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シワ治療・小顔治療で人気のボトックス!!治療間隔はどのくらいがベスト?効果を持続させるための秘訣を公開します!!

シワ治療・小顔治療で人気のボトックス!!治療間隔はどのくらいがベスト?効果を持続させるための秘訣を公開します!!
ボトックスといえば表情筋のシワ治療やえらに注射することによる小顔治療でとても人気です。

メスを使わず、またダウンタイムも少ないことから美容医療に抵抗のある人でも挑戦しやすいと言われています。
そんなボトックスですが、治療期間を間違えてしまったり、必要なケアを怠ってしまうと本来の効果が出ないことがりあります。
今回は、人気のボトックス治療の適切な治療間隔と効果を持続するための秘訣をご紹介します。

「ボトックス」とはアラガン社が開発したボツリヌス毒素製剤のブランド名であり、しわ治療の一般名ではありません。

椿クリニックではアラガン社(ボトックスビスタ®)使用しています。

このコラムでは広く認知されているボトックスという商品名を使用しています。

引用元:日本美容外科学会(JSAPS)

ボトックス治療とは

ボトックス治療とは

ボトックス治療とは、ボツリヌス菌から抽出したA型ボツリヌス毒素を注射する治療のことを指します。

ボツリヌス菌は土壌等に広く存在している細菌です。

非常に強い菌なので、心配に思う方も多いと思いますが、人体に悪影響がでないように加工・調整されており極めて安全性が高い製剤です。

元々、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの治療薬として開発されましたが、現在では美容目的としてのしわ治療での使用数が圧倒的に伸びています。メスを使わずにダウンタイムも少ないことからとても人気の施術です。

ボトックスの主成分と作用

ボトックスの主成分である「ボツリヌストキシン」は、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のタンパク質です。

このタンパク質を注射することで、筋肉を支配する神経に取り込まれて、その神経を麻痺させる作用があります。

その結果、注射された筋肉を弛緩させることができます。筋肉が緊張している部分にボトックスを注射すると、筋肉がリラックスした状態になります。

表情シワと呼ばれる眉間やおでこ、目じりのシワの原因である表情筋に注射して、筋肉の収縮を抑えることによってシワをできにくくします。

また、顔の咬筋と呼ばれるものを噛むときに使用する筋肉に注射することで、エラの張りを弱めて、小顔に導く効果もあります。

上唇挙筋の働きを弱めて笑った時に歯ぐきが目立つガミースマイルを改善する効果や、発汗促進させる神経伝達物質である「アセチルコリン」を抑制して脇汗を抑える効果ふくらはぎの筋肉を縮小させる効果、さらには首から肩にある僧帽筋に注射して肩こりを改善し、同時に首を長く見せる効果もあります。

ボトックスの主成分と作用

ボトックスの主な使用目的

ボトックスの使用目的は保険適応(治療目的)と保険適応外(美容目的)に分けられます。

保険適応(治療目的)

  • 重度の多汗症やわきが
  • 脳卒中の後遺症である「痙縮」
  • まぶたや顔面の痙攣
  • 脳性麻痺等の小児神経疾患を原因とする筋緊張

保険適応外(美容目的)

  • 眉間やおでこ、目じりのシワ取り
  • エラに注射し小顔にする
  • 口輪筋を弱めてガミースマイル改善

その他、肩こり改善目的も保険適応外となります。

ボトックスの安全性と認知度

ボトックスの安全性ですが、医療用のボトックスは毒素を分解・精製して無毒化しているため体に害はありません。
一般的に安全な治療と考えられています。

2009年に厚生労働省に眉間および目じりの表情シワ治療薬として承認されてから認知度は広まっています。

ボトックスの効果的な間隔とは

ボトックスの効果的な間隔とは

ボトックス注射の効果を持続させるためには、定期的に注射を打つことが大切です。

きれいな状態を維持するにはどのくらいの頻度にて打てば良いのか、また持続時間はどのくらいあるのかについて下記にまとめていきます。

効果の持続期間の基本

ボトックス注射を打つと注射後速やかに神経に取り込まれますが、実際の効果は2~3日後から徐々に出てきます。安定した効果までは2週間程かかると言われています。

その効果は3~4か月持続しますが、徐々に注射前の症状が現れてきます。

そのため頻度の目安は3~4か月となります。
注射の効果は6か月ほどでなくなってしまうので、効果がなくなる6か月よりも前に注入すると綺麗な状態を維持することが出来ます。

