ネットで購入でき、手軽にできるセルフダーマペン。でもその安さや手軽さの代償は、将来の自分の肌に現れるかもしれません。
目の前の節約や好奇心が、取り返しのつかない肌ダメージを与える可能性があります。「あの時プロに相談していれば…」と後悔しないために、自分の肌を守るための本当に必要な選択を詳しくお伝えします。
1年後のあなたは後悔していませんか?セルフダーマペンの失敗による本当の代償

この記事を読んでわかること
- ダーマペンは極細針で肌に微細な傷をつけ、修復過程でコラーゲン生成を促す美肌治療です。ニキビ跡や毛穴、小ジワの改善が期待でき、クリニックのダーマペン4は深度調整が可能でより効果的です。
- セルフダーマペンは模倣品が多く、品質や安全性に不安があります。また、適切な深度調整や消毒ができず、感染症や肌荒れ、ニキビの悪化、肝斑の誘発リスクが高まります。
- セルフダーマペンの誤った使用で、色素沈着や傷跡が残る可能性があり、頻繁な施術で肌の炎症が続くこともあります。不衛生な環境での使用は感染症や肌荒れの長期化につながります。
- クリニックでは、専門スタッフによる施術で安全かつ効果的に美肌を目指せます。悩みに応じた薬剤や適切なアフターケアが受けられ、ダーマペンの効果を最大限引き出せます。
目次
ダーマペンのセルフ使用を検討する前に理解すべきこと

ダーマペンという名前をよく聞く人も多いと思います。でも、ダーマペンをよく知らないという人もいるのではないでしょうか。まずは、ダーマペンとは何かを解説していきます。
ダーマペンとはどんな施術なのか
ダーマペンとは、細い針を使用して肌に傷をつけ、肌が修復していく過程でコラーゲンの生成が促される作用を利用した美肌治療です。
椿クリニックではダーマペン4を採用しています。ダーマペン4は髪の毛よりさらに細くなった超極細針が先端についています。この超極細針を使用し、お肌の表面にとても小さな穴を一時的につくって、お肌の自然治癒力(お肌の回復力)を向上させる治療です。
このプロセスを経ることでコラーゲンが増え、新陳代謝が促進されることで、ニキビ跡や毛穴、小ジワといったお悩み改善や肌の衰えを防ぐ効果が期待できます。
また、針の深度を0.2mmから3.0mmまで調整可能になったことで、従来のダーマペン3に比べてよりいっそう有効成分を浸透させやすくなりました。また、効果は向上しながらも治療時間は短縮され、患者様のご負担を軽減できるようになりました。
ダーマペンはこんな人に最適
ダーマペンは、傷をつけた部分が自己修復する過程で生成されるコラーゲンによって、それまでの肌よりも綺麗に生まれ変わらせることを目的としており、肌表面の色素沈着やニキビ跡から、真皮層まで達しているクレーターまで幅広く改善していきます。また、真皮層のコラーゲンの生成が促されることで、肌のハリの回復や、それに伴う毛穴の引き締めなども期待できます。
- ニキビ跡・クレーターで肌が凸凹する
- 毛穴が目立ってファンデーションが溜まる
- 小ジワが気になる
- ハリ・弾力をアップさせたい
- 毛穴の開きが気になる
上記以外にも、二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)のお悩みにも対応しています。
セルフとクリニックの違いを整理しよう
セルフダーマペンは、機器の細かな調整が難しかったり、肌悩みの改善に効果的な成分を入れ込むことが難しかったりします。何より、知識や技術のないまま使用するため、肌悩みの改善どころか感染のリスクや傷ができてしまうなどのリスクが伴います。
一方で、クリニックで受けるダーマペンは、知識や技術が確立されたスタッフによって、清潔な環境で施術を受けることができるため、肌の改善に大きな効果を発揮します。また、副作用が強く出た場合にも、常駐している医師の診察によって適切な処置が可能で、不安やリスクなく、綺麗な肌への改善が可能です。
クリニックによって取り扱っている薬剤は異なりますが、例えば椿クリニックでは、ダーマペン施術の際にヒアルロン酸が配合された潤滑剤を使用するため、肌の乾燥の予防や潤いの維持に効果的です。また、ダーマペンの施術と組み合わせた治療もあり、より肌悩みの改善に効果的な治療を選択することができるのがクリニックで治療を受けることのメリットでもあります。

