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ポテンツァとダーマペンってどう違うの?わかりやすく解説

ポテンツァとダーマペンってどう違うの?わかりやすく解説
「ポテンツァ」と「ダーマペン」、これらの言葉を美容皮膚科の治療やSNSで耳にしたことはありますか?

これらは肌の質を改善するための人気の治療法ですが、その特徴や効果は異なります。今回は、それぞれの治療法の違いやどのような効果が期待できるのかをわかりやすく解説していきます。

ダーマペンとは?

美肌治療のひとつであるダーマペンですが、その名前はよく耳にする方も多いのではないでしょうか。でも、いったいどんな治療で、どんな肌悩みに効果的なのか。
ここではダーマペンについて詳しく解説していきます。

ダーマペンの基本的な仕組み

椿クリニックでは、ダーマペン4を採用しています。ダーマペン4は先端に16本の超極細針がつき、深度は0.2mmから3.0mmまで調整可能になったことで、従来のダーマペン3に比べてよりいっそう有効成分を浸透させやすくなりました。また、効果は向上しながらも治療時間は短縮され、患者様のご負担を軽減できるようになりました。

ダーマペン4は髪の毛よりさらに細くなった超極細針を使用し、お肌の表面にとても小さな穴を一時的につくって、お肌の自然治癒力(お肌の回復力)を向上させる治療です。肌が本来持っている、”傷を修復させる作用”により、コラーゲンなどの肌細胞が活性化され、つやとハリの改善、毛穴の開き、ニキビ跡などを改善させます。また、新陳代謝が促進されることで、小ジワなどの肌の衰えを防ぐ効果も期待できます。
徐々にコラーゲンを増やす治療のため、約1か月後に効果が実感できます。

ダーマペン4の施術の流れ

  1. カウンセリング・診察:
    患者様のお肌のお悩みに合わせて、皮膚科医がきめ細やかに対応いたします
  2. 洗顔:
    ダーマペン4は皮膚に傷をつける治療のため、施術前に日焼け止めなどをしっかりと落としていただきます
  3. 塗る麻酔:
    ハリで傷をつける痛みを軽減するために、30〜40分ほど麻酔をします。麻酔料別途¥2,420かかります
  4. 施術:
    所要時間は10~15分くらいです
  5. 成長因子(プラセンタ)パックにて鎮静:
    お化粧はできません
  6. ご帰宅:
    次の治療は3~4週間後です

ダーマペン4の効果と治療間隔

ダーマペン4はこんな人におすすめ!

  • ニキビ跡・クレーター
  • 毛穴が目立ってファンデーションが溜まる
  • 小ジワ
  • ハリ・弾力
  • 毛穴の開きが気になる
  • 二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)のお悩みにも対応しています

ダーマペン4はお肌のターンオーバーに合わせて治療を進めていきます。

  1. 細かい穴をあけていくので、直後は施術部位全体に赤みが出ます。
    また、少量の出血が見られますが、すぐに止まりますので安心してください。
  2. 施術の翌日から4日ほどで赤みが消え新しい皮膚が出てきます。早ければ施術翌日以降から、赤みは徐々に消えていきます。
  3. 施術部位が乾燥しカサカサして皮むけが出てきます。これは肌が再生している証拠です。刺激のないものでお肌をしっかり保湿してください。
  4. 以上の経過を3〜4週間かけて行うため治療間隔は約1か月に1回となります。

顔だけじゃない!二の腕のぶつぶつにも

ダーマペン4はお顔だけじゃなく、二の腕のぶつぶつ(毛孔性苔癬)にも効果を発揮してくれます。

  • 毛孔性苔癬とは、角質が毛穴の出口を塞いでしまい、表面から見た際に盛り上がって見えるようになります。毛穴に一致した皮膚の盛り上がりや赤みが生じることで、見た目は鳥肌のようになり、触った際にやや硬くザラザラとした感触がします。
  • 原因は明らかにされていません。遺伝学的な体質、アトピー性皮膚炎や乾燥肌などの皮膚状況、肥満などが関与していることも推定されています。

引用元
メディカルノート 毛孔性苔癬より

では、ダーマペン4がなぜ毛孔性苔癬に効果を発揮するのかというお話をしていきます。
先に述べたように、ダーマペン4は皮膚に傷をつけることで、肌本来の治す力を利用し肌質を改善していくものになります。
毛穴の出口を塞いでしまっている角質を、ダーマペン4で新しい皮膚へとターンオーバーを促します。そうすることで、少しずつ毛孔性苔癬の改善につながります。

ポテンツァとは?ダーマペン4との違い

ポテンツァは、肌の再生能力を活性化させることで、ニキビ跡や小じわ、毛穴の悩みなどを効果的に改善するための施術です。仕組みや効果など、ダーマペン4と異なる部分も併せて解説していきます。

