医療脱毛を始めたばかりの頃、「本当に毛は減っていくの?」と鏡の前で首をかしげた経験はありませんか。
脱毛の経過には個人差があるものの、毛周期に合わせて照射を重ねることで目に見える変化は確実に訪れます。このコラムでは、施術1回目から完了までのリアルな経過と、効果を実感しやすい回数・期間の目安を解説します。毛質や部位によって現れ方が変わる理由、最新レーザー機器がもたらす時短効果まで深掘りするので、契約を検討している人もすでに通院中の人も、脱毛の道のりを具体的にイメージできるはずです。正しい知識で経過を見守り、理想のつるすべ肌へ一歩踏み出しましょう。
医療脱毛後はいつから毛が減る?効果が出るまでの経過と必要な回数・期間を解説

この記事を読んでわかること
- 熱破壊式は早めに毛が抜けるが、蓄熱式は効果を感じるのに約2週間かかります。いずれも毛周期に沿って徐々に毛が減っていきます。
- 施術1回で成長期の毛だけに効果が出るため、3回目あたりから全体の毛量の減少を実感できるケースが多いです。
- 腕や脚は5回程度、産毛やVIO・ワキは8〜10回が目安。毛の濃さや部位によって必要な回数が異なります。
- 医療脱毛は高出力で効果が高く、最長2年ほどで完了可能です。毛周期に合わせて2〜3ヶ月ごとに施術するのが理想です。
目次
医療脱毛の効果はいつからわかるのか

医療脱毛の効果は、施術後1週間から2週間程度でわかります。いつもなら剃った後、1週間ぐらい経つとまた毛が伸びてくるはずが、あまり伸びてこないという感覚です。
クリニックで使用している脱毛機の種類によって、脱毛の効果の現れ方も違います。従来の熱破壊式の脱毛機の場合は、数日から1週間ほどでポロポロと毛が抜けていくので、はっきりと効果が分かるでしょう。
一方、最近増えている蓄熱式脱毛機の場合は、効果がわかるまで2週間ぐらいかかると言われています。
また、熱破壊式のようにポロポロと毛が抜けていく感じはなく、いつのまにか毛が無くなっているような感覚だと言われています。
このように、脱毛機の種類によって、効果がいつから分かるかは異なりますが、脱毛効果としてはどちらも同程度です。また、体毛には毛周期があるので、いずれにせよ施術時に生えていた毛に対して脱毛効果が表れます。

脱毛の効果が分かってからさらに2週間~3週間経つと、また次のサイクルの体毛が生えてきます。ある程度毛が生えそろった時点で、次の施術を受けることになります。
生える→照射→抜ける→(別の毛が)生える→……の繰り返しで徐々に毛がなくなっていくのです。
1回目の施術後はどう変化する?最初の経過に注目
脱毛1回目の後は、照射時に生えていた毛がいったん全部抜け落ち、しばらく毛の生えていない状態が続きます。
椿クリニックで使用している蓄熱式の脱毛器は、照射後ゆっくりと毛根を破壊して行くため、毛の抜けを感じるのは2週間後くらいになります。そこから、次の毛が生えてくるまでの1ヶ月~1ヶ月半ほどは毛のないつるつるの状態で過ごすことができます。
ただし、施術部位によって感じ方に差があり、特に毛の薄い背中や太もも、顔などは、毛の抜けを感じにくい部位ではありますが、しっかりと毛根は破壊されているためご安心ください。また、VIOのような皮膚に溝が多く、粘膜に近い部分は蓄熱が難しいこともあり稀に抜けにくいこともありますが、次の周期でしっかりと蓄熱することできれいにできます。
毛の量が減ったとわかるのはいつから?

脱毛の施術を受ければそのときに生えていた毛は1週間から2週間程度でなくなりますが、毛の量全体が減ったと分かるのはいつからなのでしょうか?
毛の量が減ったと実感できるのは、おおよそ3回目を終えたあたりです。部位にもよりますし、元々の毛量にもよるのですが、3回目を終えたぐらいから、明らかに生えてくる量が減ってきます。
また、ワキやVIOなど濃いところは、1回照射しただけでも効果を実感できる人も少なくありません。
何回目で効果を実感?経過とともに見える変化の目安
足や腕などの比較的毛が太くしっかりと生えている部位は、早い人では3回ほどで毛が全体的に少なくなったと実感することが多いです。
医療脱毛が効果を発揮するのは、毛根が成長期にある「今見えている毛」のみに限られます。しかし、この成長期の毛は全体のわずか10〜20%程度しか存在しておらず、1回の照射で脱毛できる毛が限られています。施術を重ねるごとに、休止していた毛が表面に出てくるタイミング(毛周期)に合わせてアプローチしていくことで、徐々にムダ毛が減っていく仕組みです。
また、レーザー脱毛は毛根の黒い色素(メラニン)に反応するため、太くて濃い毛ほど効果が出やすい特性があります。施術回数を重ねるにつれて、毛は細く目立たなくなり、最終的には全体的に産毛のように変化していくのもこの性質によるものです。
脱毛完了までに必要な回数は5回~10回が目安

