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IPLの何がそんなにいいの?複数の肌トラブルに対応するフォトフェイシャルの魅力

IPLの何がそんなにいいの?複数の肌トラブルに対応するフォトフェイシャルの魅力

この記事を読んでわかること

  • フォトフェイシャルは、IPL光を使用し、シミやくすみ、ニキビ跡など多様な肌悩みを改善する治療で、ダウンタイムが少ない点が特徴です。
  • シミや毛穴の引き締め、肌のトーンアップ、ニキビ跡の改善など、多くの肌効果をもたらす一方、施術後の乾燥や赤みなどの注意点もあります。
  • 施術時間が短く、忙しい人でも受けやすい点がメリットで、複数回の施術が必要ですが、即時メイク可能で日常生活に支障がありません。
  • 施術後の保湿や日焼け止めケアが重要で、正しいアフターケアを行うことで治療効果を高め、肌トラブルを防げます。

IPL光治療のフォトフェイシャルは、多くの人に人気の治療ですが、IPLの何がそんなにいいの?と疑問に思う人もいるかと思います。
結論から言うと、IPLは様々な幅の光を照射できるため、それぞれの波長の光がシミやニキビ跡、赤みなど様々な悩みを一気に改善できる点がIPL光治療の良いところです。
そんなIPL光治療のフォトフェイシャルについて解説していきます。

IPL光治療のフォトフェイシャルとは何か

フォトフェイシャルは肌の様々な悩みを改善するための治療として人気ですが、フォトフェイシャルについて詳しく解説していきます。

フォトフェイシャルの基本

フォトフェイシャルの施術で使用するIPLという特殊な光は、幅の広い波長の光で、様々な肌悩みに効果的に働きかけます。この幅広い波長の光を肌に照射することで、シミやくすみなどあらゆる肌悩みの改善が期待できます。IPLは、正常な肌細胞は傷つけることなく肌の深層まで光線が届くため、ダウンタイムのない美肌治療が期待できます。

参考:Wikipedia – インテンス・パルス・ライト

どのように施術されるのか

フォトフェイシャルの施術は、目元を覆った状態で行います。
フォトフェイシャルは肌の深層まで届く強い光を照射していきます。そのため、眼球へ影響を及ぼさないように目元は覆った状態で施術を行います。
顔全体に照射を行った後、部分的に気になるシミやニキビ跡など、肌状態を確認しながら重ねて照射を行い反応を見ていきます。

他のフェイシャルケアとの違い

フォトフェイシャルが他のフェイシャルケアや治療と異なる点は、1回の治療で様々な肌悩みに対応が可能であるということです。
椿クリニックで使用しているフォトフェイシャルM22は、先端のフィルターを変更することで異なる波長の光を照射することができます。
フィルターによって対応できる肌悩みが異なるため、それぞれの悩みに適したフィルターを使用することで、より肌悩みを効果的に改善できます。

フォトフェイシャルの効果とは

フォトフェイシャルは様々な肌悩みに対応していますが、具体的にはどのような悩みを改善することができるのでしょうか。それぞれ詳しく解説していきます。

シミ・そばかすの改善

シミやそばかすは、表皮基底層にあるメラノサイトから過剰に生成されたメラニン色素が蓄積し、肌の表面に茶色っぽい色味をつけるものです。
そばかすは遺伝的要素が大きいですが、一般的に老人性色素斑と言われるシミは、紫外線によるダメージの蓄積によって起こります。

本来であれば、メラニン色素によって色がついた細胞は、肌のターンオーバーによって排出されます。しかし、ターンオーバーが乱れていたり、排出を上回る速度でメラニンが蓄積されていくと、シミとして肌に残ってしまいます。

参考:Wikipedia – メラニン細胞

参考:Wikipedia – ターンオーバー

毛穴の引き締め効果

フォトフェイシャルの熱作用によって、真皮層のコラーゲンの生成が促されます。これにより、肌のハリや弾力が回復し、肌のキメが整います。

キメが整うことで、たるんで開いていた毛穴が引き締まり、毛穴が目立ちにくくなります。
それと同時に、比較的軽度の小じわやちりめんじわの改善も期待できます。

肌のトーンアップ

肌のくすみは古くなった角質が積み重なったことや、メラニン色素が蓄積したことなどが原因です。そのくすみをフォトフェイシャルが改善します。

肌は、ターンオーバーによって古くなった角質が排出されていきますが、何らかの原因でターンオーバーが乱れることで、角質が肌の表面にとどまり、くすみを生み出します。

また、肌をごしごしと擦る癖のある人に多いのが、色素沈着によるくすみです。肌を擦ることで炎症を起こし、その炎症から肌を守ろうとメラノサイトがメラニン色素を生成します。肌全体にメラニン色素が蓄積することで、肌が茶色っぽくくすんでしまいます。