【顔全体5回 89,100円(税込)】
セルフダーマペンの危険性

クリニックで使用するダーマペンについて解説しましたが、ここからはセルフダーマペンについて解説していきます。
セルフダーマペンって?
セルフダーマペンとは、ネットから自身でダーマペンを購入し、自宅で自身で施術する事です。
ネットではクリニックで使われているようなダーマペンも売られていますが、業務用のダーマペンは医療用機器なので、個人で購入することはできません。ネットで売られているダーマペンは、類似品や模倣品と思っていた方がいいでしょう。
セルフダーマペンの購入はクリニックよりコストを抑えられる?
セルフダーマペンのみであれば、クリニックで施術を受けるよりコストは抑えられるでしょう。
ダーマペンのみの購入であれば8,000円〜15,000円程で売られています。
また、ダーマローラー(ダーマペンのように針を刺して治療するもので先端がローラー状のもの)に至っては、安いもので3,000円程で購入することができます。
比較的安価なため、誰でも手を出しやすくなっています。
セルフダーマペンで必要なものはこんなにある
前述した値段はあくまでもダーマペン本体のみの値段となります。しかし、ダーマペンの施術には本体以外にも以下のものをそろえる必要があります。
- 消毒液
- 先端の替え
- 麻酔クリーム
- 鎮静パック など
セルフでダーマペンをしようと思うと、本体以外にも揃える必要のあるものが出てきます。
クリニックでの施術であれば、全てクリニックがご用意するため、手間がなく施術を受けることができます。
ダーマペンをセルフで行うリスクとは

クリニックに比べると安くて本格的な治療ができそうだと魅力的に映るセルフダーマペンですが、間違った使い方で思わぬ肌トラブルや肌荒れを引き起こす恐れがあります。
セルフダーマペンのリスクを解説していきます。
感染症や炎症の危険性について
クリニックでの治療は知識や技術を持ったスタッフが施術をします。しかし、セルフでする場合、効果的な深さがわからなかったり、適切な手順がわからなかったりして、ただ肌を傷つけるだけになってしまいます。また、機器や施術部位がしっかりと消毒できていないことによる感染なども考えられます。
また、ダーマペンの適応ではない肌悩みにも施術をしてしまうことでニキビを悪化させてしまったり、肝斑の誘発や悪化にもつながります。
ダーマペン施術では、肌悩みによって針の深度を変更することで、より効果を発揮します。以下が効果的な深さではありますが、顔の部位によっては皮膚のたわみによって設定した深さまで針が入らないことも多々あります。こういったことを考慮し施術できるのがクリニックの治療です。
- 0.2mm
角質層までの侵入になります。そのためほとんど痛みを感じません。ヒアルロン酸などのマイクロニードリングパッチをご存じの方は、そのパッチを貼った時の感覚をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。角質層へのアプローチは、普段使っている化粧水などの基礎化粧品のアプローチとほぼ同じと言えます。 - 0.5mm〜2mm
痛みを感じるため、麻酔クリームが必要になります。小じわやニキビの改善などに効果的な深さです。 - 3mm
深い火傷痕などの治療に適応されます。

