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ハイフが効果ない理由5つと効果を得るために大切なポイント3つ

ハイフが効果ない理由5つと効果を得るために大切なポイント3つ

この記事を読んでわかること

  • エステサロンでのハイフ(HIFU)施術は禁止になり、医療従事者のみ施術が可能です。

施術者の技術不足やショット数の問題

  • 施術者の技術によっても効果が左右されます。また、ショット数が少なくないと効果が実感できないことがあります。
  • 肌のたるみが強すぎる場合や逆に少なすぎる場合は、ハイフの効果が感じられにくいと言われています。

ハイフはたるみの引き締めや小顔に効果があると言われる美容医療ですが、「効果ないのでは?」という声もあるようです。

ハイフは効果のある施術なのですが、どうして効果がないと言われることがあるのでしょうか?
せっかく受けたハイフが効果なかったらショックですよね。

今回はハイフで効果がない理由や、効果を得るために知っておくべきポイントを紹介いたします。

ハイフで効果がない理由として考えられる可能性

ハイフは超音波のエネルギーにより、皮膚や皮下脂肪、SMAS筋膜にまでアプローチできるマシンです。
コラーゲンやエラスチンの生成を促し、たるみを引き締める効果があります。
それなのに効果がなかったのはなぜでしょうか?
ハイフを受けたのに効果がなかった人の情報をまとめると、以下の理由が可能性として考えられます。

エステサロンでのハイフ(HIFU)禁止について

以前はエステサロンでもハイフの施術を受けることができましたが、2024年6月、厚生労働省より、「医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について」は、「医師免許を有しない者が業として行えば医師法第 17条に違反すること。」と禁止が発表されました。禁止になった理由には、効果が限定的だったり、効果を全く感じられなかったり、熱傷や肌荒れなどのトラブルが起るなど、エステサロンでのハイフ(HIFU)施術による事故やトラブルが多く報告されたためです。

ハイフ(HIFU)は超音波の熱エネルギーを肌の奥深く、皮膚深層に点状に照射していく施術で、高い技術と安全管理が必要です。また、皮膚の深層にまで熱エネルギーを与える行為自体が、医師や看護師などの医療資格を持った者のみにだけ許されている行為だからです。
こうした問題を防ぐために、厚生労働省は医療機関だけで施術を行うようルールを変更しました。

施術者の技術が未熟だった・ショット数が足りなかった

医療機関でハイフを受けたのに効果がない理由に考えられるのが、この2点です。

  • 施術者の技術不足
  • ショット数の不足

ハイフは機械の光を当てるだけ、と思われるかもしれませんが、設定や照射の仕方には知識や技術も必要です。ショット数に関しても、必要なショット数に対応できないのはやはり、施術者の技術や知識の不足が原因だといえます。
ハイフはいい加減なクリニックではなく、きちんと研修をおこない十分な知識や技術をもったクリニックで受けることがおすすめです。

肌のたるみが強い

ハイフには引き締め効果がありますが、たとえばおばあさんが少女に変身するほどの、劇的な変化があるわけではありません。
ハイフで対応できるたるみには限界があり、たるみが強い場合は効果がわかりにくく、満足いただけない場合も多いと思います。
今のたるみがどの程度解消されるのか、選ぶメニューはハイフでいいのかそれとも別の施術のほうが合っているのか、しっかりと相談した上で受けることをおすすめいたします。

肌のたるみが無い

逆に、肌のたるみが無い方も、ハイフの効果は感じにくいです。自分ではたるみだと思っていても、ハイフで引き締めるほどのたるみではないこともあります。
特に若い方で、まだたるみが無いのにハイフを受けると、効果がないと思われることが多いのではないでしょうか。
若い方だと小顔効果を目的にハイフを受ける方もいらっしゃいますが、カウンセリングや診察の際にイメージを共有しておくことをおすすめします。
その上で、ハイフが合っているのか、それともヒアルロン酸などほかの施術のほうが合っているのかを相談して治療内容を決めるとよいでしょう。

