医療法人社団 育麗会
銀座・名古屋・心斎橋

もっと知りたい!医療アートメイクのメリット・デメリット

もっと知りたい!医療アートメイクのメリット・デメリット

この記事を読んでわかること

  • アートメイクは医療機関で施術される長期間持続するメイク技術です。眉やリップに色素を注入し、自然な仕上がりを実現することができます。
  • アートメイク施術をすると、メイクの時短ができ、汗や水で落ちる心配がありません。ただし、色素が肌に残っている間はデザイン変更が難しくなります。
  • アートメイク施術後のダウンタイム中はメイクや刺激を控え、紫外線対策を徹底するようにしましょう。また、施術後は感染予防にも注意が必要です。
  • 医療資格がないとアートメイク施術を行う事はできません。信頼できる施術者を選び、事前のカウンセリングでデザインや不安を解消しましょう。

ノーメイクにもかかわらず、眉やアイラインなどに、まるで化粧しているかのように自然に見せられる医療アートメイクは今とても人気があります。
以前は、少し不自然な濃さの眉毛になるなど違和感のある仕上がりになる印象でしたが、近年その技術はかなり進歩しており、眉毛であれば本物の毛が生えているかのような立体的な仕上がりが可能になりました。
しかし、医療アートメイクの施術にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
施術を受ける前にどんなデメリットがあるのか注意点を知っておくことで、万が一なにかトラブルが起こったとしても対応しやすくなるでしょう。
ここからは「医療アートメイクのメリット」「医療アートメイクのデメリット」に加えて「医療アートメイクの注意点」について紹介します。

医療アートメイクの基本知識

医療アートメイクの基本知識

医療アートメイクとはどのような施術なのでしょうか。

医療アートメイクとは何か

医療アートメイクは、医療機関で行われる施術で、皮膚の浅い層(基底層〜真皮浅層)に色素を注入し、長期間にわたってメイクのような効果を保つ技術です。

特に眉やアイライン、リップなどに施され、通常のメイクでは得られない持続性が大きな特徴です。医療アートメイクは、専用の器具と技術を使い、安全性を保ちながら医療機関でのみ行われるため、衛生面の心配が少ないとされています。
施術者は医療資格を持つ医師や看護師のため、徹底した衛生管理と最新技術を提供しています。

顔のバランスや骨格に合わせたデザインの提案が行われ、個々の顔立ちに最も自然に見える仕上がりを目指します。
部位や肌質、生活習慣によっても左右されますが、1〜3年程効果が持続し、洗顔や汗などでも落ちることがないため、日常的に手間をかけずに美しい状態を維持できます。

施術のプロセス

医療アートメイクの施術プロセスは、まず最初にカウンセリングから始まります。
カウンセリングでは、施術者とお客様が顔のバランスや希望するデザインについて詳しく話し合います。施術前にはデザインの確認が行われ、施術中の仕上がりがイメージしやすいように、肌へ下書きを行いデザインの確認をします。

施術自体は麻酔クリームを使用するため、痛みが軽減されます。麻酔が効いてきたら、専用の針で色素を少しずつ注入します。施術部位や、施術回数によっても変わりますが、通常の施術時間は1〜2時間ほどです。施術後はダウンタイムが発生しますが、この期間の肌ケアを怠ると色素の定着に影響するため注意しましょう。約1週間程度で色素が定着し、自然な仕上がりに落ち着きます。
色素の定着具合や施術の効果は、肌質や生活習慣によって個人差があるため、事前にしっかりと相談し、適切なケア方法を確認しておくようにしましょう。

医療アートメイクの主な目的

医療アートメイクの主な目的は、日々のメイクの手間を省き、長期間美しい外見を維持することです。
眉毛やアイラインは自分でメイクをする際、左右差が生まれてしまうことが多いです。また、元々の毛の生え方や、目の形などによっては左右差があるところから左右対称に近づけるにはかなりのメイク技術が必要になります。
これらの面倒をすべて省くことができ、尚且つ、個々の骨格やイメージなどに合わせたアートメイクを施してくれるため、より自分に似合うものが期待できます。
他にも、リップは年齢を重ねるごとに色素が抜けていき色味が薄くなっていきます。色味の悪いリップは、不健康に見えてしまったり、老けて見られてしまったりする原因になります。アートメイクでは、自然な色味をリップに与えることで、健康的な印象に変化させたり、若々しい印象を作ることも可能です。
普段、メイクに時間がかかってしまう人はもちろんですが、メイク崩れを気にする人や、メイクが崩れることで顔の印象が悪くなってしまう人などにも医療アートメイクは効果的です。
すっぴんでも自信を持って過ごしたいという人にとって、医療アートメイクは理想的な施術です。

