スネコス(パフォルマ)注射とは、肌質を改善し、若々しい肌を取り戻すことができる美容医療ですが、肌の表面の改善だけでなく、細胞レベルから活性化が可能です。そのため、肌育のための注射と言われることも。
そんなスネコス(パフォルマ)注射は、肌質の改善だけでなく、小じわの改善や乾燥の改善、目の下のクマの改善や毛穴の引き締めなどにも効果を発揮します。
細胞レベルで肌を変えたい方はぜひ、治療前に一度目を通してみてください。
スネコス注射でエイジングケア!自然な肌質改善でハリと潤いを取り戻す最新治療

この記事を読んでわかること
- スネコス(パフォルマ)注射は、ヒアルロン酸と6種のアミノ酸を主成分とする美容注射です。真皮層の線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。自然なボリュームアップと肌のハリ・弾力向上が期待できます。
- 細胞レベルでの肌の若返りを実現し、ナチュラルな美しさを追求することが可能です。非架橋ヒアルロン酸を使用するため不自然なボリュームが出にくく、ダウンタイムが短いのも利点です。
- シワやたるみ、目元のクマ、乾燥や毛穴の開きなどに効果的です。特に自然なアンチエイジングを求める30代後半〜50代の方や、肌のハリ・弾力を回復したい人に適しています。
- 施術後は紫外線対策と保湿が重要です。効果を最大化するため、施術後48時間は激しい運動やアルコール摂取を避けましょう。3〜4回の施術で肌の組織が改善し、効果は約6ヶ月持続します。
スネコス注射とは何かを簡単に解説

スネコス(パフォルマ)注射という美容治療をご存じですか。スネコス(パフォルマ)注射は、肌細胞を活性化させて、肌育を目的とした美容医療です。
スネコス注射はどんな美容医療?
スネコス(パフォルマ)注射は、ヒアルロン酸と6種のアミノ酸を主成分に配合した注射です。これらの成分が、コラーゲンやエラスチンの生成に最適な比率で配合されています。
この配合によって、真皮層に存在する線維芽細胞を活性化させ、Ⅰ型・Ⅲ型のコラーゲン、エラスチンの生成を促進します。Ⅰ型・Ⅲ型コラーゲンは共に、皮膚や組織の構造を支える主要な成分ですが、その特性は少し異なります。
Ⅰ型コラーゲンは、真皮層では約8割を占めており、強度や耐久性に優れています。そのため、皮膚のハリや弾力を支える主成分として存在し、怪我や手術後などの創傷治癒の際には、新しい組織の再生を助ける作用も持っています。
一方でⅢ型コラーゲンは、真皮層では約1割を占めており、弾力性が高く柔らかい組織を形成します。若い肌にはⅢ型コラーゲンが豊富に存在するため、ふっくらとした柔らかい肌を維持することができますが、加齢とともに減少していくのが特徴です。
スネコス(パフォルマ)注射では、これらのコラーゲンの生成を促進することができるため、自然なボリュームアップを目指しつつ、しわやたるみの改善、肌質の向上などの効果が期待できます。
また、スネコス(パフォルマ)注射に配合されているヒアルロン酸は、非架橋のヒアルロン酸のため、ヒアルロン酸注入のように、過度にボリュームが形成されることがなく、自然な仕上がりが実感できます。
スネコス(パフォルマ)注射は、美しい肌を育てることができる注射なのです。
I型コラーゲン
引用:Wikipedia – コラーゲン
皮膚の真皮にも非常に多く、皮膚の強さを生み出す働きがある。
III型コラーゲン
真皮や大動脈に多い。III型コラーゲンは、コラーゲン線維とは別の、細網線維(さいもうせんい)と呼ばれる細い網目状の構造を形成し、細胞などの足場を作っている。
スネコスとほかの注射との違いとは?
スネコス(パフォルマ)注射のように、肌にヒアルロン酸を注入し、肌質を改善したり小じわを改善したりするボライトXCという注射があります。その注射と、スネコス(パフォルマ)注射との大きな違いは、肌が本来持っているコラーゲンやエラスチンの生成を、助けることができるかどうかという点です。
ボライトXCは架橋ヒアルロン酸で、真皮層に存在するヒアルロン酸の持っている水分保持能力を活かして肌質を改善するという方法です。肌の潤いや艶を求める方には向いている治療です。
一方で、スネコス(パフォルマ)注射は、コラーゲンやエラスチンの生成自体を促進させる治療のため、ボライトXCと同じように肌質改善の効果が期待できると同時に、肌のハリや弾力も回復できるため、ナチュラルに肌の若返りを求めている方におすすめです。
どちらも肌質改善に使用される美容医療ですが、主に潤いや艶を求めるのか、それともハリや弾力を求めるのかで選択するといいでしょう。
スネコス注射が選ばれる理由と魅力