医療脱毛では、脱毛完了までに必要な回数は5回から10回が目安になります。5回と10回ではかなりの違いですが、これは部位による違いです。
脱毛完了までに必要な回数の目安としては以下の通りです。
- 腕や脚などは5回
- 顔など産毛はつるつるを目指すなら8~10回
- VIOとワキは8~10回がおすすめ
医療脱毛では、標準的なコースは5回や6回の設定になっていることが多いです。たいていの部位は5回程度の照射をすれば満足できる方が多いですよ。
一方で、回数が多くなりがちなのが、産毛、VIO、ワキです。
脱毛の仕組みというのは黒いもの(メラニン色素)に反応させるものなので、顔や手の指のように、薄い産毛を脱毛するには時間がかかります。
VIOやワキは毛が濃いので脱毛の効果は出やすいのですが、元々の毛量も多く、ほかの部位に比べるとしつこく生えてくることが多いため、必要な回数も多くなる傾向があります。
脱毛完了までにかかる期間は医療脱毛なので短い

脱毛完了までにどれぐらいの期間がかかるのでしょうか。医療脱毛のほかにも、エステ脱毛や家庭用脱毛器を使ったセルフ脱毛がありますが、かかる期間は医療脱毛が圧倒的に短いです。
医療脱毛は医療機器を使った高出力の脱毛ができるため、効果が高く、脱毛完了までにかかる期間も短いのです。
エステ脱毛やセルフ脱毛の場合は、そもそも脱毛効果自体が低いため、かなり長期間通うことになるか、もしくは長期間通ったとしても、脱毛が完了しないことが多いです。
医療脱毛で脱毛完了までにかかる期間は、部位によっても違いますし、目指すゴールによっても違うのですが、長くても2年程度で完了するイメージです。
前述の通り、VIOやワキ、顔の産毛などは必要な回数が多くなるので、通う時間も長くなります。
また、ムダ毛が目立たなくなればそれで良いという方もいれば、完全にムダ毛を無くしたツルツル状態にしたいという方もいて、目指すゴールも人それぞれです。完璧を目指すほど必要な回数も期間も多くなります。
脱毛は2~3か月に1回程度のペースで通うのが良いとされていますが、回数を重ねるうちに毛が生えてくるのが遅くなるので、そのぶん間隔も開けていくのが普通です。
間隔をあけるほど通う期間も長くはなりますが、最後のほうはもうほとんど生えてこない状態になっています。自己処理がほぼ不要になる状態までは1年もかからないぐらいで到達できますよ。
クリニックによっては2週間や1か月など短いサイクルで通えるところもありますが、脱毛は毛周期に合わせて行うのが最も効果的なため、間隔を詰めて通ってもあまり意味がありません。
しっかりと毛が生えている状態で照射するほうが無駄になりませんので、あまり詰めて通わずに、間隔をあけながら気長に通うのがおすすめですよ。
まとめ
医療脱毛の効果が表れるのは、照射後1週間から2週間経ってからです。
また、医療脱毛によって毛の量が減ったと効果が実感できるのは、3回目の照射を終えたあたりからが目安となります。
毛の量が減り始めると自己処理が楽になり、自己処理の頻度が減ることで肌の乾燥なども軽減され、綺麗な肌になりますよ。
減り始めたらあとはコース完了までどんどんきれいになる一方なので、楽しく通っていただけると思いますよ。
よくあるご質問
人にもよりますが効果の出やすい脇やVIOなどは、2回〜3回目あたりから効果の実感があります。
医療脱毛の効果は、施術後1週間から2週間程度でわかります。いつもなら剃った後、1週間ぐらい経つとまた毛が伸びてくるはずが、あまり伸びてこないという感覚です。クリニックで使用している脱毛機の種類によって、脱毛の効果の現れ方も違います。
施術後1.5カ月〜2ヵ月で照射時に休止期だった毛が生えてきます。
腕や脚などは5回。顔など産毛はつるつるを目指すなら8~10回。VIOとワキは8~10回がおすすめ