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ほうれい線が目立たない人の特徴は?ほうれい線に悩むあなたにおすすめの治療をご紹介

ほうれい線が目立たない人の特徴は?ほうれい線に悩むあなたにおすすめの治療をご紹介
ほうれい線はシワとは違い若い人にも見られるものですが、くっきりと見えるほうれい線は実年齢よりも老けて見られてしまうこともあります。

そんなほうれい線にお悩みの方に、ほうれい線の原因や、目立ちにくくするためのコツをお伝えします。ほうれい線を改善する美容治療も解説していきます。

ほうれい線が目立たない人の特徴とは?

ほうれい線は子どもから大人まで誰にでもある溝ですが、時として個々の顔の作りから濃く目立って見えてしまうこともあります。ほうれい線の目立たない人の特徴をご紹介していきます。

適度な体重を保っている

適度な体重を保っている人は、ほうれい線が目立ちにくい特徴があります。
お顔に脂肪があり、皮膚がパンっと張っている人はほうれい線が目立ちにくいように思いますよね。実は頬のあたりに脂肪の多い人はその脂肪を支えきれずに垂れ下がってくることでほうれい線が目立つことがあります。
反対に痩せすぎている人は肌のハリを保つためのコラーゲンなどに栄養が行き渡らずに、ハリのない肌となりほうれい線のみでなくシワなども作りやすい状態になります。
頬に脂肪の多い人はダイエットで減らすという手もありますが、急激に体重を減らすことで伸びていた皮膚がたるみ、深いほうれい線となって目立つことがあるため、無理なダイエットにはご注意ください。

顔の靭帯にたるみがない

皮膚を支えている靭帯や表情筋が衰えることで皮膚は重力に負けどんどん垂れ下がってきます。加齢とともに、皮膚を支える靭帯や表情筋はゆるんできますが、意識して使うことで予防にもなります。
しかし、収縮が強すぎる表情筋は時にほうれい線を作ることにつながってしまいます。
鼻の横から上唇の間にある上唇鼻翼挙筋は、笑う時や話すときに上唇を上げる役割を担いますが、この表情筋が過剰に収縮することで溝が形成されほうれい線に見えることがあります。
過剰な収縮を避けるためには、ストレス管理やリラクゼーションを取り入れることが大事になります。

ほうれい線の目立ちやすい骨格をしていない

ほうれい線の目立ちやすさには骨格も関係してきます。
ほうれい線の目立ちやすい骨格としては、口が前に出ている、頬周りの骨が平坦で華奢であるなどがあります。華奢な骨は頬の皮膚を支えることができず、下に垂れ下がってきます。それがたるみにつながり、ほうれい線を目立たせています。

適切なスキンケアができている

ほうれい線は乾燥や紫外線の影響によっても目立ちやすくなります。
乾燥している肌は、本来肌にハリや弾力を与えるコラーゲンやエラスチンなどの成分が不足しやすく、肌の弾力を保つ組織を破壊してしまう紫外線の影響を受けやすくなります。
ほうれい線の目立ちにくい肌は、肌の摩擦を避け、うるおいを保つことで紫外線から守り、肌への負担が少ない状態であることが多いです。

美容治療を利用している

ほうれい線は深く刻まれたシワになる前に、ハイフやヒアルロン酸などによるリフトアップ、ボライトXCなどによる肌の乾燥の改善などの美容治療を行うことで、目立つことを防ぐこともできます。
ほうれい線の目立ちにくい人は、早期にほうれい線をケアする美容治療を受けている可能性があります。

ほうれい線はシワじゃない!?

ほうれい線は実は加齢とともにできてくるシワとは少し違います。

ほうれい線の正体とは

ほうれい線は、医学用語では鼻唇溝と言います。その名の通り、鼻の横あたりから口の横あたりまで伸びる溝で、これはシワではなく顔の構造上できてしまう溝のため、年齢に関係なく作られるのがほうれい線です。
しかし、このほうれい線をそのままにしてしまうと、どんどんと溝が深くなっていき、消すことのできない刻まれたシワになることがあるため、早めのケアが重要です。

ほうれい線のケア方法

ほうれい線のケアで重要になるのは主にたるみの改善・乾燥の改善・紫外線から肌を守ることになります。

肌にハリがあることで、シワやたるみが抑制されますが、紫外線や乾燥は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチン、潤いを保ってくれるヒアルロン酸などを減少させます。

