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フォトフェイシャルM22で改善!ニキビ跡の色素沈着治療の全て

フォトフェイシャルM22で改善!ニキビ跡の色素沈着治療の全て

この記事を読んでわかること

  • ニキビの炎症によりメラニン色素が過剰に生成され、色素沈着が起こります。日常生活での予防策やスキンケアで色素沈着を防ぐことができます。
  • ニキビ跡を残さないためには、ニキビを作らないための皮脂コントロールと古い角質の除去が重要です。
  • 自宅ケアでは保湿と紫外線対策でターンオーバーを促進しますが、時間がかかります。
    皮膚科ではフォトフェイシャルM22などで直接メラニンにアプローチし、効果的に色素沈着を改善します。
  • フォトフェイシャルは幅広い肌悩みに対応し、メラニン色素を排出することで色素沈着の改善、毛穴を引き締めることでニキビ予防に効果を発揮します。

ニキビ跡の色素沈着で悩んでいませんか。どうやって治療したらいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
色素沈着は時間の経過とともに改善されていきますが、長い時間がかかります。そこで日々のケアと併せて使用したいのがフォトフェイシャルです。フォトフェイシャルのM22という機械であれば、肌悩みに合わせてフィルターを使い分けることができ、肝斑のある肌にも照射が可能です。
さらに、フォトフェイシャルはニキビの予防にも効果的なため、新しいニキビができるのを抑制してくれます。
ニキビ跡の色素沈着を治療しながら、新しいニキビも抑制するフォトフェイシャルM22について解説していきます。

ニキビ跡の色素沈着とは?

ニキビの後に色素沈着が残ってしまい、なかなか消えないことはありませんか。色素沈着がなぜできてしまうのか解説します。

ニキビ跡の色素沈着の原因

ニキビ跡に色素沈着ができてしまう主な原因は、炎症ニキビによるものです。
肌が炎症を起こすと、そのダメージから肌を守ろうと、メラニン色素が生成されます。炎症が長引けば長引くほど、メラニン色素は蓄積されていき、なかなか消えないニキビ跡となって残ります。
また、炎症が起きている部分に紫外線が当たることで、紫外線によるダメージも蓄積され、より濃く色素沈着が作られてしまいます。

色素沈着が発生するメカニズム

肌は怪我や摩擦などの外部からの刺激を受けた時や、ニキビの原因であるアクネ菌などの細菌の増殖・アレルギー反応などにより炎症が起こります。これはダメージから肌を保護し、修復するために起こる自然な反応です。

そして、この過程でダメージを受けた部分を保護しようと、メラノサイトが活性化しメラニン色素が過剰に生成されます。
また、メラニン色素は紫外線から肌を守るためにも生成されますが、炎症ニキビのある状態で紫外線を浴びてしまうことで、さらにメラニン色素が作られやすい状態を作り出してしまいます。さらに、炎症ニキビが長引き、その間メラニン色素の生成が続くことで、本来であればターンオーバーと共に排出されるメラニンが、排出速度を上回り蓄積し、肌の深い層にとどまることで、色素沈着として現れます。

ニキビ跡と他の肌トラブルの違い

ニキビ跡の色素沈着は、単純な肌荒れや乾燥などと異なり、セルフケアのみでの改善には時間がかかる肌トラブルです。
私たちの肌は日々紫外線や摩擦によるダメージを受けており、そのたびにメラニン色素が生成されています。日々の生活の中で生成される軽度のメラニン色素であれば、保湿や紫外線対策などのケアである程度リセットすることが可能です。しかし、過剰に生成されたメラニン色素が蓄積されると、美容皮膚科などでターンオーバーを促進させたり、直接メラニン色素にアプローチしたりする治療を受け、メラニン色素を排出する必要があります。