間隔を空ける理由

ボトックスはタンパク質が主成分のため、数週間や2か月程度など、短期間で注射を行うと薬剤に対する抗体ができて効果が得られなくなる可能性があります。

抗体ができると治療の効果がきちんと現れなくなってしまうので、目安として最低3か月は間隔をあけて注入するようにして下さい。

適切な間隔でのリピート治療のメリット

ボトックスは打ち続けると効果が長続きすると言われています。

繰り返し打つことで、その部分の筋肉を使用しなくなるので筋肉の神経支配がなくなっていくと考えられているためです。

3~4か月に1回のペースで注入すること、効果がなくなる6か月よりも前に注入すると気になるシワがないきれいな状態をキープできます。

なぜ治療の間隔は個人差があるのか

なぜ治療の間隔は個人差があるのか

“なぜ、ボトックス治療の間隔に個人差があるか“というとお顔の筋肉や脂肪の付き方
骨格はそれぞれ異なるため、効果を感じるタイミングや、効果が薄くなるタイミングに差がでます。
治療から3か月経過していれば、ご自身が効果がなくなってきたと感じるタイミングで次の注入をご検討下さい。

皮膚のタイプとボトックス

お肌の悩みによって、ボトックスで治療ができるかが変わってきます。

  • 眉間の深い縦しわには効果がない
    ボトックスは表情しわに有効とされています。深い縦シワのような表情が動かなくてもできるシワには効果がないのでご注意下さい。
  • 顔を動かすことによって出来るシワはボトックスで改善が期待できる
    表情によって出来る眉間のシワ、額のシワ、笑った時に浮かぶ目じりのシワはボトックス治療がお勧めの部位となります。

筋肉の厚みや使用頻度の違い

ボトックスは筋肉に注入する治療方法なので、筋肉の発達や付き方、そして厚みによって使用頻度も変わってきます。

特に咬筋に対しては、ボトックスを注射して力を弱めることで筋肉の厚みが減ってきます。その結果、徐々にエラの部分が目立ちにくくなってきます。
咀嚼する時に奥歯を使いがちな方や、固い食べ物を好む方、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は咬筋が肥大しています。
このように筋肉の肥大している方は効果も感じやすくなります。

個人の希望による調整

ボトックスは筋肉に注入する治療のため、お顔の筋肉や脂肪の付き方、脂肪、骨格、肌の状態をしっかり把握し、どの筋肉に注入するとどれくらいの効果が予測できるか顔面の構造やから調整する必要があります。

