40代に入ってから、手の乾燥やしわ、くすみが気になり始めた方も多いのではないでしょうか?
顔と同じように、手元も年齢が出やすいパーツですが、顔ほどしっかりとケアをしていない人も多いのではないでしょうか。このコラムでは、ハンドケア初心者の方に向けて、日常で取り入れやすい基本ケアから、時間帯別のケア方法、シーン別のおすすめ保湿アイテム、美容医療の選択肢まで、40代のためのハンドケアを徹底解説します。
40代からでも遅くないハンドケアをご紹介していきますので、明日から生活の一部に取り入れてみてください。
40代から始める!初心者のためのハンドケア完全ガイド

この記事を読んでわかること
- 40代のハンドケアの基本は、手洗いはぬるま湯で優しく行い、洗ったらタオルで押さえ拭きし、30秒以内に保湿。化粧水ミストを先に使うと浸透力アップ。
- 朝はUVカットクリームで紫外線対策をし、夜は保湿重視のナイトグローブや集中ケア成分入りクリームで修復を促進。
- 職場ではノンオイルタイプ、水仕事後は高保湿バーム、外出先ではスティック形状のクリームで使い分けるのが効果的。
- セルフケアで改善しにくい場合はマッサージピールが有効。簡単な指先・ツボマッサージも血行促進やリラックスに効果あり。
目次
40代のハンドケア初心者が知っておくべき基本3か条

40代になると、手元の乾燥やくすみ、しわといった変化が目立ち始め、「なんとなく老けて見える」と感じる方が増えてきます。まずは正しい洗い方・乾かし方・保湿前の一手間など、日常の基本から見直すことが美しい手元への第一歩です。
洗いすぎを防ぎ潤いを残すぬるま湯洗い
寒い冬や、脂でべたべたになった手、ついついお湯で洗ってしまいませんか。お湯で洗うことで、水で洗うよりも「スッキリする感じ」がありますが、熱いお湯は皮膚の潤いを守る皮脂を一緒に洗い流してしまいます。

これが繰り返されると、肌がどんどん乾燥していく原因に。それだけでなく、外的刺激に弱い状態になってしまい、紫外線の影響を受け、しみやくすみの原因にもなってしまいます。
普段から熱いお湯で手を洗う習慣がある人は、「35℃くらいのぬるま湯で優しく洗う」ことを心がけてみましょう。また、洗顔と同じように、手洗いも“肌にやさしく”が基本であるため、特に手の甲はゴシゴシ洗いではなく、泡立てた石けんでサッと洗う習慣をつけましょう。
毛穴の内面に開く皮脂腺開口部から皮膚表面に分泌され、皮膚や体毛の表面に常に薄い膜状に広がり、物理的、化学的に皮膚や毛髪を保護、保湿する役割を果たしている。
引用:Wikipedia 皮脂
水分を逃がさないタオルドライ
手を洗った後、濡れたままにしておくと水と一緒に肌の潤いも蒸発してしまいます。これを「過乾燥」といい、肌の表面がガサガサに荒れる原因になります。そのため、手を洗った後は自然乾燥させずに、タオルでしっかりと水分を拭き取ることが重要です。
ただし、タオルで拭く時はこすらず、ポンポンと軽く押さえ拭きするのがポイントです。さらに理想は、その直後30秒以内にハンドクリームを塗ること。肌がまだ少し湿っているうちに保湿することで、クリームの浸透がぐんと良くなります。
ケア前の化粧水ミストで浸透力アップ
ハンドクリームを塗るとき、かさかさに乾いた状態の手に直接塗っていませんか。実は、ハンドクリームを塗る前に化粧水を挟むだけで、クリームの浸透が格段にアップするんです。例えるなら、“乾いたスポンジに水を含ませてから石けんを染み込ませる”ようなイメージで、あらかじめ化粧水で肌の一番表面の角質層を柔らかくしておきましょう。

セラミドやヒアルロン酸といった成分が入った化粧水は、乾燥によって固くなった肌をふっくら整えてくれます。忙しい朝でもミストタイプや顔のケアのついでなら1秒で完了するので、習慣にしやすいのもポイントです。
手元の乾燥と小じわを防ぐ朝晩のルーティン

40代以降のハンドケアは“時間帯”によって対策を変えることが重要です。紫外線や空調などにさらされる日中、そして修復の時間となる夜。2つのタイミングに合ったルーティンを組むことで、手元の印象に明確な差が生まれます。
朝はUVカット入りクリームで外的刺激ブロック
朝の準備で顔や首の紫外線対策は行うけれど、「手の甲」は見逃してしまいがち、なんて人も多いのではないでしょうか。また、夏場は腕にはしっかりと日焼け止めは塗るけれど、手の甲は塗り忘れてる、なんてことも。実は、手の甲は季節問わず紫外線をダイレクトに浴びやすい部位なのです。