参考にした情報が過剰表現だった

ハイフの効果はあったけれど思ったほどではなかった、ということがあります。これは、もともと参考にしていた情報に誤りがあったということも考えられるでしょう。
ハイフの宣伝のために大げさな効果を謳っているクリニックもあります。
実際にはハイフの症例写真ではないものを、ハイフの症例写真として紹介しているクリニックもあるかもしれません。画像を加工することで嘘の写真も作れてしまいますから、ちょっと怖いですよね。
劇的な効果があると信じてしまった上でハイフの施術を受けると期待外れに思われるのも無理はありません。
もし、参考にした画像などがある場合は、カウンセリング時に持ってきていただくのも良いと思います。その画像と同じような効果が得られるかどうかもお話しできますので、気になる情報があればお気軽にご質問ください。

ハイフの効果をしっかり実感するための3つのポイント

ハイフの効果をしっかりと実感するには、以下の3つのポイントが重要です。

ハイフが自分の悩みに合っているのか見極める

まずは、ハイフの施術を受けるのが、本当に自分にとって良いことなのか、を見極めることです。ハイフは誰にでも合う施術ではありません。
たとえばたるみの無い方がハイフを受けても、引き締める場所が無いのであまり意味がありませんよね。
同じ悩みであっても人によって合う治療は異なります。ハイフはたるみには効果があり、多くの人に合う施術ではありますが万能ではありません。
ほかの施術が向いているケースもあるので、改善したい悩みが何なのかを伝えた上で、治療方法を相談して決めましょう。

通い方や併用治療について相談して方針を決める

ハイフを受ける場合でも、効果をしっかり引き出すための通い方や併用治療など、方針を決めて進めましょう
椿クリニックでは3ヶ月~6ヶ月のサイクルでハイフを受けていただくことをおすすめしていますが、最適なサイクルは人によって違います。
一度受けたあと、いつ受けるのが良いのかは様子を見ながら決めていきます。
また、状態によってはヒアルロン酸やボトックスの併用治療が効果的な場合もあります。
もちろんハイフだけで満足できる方もたくさんいらっしゃいますが、ハイフだけでは解決できない部分をほかの方法で補うこともできますので、併用治療についてもご相談いただければと思います。

信頼できるクリニックを選ぶ

3つ目のポイントは、クリニック選びになります。美容クリニックはたくさんありますが、クリニックによって方針や治療内容、料金に関してもさまざまです。
美容医療というのは大切な顔や体に施術するものなので、信頼できるクリニックを選ぶことが重要となります。
ハイフが向いていないとわかっていながら、言われるがままに施術するクリニックではなく、しっかりと適切な提案ができるクリニックを選ぶべきです。
美容クリニックでははじめのカウンセリングや診察は無料でおこなっているところが多いですし、カウンセリングのみで施術はしなくても問題ありません。
実際にカウンセリングを受けた上で、信頼できそうなクリニックを選んでハイフを受けましょう。

ハイフの基本情報

そもそもハイフとはどのように作用してたるみを改善させるのでしょうか。

ハイフの仕組み

ハイフ(HIFU)とはHigh Intensity Focused Ultrasoundという正式名称で、日本語に訳すと高密度焦点式超音波法と言います。その名の通り、超音波の熱エネルギーを皮膚深層に点状に照射し、リフトアップ効果、小顔効果をもたらすことが出来る治療です。
3種類のカートリッジを「皮膚の真皮層」「皮下脂肪層」「SMAS 筋膜」の3つの層によって使い分け、同部位に高エネルギーをしっかり照射することで、高い効果を発揮します。

真皮層では熱エネルギーによって、肌のハリや弾力を保つコラーゲンの生成が促されたりエラスチンの回復を促したりします。
脂肪層では、脂肪細胞の溶解に働きかけるため、脂肪でお顔がパンパンというお悩みの改善にも効果的です。
SMAS筋膜では、加齢とともに緩んでいく筋膜をハイフの熱エネルギーによって引き締めることで、土台からたるみの改善が可能となります。