具体的には

  • 筋肉全体に均一に効かせる細かい注射方法
  • 筋肉の近隣の筋肉との協調運動に配慮した注射方法
  • 筋肉の強さ・厚みなどによる微妙な調節

が必要となります。

ボトックス初回治療後の注意点

ボトックス初回治療後の注意点

ボトックスの初回投与後は、注射部位を良く観察しご自身のボトックス治療の効果を確認することが大切です。また、ボトックスの効果を長持ちさせる秘訣をご紹介します。

初回治療後の皮膚の変化

ボトックス注射を打つと注射後速やかに神経に取り込まれますが、実際の効果は2~3日後から徐々に出てきます。安定した効果までは2週間程かかると言われています。

その効果は3~4か月持続しますが、徐々に注射前の症状が現れてきます。

初回投与後は、まずご自身がどのくらいで効果を感じて、定着するのか。
そして効果が薄れてくるタイミングを理解しておくと引き続きの治療に役立ちますね。

効果を長持ちさせるためのアドバイス

ボトックスを長持ちさせるための秘訣がいくつかあります。

  1. 注入部位は揉まない
    効果を長続きさせるためには、注入部位を揉まないようにすることが大切です。注入部位を揉むと、ボトックスの薬液が広がったり、狙ったところ以外にも効いてしまうため、意図していない筋肉も動かなくなる恐れがあります。
    眉間のシワですと、眉上に注入しているため薬液が目の周囲にも広がってしまうと目が開き辛くなるおそれもあるので注入後は患部をもまないようにすることが大切です。
  2. 患部を温めない
    ボトックスを長続きさせるには、施術後3日間は患部を温めないことを意識することが大切です。ボツリヌス毒素は熱に弱く、体温が上がってしまうと十分な効果が現れない場合があるからです。
    湯船に浸かる・サウナ・スポーツ・マッサージ・飲酒などは血行がよくなり体温が上がりますので施術後数日間は控えるようにして下さい。
    ボトックス注射後は当日からシャワーが可能ですが、あたためすぎないように注意が必要です。
    こうした注意点に関しては医師や看護師から説明がありますので、ボトックスの効果を長続きさせたい場合はきちんとまもるようにしましょう。
  3. 定期的にボトックスを打つ
    ボトックスは継続的に打ち続けると効果が長くなります。そのため3~4か月のペースで継続することで筋肉の弱まりによりシワが薄くなり綺麗な状態を維持することが出来ます。
  4. 部位に合わせた薬剤を選ぶ
    ボトックス注射の効果を長続きさせるには、部位に合わせた製剤を選ぶことがポイントです。ボトックスはアラガン社のボトックスビスタが国内承認されています。その他アメリカ製や韓国製のものがあります。
    同じA型ボツリヌス毒素であってもメーカーごとにそれぞれ細かな違いや特徴があります。
    ご本人の皮膚や筋肉のタイプ、医師と薬剤の相性もあります。また、金額も変わっています。
    どのくらいの効果を求めているのかでも製剤が変わるのでカウンセリングの時にきちんと相談し、適切な薬剤を選ぶようにしましょう。

初回治療と2回目以降の違い

初回治療はご自身のボトックスの相性や効果の出現の仕方を確認

2回目以降はより、理想的な状態に近づくことができるように
医師と相談し注入量等を相談してくことなります。

ボトックス治療の頻度とコスト

ボトックス治療の頻度とコスト

美容医療においてはどのくらいのコストがかかるのか把握しておくことも大切ですね。
治療頻度とコスト、そして費用対効果の最適化方法をまとめました。

頻度と治療費の関係

ボトックスの治療頻度には個人差がありますが、おおむね3~4か月に1回の治療となりますので1年間に3回~4回の施術と考えてください。

ボトックスは回数を重ねるごとに施術間隔が伸びますので、治療費は年々安くなることが多いです。

継続的な治療の長期的なメリット

ボトックスは打ち続けると効果が長続きすると言われています。

繰り返し打つことで、その部分の筋肉を使用しなくなるので筋肉の神経支配がなくなっていくと考えられているためです。

そのため、治療開始時は3~4か月毎の注射が必要であっても、長期的に行うことで間隔が伸びていき、さらに綺麗な状態が継続するようになります。

費用対効果の最適化方法

費用対効果の最適化方法としては、治療を途中で中断しないことです。

前述した通り、長期的に行うことで筋肉の緊張が弱まり治療間隔があいても綺麗な状態を維持することができるようになります。

ボトックス治療後3か月間は男女共に避妊が推奨されていますので

ご家族とよく話し合って治療を計画して下さいね。

ボトックス治療の間隔に関するよくある質問

ボトックス治療の間隔に関するよくある質問

ボトックス治療の間隔についてみなさん疑問に感じている早すぎる間隔のリスクや
逆に間隔が開いてしまうことのリスクをご紹介します

早すぎる再治療のリスク

ボトックスの再治療、繰り返し注入する場合は、少なくとも3か月あける必要があります。

ボトックスはタンパク質ですので、間隔が短いと体内にボトックスに対する免疫が出来てしまい、効果が弱まったり、場合によっては効果を感じることが出来ない場合があります。