ニキビ跡の色素沈着を予防する方法

ニキビ跡の色素沈着は、ある程度予防することができます。その方法について解説します。

日常生活での予防策

ニキビ跡の色素沈着を防ぐためには、ニキビを作らないことが第一です。
ニキビができるまでには、大きく分けて3つのステップがあります。

①毛穴が詰まる
②毛穴に皮脂がたまる
③毛穴に炎症がおこる

にきびは、皮脂の分泌が盛んな状態で毛穴の出口が詰まることから始まります。毛穴が詰まると、脂は出て行けなくなるので、毛穴に皮脂がたまります。この皮脂のたまった部分ににきびの原因となるアクネ菌が増殖して炎症をおこすと、赤いにきびや膿を持ったにきびになります。
このため、日常生活では、毛穴を塞ぐ角柱を作らないように皮脂のコントロールと、古い角質の排除を意識してケアを行うようにするといいでしょう。

スキンケアのポイント

皮脂をコントロールするためには、スキンケアで必要な分の皮脂まで落としてしまわないようにすることと、乾燥を防ぎ過剰な皮脂分泌を抑制することがポイントです。
洗顔の際は38度程度のぬるま湯、もしくは水で行うようにしましょう。熱すぎるお湯は必要な分の皮脂まで落としてしまいます。また、クレンジングでメイクを落とす際は、1分以上お顔にクレンジング剤を乗せないようにします。クレンジング剤に含まれる界面活性剤が、肌への負担を大きくし、肌荒れにつながります。肌荒れを起こしている肌は、バリア機能が低下している状態のため、水分の保持が難しく乾燥し、過剰な皮脂分泌につながったり、紫外線のダメージを強く受けやすかったりします。
肌荒れや乾燥を防ぐためにも、洗顔後はできるだけすぐに化粧水で保湿し、皮膚の水分を保有するように、クリームや乳液などで蓋をするようにしましょう。
夜にしっかりと肌の汚れを落とした翌日の朝のスキンケアは、水またはぬるま湯のみでの洗顔に抑え、しっかりと保湿するように心がけましょう。朝に必要な分の皮脂まで落としてしまうと、日中の肌の乾燥につながり、乾燥した肌は保護しようと過剰に皮脂を分泌してしまいます。そのため、朝の洗顔ではクレンジング剤や洗顔フォームは使用せずに行うことをおすすめします。

紫外線対策の重要性

紫外線は皮膚の細胞や細胞間脂質(セラミドなど)を直接的に損傷します。これにより、皮膚のバリア機能が低下し、水分の蒸発や外部からの刺激物の侵入を許しやすくなります。

細胞間脂質は、肌の角質層に存在しており、肌の乾燥を防いだり、健康を維持するために働きます。

【細胞間脂質の主な働き】
・バリア機能の維持:水分の蒸発を防ぎ、肌内部の潤いを保つ役割を果たします。また、外部からの刺激や異物(細菌、ウイルス、アレルゲンなど)の侵入を防ぐことで、肌を保護します。
・保湿機能:セラミドなどの脂質成分が水分を挟み込むことで、肌の柔軟性や弾力性を維持します。
・肌の健康維持:バリア機能が正常に働くことで、乾燥や炎症などの肌トラブルを防ぎます。

これらの働きをする細胞を、紫外線が損傷させてしまうため、肌のバリア機能が低下し、ニキビが作られやすい肌環境となってしまうのです。

色素沈着の治療方法

ニキビ跡の色素沈着ができてしまった場合のケア方法について解説します。

自宅でできるケア

色素沈着ができてしまった場合、自宅でできるケアは、肌のターンオーバーを乱さないための保湿と、さらなるメラニン色素の蓄積を防ぐための紫外線対策が重要です。

色素沈着の改善をセルフケアのみで行う場合は長い時間がかかりますが、薄くすることは可能と言われています。その理由として、色素沈着は肌のターンオーバーと共にメラニン色素の排出が可能であるからです。

そのため、しっかりと保湿を行い肌のターンオーバーを維持することが重要です。
さらに、摩擦や紫外線は、新たなメラニン色素を生み出してしまう原因となるため、肌に触れる際は優しく摩擦を起こさないように、外出時は必ず紫外線対策を行うように気をつけましょう。