美しい肌を育てるスネコス(パフォルマ)注射が選ばれるのには様々な理由があります。その魅力について解説します。
細胞から肌を若々しくする仕組み
スネコス(パフォルマ)注射は、6種のアミノ酸によって、コラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞を活性化させます。
6種のアミノ酸で、以下のような肌への効果を得ることができます。
- コラーゲンの主要構成成分であるグリシンが、皮膚の弾力を維持し、水分保持力を向上させます
- コラーゲン合成に不可欠なプロリンが、ハリと弾力を強化し、たるみを軽減させます
- コラーゲンを安定させ、皮膚の強度を向上させるため、シワの軽減に効果的です
- バリンが肌の修復と再生を促進し、外的刺激から肌を保護するのに役立ちます
- リジンがコラーゲン生成をサポートし、ハリと弾力を向上させたり、肌の保水力を高めたりします
- 血行促進によって肌のターンオーバーが活性化されるため、肌のダメージ回復をサポートします
線維芽細胞は、年齢を重ねるにつれ生成能力が低下していくため、肌を支える力が衰えていきます。コラーゲンは20代後半をピークに徐々に低下していき、エラスチンも20代後半をピークに減少していくと言われています。スネコス(パフォルマ)注射では、この線維芽細胞の働きを活性化させるため、化粧品などによる角質層のみの若返りではなく、肌の奥深くから細胞レベルでの若返りが可能となります。
アミノ酸(アミノさん、英: amino acid)とは、広義には(特に化学の分野では)、アミノ基とカルボキシ基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称である。一方、狭義には(特に生化学の分野やその他より一般的な場合には)、生体のタンパク質の構成ユニットとなる「α-アミノ酸」を指す。
引用:Wikipedia – アミノ酸
線維芽細胞(せんいがさいぼう、英: fibroblast)は、結合組織を構成する細胞の1つ。コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す。
引用:Wikipedia – 線維芽細胞
皮膚の弾力性や強度に役立っている。
引用:Wikipedia – コラーゲン
エラスチン(英: Elastin)は、弾性線維の構成要素となるタンパク質である。弾性線維はコラーゲン線維を支える役割を持つ線維である。
引用:Wikipedia – エラスチン
自然な美の追求ができるポイント
スネコス(パフォルマ)注射に使用されるヒアルロン酸は、鼻や顎の形成などに使われる架橋したヒアルロン酸とは異なります。スネコス(パフォルマ)注射は非架橋のヒアルロン酸であるため、肌に馴染みやすく、過度なボリュームが出ることがない点が自然な状態での肌の美しさを追求できるポイントです。
ヒアルロン酸は、少しずつ体に吸収されていったり、分解されていったりするため、肌に入れても数か月で無くなってしまいます。このデメリットをカバーするために、架橋されたヒアルロン酸を使用して、形の形成を行います。しかし、架橋されたヒアルロン酸を肌にまんべんなく注入しようと思うと、凸凹として不自然なボリュームが出てしまうことがあります。その点、スネコス(パフォルマ)注射の非架橋のヒアルロン酸であれば、滑らかな仕上がりが期待でき、ナチュラルな肌質の改善が叶います。
ダウンタイムの短さによるメリット
スネコス(パフォルマ)注射のダウンタイムは一般的には2〜3日程度と短いことがメリットですが、稀に1週間ほど続くこともあります。
スネコス(パフォルマ)注射は、針を使って施術を行うため、内出血や腫れ、赤みなどが出ることがあります。しかし、注射用の針はとても細いものを使用するため、ダウンタイムが長引くことはほとんどありません。
ただし、施術後のケアが不十分だったり、施術した医師の技術が不足していたりすると、ダウンタイムが長引いてしまったり、症状が強く出てしまう可能性があります。
実績の豊富な医師を選ぶことや、施術後のケアを適切に行うことなどが重要になります。
どんな悩みに効果があるのか