また、たるみの原因の一つとして重力も関係しています。肌をケアするときは下から上に持ち上げるようにしたり、シャワーを上から直接顔に当てないよう普段から意識しましょう。

美容治療でケアするほうれい線

ほうれい線は日々のケアで目立ちにくくすることができますが、時に美容治療の力を借りることで将来のほうれい線が目立つことへの不安を解消することができます。

ハイフでたるみの引き締め

たるみによりほうれい線が目立つタイプには、ハイフによる引き締めがおすすめです。
ハイフは超音波の熱エネルギーでたるみに関係する皮膚内部の3層にアプローチし、引き締め・ハリの回復などの効果があります。

  • ハリや弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸のある真皮層
  • 支持靭帯のゆるみや脂肪の下垂によりたるみが生まれる脂肪層
  • 肌を支える土台となり表情筋の老化に関係するSMAS筋膜

の3層にアプローチし土台からたるみの引き締めが可能なため、ほうれい線を目立たなくすることができます。

ハイフによるほうれい線のケアについて詳しくご紹介していますので、参考にしてください。

ヒアルロン酸注射で引き上げ

顔の形を形成するときに使われるヒアルロン酸注射ですが、椿クリニックの「ヒアルロン酸リフト」治療では、顔のたるみを改善するための打ち方をします。
こめかみのあたりの皮膚を上に引っ張った時にほうれい線が目立たなくなる人は、顔のたるみの進行によりほうれい線が目立っている可能性があります。ヒアルロン酸リフトでたるみを持ち上げてあげることで目立ちにくくなることがあるためおすすめです。

ボライトXCで乾燥肌の改善

ボライトXCはヒアルロン酸製剤のひとつですが、従来の形を作るヒアルロン酸の使い方とは異なり、皮膚の真皮層に注入しヒアルロン酸本来の保水力を利用した肌質改善の治療になります。

笑った時ほとんどの人にほうれい線ができますが、その時にできた溝がなかなか消えないという乾燥肌の人におすすめです。
ボライトXCを注入した肌は早い人で約10日後から肌質改善の効果を実感します。保水力がアップし肌に潤いが生まれることでハリが回復、ハリが回復することで細かいシワが形成されにくくなります。ハリが生まれることで、ほうれい線などの跡も残りにくくなります。

ボライトXCについて詳しくはこちらの記事でご紹介しております。ぜひ参考にしてください。

自宅でできるセルフケア

ほうれい線の目立ちにくい肌へのケアは自宅でも簡単にできます。その方法をご紹介します。

適切な洗顔

美容治療と並行して、自宅でのケアでもほうれい線の目立ちにくい肌作りを心がけることが重要になります。
洗顔ひとつとっても、乾燥を防ぎたるみの進行を予防することが可能です。

  1. 洗顔時の湯温
    洗顔の際、お湯の温度を気にして洗顔していますか?アツアツのお湯で顔を洗うとシャキッとして気持ちいいですよね。でも実はアツアツのお湯は肌に必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥や紫外線ダメージの受けやすいお肌にしてしまいます。
    乾燥している肌はちりめんジワや小ジワなどを形成しやすくなり、水分や弾力を失った肌はできてしまったシワなどの跡を元に戻すことが難しくなります。洗顔時は熱いお湯で洗いたい気持ちをぐっと抑えて38度程度のぬるめのお湯かお水で洗うようにしましょう。
  2. クレンジングを上手に使う
    クレンジングは肌の汚れや化粧などを落としてくれます。しかし、クレンジングには界面活性剤が含まれているものが多く、クレンジング剤を肌に乗せたまま長時間おいておくことで肌のバリア機能を破壊してしまいます。バリア機能の低下した肌は紫外線などの外的刺激を受けやすくなり、ハリや弾力の低下を招きます。クレンジングの使用時間は1分以内に留めるようにしておきましょう。
    また、化粧をしていない日でも肌には汚れが付いています。その汚れをしっかり落とすことができていないとニキビなどのトラブルにも悩まされることになるため、化粧をしていない日もクレンジングの使用をおすすめします。
  3. 適切な洗顔とすすぎ
    洗顔時の泡はしっかりと泡立てていますか?たっぷりの泡で、擦らずに泡を密着させるように洗顔しましょう。ごしごし擦ってしまうことは、肌への摩擦になり色素沈着などの肌トラブルを招きます。また、すすぐ際にもなるべく上からの重力を避けるため、シャワーのお湯を直接当てるのでなく、お湯を手ですくって流すようにしましょう。流す際にもごしごしと擦らず、すくったお湯で肌を押さえるイメージで流すようにすると摩擦を防ぎ、たるみの予防にもなります。