フォトフェイシャルの熱作用によって新しい細胞の生成が促されるため、ターンオーバーが促進され、蓄積した角質やメラニン色素を効率よく排出することに役立ちます。
これにより肌のトーンアップが期待できます。

ニキビ跡の軽減

ニキビ跡にもいくつか種類がありますが、主に色素沈着と赤みにフォトフェイシャルが効果を発揮します。
ニキビ跡と聞くとすぐに思い浮かぶのは茶色っぽくなった色素沈着かと思いますが、シミやくすみを改善するように、メラニン色素を分解・排出することでニキビ跡を改善することが可能です。
また、赤みの残るニキビ跡は、繰り返す炎症による毛細血管の拡張が原因ですが、毛細血管を破壊し、赤みを軽減させる効果もあります。これにより、赤みの残るニキビ跡の改善が期待できると同時に、赤ら顔の改善にも効果を発揮します。

フォトフェイシャルのメリット

フォトフェイシャルは様々な肌悩みに対応ができるという点以外にも、多くのメリットがあります。フォトフェイシャルのメリットを解説していきます。

短時間での施術

フォトフェイシャルの施術は、60分程で終了します。
そのため、忙しい毎日を送る方でも、少しの時間で施術を受けることが可能です。また、施術後すぐにメイクをしていただけるため、お出かけやお買い物の前に施術を受けに来る方も多くいらっしゃいます。

ダウンタイムが少ない

フォトフェイシャルは施術による副作用が限りなく抑えられています。
その理由は、フォトフェイシャルに使用するIPLの光が、健康な細胞にはダメージを与えないように作られているからです。そのため、シミや色素沈着などの治療したい肌悩みにのみ作用することができ、効果的に悩みの改善が可能です。
ただし、IPLの光によって肌内部に熱が与えられるため、過剰な照射や間違ったレベルでの照射によって赤みが出ることがあります。また、肌が乾燥していたり荒れていたりすると、赤みや痒みなどのトラブルにつながりやすくなるため、施術前には肌のコンディションを整えておくことが必要です。

複数の肌トラブルに対応

フォトフェイシャルは1度の治療で、ニキビ跡やシミ、肌のハリや赤ら顔など、様々な悩みに対応が可能です。
また、M22には肝斑に対応するフィルターも搭載しており、本来であれば光治療が禁忌である肝斑にも照射が可能です。そのため、肝斑に重なってシミができている場合にも照射が可能です。
一気に様々な肌悩みを改善できるところが、IPL光治療・フォトフェイシャルの一番の魅力です。

フォトフェイシャルのデメリット

メリットが多いフォトフェイシャルですが、一方でデメリットも少なからず存在します。

一時的な赤みや乾燥

フォトフェイシャルの施術後は、肌内部に熱がこもる関係で、肌が乾燥しやすくなります。また、一時的な赤みが出ることもあります。

フォトフェイシャルの熱作用によって、真皮層のコラーゲンの生成が促進されますが、熱が肌内部にこもり水分が蒸発しやすくなるため、肌が乾燥しやすくなります。また、肌状態によっては、赤みが強く出る場合もあります。

複数回の施術が必要

IPL光治療のフォトフェイシャルは、肌のターンオーバーを促進し、肌悩みを改善していく治療であるため、1回の治療ではすっきりと綺麗にすることは難しい治療です。
治療する肌悩みにもよりますが、少なくとも3回程度の治療が必要になります。

例えばシミの治療であれば、肌の奥深くから蓄積したメラニン色素を、ターンオーバーと共に少しずつ肌の表面に浮き上がらせます。

1回の治療で肌の表面に上がってくるメラニン色素は限られているため、繰り返し治療を行いメラニン色素を排出する必要があります。

施術後のケアが必要

フォトフェイシャルの施術後は、肌のバリア機能が低下し、紫外線などの外的刺激を受けやすくなるため、しっかりと保湿を行う必要があります。
また、紫外線の影響を受けやすく、治療中の色素沈着やシミなどに紫外線が吸収されやすく、フォトフェイシャルの効果を実感することが難しくなる可能性があるため、施術後のケアを徹底する必要があります。

フォトフェイシャルの施術後のケア

フォトフェイシャルの施術後には、徹底した肌ケアが必要ですがその方法について詳しく解説します。

保湿が重要

フォトフェイシャルの治療後は、一時的に肌が乾燥しやすくなります。
肌が乾燥すると、紫外線などの外的刺激を受けやすくなり、治療したい肌悩みがなかなか改善しなかったり、肌荒れを起こしてしまったりします。
こういった副作用を防ぐために、しっかりと保湿をする必要があります。