皮膚科での治療方法

頑固なニキビ跡の色素沈着をより効率よく改善するには、クリニックでの治療がおすすめです。
特におすすめの治療は、ニキビ跡以外の治療も可能なフォトフェイシャルです。
フォトフェイシャルは、幅広い光を肌に照射することで、肌のターンオーバーを促し、メラニン色素を排出します。

さらに、毛穴の引き締めも可能なため、過剰な皮脂分泌を抑制し、ニキビの予防にも効果的です。

ニキビ跡の色素沈着を改善するためには、セルフケアは非常に重要ですが、より効果を求める場合は、クリニックでのケアも並行して行うといいでしょう。

フォトフェイシャルM22とは?

ここからは、フォトフェイシャルのM22について解説していきます。

フォトフェイシャルM22の基本情報

フォトフェイシャルは、光のエネルギーを使って肌のターンオーバーを促したりメラニン色素にダメージを与える治療のことで、「光治療」と呼びます。
「フォトフェイシャル」は厳密には、ルミナス社という会社が開発した光治療マシンのことを指す言葉です。フォトフェイシャルは光治療のパイオニア的存在のため、光治療=フォトフェイシャル、と認識している方も少なくありません。

フォトフェイシャルでは、IPL (Intense Pulsed Light)と呼ばれる幅の広い光を使用して、さまざまなお肌の悩みにアプローチするのが特徴です。IPL機器には様々な種類があり、椿クリニックではM22を使用しています。
このM22には6種類のフィルターが搭載されていて、設定を変えることで波長の深度を細かく調整できるのも魅力です。

そのため、フォトフェイシャルの照射は禁忌とされていた肝斑にも対応できるようになりました。

他の治療法との比較

美肌治療の機械はいくつかありますが、そのほとんどが、特定の悩みをターゲットにし治療するものです。そのため、ターゲットの悩み以外のものには効果が薄かったり、効果がなかったりします。
しかし、フォトフェイシャルは幅の広い光を照射することで、様々な肌悩みに対応します。特にM22は、悩みに合わせてフィルターを変えて照射することができ、肝斑にも対応することができる点が魅力です。
フォトフェイシャルは、お顔全体のコンディションの回復が可能な優れモノです。

フォトフェイシャルM22の効果

フォトフェイシャルのM22には、以下のような肌悩みを改善する効果が期待できます。

・シミやそばかす
・ニキビを治したい
・毛穴の開きをなんとかしたい
・肌のくすみが気になる
・肌のハリ・小ジワが気になる
・赤ら顔
・ニキビ跡や色素沈着を改善したい
・肝斑もシミも同時に治療したい

肌のターンオーバーを促すため、色素沈着やシミなどのメラニンによる肌悩みの改善に大きな効果を発揮します。

フォトフェイシャルM22による治療の流れ

椿クリニックでのフォトフェイシャルM22の治療の流れを解説します。

施術前の準備

フォトフェイシャルM22の治療前は、肌のコンディションを整えるようにしましょう。
特に日焼けや乾燥は、施術ができない可能性もあるため、しっかりと対策を行いましょう。

日焼けした肌は、大きなダメージを受けている状態です。また、肌が炎症を起こしている状態だったり、黒くなっている状態だったりすると、余計な熱を吸収してしまい、火傷などのリスクが上がります。
他にも、肌が乾燥している状態だとフォトフェイシャルの刺激を強く受けてしまい、副作用が大きくなりやすくなります。

施術前には必ず、肌が潤っている状態にし、日焼けによるダメージが残っていない状態にしておきましょう。

施術のプロセス

フォトフェイシャルM22の施術前にはしっかりとメイクや肌の汚れを落とすために、クレンジングと洗顔をしていただきます。
肌に何もついていない状態になったら、医師の診察にて肌の状態や悩みの状態を確認します。肌の状態などに合わせてフォトフェイシャルの出力の調整やフィルターを選択します。

