目の下の乾燥がひどいときや、カサカサしてメイクがよれやすいときは、まず原因を整理することが大切です。
目の下は頬に比べて皮膚が薄く、空気の乾燥やデスクワーク中の空調、クレンジング・アイメイクによる摩擦、紫外線、まばたきの減少などの影響を受けやすい部位です。
また、肌内部の水分保持力が低下していると、保湿をしても乾燥を繰り返すことがあります。
このコラムでは、目の下が乾燥する原因と、デスクでも取り入れやすい加湿・保湿・摩擦対策、さらにセルフケアで改善しにくい場合の美容医療の選択肢について解説していきます。
目の下の乾燥がひどい原因は?デスク環境でできる目元ケアと美容医療の選択肢
この記事を読んでわかること
- デスクワーク中に目の下が乾燥しやすくなる原因
- デスクでできる加湿やまばたきリセットなどの目元ケア
- 保湿しても乾く場合に考えられる肌内部のうるおい不足
- スキンケアで改善しにくい場合の美容医療という選択肢
目次
デスクワークで進む“目の下の乾燥”とは

デスクワークでパソコンやスマートフォンを長時間見る生活が続くと、ふと気が付いたときに「目の下が乾燥している」「なんだかメイクがよれやすい」といった経験をしたことはありませんか。空調の風や画面の熱、乾いたオフィスの空気は、肌のうるおいを少しずつ奪っていきます。
空調と画面の光が奪ううるおい
オフィスや在宅ワーク中のデスク環境は、エアコンの送風や空気の乾燥、パソコンの熱などによって、肌の表面から水分を少しずつ蒸発させる原因になります。特に目の下の皮膚は頬よりも約3分の1ほど薄く、うるおいを保つ力が弱いため、真っ先に乾燥のサインが現れます。
さらに、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトによる微細な熱刺激や、画面に集中してまばたきが減ってしまうことなども乾燥を悪化させる要因のひとつになります。
このように、デスクワークの環境によっては見えない“乾燥要因”がいくつも潜んでいるため、知らず知らずのうちに目の下の乾燥が進んでしまっていることがあるのです。
加湿しても潤わない人に共通するサイン
空気を乾燥させないために加湿器をつけている方もいるかと思いますが、「加湿器を使用しても肌が乾く」「肌の乾燥をくい止められない」そんなときは、「空気」ではなく肌内部の水分保持力が低下している可能性があります。
角質層に存在する“NMF(天然保湿因子)”や“セラミド”が減ると、肌が水分を抱え込めず、外から与えた水分もすぐに蒸発してしまいます。また、真皮層の“ヒアルロン酸”の減少も角質層への水分供給が低下するため、乾燥の原因のひとつとなります。

これらの内的要因は加齢だけでなく、摩擦・紫外線・睡眠不足・ストレスなどの生活要因でも進行します。
つまり、「保湿しても肌が乾く」状態は、表面の乾燥ではなく内部の“構造的なうるおい不足”も関係しているのです。この状態の肌には、肌そのものの水分保持力を底上げするアプローチが重要です。
目の下の乾燥対策|デスクでできる加湿と目元ケア