紫外線は肌の奥まで届いて、しみやしわ、くすみの原因になるため、朝のケアには“UVカット入りハンドクリーム”が必須です。1日に何度も洗ったり、擦れたりしてクリームが取れやすい部位だからこそ、SPF15〜30くらいのもので日常生活には十分です。手を洗った後や消毒した後などには必ず塗り直せるように、持ち運びしやすい物を常備しておくといいでしょう。
塗り直しが難しい場合でも、朝にしっかり塗っておけば、ある程度は守ることができます。
夜は就寝前のナイトグローブパック
夜は肌が「修復モード」に入る大切な時間帯です。ハンドケアもこのタイミングを活かすのがコツです。
寝る前に化粧水とハンドクリームをたっぷり塗って、綿の手袋をして寝るだけで、朝には手がしっとりと柔らかくなります。ベビーオイルを先に塗ってからハンドクリームを重ねると、まるで保湿パックのような効果に。手袋がない場合は、ラップで包む方法でも代用できます。
夜の集中ケアに選びたいエイジング成分3選
40代以降は、ただ保湿するだけでなく、エイジングケア効果のある成分を取り入れるのがおすすめです。
- ナイアシンアミド
コラーゲンの生成を促す効果があるため、シワの改善に役立ちます。また、肌のターンオーバーを整え、メラニンの過剰な生成を抑制してくれるため、しみやくすみを和らげて、肌に明るさを与えてくれます。 - ビタミンC誘導体
不安定になりやすいビタミンCを浸透しやすく安定化させた成分で、メラニンの還元や生成抑制に働きます。そのため、くすみ・しみ改善や紫外線ダメージのケアに役立ちます。透明感が欲しい方におすすめ。 - レチノール
コラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を助けてくれます。また、ターンオーバーを整えてくれるため、くすみの改善も期待できます。手のハリやふっくら感をサポートしてくれる成分です。ただし、肌への刺激が強い可能性もあるため、週1〜2回の使用から始めて慣れてきたら使用回数を増やすといいでしょう。また、紫外線に敏感な状態になるため朝の使用は避け、夜の使用時も乾燥予防のため、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿力の高い製品と一緒に使うと安心です。
これらが入ったナイトクリームを選べば、ただ塗るだけでも“攻めのケア”が可能になります。
日本では医薬部外品の化粧品として、美白の有効成分(ニコチン酸アミド)[3]や、シワ改善の有効成分(リンクルナイアシン)[4]としても承認されている。
引用:Wikipedia ニコチンアミド(ナイアシンアミド)
日本で医薬部外品として認可された美白有効成分には複数のビタミンC誘導体が含まれる[3]。
引用:Wikipedia ビタミンC誘導体
レチノールは必須栄養素で皮膚細胞の分化を促進する[4]。
引用:Wikipedia ビタミンA
オフィスと自宅で使い分けるプチプラアイテム3選

ハンドクリームは1本を使いまわすよりも、使用シーンに応じて複数持ちするのが賢い選び方です。ここでは、オフィス・水仕事・外出先という3つの場面別に、プチプラでも実力派のアイテムをご紹介します。
ノンオイルタイプで書類を汚さない職場用
職場で使うなら、パソコンや紙を汚さない「サラサラタイプ」が便利です。オイルが入っていないクリームは、手にすぐなじんでベタつかず、作業に支障が出ません。
香り付きのものは好みが分かれるので、無香料や微香料を選ぶと安心です。こまめに塗り直しやすいチューブタイプがおすすめです。
高保湿バームで水仕事後の集中ケア
洗い物や洗濯物などの水仕事の後の手は、肌の油分が流れてカサカサ状態です。そんな時には、保湿力の高い「バームタイプ」が頼りになります。
バームはクリームよりも濃厚で、塗ると肌に保護膜を作ってくれます。セラミドやワセリン、シアバターが入ったものを選ぶと、乾燥からしっかり守ってくれます。
持ち歩きやすいスティック形状で外出先も安心
バッグにすっぽり入るスティックタイプのハンドクリームは、外出先でもサッと使えるので便利です。
リップクリームのように塗れるため、指先の乾燥やささくれが気になったときに「ピンポイントでのケアが可能」な点が嬉しいポイント。電車の中やカフェでも気兼ねなく使えるのが魅力です。
ネイル周りまで潤うマッサージ方法とツボ3ポイント

ハンドケアというと「クリームを塗るだけ」と思いがちですが、マッサージを加えることで血流が良くなり、乾燥や冷え、くすみなどの悩みにも効果的です。ネイル周りまで美しく保つための簡単マッサージ法と、押すだけで手の巡りが整う“ツボ”をご紹介します。
ささくれ予防に第一関節下をほぐす
指先の乾燥やささくれが気になる方は、第一関節のすぐ下(爪のつけ根側)をくるくると円を描くようにマッサージしてみましょう。この部分は血流が滞りやすく、爪の成長にも影響が出る場所です。
指先を1本ずつ丁寧にマッサージするだけで、ネイルの色つやや、ささくれの出にくさに変化が出てきます。指先はクリームの塗り忘れが多い部分ですが、マッサージを行うのと一緒に指先までしっかりとクリームを塗るように意識してみましょう。
血行促進を狙う手のひら中央プッシュ
手のひらのちょうど中央あたりに、全身の巡りを整える「労宮(ろうきゅう)」というツボがあります。