スネコス(パフォルマ)注射が肌育のために効果的な注射であることは解説しましたが、具体的にはどのような悩みを改善してくれるのでしょうか。
シワやたるみに悩んでいる方へおすすめの理由
肌のシワやたるみは、骨格や脂肪、表情筋や真皮層の構造の緩みなどが原因で起こります。スネコス(パフォルマ)注射では、真皮層のコラーゲンやエラスチンにアプローチするため、真皮層から起きているシワやたるみの改善に大きな効果を発揮します。
真皮層では、コラーゲンが網目状に張り巡らされており、その結合をエラスチンが担っています。しかし、紫外線や加齢などの影響で、真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少・劣化してしまうと、肌を支えることが難しくなります。そうすることでシワやたるみが発生してしまうのです。

スネコス(パフォルマ)注射によって、真皮層の線維芽細胞を活性化させることで、肌を支える力が回復し、シワやたるみの改善に働きます。
クマや目元改善に期待できるケースとは?
スネコス(パフォルマ)注射は、目元の小じわやクマの改善も期待できます。
目元の小じわは、乾燥や真皮層のコラーゲンやエラスチンの減少・劣化が関係しています。スネコス(パフォルマ)注射はコラーゲンやエラスチンの回復はもちろんのこと、ヒアルロン酸の効果によって肌の乾燥の改善も期待できます。肌には元々ヒアルロン酸が存在しており、ヒアルロン酸は1gで約9Lもの水分を保持できる能力があります。しかし、加齢や紫外線などの影響で、ヒアルロン酸も少しずつ減少していきます。ヒアルロン酸が減少することで、肌の保水力が低下し乾燥しやすくなり、ハリの維持が難しくなって小じわが発生します。スネコス(パフォルマ)注射によって、真皮層から肌を持ち上げるとともに、肌の保水力のアップも可能なため、目元の小じわの改善も期待できるのです。
同じように、目の下にできるクマにも効果を発揮します。しかし、クマにもいくつか種類があり、スネコス(パフォルマ)注射で改善できるクマは青クマと黒クマになります。
目の周りは皮膚が薄く、皮膚の下の血管が透けて見えやすい部分です。疲労や寝不足などによって血流が滞ったり、冷え性や元々皮膚が白く血管が透けて見えやすかったりすることでクマが目立ちやすくなります。

青クマは、皮膚に色がついているわけではないため、真皮層から皮膚を持ち上げ、皮膚の厚みを回復してあげることで改善が期待できます。
黒クマも青クマと同じように、皮膚に色がついているわけではなく、目の周りのたるみによって影ができることで、黒っぽく見えてしまうことが原因です。

黒クマや影クマと言われ、目の周りのたるみを改善したり、たるみによってできたくぼみを改善したりすることで、クマは目立たなくなります。肌に色がついてしまっている、色素沈着タイプの茶クマは、スネコス(パフォルマ)注射では改善が難しいため、クマのタイプをしっかりと見極め治療を受けることが大事になります。
肌質改善として適している条件
スネコス(パフォルマ)注射による肌質改善が適している条件は、肌のハリや弾力を回復したい場合や、乾燥による悩みが起きている肌です。
- 肌のハリや弾力の低下を感じている人
コラーゲンやエラスチンの回復が期待できるため、特に20代後半〜30代以降の方に適しています。 - 自然なアンチエイジング効果を求める人
形を形成するヒアルロン酸のように、不自然にボリュームが出ることがないため、自然な感じで肌の若返りを求める方、30代後半〜50代頃のアンチエイジングを求める方に適しています。 - 乾燥や小じわが気になる人
スネコス(パフォルマ)注射のヒアルロン酸が、肌の保水力をアップしてくれるため、乾燥が気になる方や乾燥によってできる小じわが気になる方に適しています。保湿をしても小じわが改善されない方にもおすすめです。 - 毛穴の開きや肌のキメの乱れが気になる人
スネコス(パフォルマ)注射によってコラーゲンやエラスチンが生成されると、肌にハリが生まれ土台がしっかりとするため、毛穴の引き締めを感じることができます。また、肌の水分量が増えることでキメが整い、滑らかな肌質が期待できます。
コラーゲンやエラスチンの減少で起きる肌悩みや、水分量の低下によって起きる肌悩みや肌質を改善したい場合に、スネコス(パフォルマ)注射はおすすめです。
安全性について知っておきたいこと

