顔の小さなパーツである涙袋が、私たちの表情と全体的な顔の印象をどのように変えるのか、その影響は意外に大きいものです。涙袋ひとつで、人の顔の印象は「老け顔」から「若々しい」に変わります。また、平坦でのっぺりとした顔つきだった人が、涙袋を作るだけで立体感のある、柔らかい印象の顔つきに変化することもあります。この記事では、涙袋の存在がもたらす美容上の効果について深掘りし、その必要性を探ります。涙袋のヒアルロン酸注入による形成方法や、その詳細、目元のスキンケアの重要性、さらには涙袋形成に関するよくある疑問への回答まで、涙袋の美容効果に関するあらゆる側面をご紹介します。
涙袋はない方がいい?若々しい印象を与える涙袋の魅力をご紹介します
この記事を読んでわかること
- 涙袋は目元を明るく見せ、若々しい印象を与えますが、目袋やクマと混同しないことが重要です。涙袋がない顔はクールで美しい印象を与えるため、個人の顔立ちに応じて価値観が分かれやすくなります。
- 出目の人や頬骨が目立たない顔立ちの人は涙袋が似合いやすい傾向にあります。ただし、美容施術によって涙袋を大きくし過ぎると、不自然な印象を与えたり、将来的にたるみのリスクが増えたりする場合もあります。
- ヒアルロン酸注入による涙袋形成は、ダウンタイムが短く、安全性が高いジュビダームビスタを使用し、個人に合わせたデザインを提供します。適度な量を注入することでナチュラルな仕上がりを目指し、不必要な広がりやたるみを防ぎます。
- 涙袋の形成後は、不適切なケアを続けることでクマが目立ってしまうこともあります。クマを防ぐために血行改善や保湿を徹底し、必要に応じて美容液を活用しましょう。メイクから解放されたい人や若々しい印象を求める人に涙袋形成はおすすめです。
目次
涙袋の美容効果: 必要か、不要か?
涙袋は顔の中のほんの小さなパーツですが、涙袋の有無は顔の印象を大きく左右します。
かわいらしい印象を与える顔になりたいのか、クールで美人な印象の顔になりたいのかで涙袋の重要性は変わります。涙袋が私たちの顔に与える影響と周囲への印象を解説していきます。
涙袋とは
涙袋とは目のすぐ下にあるぷっくりと膨らんだ部分のことです。これは、目の下の眼輪筋が発達して盛り上がることでできます。
笑わなくても涙袋がある人は、この筋肉が元々発達しているので目立ちやすくなります。笑った時にだけ涙袋ができる人は笑うと眼輪筋が収縮するので涙袋が出てくることが多いです。
涙袋とは別で「目袋」というものがあります。涙袋と間違いやすいのですが、目袋は涙袋よりも下にあるたるみのことで、脂肪が前に張り出して膨らんでいる状態のことです。
涙袋が与える印象の変化
笑うとぷっくりと出る涙袋ですが、この涙袋があることで表情が明るく魅力的に見えるというメリットがあります。若い時は筋肉や皮膚にハリがあるため、涙袋が目立ちやすいですが、年齢を重ねるにつれ皮膚がたるみ、筋肉が衰えることで涙袋がなくなっていきます。そのため、涙袋のある顔は若々しくかわいらしい印象を与えます。
涙袋がない美しさの価値観
一方で涙袋が必ずしも全ての人をかわいく見せてくれるわけではありません。涙袋のない顔にも魅力はたくさんあります。
涙袋のない顔は目元がすっきりとしているためクールでキリっとした印象を与えます。大人っぽい綺麗な顔立ちの美人顔と言われる人は、涙袋がないことが多いです。
涙袋の似合う顔、似合わない顔の見極め方
顔の特徴には個人差があり、それぞれの顔に合う美容治療も変わります。ここからは、自分の顔の特徴に涙袋は合うのかの解説をしていきます。
顔の形と涙袋の相性をチェック
ご自身の顔を鏡で見たときに、上瞼と眼球どちらが出ていますか。