ハイフで改善できるたるみの程度とは

肌は外側から順番に「表皮」「真皮」と続き、その奥に「脂肪層」「筋肉」「骨」と続きます。
真皮層のコラーゲンの減少やエラスチンの劣化によるたるみ、SMAS筋膜の緩みによるたるみであればハイフで改善が可能です。
しかし、筋膜よりも奥の骨の萎縮によるたるみはハイフでは改善ができません。
他にも、頬周囲の脂肪が多くほうれい線に乗っかることでほうれい線が深く見えている場合も、たるみができているように見えます。ハイフには脂肪を減少させる効果も期待できるため、脂肪の多さによるものも改善が可能です。

ハイフで改善できないたるみへのおすすめ治療

ハイフで改善できないたるみにはヒアルロン酸注入や外科的な手術が適している場合もあります。椿クリニックでご用意しているヒアルロン酸注入について解説します。

ヒアルロン酸リフト

ヒアルロン酸を用いてリフトアップを目的とした治療を、ヒアルロン酸リフトといいます。
ヒアルロン酸は鼻や涙袋など形成したり、凹みを修正するときに使われることが多いですが、硬めのヒアルロン酸を使用することで垂れている顔の部分を下がらないように支えていきます。
骨の萎縮や脂肪の減少によって肌を支える土台が安定しない場合に、土台を補充するようにヒアルロン酸を注入していきます。土台からたるみが進んでいる場合におすすめです。

まとめ

「ハイフは効果ない」と思う方にはショット数が足りないなどの施術者側の問題があったり、たるみが強いもしくはたるみがないなどのハイフでは改善できない肌状態だったりして、それなりの理由があることが多いです。でも本来ハイフは、とても効果の高い施術になります。
ハイフの効果をしっかりと得たい場合は、自分の肌のたるみ具合をしっかりと把握し、技術のある信頼できるクリニックに任せることが重要です。
ハイフは、肌のたるみに悩む人にとっては最適な選択になることも多いので、興味がある方はまずカウンセリングで相談してみてください。
ハイフ以外の施術も含め、どうすれば今のお悩みが解決できるか、しっかり提案してくれるクリニックに任せるのがおすすめですよ。

よくあるご質問

ハイフの効果が出ない人はどうしたらいいですか?

ハイフは年齢の若い20代の方の場合元々のたるみがないので効果を感じにくいことがあります。また、顔に脂肪が少ない場合も効果を感じにくいと言われています。そのような場合でも、予防のためにハイフを受けていただく事は可能です。

ハイフは本当に効果がありますか?

顔のたるみに対して、切除手術ほどの劇的な効果はありませんが中等度までのたるみに効果があるといわれています。肌の引き締めやリフトアップ・しわの軽減などの効果には個人差がありますが、コラーゲンやエラスチン生成を促進することで肌の若弾力と引き締め効果をひきだします。

ハイフをやめて元に戻りますか?

ハイフをやめるとすぐに元に戻るわけではありませんが、時間と共に徐々に効果が薄れていきます。ハイフの効果が完全になくなると肌は施術前の状態に戻る可能性があり、その後も時間と共に肌は老化していきます。肌の状態を維持するためには、定期的に施術を行うことをおススメします。

ハイフが良くない理由は何ですか?

ハイフは多くの人に効果的ですが、顔の皮下脂肪が少ない方がハイフを行うと頬がこけてしまい老けた印象になる事があります。また、ダウンタイムとして赤み・腫れ・むくみ(数時間~数日程度で治まる)、火傷(極めて低頻度)、一時的な顔のしびれ(時間の経過と共に消失)がまれに起こりうることがあります。

「ウルトラリフト4D医療ハイフ」について
の詳細はこちら

「ヒアルロン酸注入」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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