保湿は以下の手順で行うとより保湿力がアップします。

  1. 洗顔後できるだけ早く化粧水を塗布します。叩き入れると肌を傷つけてしまうため、優しく抑え込むように浸透させていきましょう。1回でたっぷりと入れるよりも、2回に分けて少しずつ浸透させる方が化粧水は入りやすくなります。
  2. 化粧水を塗布した後は乳液やクリームで、化粧水が蒸発しないように蓋をしていきます。

肌状態や乾燥具合、より改善したい肌悩み(シミや色素沈着など)がある場合は、美容液やオイルを化粧水とクリームの間に挟むといいでしょう。
顔の中でも、特に乾燥が顕著になりやすい頬や唇、口の周りなどはオイルやクリームなど、油分をしっかりと入れ込むようにし、反対にTゾーンやUゾーンなどの皮脂が多くなりやすい部分は、化粧水などで水分をしっかりと入れ込むようにするといいでしょう。
顔の保湿と同時に、乾燥によって年齢が現れやすい首からデコルテのあたりまで一緒に保湿を行うと、年齢肌をカバーできおすすめです。

日焼け止めの使用

フォトフェイシャルの施術後は、一時的に肌のバリア機能が低下するため、紫外線対策をしっかりと行う必要があります。
特に、シミや色素沈着などのメラニン色素が蓄積している部分は、日光が当たることで普段よりも紫外線を吸収しやすくなり、過剰なメラニン生成につながります。
改善したいターゲットを薄くするどころか、濃くしてしまうことも考えられるため、シーンに応じた強さの日焼け止めを使用するようにしましょう。

例えば、長時間紫外線を浴びるような屋外のレジャー活動の際には、SPF50+++程度のしっかりと紫外線をカットできるものを、室内の窓際にいる時や、短時間の散歩に出かける際などは、SPF30+程度の軽いテクスチャーのもので十分です。
シーンに合わせた日焼け止めを使用することで、肌への負担を軽減できます。

肌の状態を観察

フォトフェイシャルの施術後は、しっかりと肌の状態を観察するようにしましょう。
よくある副作用としては、赤みや痒み、熱感などですが、間違ったレベルでの照射や過剰な照射によって健康な細胞が傷つき、火傷や肌トラブルにつながることもあります。
ヒリヒリする感じや赤みが長引いていたり、水ぶくれができたりするような場合は火傷を起こしている可能性もあるため、施術後1週間程度はしっかりと肌の状態を観察するようにしましょう。

フォトフェイシャルを受けるべき人

IPL光治療のフォトフェイシャルを受けるべき人をその理由と共に解説していきます。

肌のトラブルが多い人

ニキビやニキビ跡、シミや色素沈着、肌の赤みなど複数の肌トラブルが重なって起きている人は、フォトフェイシャルが適しています。
フォトフェイシャルで使用するIPLという光が、様々な肌悩みをターゲットにして作用します。そのため、一度の治療で複数の肌悩みを改善することができます。

フォトフェイシャル以外の美容治療でそれぞれの肌悩みを改善しようと思った時、レーザー治療ではシミや色素沈着、ケミカルピーリングではニキビやニキビ跡というように、それぞれの治療で改善できる悩みは限られています。
その点、フォトフェイシャルであれば、複数の肌トラブルを一気に改善できる点が嬉しい治療です。

肌の若返りを目指す人

フォトフェイシャルの熱作用によってコラーゲンやエラスチンなどを生成する線維芽細胞が刺激されます。
コラーゲンやエラスチンなどは、肌の弾力を維持し若々しい肌を取り戻すのに必要な成分です。これらの生成が促されることで、弾力を失い小じわができやすい肌の改善が可能です。
また、シミや色素沈着、肌のくすみなどがあることでも肌は老けているように見られますが、これらの悩みも一気に改善でき、若々しい肌の維持が可能になります。

時間が取れない忙しい人

フォトフェイシャルの治療は、約60分で終了するため、時間がなかなか取れない忙しい人にも適しています。また、治療後すぐにメイクができ、ダウンタイムもほとんどないところも、忙しい人にとっては嬉しい点です。
フォトフェイシャルの治療は、1ヶ月に1回のペースでの治療である点も、高頻度で施術に通う必要がなく、忙しい人にとっては嬉しい魅力ですね。

まとめ

IPLの光治療フォトフェイシャルは、1回の治療で複数の肌悩みの改善が可能な点がいいところです。また、施術時間も短く、施術頻度も約1ヶ月に1回という、頻繁に通う必要がない点も嬉しいところです。
ダウンタイムがほぼなく、肌の若返りが叶う点もフォトフェイシャルの魅力のひとつです。
フォトフェイシャルの治療を受ける前には、肌状態をしっかりと整え、施術後も保湿や紫外線対策を徹底することでフォトフェイシャルの効果を最大限得ることができます。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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