上瞼より眼球が突出している人は出目、逆に眼球が奥まって上瞼の方が出ている人は奥目といわれます。一般に出目の人は涙袋の下が少しくぼむため涙袋ができやすいですが、奥目の人は目の下の脂肪が眼球により押し広がっていることが多く、目の下が膨らんでいることがあります。そのため、奥目の人はヒアルロン酸で涙袋を作ってもわかりづらくなってしまいます。
さらに、頬骨が出ている人は目の下に段差が作りにくいため、涙袋が目立ちにくい傾向にあります。
涙袋があることで変わる顔の印象
涙袋はかわいらしい印象を与えてくれるほかにも、目を大きく見せてくれる効果や面長な顔の人は長さを和らげて見せてくれる効果もあります。
しかし、大きくし過ぎた涙袋は時に真顔でも笑っているような印象を与えてしまいます。真剣な場面でもぽかんとした印象を与えてしまうこともあるため、注意しましょう。
自然な目元の魅力:涙袋がない方が良い理由
涙袋は眼輪筋の発達によりできるものですが、年齢を重ねたときに筋肉によって支えられていた皮膚がたるむため、目の下にたるみができやすくなります。また、涙袋による影がクマに見えてしまう可能性もあります。その点、涙袋のない人はこういったリスクが少ないため、老け顔になりにくいという特徴もあります。
ヒアルロン酸で自然な涙袋を手に入れる
ヒアルロン酸による涙袋の形成は、適度な注入量で魅力的な涙袋を作ることができます。
椿クリニックのヒアルロン酸注入のアプローチや、安全性などを解説します。
ヒアルロン酸注入の基本: 涙袋形成のメリットとデメリット
涙袋はヒアルロン酸注入で作ることができます。ヒアルロン酸は元々人の皮膚や軟骨、眼球などに存在しており、皮膚ではハリや弾力を維持するために重要な役割を持っています。
涙袋形成はヒアルロン酸を涙袋に注入し、ぷっくりとした涙袋を作っていく治療です。1ccの注射1本でできるため、注入自体は5〜10分ほどで終わります。また、注入に使う針はとても細いものを使用するため、痛みもほとんどなく針穴もほとんど目立つことがありません。
ヒアルロン酸
引用:ヒアルロン酸 – Wikipedia
紫外線によって皮膚中のヒアルロン酸やコラーゲンが損傷するとされ、75歳の人間の皮膚のヒアルロン酸は19歳の人間のおよそ25%の量にまで減少する[12]。老化によって表皮からヒアルロン酸が減少し、真皮ではまだヒアルロン酸は残っている[10]。このことが、加齢による皮膚の水分低下、弾力性の低下や萎縮に貢献する。
ヒアルロン酸注入はダウンタイムが短い施術ではありますが、目の周りは皮膚が薄い部位のため、腫れや内出血が起きやすくなります。ほとんどの場合数日から長くても2週間ほどで軽快することが多いです。
凸凹になったり、左右差が大きく出てしまったり、涙袋が大きくなりすぎてしまったりすることを心配する方もいるかと思います。技術力やデザイン力の不足している医師による施術はこういったリスクがありますが、椿クリニックではお客様と涙袋の位置や大きさなどを確認しながら施術を進めていきます。また、しっかりと研修を積んだ医師が施術するため、希望通りにならないというリスクは避けることができるでしょう。
安全性と効果:椿クリニックのアプローチ
椿クリニックで使用するヒアルロン酸は、日本の厚生労働省に承認を得たアラガン社のジュビダームビスタを使用しています。そのため、安全性に優れており、安心してヒアルロン酸の施術を受けていただけます。
ジュビダームビスタにはいくつか種類があり、それぞれ硬さが違います。涙袋に使用するヒアルロン酸はジュビダームビスタ バイクロス ボルベラXCという種類のものを使用します。比較的柔らかいヒアルロン酸で、涙袋の他に唇のボリュームアップや小じわ、小さいくぼみなどにも使用されます。