乾燥対策は加湿器による空間の保湿だけでなく、乾燥しにくい「環境づくり」も大切です。
加湿方法から乾燥をカバーするメイクのポイントまで解説します。
湯気・マグカップ活用のデスク加湿ルール
デスクで「すぐに加湿したいけど使える加湿器がない」といった場合でも、湯気の出る飲み物をそばに置くだけで小さな湿度バリアを作れます。温かい飲み物であれば何でもいいのですが、肌の内側からさらに保湿力を高めたい場合には、ハーブティーや白湯などの温かい飲み物をチョイスするのがおすすめです。体を内側から温めることで血液の巡りが良くなり、結果として肌の保湿にもつながりやすくなります。
また、観葉植物を置く・水を入れたコップをデスク端に置くなど、自然蒸散を利用したプチ加湿もおすすめです。特に空気が乾く冬やエアコンの強い夏は、これだけでも肌のつっぱり感が和らぎやすくなります。
20分ごとのまばたきリセットと目元ストレッチ
パソコンやスマートフォンを凝視するような作業中は、まばたきの回数が通常の約1/3に減るといわれています。その結果、目の表面を守る涙膜が不安定になったり、目の周りの血流が悪化しやすくなったりすることで、目の周囲の皮膚まで乾きやすくなります。
意識してまばたきの回数を維持することが重要ですが、無意識にまばたきの回数が減ってしまうことがほとんどのため、20分に一度はゆっくりと目を閉じ、3秒ほどキープして開ける「まばたきリセット」を行うといいでしょう。
さらに、視線を上下左右に動かす・遠くを見るなどの軽い目元ストレッチも、目の周りの凝り固まった部分をほぐし血流を促してくれるため、乾燥対策に加えてくまやくすみ対策にも効果的です。
メイク直しで乾きを悪化させない小技
目の下が乾燥すると、朝しっかりと綺麗にしたメイクでもよれてしまうことが多いのではないでしょうか。メイク直しをしようとして、乾燥した部分にパウダーを重ねると、粉っぽさやシワっぽさがより強調されてしまいます。
そのため、乾燥した目の下へのメイク直しのおすすめは、コットンに化粧水や美容液を少量含ませて軽く押さえてからメイク直しを行う方法です。これでメイク直しの前に肌の乾燥を緩和することができ、この後のメイクのノリも良くすることができます。
ミスト化粧水を顔全体に使う方法もおすすめです。ミストタイプのものを使用した後は、手のひらや指の腹で優しく馴染ませてからメイク直しを行うといいでしょう。アルコールやメントール配合の刺激タイプは避け、保湿成分(グリセリン・ヒアルロン酸Naなど)入りを選ぶと◎。お昼休みに取り入れるだけでも、午後の乾燥ダメージを減らせます。
目の下の乾燥がひどいときに見直したいこと

目の下の乾燥がひどいと感じるときは、単に保湿が足りていないだけでなく、摩擦や紫外線、空調による乾燥、まばたきの減少、肌内部の水分保持力の低下など、複数の原因が重なっていることがあります。
特に、目の下は頬に比べて皮膚が薄くデリケートな部位のため、少しの刺激でもカサカサ感や皮むけ、赤み、ヒリつきにつながりやすくなります。まずは現在の状態を確認し、日常のケアで見直せることから整えていきましょう。
目の下の乾燥がひどいときのサインと受診目安
目の下の乾燥が気になるときは、まず肌の状態を確認することが大切です。
- 目の下がカサカサして粉をふく
- メイク後しばらくすると小じわやよれが目立つ
- 保湿しても数時間後には乾燥を感じる
- 洗顔後にヒリヒリしたりつっぱったりしやすい
このような場合は、肌のバリア機能の低下や、乾燥が進んでいる可能性があります。

さらに、
- 皮むけや赤み
- かゆみ
- ヒリつき
などがある場合は、肌が敏感になっているサインです。この状態での新しい化粧品・ピーリング・レチノールなど、刺激を感じやすい成分を使うと、乾燥や炎症が長引くことがあります。まずは低刺激の保湿ケアを中心にして、肌を休ませることを意識しましょう。
また、
- 赤みやかゆみが強い
- ヒリヒリ感に加えて痛みがある
- 皮むけが長引いている
- 目の周りが腫れている
- 涙や充血を伴う
といった場合は、かぶれやアレルギー、湿疹、目元の炎症などが関係していることもあります。自己判断でケアを続けず、症状が強い場合は早めに皮膚科や眼科に相談することをおすすめします。
乾燥を悪化させないセルフケアとやってはいけないケア
目の下の乾燥対策では、うるおいを与えることだけでなく、刺激を減らすことも大切です。
乾燥を悪化させないケア
- 化粧水や保湿成分の入ったクリームでうるおいを補う
- ワセリンを使用する場合は最後に薄く重ねる
- アイクリームを使う場合は、強く塗り込まない
- 薬指など力が入りにくい指を使い、目の下にそっと置くように塗る
やってはいけないケア
- 皮むけや赤み、ヒリつきがあるときも、目元のメイクをしっかりと行う
- 目の下の乾燥がひどいときに、スクラブやピーリングで角質を落とす
- 目元を強くマッサージする
- 熱いお湯で洗顔する
- クレンジングシートでこする
- 乾燥部分にパウダーを何度も重ねる
目の下の肌状態が良くないと、コンシーラーやパウダーで隠したくなる方も多いでしょう。しかし、乾燥して敏感になっている部分にメイクを重ねると、クレンジング時の摩擦も増え、乾燥がさらに悪化することがあります。
また、早く改善したい気持ちからケアを重ねたくなるかもしれませんが、乾燥が強いときほど、攻めるケアよりも守るケアを意識することが大切です。
目の下の乾燥対策は、朝・日中・夜で意識するポイントが異なります。以下のように、時間帯ごとにケアを分けて行うと、デスクワーク中の乾燥や目元のカサつきを防ぎやすくなります。