ここを親指で5秒ほどゆっくり押してから離す動作を数回繰り返すだけで、手全体がポカポカしてきます。
血行が良くなることで、ハンドクリームの浸透も高まり、手の甲のくすみや冷えにも効果的です。
リラックス効果が高い手首下くぼみ押し
手首の小指側、少しくぼんだところにある「神門(しんもん)」というツボは、リラックス効果が高いことで知られています。

ストレスがたまっているときや、夜なかなか眠れない時などにもおすすめです。ハンドケアのついでにやさしく3〜5回押すことで、気持ちが落ち着き、自律神経のバランスも整いやすくなります。
夜の眠りの質は、肌の修復を左右するため、寝る前のマッサージついでに刺激しておくのもいいでしょう。
自宅ケアで満足できない人が検討すべきケア方法

毎日しっかりケアしているのに、「手の甲のしわが目立つ」「くすみが消えない」と感じていませんか?それは、年齢や紫外線によって皮膚の奥深くにダメージが蓄積している証拠です。そんな時は、美容医療という選択肢を検討するのもいいでしょう。
手の甲のしわやくすみに悩む人が増える理由
手の甲は、皮膚が薄く皮脂腺が少ないため、水分をキープしたり、外的刺激から肌を守ったりする役割の皮脂分泌が少ない傾向にあります。そのため、乾燥やしみが目立ちやすい部位で、気が付いたら紫外線の影響を受けてしみやくすみができていたり、乾燥が進んでしわが目立ちやすかったりします。
さらに、顔以上に紫外線にさらされやすい部位にも関わらず、UVケアを忘れがちな部分でもあります。
これらの影響で、年齢とともにしわやくすみ、しみなどが気になる方が増えています。
自宅ケアとの違いを実感しやすい美容医療の選択肢
自宅でのハンドケアは、できてしまったしみを薄くしたり、しわを滑らかにしたりといった”改善”というよりは、主に“現状維持”が目的となります。これは、化粧品などのケア用品の浸透が角質層のみに留まるためです。しみやしわなどは、皮膚の奥深くの真皮層から起きていることが多く、化粧品では届かないため、美容医療によるケアが「改善」には必要になります。
例えば、「マッサージピール」は薬剤で古い角質を優しく落としつつ、マッサージで血行を促進します。さらに、肌の奥にあるコラーゲンの生成もサポートしてくれるため、しみやくすみの改善のみならず、肌自体をふっくらとした状態に導いてくれます。
化粧品では届かなかった真皮層からの改善が期待できるのが、美容医療の特徴です。
初めてでも安心!マッサージピール前に知っておくべきこと

美容医療に興味はあるけれど、「初めてだから不安」「肌が弱いけど受けられる?」といった疑問を持つ方も多いはず。ここでは、手の甲への人気施術のひとつ「マッサージピール」を安心して受けるために、知っておきたいポイントをまとめました。
施術前後のダウンタイムと保湿計画
マッサージピールは、トリクロロ酢酸(TCA)という強力なピーリング剤と、低濃度過酸化水素(H2O2)という肌表面へのピーリング作用を緩和する成分を主としています。そこに、美白成分のコウジ酸が配合されており、肌表面への強力なピーリング作用を抑制しつつ、肌の奥深くの真皮層に有効な成分を届けられるように作られています。

そのため、施術後のダウンタイムはほぼなく、すぐに普段の生活に戻ることができるのが特徴です。しかし、施術前に肌が荒れていたり、乾燥が顕著であったりすると、施術後にひりひりとする感じや赤み・痒みなどが出やすくなります。
副作用を避けるためにも、施術の1週間ほど前からは、保湿や紫外線対策を徹底して行うようにしましょう。また、施術後2〜3日は、肌が敏感になっているので、刺激が少なく高保湿なケア用品を使用した保湿や、紫外線対策をしっかり行うことが重要です。“水分+油分”の両方が入ったクリームを選ぶのがポイントです。
敏感肌でも受けられる?
敏感肌の方でもマッサージピールを受けられる場合がありますが、必ず事前に医師の診察を受けましょう。
刺激が心配な方には、パッチテストで安全性を確かめてもらったり、塗布の時間を短くしたりといった方法もあります。敏感肌で施術を受けていいか心配な方は施術を急がず、相談しながら進めることが大切です。
まとめ
40代のハンドケア初心者の方は、朝晩の保湿から取り入れてみましょう。また、手を洗うごとにハンドクリームをしっかり塗ることや、乾燥している手には化粧水を塗布してからクリームを塗るなど、手順を少し変えるだけでより効果的な保湿が可能です。
エイジングケアには、ナイアシンアミドやビタミンC誘導体、レチノールなどの成分を選ぶといいでしょう。
また、見落とされがちな手の甲の紫外線対策も、手の老化を防ぐためには有効です。
スキンケアではなかなか改善されない悩みには、「マッサージピール」もおすすめなため、お悩みの方は椿クリニックにご相談ください。