ナチュラルな涙袋を目指すためのアドバイス
涙袋へのヒアルロン酸の注入は、個人の顔の形やパーツとのバランスを見て作っていきます。希望の涙袋の大きさも考慮しながら注入していきます。しかし、あまりにも大きい涙袋は、不自然な印象を与えるだけでなく、入れすぎたヒアルロン酸が下に広がってくる可能性もあります。広がってきたヒアルロン酸は目の下のたるみへとつながる可能性もあるため、適度な注入をおすすめします。
涙袋形成前後の変化
施術名
ヒアルロン酸注入(涙袋)
施術の説明
下まぶたに適量のヒアルロン酸を注入し、涙袋を形成していきます。
施術の副作用(リスク)
紅斑、内出血が生じる可能性があります。
施術の価格
涙袋1回 ¥77,000(税込)
涙袋で目元の美しさを引き出す
涙袋のある目元をより魅力的にするためにはクマは大敵です。涙袋を美しく保つためのスキンケア方法や、涙袋がもたらすポジティブな変化を最大限に活かすためのアドバイスをご紹介します。
涙袋はこんな人に最適
- 目を大きく見せたい
- うるっとした目で守られ顔になりたい
- 顔を立体的に見せたい
- 若々しい印象になりたい
- 涙袋メイクから解放されたい
毎朝メイクで涙袋を作っている人はヒアルロン酸注入でその手間を省くことができます。また、特に皮膚の薄い目元の部分に繰り返しメイクを行うことで、皮膚がダメージを受け、色素沈着やくすみにもつながる可能性があります。すっぴんでも涙袋があることで、大きい目元でかわいらしい印象を演出することができます。
目元のスキンケアの重要性
涙袋がある人はない人に比べると、涙袋の下の影がクマに見えてしまうことが多くなります。涙袋を作ってかわいらしい印象を与える目元になったのに、元々のクマがあることでよりクマが強調されてしまってはせっかくの涙袋も疲れた印象を与えかねません。
血行不良によって起こる青クマがある人は、睡眠不足や栄養不足が考えられます。生活スタイルを見直すことで改善されます。また、血行を良くするためゆっくりと湯船につかってみたり、目元をホットタオルなどで温めたりしてみてください。
色素沈着によりできる茶クマがある人は、目元のターンオーバーを正常に戻し、蓄積されたメラニン色素を排出することで改善されます。しっかりと保湿するように心がけつつ、美白成分の入った美容液などで集中ケアをしてみてください。茶クマができている人は目元を強く擦り過ぎている可能性もあるため、普段から擦り過ぎないように、スキンケアの際も優しく押さえるようにケアしてください。
赤クマや黒クマは目の下の脂肪が突出している事やたるみが原因で起こり、スキンケアでの改善が難しいクマになります。たるみを改善する治療や余分な脂肪を除去する治療などを受けることで予防・改善することができます。たるみを改善する治療や余分な脂肪を除去する治療などを受けることで予防・改善することができます。
涙袋のヒアルロン酸注入に関する疑問
涙袋のヒアルロン酸注入に関しては、多くの方が様々な疑問を持っています。ヒアルロン酸注入による涙袋形成の疑問を解消し、魅力的な涙袋を手に入れましょう。
涙袋のヒアルロン酸注入は痛いの?
ヒアルロン酸注入に使用する針はとても細いものを使用します。そのため、針を刺した時の痛みはチクっとする我慢できる程度の痛みです。ヒアルロン酸自体に痛みを軽減する成分(リドカイン)が配合されているため、注入中は痛いというよりも圧迫感の方が強く感じます。
痛みに弱い方は、注入前に痛みを和らげるための冷却をしっかりと行っていきます。また、痛みに配慮しつつ休憩を挟みながら注入を進めていくことも可能ですので、ご安心ください。
涙袋のヒアルロン酸注入後のメイクは?