目の下の乾燥対策は、朝の保湿、日中のデスク乾燥対策、夜の摩擦を避けるケアを意識しましょう。
保湿しても乾く内部乾燥と美容医療を検討するタイミング
スキンケアを重ねても目の下の乾燥を繰り返すときは、肌表面だけでなく、肌の内側の水分保持力が低下している可能性があります。
肌の奥にある真皮層では、ヒアルロン酸やコラーゲンなどが水分保持や肌のハリ・弾力を支えています。特にヒアルロン酸は水分を抱え込む性質があり、加齢や紫外線などの影響でこれらの状態が変化すると、肌のうるおいやハリが低下し、乾燥感が強くなることがあります。
さらに、こうした状態が続くと、乾燥だけでなく、肌のハリやふっくら感も失いやすくなります。その結果、目の周りの小ジワやちりめんじわ、くすみといった見た目の変化も目立ちやすくなってしまいます。

日常の乾燥対策として保湿ケアは重要ですが、外側からのスキンケアが働きかけるのは肌表面の角質層までです。そのため、真皮層などの深い部分の水分保持力を回復するためには、美容医療を選択肢のひとつとして考えることも大切です。特にスキンバイブ(ボライトXC)は、肌の内側にヒアルロン酸を直接注入し、水分保持力をサポートする治療で、肌の内側から乾燥を改善したい方におすすめです。
参照元:Hyaluronic Acid and Skin: Its Role in Aging and Wound-Healing Processes – PMC
美容医療で叶える「水分保持力の底上げ」

肌の内部から水分の保持力を底上げして、肌に潤いを復活させる治療として注目されているのが、スキンバイブ(ボライトXC)というヒアルロン酸注入です。
一般的な「ボリュームを出す」ヒアルロン酸と違い、スキンバイブ(ボライトXC)は肌全体の水分保持力をサポートし、肌質を改善する目的で開発された製剤です。
スキンバイブ(ボライトXC)が目元の乾燥にアプローチする理由
スキンバイブ(ボライトXC)は、肌質改善を目的としたヒアルロン酸製剤で、保湿・ハリ感のサポートに用いられます。従来のヒアルロン酸製剤は「ふっくらさせる注入」「形を整える注入」ですが、それとは異なり、皮膚の浅い層にごく微量ずつ注入し、肌が自ら水分を抱える力を支える点が特徴です。
とくに目の下や頬など、乾燥による小ジワが出やすい部分に適しており、自然なツヤ感や質感の変化を感じやすい治療です。
皮膚の内側で水分を抱え込む“ヒアルロン酸の貯水力”
ヒアルロン酸はもともと体内にも存在し、1gで約6Lもの水分を保持できるといわれます。
スキンバイブ(ボライトXC)では、この性質を活かして肌内部に“うるおいを貯める仕組み”をつくります。