ポテンツァの基本的な仕組み

ポテンツァは肝斑やシワ・にきび、にきび跡、毛穴の開きなどいろいろなお肌トラブルに対応できる美肌治療機器です。

マイクロニードルで皮フの表面に極めて小さな穴をあけることで、身体がそのキズを治癒しようと働きます。それと同時にターンオーバーが促されます。この新陳代謝によりお肌をキレイにする効果が期待できます。
ここまではダーマペン4と同じ働きですが、ポテンツァの大きな特徴は、小さな穴をあけるのと同時に、マイクロニードルの先端から肌再生を促し引き締めやリフトアップ効果のある高周波(RF)をあてることができるところです。この熱エネルギーによりコラーゲンが生成されます。このRFエネルギーは、ダーマペン4では治療できない肝斑もターゲットにできます。
先端に装着するチップを使い分けることにより、美肌治療や、エイジングケア、ニキビの根本からの改善など、さまざまな治療をおこなうことができます。

治療の目的と効果

ダーマペン4もポテンツァも治療の目的としては、肌の治癒能力を利用した肌再生である点は同じです。
しかし、ポテンツァはより肌の奥深く、肝斑までターゲットにできる点が大きく違うところです。そのため、適応となってくるお悩みも、少し異なります。適応症状について次の項目でお話していきます。

両施術の主な適応症状とターゲットとは

ダーマペン4の適応

  • ニキビ跡やクレーターを改善して滑らかな素肌になりたい
  • ファンデーションが溜まる開いて目立つ毛穴を改善したい
  • ハリや弾力がなくなって目じりなどの小じわが目立ってきた
  • 二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)を改善したい
    【毛孔性苔癬の治療はポテンツァでは適応していないようです】

ポテンツァの適応

  • 年齢による小ジワや軽度のたるみ(ハリ・弾力の衰え)を改善したい
  • 毛穴・ニキビ跡などの凹凸を滑らかにし肌質改善をしたい(キメ・潤い)
  • 白ニキビ、黒ニキビ、炎症性ニキビなどニキビの種類に関わらず一気に改善したい
  • 肝斑の再発を防止したい
    【肝斑の治療はダーマペン4では改善できない領域です】

ポテンツァとダーマペン:あなたに合った治療法はどっち?

ダーマペン4とポテンツァの仕組みについてお話してきましたが、この項目では両施術のコストパフォーマンスや、長期的に見た両施術のメリットなどをお話していきます。

ポテンツァのコストと効果のバランス

以下は、椿クリニックが独自に調査したポテンツァの1回の治療料金の目安です。

  • 肝斑の治療:3万円~5万円程
  • 毛穴の治療:3万円~4万円程
  • ニキビの治療:3万円~5万円程
  • たるみの治療:1万5千円~3万5千円程

クリニックにより、薬剤毎に料金を設定していたり、部位やお悩み毎に料金を設定したりしています。
たるみの治療に関しては、ショット数により、料金が変わるようです。

ダーマペンの料金とその価値

椿クリニックでご用意しているダーマペン4の料金のご案内をしていきます。

初回(税込)1回(税込)
全顔¥21,780¥27,500
両頬¥16,500
¥11,000
鼻+両頬¥21,780
二の腕(毛孔性苔癬)¥33,000
5×5cm¥11,000
※ ご希望の方には鎮痛剤の処方も可能でございます。
  鎮痛剤 330円(税込)/錠
※ お得なコースもございます

ポテンツァの料金に関しては、椿クリニックの独自調査によるものですが、全体的に見てもダーマペン4の方が安価で受けることができます。
また、椿クリニックでは、部位に限定せず、5×5cmのサイズによる提供もあるので、部分的に治療をしていきたいお悩みには適しているでしょう。

長期的視点:ポテンツァとダーマペンのコスト効率比較

美肌治療はどの治療も継続することで美肌をキープしていくことができます。ダーマペンとポテンツァを長期的な美容投資として比較したとき、どちらも肌の創傷治癒効果を利用し、コラーゲン・エラスチンの生成を促すメカニズムは同じでなので、美肌治療としての効果は差がないでしょう。なので、長期的に施術を受けるという視点から見た時、治療が完了するまでのトータルでかかるコストや、希望に合うようにきめ細かに対応できるのかなどを見ていくと良いでしょう。そうすることで、コストも時間も節約でき長期的に通いやすくなるでしょう。敏感肌や痛みが不安な方などはダーマペンの方が適しているので毎回の施術での痛みに対するストレスは軽減されるでしょう。