セルフダーマペンではこの深さまでしっかりと針を刺すことが難しく、肌表面を針で傷つけるだけの場合が多く、傷として残ってしまったり、炎症を起こしてしまったりします。これがニキビの悪化や肝斑の誘発につながりやすくなります。
0.5mmまでは一般的に痛みを感じず、長くなるほど一般に痛みが増すが個人的な皮膚の厚さにもよる[8]。
・0.2mm: この長さのニードリングの唯一の効果は物質の浸透をよくすることで、コラーゲンを生成するビタミンA、これを促すビタミンCやまたヒアルロン酸を使うことができる[9]。また頭皮用、頭皮の化粧品用[8]。針の侵入感は感じない[9]。
・0.5-1mm: 老化や皮膚のしわ[8]。コラーゲン誘導法に[8]。痛みを感じ局所麻酔を使う[10]。1mmでは施術後は日焼けのように見える[11]。
・1.5-2mm: 瘢痕に用い、ニキビや他の原因によるもの[8]。
・3mm: 深い火傷痕などに適応され、経皮吸収の麻酔が適している腹、胸、手足でなければ全身麻酔を使う[12]。施術後はアザのように見える[11]。
引用:Wikipedia
消毒や器具管理に必要な最低限の知識
セルフダーマペンでは自身で針の付け替えや、顔の消毒を行わなければなりません。適切に消毒ができていなかったり、なかには同じ針を繰り返し使っていたりする人も。
クリニックでは衛生管理を徹底しており、きちんと知識を持ったスタッフが施術・管理をしています。
不衛生な状態でのセルフダーマペンは肌悩みを改善するどころか、悪化させてしまうことにもなりかねません。
また、クリニックでは悩みや期待する効果に合わせた薬剤や美容液を用意しており、お客様の悩みに合わせて治療を提案することができます。
セルフダーマペンでは、薬剤への知識がないまま使用してしまい症状を悪化させてしまうこともあります。
セルフダーマペンによる主なトラブル事例集

ダーマペンは美容皮膚科で行うのが最も安全で効果的です。自宅でのセルフダーマペンは、正しい使用方法やアフターケアが行われない場合、副作用や感染症のリスクを高める可能性があります。また、不適切な手技による傷跡や色素沈着の残るリスクもあります。
色素沈着やかさぶたができてしまう原因
セルフダーマペンでは効果的な深さまで針を入れることが難しいうえに、針が斜めに刺さるなどで皮膚表面を傷つけてしまうリスクがあります。
セルフダーマペンは自宅で手軽にできるため、必要以上に頻繁に使用してしまうことで、傷が治る前に新しい傷を作ってしまうことになります。頻回なダーマペンの使用で傷の炎症が続き、色素沈着ができてしまうこともあります。
肝斑を悪化させるかも
肝斑は炎症やホルモンバランスの変化などによってできると言われていますが、明確な原因はまだわかっていません。しかし、肝斑の予防として、炎症を起こさない・炎症を抑える事が重要であると言われています。
セルフダーマペンでは、肝斑の見極めが難しく、誤って肝斑の部分をダーマペンで刺激してしまうことがあります。また、肌の表面を傷つけ刺激してしまうことでも肝斑ができてしまうリスクが上がるため、クリニックで肝斑をしっかりと見極めてもらい、安全な治療を受けることが大事になります。
肝斑 (かんぱん、Melasma, Chloasma)とは、皮膚にできる色素異常症の一つでシミの一種。
原因ははっきりと分かっていないとされるが、肝臓の機能は無関係である。妊娠・経口避妊薬が誘引になったり、更年期にピルを内服中にあらわれることがある。閉経すると自然に治ることも多いことから、プロゲステロンなどの女性ホルモンが影響するといわれている。また、摩擦により憎悪する傾向があるとされ、顔をさわるクセのある人に出やすいとされる。洗顔やスキンケア、マッサージなどで顔を強く擦らないように注意したほうがよい。
引用:Wikipedia
肌荒れ・腫れが長期間続く可能性
セルフダーマペンで肌を傷つけてしまうと、肌荒れや腫れ、赤みなどが長引いてしまう可能性があります。
セルフでダーマペンを行うと、必要以上に肌の表面を傷つけてしまいます。さらに、不潔な状態でダーマペンを使用してしまうと、感染も併発してさらに肌荒れなどの症状が長引いてしまう可能性があります。
肌荒れなどが長引くことで、紫外線の影響を長い期間受けてしまってシミができやすくなったり、炎症や刺激によってメラニン色素の生成が促されてしまったりします。肌を綺麗にするどころか、新たな肌トラブルにもつながってしまうため、知識のないセルフでのダーマペンは止めるようにしましょう。
安心安全なダーマペンをクリニックで