そのため、「肌の表面が乾きやすい」「保湿してもすぐ乾く」といった人に、うるおいの持続をサポートする方法として選ばれています。
効果の持続期間は最大で9か月で、自然な質感を保ちながら乾燥に強い肌づくりを目指せる点も特徴です。
ダウンタイム・効果期間・他施術との違い
スキンバイブ(ボライトXC)は皮膚の浅い層(真皮層)に少量ずつ注入し、肌の内部に薄い1枚の膜を作るイメージで注入します。施術後は内出血が出ることが多いですが、ダウンタイムは1〜2週間程度と短く、仕上がりも美容医療を受けたことがわからないほど自然です。
施術後数日から内出血や赤みなどが出ることがありますが、施術翌日からメイクが可能なため、ほとんどの場合メイクで隠すことができます。そのため、仕事の合間に施術を受ける人も少なくありません。
また、効果が長めに続く点も特徴です。元々の肌の状態や生活習慣などによって個人差はありますが、6〜9か月ほど肌の質感の変化を感じる方もいます。
スキンケアや肌表面の美容施術と異なり、直接肌の水分保持層にアプローチできるため、「肌の乾燥を根本から治したい」「ナチュラルに肌質を整えたい」という人に向いた施術です。
目の下の乾燥を繰り返さないための朝夜ケア

目の下の乾燥を繰り返さないためには、朝・夜の毎日のケアが欠かせません。
朝と夜では、スキンケアの目的が変わるため、それぞれに合ったケアを続けることが重要です。
朝の仕込みで目元の乾燥を防ぐ
朝のスキンケアでは、目の下にうるおいを与え、その水分を逃がさないことが大切です。化粧水を手で温めてからやさしくなじませ、乳液やクリームで水分を逃がさないための膜を作りましょう。
目元は頬に比べて皮膚が薄いため、強くこすらず、指の腹で軽く押さえるようになじませるのがポイントです。メイク前に目元の保湿が足りていないと、日中のカサつきや小じわ、メイクのよれにつながりやすくなります。
乾燥しやすい方は、ベースメイク前に少量のアイクリームをなじませるのもおすすめです。ただし、塗りすぎるとメイクが崩れやすくなるため、薄く重ねる程度にしましょう。
夜のリセットで摩擦ダメージを残さない
夜は、日中のメイクや皮脂、空気中の汚れを落としながら、目元に摩擦を与えないことが大切です。クレンジングや洗顔のときに目元をこすってしまうと、乾燥だけでなく、くすみや小じわの原因になることがあります。
アイメイクをしている場合は、無理に一度で落とそうとせず、ポイントメイク用のリムーバーをコットンに含ませて、しばらくなじませてからやさしく落としましょう。洗顔は熱いお湯を避け、水か38度程度のぬるま湯で行うことが大切です。
洗顔後は、肌の水分が蒸発しやすい状態になっています。タオルで押さえるように水分を拭き取ったら、1分以内には化粧水や乳液、クリームで保湿しましょう。目の下の乾燥が気になる日は、普段よりも刺激の少ないシンプルなケアに切り替え、肌を休ませることも大切です。
まとめ
目の下の乾燥は、空気の乾燥だけでなく、目元の皮膚の薄さ、クレンジングやメイクによる摩擦、紫外線、デスクワーク中のまばたきの減少、肌内部の水分保持力の低下など、さまざまな原因によって起こります。
目の下の乾燥がひどい時は、まず刺激を減らし、肌の保湿や空気の加湿、摩擦を軽減することが大切です。この時期は、ピーリングや強いマッサージ、厚化粧などは避け、肌を守るケアを心がけましょう。
また、かゆみやヒリつき、腫れや皮むけなど、いつもと違う症状がある場合は、自己判断でケアを続けず、皮膚科や眼科に相談することも大切です。
日常のケアを続けても目の下の乾燥を繰り返す場合は、肌内部のうるおい保持力が低下している可能性があるため、美容医療も選択肢のひとつとして検討するといいでしょう。特に、スキンバイブ(ボライトXC)は、肌の内側から水分保持力にアプローチするため、目の下の乾燥やハリ不足、小じわが気になる方は、一度椿クリニックにご相談ください。
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