医療アートメイクのメリット

医療アートメイクのメリット

医療アートメイクのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

汗や水では落ちない

医療アートメイクの最大の魅力の1つは、汗や水でメイクが落ちないことです。特にスポーツやアウトドア活動が好きな方や、湿気の多い季節でもメイクが崩れないため、安心して過ごすことができます。
朝早くから夜遅くまで仕事や活動をする方にとっても、メイク直しの心配がないことは大きな利点です。また、海やプールなど水に濡れるシチュエーションでも、常にメイクが整った状態をキープできるため、心置きなく水に濡れることができ、日常生活や旅行でも非常に便利です。
旅行先や寝起きの素顔にも自信が持てるようになるでしょう。

すっぴん顔でもメイクした状態のように見える

何よりも大きなメリットが、メイクをしていないすっぴん顔でも、メイクした状態のように見えることです。
特眉やリップは綺麗に整っていると、メイクをしたときのような印象になり、すっぴん顔とのギャップが少なくなります。メイクを落とした後でも、眉やリップが整った状態を保てるため、夜のスキンケアや旅行時にも安心して過ごせます。

一昔前のアートメイクは、のっぺりとしたいかにもアートメイクをしていますというような施術が多くありましたが、近年は、より自然でナチュラルな仕上がりを目指して施術が行われるため、周りからは「すっぴんが綺麗」という印象を与えることができます。

メイク直しの手間が減る

医療アートメイクを施すことで、メイク直しの回数が大幅に減るのも大きなメリットです。
皮脂や汗でメイクが崩れると、メイク直しの手間がかかってしまいます。日中、ランチ後や外出先でメイクを直す手間がなくなり、特に忙しい方にとっては時間の節約になります。
とくに夏場は汗が出やすく、朝にきちんとメイクしても、すぐにメイクが崩れてしまった経験が一度はあるのではないでしょうか。
医療アートメイクを受けることで、メイク崩れを気にすることなく過ごせるため、自信を持って日々を過ごすことができます。
さらに、季節や天候によってメイク崩れが気になる方にとっては、年間を通して安心して美しい状態を保つことができる点も、医療アートメイクの大きな魅力です。

医療アートメイクのデメリット

医療アートメイクのデメリット

メリットの多い医療アートメイクですが、医療アートメイクのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

デザインを変更しにくい

医療アートメイクは、長期間持続するため一度施術したデザインを変更するのが難しいというデメリットがあります。
流行や個人の好みが変わった場合でも、すぐにデザインを変えることができないため、慎重にデザインを決める必要があります。特に眉の形やリップの色などは顔全体の印象に大きく影響するため、施術前に十分なカウンセリングを受けることが重要です。
眉に関しては、いきなり医療アートメイクで太い眉を作ってしまうのではなく、メイクで調整できるように、自分の理想の眉よりも少し細めにデザインしてもらうのがおすすめです。
医療アートメイクは、皮膚の浅い部分に色素を入れていくため、肌のターンオーバーと共に色素が排出され薄くなっていきます。それでも薄くなるのに1年程かかり、完全に消えるわけではないため、デザインや施術箇所は簡単に決めてしまわずに、施術者としっかりと打ち合わせをして仕上がりのイメージを共有するようにしましょう。
医療アートメイクを除去するには、レーザーを使うという方法もありますが、肌への負担が大きく、時間や費用が多くかかってしまうため、注意しましょう。

リタッチが必要

医療アートメイクによって皮膚に注入した色素は、時間が経過するにつれて少しずつ色が薄くなっていくため、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。追加で費用や時間はかかってしまいますが、より美しい状態をキープすることができます。
また、メンテナンスのタイミングで形や色味を微調整してもらうことも可能です。医療アートメイクのメンテナンスは6ヶ月~1年に1回程度がおすすめですが、これだけ期間があればメイクのトレンドや流行が変化している可能性もあります。変化したトレンドに合わせるためにも、メンテナンスを受けることは大事になります。
ただし、肌質や生活習慣、外的要因によって色素の定着具合は異なるため、メンテナンスを受ける期間には個人差があります。例えば、紫外線に頻繁に晒される人や肌のターンオーバーが早い人は、メンテナンスの頻度が高まることがあります。
個人の生活習慣なども考慮して、アフターケアのアドバイスができる施術者を選ぶと、安心して医療アートメイクを受けることができるでしょう。