十分な保湿

乾燥している肌は紫外線の影響を受けやすくなります。紫外線は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、肌弾力の低下につながります。ハリや弾力の低下した肌は自然と垂れ下がってくるため、ほうれい線がくっきりと見えてしまうことにつながりますが、日々の保湿がしっかりとできているだけで、防ぐことができます。

洗顔後タオルドライした後は、少しずつ肌の水分が蒸発していきます。洗顔後何もせずにそのまましばらくおいておくと肌がかぴかぴになりつっぱる感じを経験したことのある人も多いのではないでしょうか。肌の水分の蒸発を防ぐために、理想としては洗顔後すぐの保湿が望ましいですが、すぐにできない場合でも5分以内には保湿をするように心がけましょう。
その際に注意していただきたいのは、「化粧水のみで放置してしまわないように」ということです。化粧水のみで放置してしまうことも肌の水分の蒸発につながるため、化粧水後は必ずクリームや乳液で蓋をするようにしてください。

保湿におすすめの成分セラミド

保湿剤を選ぶ際にどれを使ったらいいか迷いますよね。もちろん、使ってみてヒリヒリや痒みが出ないなど自分の肌に合った商品が一番ですが、セラミド配合の商品も手に取ってみてください。
セラミドは、肌の角質層で水分や油分を閉じ込める働きをします。このセラミドがあることで、角質層での保水力が保たれています。また、外的刺激からも守ってくれるため、積極的に肌に与えてあげたい成分です。

セラミドは、ヒトの皮膚の表皮層の表面を形成する角質層の主成分である。[2][3]セラミドは、コレステロールや飽和脂肪酸とともに、水を通さず乾燥による過度の水分喪失を防ぐほか、微生物の侵入を防ぐバリア機能を形成する。

引用:Wikipedia - セラミド

紫外線対策

前述したように、紫外線は肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるため、たるみやしわなどの原因になります。
地球上に降り注いでいる紫外線で、私たちの肌に影響を与えるものはUVA波とUVB波ですが、この2つは肌への透過率が異なります。
サンバーンと言われる、日焼けしたときに肌が赤くなる現象を引き起こすのがUVB波です。皮膚の奥深くまでは透過しませんが、皮膚の表面を火傷と同じような状態にさせているため、繰り返し焼けることで皮膚がんの原因になるとも言われています。メラノサイトを活性化させるためシミやくすみを作りやすくします。

一方で、サンタンと言われる日焼けをしたときに肌が黒くなる現象を起こしているのがUVA波です。肌が黒くなる原因は、UVB波により生成されたメラニン色素を酸化させ褐色に変化させることが原因です。UVB波と異なり透過率が高いため、曇りの日や窓を透過して室内にまで降り注ぎ、肌のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまいます。
外出時のみならず、室内でも窓際にいる時は日焼け止めを塗ったりUVカットのカーテンを使用するなどして、紫外線対策を行うことが重要です。

効果的に紫外線をカットしたい場合には、日焼け止めに表記されている「SPF」と「PA」の数値を確認しましょう。

「SPF」はシミを作る原因となるUVB波を防ぐ効果指数のことで、1~50+で表記されていますが、数値が大きいほどUVB波による炎症を防ぐ時間が長いことを表しています。
「PA」は肌の弾力を失わせるUVA波のカット率を示しており、+が多いほど効果が高くなります。
紫外線を浴びるシーンに合わせて日焼け止めを選択するのが良いですが、一度塗って終わりにせず、汗をかいて拭き取ったタイミングや、水に濡れて拭き取ったタイミングなどこまめに塗りなおすようにしましょう。

参考:Wikipedia – 紫外線

参考:アネッサ – 紫外線対策サンケアブック SPFとPAの違いって?賢い日焼け止めの選び方 より

参考:Wikipedia – コラーゲン

参考:Wikipedia – エラスチン

まとめ

ほうれい線は、元々の骨格や脂肪量などに関係してできる溝であるため、比較的若い人でも形成されやすいです。
ほうれい線を目立ちにくくするためには、乾燥肌の改善や紫外線対策を行い肌のハリを保つこと、たるみによりほうれい線が目立つ場合には、たるみの原因を知りアプローチすることが重要です。
日々のケアでほうれい線が目立ちにくい肌を作ることも可能です。
ほうれい線にお悩みの方は椿クリニックにご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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