ここまでセルフダーマペンについて解説してきました。ダーマペンは傷をつけ皮膚の治癒能力を利用した治療になるため、安心安全に受けることのできるクリニックを選ぶことが重要です。
椿クリニックのダーマペン4とは
椿クリニックのダーマペン4は研修を積んだスタッフが治療を行います。
また、厳選した薬剤や美容液を使用するため、悩みの改善に最大限の効果を発揮してくれます。
初回(税込) | 通常(税込) | ||
---|---|---|---|
全顔 | 1回 | ¥17,600 | ¥19,800 |
両頬 | 1回 | – | ¥13,860 |
鼻 | 1回 | – | ¥9,900 |
鼻+両頬 | 1回 | – | ¥16,830 |
二の腕(毛孔性苔癬) | 1回 | – | ¥33,000 |
※お得なコースもございます
※麻酔代込み
この他にも、成長因子がセットになったコースや、ヴェルベットスキンというダーマペンとマッサージピールを組み合わせたコース、ウーバーピールなどもございます。
さらに美肌を追求する方には、幹細胞培養液がセットになったコースもご用意しています。
詳しくは椿クリニックまでお問い合わせください。
椿クリニックHP https://test.tsubaki-grp.com/
ダーマペンの効果を最大限得るために
クリニックで受けることのできるダーマペン4の効果を最大限得るために、治療前には肌状態を整えておくことが大事です。
乾燥している肌は思わぬトラブルにつながります。しっかりと保湿しておきましょう。
施術後の肌はダメージを受けやすくなっています。なるべくこすらないように、タオルで拭き取るときは優しく押さえるように拭き取りましょう。また、紫外線の影響も受けやすくなります。日傘や日焼け止めなどで紫外線対策を行うように心がけてください。
治療後のアフターケア
治療の当日からシャワーを浴びていただけますが、体温を上げないように注意してください。洗顔は施術後12時間以上空けてください。お化粧は翌日からしていただけます。
椿クリニックでは基礎化粧品もご用意しています。
プラセンタのシリーズや、幹細胞のシリーズなどお客様のお悩みに沿った化粧品もご提案させていただきます。実際に手に取って使い心地を確かめていただけるよう、パウダールームにご用意している商品もございますので、お気軽にお声がけください。
ダーマペン4の治療の効果を最大限発揮するには、アフターケアも重要になります。
施術のみではなく、アフターケアのアドバイスも受けることができるのがクリニックでダーマペン4を受ける魅力です。
まとめ
セルフダーマペンは、感染のリスクや肌を傷つけるリスク、肝斑悪化のリスクなど、危険がつきものです。
ダーマペンを効果的に使用することで、肌のハリの改善や毛穴の引き締め、ニキビ跡の改善など、肌質改善の効果を得ることができます。
セルフダーマペンは比較的安価で手を出しやすいものですが、危険がつきものだという事を念頭に置いておきましょう。より安全に、効果的にダーマペン施術を受けたい方は、椿クリニックにご相談ください。
よくあるご質問
セルフダーマペンは知識のないまま行うことで、針により皮膚表面を傷つけ色素沈着を作ってしまったり、肝斑を悪化させてしまったりというリスクがあります。また、衛生面での不安などもあるため、危険が大きくなります。
ダーマペンをセルフでやりすぎると色素沈着などの肌トラブルを引き起こします。傷の回復がしっかりできていない状態での次のダーマペンは、傷をさらに深くしてしまい炎症を長引かせる原因となります。
家庭用ダーマペンはセルフで行うため、セルフダーマペンとも言われており違いはありません。個人使用向けで、針の深さや刺すスピードが限られていますが、簡単に自宅でスキンケアが可能です。セルフダーマペン(家庭用ダーマペン)とは対照的に、医療用ダーマペンは医療従事者が使用するので、より高い効果と安全性を備え、深い皮膚層への治療が可能です。
ダーマペンは肌に穴を開け、創傷治癒力という肌が本来持っている傷を修復する過程で、より綺麗な肌を作り出す力を利用する治療です。コラーゲンやエラスチンの生成が期待できるため、ハリや弾力のある肌になることができます。