
空気が乾燥しないように加湿器を使用したり、日中の肌の保湿や目元の血行を促すストレッチなどを行ったりして、目の下を乾燥から守りましょう。

ただし、肌の内部から乾燥が進んでいる場合は、スキンケアやオフィス環境の改善のみでは効果的な保湿ケアを行うことは難しいため、ボライトXCなどの美容医療を検討するといいでしょう。ボライトXCでは、肌の内部から直接水分保持能力にアプローチすることができ、効果は最大で9か月持続します。

目の下や目の周りが乾燥していることで、小じわやちりめんじわ、くすみなどの見た目にも影響を与えることがあるため、効果的な乾燥改善を行いたい方は、椿クリニックにご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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