当クリニックの患者様の声

ダーマペン施術を受けた患者様の体験談

こちらから実際のお客様のお声をご覧いただけます。

引用元:google口コミより https://g.co/kgs/AqBqVs

実際の施術前後の写真で比較

実際に椿クリニックでダーマペン4を受けた患者様の症例を紹介します。

施術名
ダーマペン4
施術の説明
両頬に潤滑剤のヒアルロン酸を塗布し、ダーマペンを滑らすように往復させ施術し、
肌の自然治癒力を向上させる治療です。
施術の副作用(リスク)
赤み・腫れ・内出血・かゆみ・皮膚の剥け・お化粧のノリの悪さを生じる可能性があります。
施術の価格
全顔5回 110,000円(税込)

ニキビによるクレーターでお悩みだった肌が、5回のダーマペン4により滑らかになりました。

椿クリニックHPより
https://tsubaki-grp.com/menu/pores/dermapen/

ダーマペン4のご予約から施術までのステップ:椿クリニックでの流れ

椿クリニックでは、ご予約から施術までの流れを丁寧にサポートいたします。まずは専用フォームや電話での予約、次にカウンセラーとの面談、最後に医師のカウンセリングを経て、施術へと進みます。

ご予約方法と必要な準備

椿クリニックではWeb予約、電話予約にて受け付けております。
カウンセリング当日は本人確認書類(免許証or健康保険証など)、メイク用品(基礎化粧品・ドライヤーなどはクリニックにございます)をお持ちください。

施術前1週間からレチノイン酸、3日前からハイドロキノンの塗布を中止しておいてください

初診時の流れ:カウンセリングから施術まで

カウンセリング当日は、ご来院いただきましたらカウンセラーがカウンセリングルームにご案内いたします。カウンセリングにて、患者様のお悩みに合わせた治療をご提案させていただきます。
カウンセリング後は医師の診察となります。診察にて、施術が可能かの判断をさせていただきます。お肌の状態によっては、当日の施術が難しい場合もあります。
カウンセリング・診察が終わりましたら施術を受けるメニューのお会計をさせていただき、施術の流れになります。

施術後のフォローアップとサポート

椿クリニックでは施術後の感染防止のため、通常2日分の抗生剤をお飲みいただきます(別途料金必要)。抗生剤のアレルギーがある場合は、必ずお申し出ください。
施術後不安なことがありましたら、いつでも椿クリニックにご連絡ください。

まとめ

ダーマペンとポテンツァの違いについて解説してきました。同じような治療でも、適応する悩みが違うことがわかります。また、料金や、悩みに細かく対応できるかどうかも変わってきます。より細かい部位での治療や、料金を抑えたい場合にはダーマペン4を。多少料金はかかってもいいから、しっかりと効果を得たい場合、肝斑の治療をしたい場合はポテンツァを。悩みやお財布と相談して、どちらが自分に合っているのかをこの記事を判断材料の一つに活用していただければと思います。

よくあるご質問

ダーマペン4は1回でも効果はありますか?

ダウンタイム終了後は肌のキメや化粧のりが変わりますので効果を実感していただけるかと思います。
コラーゲンが徐々に生成されるため約1か月後に効果が現れます。

何回くらい通えばいいですか?

個人差はございますが、肌質の改善を目的とされるのならば3回〜5回程が目安となります。
繰り返し治療を行うことで、滑らかで弾力のある肌が続きます。

ボトックスやヒアルロン酸注入は同じ日にできますか?

ボトックス・ヒアルロン酸注入は1週間後から可能です。
BNLSは同日施術可能です。

ダーマペン4を受けられない場合はありますか?

15歳未満の方、妊娠中・授乳中の方はお受け頂くことができません。
麻酔によるアレルギーを起こしたことがある方もお受け頂くことができません。
レチノイン酸は1週間前、ハイドロキノンは3日前から塗布を中止してください。

ポテンツァとダーマペンではどちらが痛いです

ポテンツァもダーマペンも麻酔クリームを施術前に塗るため基本的に痛みはあまり感じませんが、一般的にはダーマペンよりポテンツァの方が痛みを感じにくいと言われています。

ダーマとポテンツァの違いは何ですか?

ダーマペンは微細な16本の針を使って1秒間に1920個の穴を肌につけ薬剤を塗り込んでいきます。ポテンツァは1ショットで49個の穴を肌につけると同時に熱を加え薬剤を自動で注入します。どちらもコラーゲン生成されるため毛穴やニキビ跡・美肌への効果は同じですが、ポテンツァは赤ら顔や肝斑にも効果があるとされています。価格でもダーマペンは1万~2万円。ポテンツァは10万前後と違いがあります。

「ダーマペン4」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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