ヒアルロン酸注入後は、ごく小さなものですが針穴があるため、清潔にしていただく必要があります。注入部位を強く擦らないように注意していただきながら、施術翌日からお化粧をしていただけます。
施術後のケアや注意点
施術後当日から入浴や洗顔をしていただけます。しかし、注入直後はヒアルロン酸をしっかりと定着させる必要があるため、1〜2週間程は強く擦ったり圧迫したりする行為はやめるようにしてください。また、うつぶせで寝ることで注入部位を圧迫してしまい、凸凹になってしまう可能性があるため、睡眠時は仰向けで寝るように意識してください。
内出血や針穴の治癒を遅らせてしまう可能性があるため、当日中は激しい運動やサウナなどの体温を上げる行為も控えるようにしてください。
施術後のケアや注意点
施術後当日から入浴や洗顔をしていただけます。しかし、注入直後はヒアルロン酸をしっかりと定着させる必要があるため、1〜2週間程は強く擦ったり圧迫したりする行為はやめるようにしてください。また、うつぶせで寝ることで注入部位を圧迫してしまい、凸凹になってしまう可能性があるため、睡眠時は仰向けで寝るように意識してください。
内出血や針穴の治癒を遅らせてしまう可能性があるため、当日中は激しい運動やサウナなどの体温を上げる行為も控えるようにしてください。
ヒアルロン酸注入の費用は?
多くのクリニックでヒアルロン酸注入は扱われています。クリニックによって費用は様々ですが、椿クリニックのヒアルロン酸注入の嬉しいところは、ヒアルロン酸を1本(1㏄)売りしているところです。他院のヒアルロン酸注入は0.1㏄ずつのお値段だったり部位ごとに値段が設定されていたりします。一般的に片目0.1〜0.2cc程で十分な大きさの涙袋が作れますが、事前のカウンセリングの時点では何cc入れるかわからないため、入れてみて思っていたより高額になってしまったなんてこともあります。
椿クリニックでは1本¥77,000(税込)でご用意しており、適応する部位であれば涙袋以外の部位にも注入が可能です。まとめて購入していただくと1本当たりのお値段が安くなるため、一度にいくつかの部位を注入される方もいらっしゃいます。
ジュビダームビスタ | 1.0cc/1本(税込) | 2.0cc/2本(税込) | 3.0cc/3本(税込) | 4.0cc/4本(税込) | 5.0cc/5本(税込) |
---|---|---|---|---|---|
ボリューマXC/ ボルベラXC/ ボリフトXC | ¥77,700 | ¥137,500 | ¥189,750 | ¥231,000 | ¥261,250 |
まとめ
涙袋はかわいらしい印象を与え、涙袋のない目はクールでキリっとした美人顔と言われる人に多いです。
涙袋はヒアルロン酸注入で作ることができ、椿クリニックのヒアルロン酸は厚生労働省の承認を受けた製剤を使用し、安全に治療を受けることができます。
ヒアルロン酸を入れすぎると不自然な涙袋になってしまうため、椿クリニックでは個々の顔の特徴に合わせてより魅力的な涙袋になるようデザインしながら注入します。そうすることで自然な涙袋を作ることが可能です。
ヒアルロン酸の注入はダウンタイムがほとんどありませんが、直後から数週間の間は注入したヒアルロン酸が移動してしまう恐れがあるため、強く擦ったり圧迫したりしないように気を付けましょう。
元々涙袋がある人も、ヒアルロン酸注入によって涙袋を形成した人も、涙袋の下にできる影がクマに見えてしまうことがあるため、日頃からクマのケアをしておきましょう。これにより、より魅力的な顔立ちや印象を得ることが可能です。
涙袋のある顔はかわいらしい印象を与えますが、自身がどのような印象を相手に与えたいか、どのような顔になりたいかを明確にしておくことが涙袋を作るうえで重要となります。
涙袋の形成を検討している方はいつでも椿クリニックにご相談ください。