医療アートメイクの注意点

医療アートメイクの注意点

それでは、医療アートメイクについて知っておいていただきたい注意点について確認していきましょう。

ダウンタイムがある

医療アートメイクは針で肌に色素を入れていく施術なので、術後は腫れや赤みなどのダウンタイムが発生します。
完全に落ち着くまでに数日から1週間ほどかかることがあります。この期間中は、施術部分に過度に触れたり、刺激を与えないように注意が必要です。施術後にクリニックから処方される軟膏を塗布し、施術部分を保護するようにしましょう。
また、ダウンタイム中は紫外線などの外的刺激を受けやすく、紫外線によって色素の定着が悪くなったり、変色・退色などが起こってしまったりします。帽子や日焼け止めなどを使用し、しっかりと紫外線をブロックするようにしましょう。

この期間は施術箇所が一時的に濃く見えることがありますが、徐々に自然な色味になることを理解しておくことも大切です。

一時的にメイクができない

医療アートメイクの施術後は、肌に傷がついている状態のため、メイクはできません。施術部分の回復を促すために、1週間程度は施術部分へのメイクは控えるようにしましょう。
また、水に濡れることで色素の定着に影響を与えたり、感染の恐れがあったりするため、1週間程度は濡らさないように気をつけましょう。また、施術部分へのクレンジングも避けるようにしてください。
特にリップは、施術後ヘルペスができやすかったり、荒れやすくなったりします。普段からヘルペスがよくできる人は、水疱によって色素が部分的に抜けてしまいまばらな色味になってしまう可能性があるため、事前に医師や施術者に相談するようにしましょう。また、唇は食事からも刺激を受けやすいため、刺激のある食事は避け、しっかりと保湿をするように心がけましょう。

できるだけ早くメイクを楽しみたいなら、施術後いつからおこなえるのかクリニックで確認しておいた方がよいでしょう。

施術できない人もいる

妊娠中や授乳中の方、何らかのアレルギーがある方、通院中の方や薬を服用している方、施術部位にケガをしたことがある方などは医療アートメイクの施術ができない可能性もあります。
また、皮膚が極端に敏感な方や、アトピー性皮膚炎を持つ方なども、施術後に肌トラブルが発生するリスクがあるため、慎重に判断する必要があります。

このような場合には、事前にクリニックへ相談した方がよいでしょう。

当日の過ごし方

医療アートメイクを受けた当日は、施術部分の感染予防や肌の保護のために、汗をかく行為や入浴、サウナなどの体温の上がる行為、プールなど水にぬれる行為は避けるようにしましょう。また、代謝を高めてしまうような激しい運動や血行の良くなる飲酒なども避けるようにしてください。

施術部位は敏感になっているため擦ったり引っ搔いたりしないよう気をつける必要があります。
自宅に疑問を持ち帰らないように、必ず施術者や医師に疑問のあることは聞くようにしましょう。

まとめ

医療アートメイク施術はメイク時間の短縮や、すっぴんでも美しい状態を保つことができるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、施術後の肌ケアの徹底やダウンタイムなどのデメリットもあります。
メリット・デメリットの両方を知り、医療アートメイクの施術を受けるようにすることで、不安は軽減されるでしょう。
また、医療行為に該当するため、医療機関で医師や看護師による施術のみが許されています。
少しでもデメリットを減らせるように信頼できる施術者のいるクリニックを選ぶようにしましょう。

当院では、医療アートメイク施術に関して無料でカウンセリングをしています。
医療アートメイクに関するご希望や不安をお持ちのときには、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

前の記事を見る

医療アートメイクのダウンタイム?必要なアフターケアについて

次の記事を見る

美肌になりたい?ダーマペン4を試してみよう

この記事をシェアする

あわせて読みたい関連記事

カテゴリから記事を探す

タグから記事を探す

短いダウンタイムで実感できる美しさ
切らない美容医療専門

銀座・名古屋・心斎橋

椿クリニック