スネコス(パフォルマ)注射はダウンタイム期間も短く、比較的手軽に受けることができる治療ですが、安全に受けるポイントや、副作用について解説します。
副作用の可能性はあるのか心配な方へのアドバイス
スネコス(パフォルマ)注射は、元々体内にあるヒアルロン酸やアミノ酸を使用した注射のため、副作用はほとんどないと言われています。しかし、注射を使用した施術のため、針による内出血や腫れ、赤みが出ることがあります。
また、過去にヒアルロン酸注射やアミノ酸によってアレルギー反応を起こしたことのある人は、スネコス(パフォルマ)注射を打つことでアレルギー症状が出る可能性があるため、施術前に必ず医師に相談するようにしましょう。
ダウンタイムは一般的には2~3日、長くても1週間程度で治まりますが、長引いたり悪化したりするようであれば、すぐに施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。
医師選びで気をつけたいチェックポイント
スネコス(パフォルマ)注射は、注射を打つ部分によって、注入の深度や注入量が異なるため、適切な施術を行うことが自然な肌質改善に必要になります。
施術を受けるクリニックを選ぶ際は、口コミや症例写真を参考にしましょう。口コミは実際にクリニックで施術を受けた方の感想を見ることができるため、是非参考にしましょう。また、症例写真は医師の施術による実際の変化を確認することができるため、症例写真もチェックしましょう。
施術を受けたいクリニックが決まったら、必ずカウンセリングに足を運びましょう。実際に自分の目でクリニックの雰囲気や医師の、スタッフの対応を確認し、長く通うことができるかを確認しましょう。
スネコス注射後に必要なケア方法

スネコス(パフォルマ)注射後は、適切な肌ケアや、適切な頻度での施術で、より綺麗な肌を維持しやすくなります。
日常生活で気を付けたいポイント
スネコス(パフォルマ)注射の期間中は、紫外線対策と保湿を徹底して行いましょう。
紫外線は肌のコラーゲンやエラスチンを減少させたり、劣化させたりします。また、施術後の赤みがある状態に紫外線を浴びてしまうと、色素沈着のリスクが上がってしまいます。日焼け止めや帽子、日傘などを使用して、紫外線対策を徹底しましょう。
肌の乾燥も、スネコス(パフォルマ)注射の効果を下げてしまったり紫外線によるダメージを受けやすくなってしまったりします。
化粧水やクリームを使用してしっかりと肌を保湿するようにしましょう。
効果を最大化させるためのお手入れ法
スネコス(パフォルマ)注射の効果を最大化させるためには、施術後48時間以内は、激しい運動やサウナ、アルコールなどの血流の良くなる行動は避けるようにしましょう。血流が良くなることで、内出血が治りにくくなったり、代謝が良くなってヒアルロン酸の分解や吸収が早まったりする可能性があります。
また、施術部位へのマッサージや刺激の強いスキンケア製品も、48時間以内は止めておきましょう。施術後の肌は、針によって傷ができている状態です。アルコールが含まれた製品や、スクラブ効果のあるスキンケア製品は肌の負担を大きくしてしまいます。さらに、マッサージを行うことでも肌への負担は大きくなり、ヒアルロン酸の吸収や分解を早めてしまう可能性もあります。
施術当日は、摩擦をできるだけ抑えながら洗顔のみにし、メイクは翌日以降からにしましょう。
効果を感じられるまでの日数とその持続性
スネコス(パフォルマ)注射は、初回の施術から10日後くらいで皮膚内の水分量がアップしたり、シワの軽減が期待できたりします。1ヶ月が経過する頃には、コラーゲンやエラスチンの増生を肌で感じることができるようになり、ハリや弾力が回復します。2ヶ月経つ頃には、目元の小じわの改善や変化などを感じることができます。
1回の施術だけでなく、3〜4回、1〜2週間の間隔で集中して受けることで、肌の組織自体に変化を促すことができます。集中して施術を受けた後は、6ヶ月程効果が持続します。そのため、効果をより長続きさせたい場合は、3〜6ヶ月に1回のペースで施術を受けることをおすすめします。
まとめ
スネコス(パフォルマ)注射とは、非架橋のヒアルロン酸と6種のアミノ酸によって、肌を細胞から活性化させることで、ハリや弾力の回復、潤いやキメの回復などが期待できます。
肌質の改善の他、目周りの小じわや乾燥の改善、青クマや黒クマの改善などにも効果的です。ナチュラルでダウンタイムが少ない肌改善治療やアンチエイジングを求める方におすすめです。
スネコス(パフォルマ)注射が気になる方は、椿クリニックにご相談ください。