間隔を開けすぎた場合の影響

ボトックスは注入間隔をあまり空けすぎても、ボトックス効果が切れてしまい、シワが進行していきますので、完全に効果が失われる前に継続的に注入する事をおすすめします。

こうすることで、しわも改善していき、さらにボトックスの持続期間が長くなります。

ボトックス治療を選ぶ際のポイント

ボトックス治療を選ぶ際のポイント

ボトックス治療を選ぶ際には、いくつか大切なポイントがあります。
料金に関しては各クリニックの経営方針や治療に対するアプローチなどによって違いがあるため、パンフレットやホームページにて内容を確認してくださいね。
下記に治療を選ぶポイントをまとめましたので参考にして下さい。

信頼性の高いクリニックの選び方

ボトックス注射において信頼性の高いクリニックを選ぶことは非常に重要です。

まずは、きちんと料金を提示していること。そして実績のあるところをお勧めします。

ボトックス治療は患者さんのなりたい姿や、肌質によってオーダーメイドで作っていくことが必要です、そのためしっかりとヒアリングを行っていることや、医師とのカウンセリングの機会を確認することをお勧めします。

また、厚生労働省認証製剤であるアラガン社がボトックス注射を承認している施設であるかも重要なポイントとなります。

専門医の存在とその重要性

ボトックス注射は日本専門医機構が認定する19の基本領域には認定されていません。

しかし、主に施術するのは麻酔科領域・皮膚科領域・形成外科領域となりますので
上記3領域の専門医を取得している医師が在籍しているか、という点に関しては医師を選ぶ指標になります。

また、ボトックス注射にはこの治療の特性を十分に理解し、施注手技について十分な知識と経験がある医師が行わなければなりません。
医師がボトックス注射を行うためには事前にA型ボツリヌス毒素製剤の取り扱いに関する講習・実技セミナーを受講し、施注資格を取得することが義務付けられています。

厚生労働省認証製剤であるアラガン社のボトックス施注資格を得ている医師の元で治療を勧めるのが安心です。

医師のボトックス注射の経験も非常に重要となりますので医師の経験や過去の施術症例を見て参考にするとよいです。

専門医の存在とその重要性

無料カウンセリングの活用方法

無料カウンセリングは積極的に利用してください。

クリニックの実際の雰囲気や院内の清潔感、相性など体験しなければわからないこともあります。
繰り返しとなりますが、ボトックス注射の量はその方その方によって異なります。
そのため、ご自身がなりたい姿や、肌質によってオーダーメイドの調整が必要となります。

カウンセリングを受け、比較した上で選択することをお勧めします。

まとめ

今回は、人気のボトックス治療における、治療の間隔と効果を長続きさせる秘訣についてお伝えさせて頂きました。
きちんと間隔を守り施術を受けることで、メスをいれなくても
シワ改善や小顔効果の期待できるボトックス治療。とてもお勧めです。

よくあるご質問

ボトックスは何ヶ月ごとに受けるべき?

ボトックスの効果は年齢やシワの深さにより個人差がありますが、3〜6ヶ月ほど続き定期的に受けることで効果を保ちやすくなります。3〜6ヶ月ごとに施術を受けると、筋肉の動きが弱まり、シワができにくくなるのでより長く効果を感じることができます。

ボトックスの2回目はどれくらいの期間をあけて行うと良いですか?

1回目の施術から3〜6ヶ月の間隔をあけて2回目を行うことで効果がしっかりと続きます。短い間隔の方が効果的と思われるかもしれませんが、短期間でボトックスを打ち続けると抗体ができてしまい、効果を感じにくくなります。適切な間隔で続けることで自然な仕上がりが持続します。

ボトックス注射を3ヶ月空ける理由は何ですか?

3ヶ月以上の間隔をあける理由は、ボトックスに対する抗体を作りにくくするためです。抗体ができてしまうと、ボトックスの効果が弱くなり満足な仕上がりにならないと考えられます。適度に間隔を空けることで、効果を最大限に引き出し、長持ちさせることができます。

ボトックスを違う箇所で受ける場合、間隔はどのくらいですか?

額と眉間のように別部位であれば同日に施術は可能です。ただし、一度にたくさんの箇所へボトックスを注入すると、違和感を感じやすくなります。また、顔のバランスが崩れやすくなるリスクもあるため、ボトックスの効きを確認しながら、少しずつ施術を進めていくことをおすすめします。

ボトックス(表情ジワ)ついて
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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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