フォトフェイシャルの照射時は、目を保護し、肌への負担を減らすためのジェルを塗ってから始めます。
洗顔から施術終了までは約60分程度で、お顔の部位によっては痛みを強く感じる場合もありますが、ほとんどの場合我慢できる程度の痛みのため、リラックスして過ごしましょう。
施術後はビタミンCのパックにて鎮静を行います。ビタミンCにはコラーゲンの生成を促進して肌のハリや弾力を保ち、乾燥による肌の荒れやしわの形成を防ぐ効果があります。しかし、パックで使用するビタミンCは高濃度のため、元々乾燥肌の人や敏感肌の人は、パック後に肌のつっぱりや乾燥を感じやすくなります。そのため、必ず施術後には保湿をするようにしましょう。基礎化粧品はクリニックで用意しているため、ご自由にお使いください。その後はすぐにメイクをしていただいて大丈夫です。

施術後のケアと注意点

フォトフェイシャルM22の施術後は保湿と紫外線対策を忘れずに行いましょう。
施術後は一時的に肌のバリア機能が低下します。しっかりと保湿をして、外的刺激から肌を守るようにしましょう。乾燥している肌は紫外線などの影響を受けやすくなります。
同時に、日焼け止めや日傘などを使用して紫外線をカットするようにしましょう。バリア機能が低下している肌に紫外線のダメージが加わると、治療中の色素沈着の部分に普段よりも多くのダメージが加わる可能性があります。紫外線にさらされることで、フォトフェイシャルの効果を実感しにくくなり、場合によっては施術前よりも色素沈着が濃くなったように感じることもあります。
普段から屋外での活動が多い方は、紫外線の弱くなる冬の時期などに施術を受けるといいでしょう。

フォトフェイシャルM22の実際の効果

フォトフェイシャルM22での変化や、お客様の声をご紹介します。

お客様のビフォーアフター

椿クリニックでフォトフェイシャルM22の施術を受けたお客様の変化をご紹介します。

症例概要
総額
通常1回16,500円(税込)
1回あたり
16,500円(税込)
施術回数
1回
部位
頬全体
年代
40代女性
症例No.10820
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク
赤み・火傷・腫れ・熱感・かゆみを生じる可能性があります。
医師の解説
こちらの患者様はお顔全体(特に頬上部)の雀卵斑(そばかす)とシミにお悩みでした。1回の施術でしっかりシミに反応し、シミだけでなくお肌のハリも改善しました。この後も、残りの薄いシミや、色むらを改善する為治療を継続されました。

症例概要
総額
5回コース74,250円(税込)
1回あたり
14,850円(税込)
施術回数
5回
部位
頬全体
年代
30代女性
施術院
心斎橋院
症例No.10793
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク
赤み・火傷・腫れ・熱感・かゆみを生じる可能性があります。
医師の解説
こちらの患者様はお顔全体に広がる幼少期からのそばかす(雀卵斑)がお悩みでした。1回目の施術でもかなり良くなったのですが、5回施術後は全てのそばかすが取れ、肌のトーンも上がり、キメも細かくなりました。

実際の体験談

Googleクチコミより

Googleクチコミより

効果が現れるまでの期間

フォトフェイシャルの効果は、施術後2~3日、遅くても1週間程度で実感することができます。また、1回の施術でも効果を感じることができますが、色素沈着やシミ、そばかすなどの状態によっては、5回程度繰り返し治療を行うことで、変化を感じることも多いです。

肌のターンオーバーに合わせて3~4週間に1回の頻度で治療を行いますが、肌の状態によって前後するため、医師の指示に従うようにしましょう。

まとめ

ニキビ跡の色素沈着の治療には、フォトフェイシャルのM22がおすすめです。
フォトフェイシャルでは、色素沈着の治療のみならず、肌の赤みの改善や、毛穴の引き締め、シミやそばかすの治療などもでき、フィルターを使い分けることで肝斑の治療も可能です。幅の広い光を使用しているため、複数の肌悩みを一度に改善することができ、肌全体のコンディションの改善が可能です。
保湿や紫外線対策など、日常のケアに併せてフォトフェイシャルの治療を受けることで、より効果的に色素沈着を改善することが可能です。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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