フォトフェイシャルは継続的に通うことで肌の悩みに対処できる施術です。
エステ感覚で通いながら医療レベルの肌改善ができるのが魅力で、さまざまな肌悩みに対応できます。
今回はフォトフェイシャルの効果と、実際に通う場合について、紹介いたします。
フォトフェイシャルにはどんな効果がある?肌の悩み別の効果やおすすめの通い方を紹介
目次
フォトフェイシャルの効果はシミ・そばかす、それ以外の悩みにも
フォトフェイシャルの一番の効果といえば、シミ・そばかすです。フォトフェイシャルはIPLという光エネルギーを使った美容マシンで、光の力で肌のターンオーバーを促します。
フォトフェイシャルに適した悩み
フォトフェイシャルはIPLという幅広い波長の特殊な光を照射することでシミやそばかすを薄くしていくことができます。
フォトフェイシャルの効果はそれだけにとどまらず、以下の肌悩みに対しても効果を発揮します。
- 隠れたシミ
- 毛穴の開き
- くすみ
- ハリ感
- 小じわ
- ニキビ・ニキビ跡
- 赤ら顔
フォトフェイシャルで肌を若返らせるメカニズムと機種の解説
フォトフェイシャルは、特殊な光が肌トラブルの原因であるメラニンなどのターゲットのみにダメージを与えます。そのためトラブルのない正常な肌細胞を傷つけることなく、肌トラブルの改善が可能です。
同時に線維芽細胞(肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどを生成する細胞)が活性化されるため、コラーゲンやエラスチンなどを増やすことができます。その結果肌のターンオーバーが促進され、肌のキメや質感を整えたりハリが復活したりと若々しい美しい肌へ導きます。
部位
頬全体
年代
30代女性
施術回数
5回
所要金額
74,250円(税込)
症例についての詳細
お肌をダメージから守りつつ、高い光のエネルギーをお肌に照射しメラニンを浮き上がらせ、シミ・くすみを改善します。線維芽細胞を刺激することで、コラーゲン・エラスチンの生成を促しハリ艶の改善効果もあります。
こちらの患者様はお顔全体に広がる幼少期からのそばかす(雀卵斑)がお悩みでした。1回目の施術でもかなり良くなったのですが、5回施術後は全てのそばかすが取れ、肌のトーンも上がり、キメも細かくなりました。
施術の副作用(リスク)
赤み・火傷・腫れ・熱感・かゆみを生じる可能性があります。
※施術内容や料金はコラム投稿時点での内容となります。最新情報は各施術ページをご参照ください。
なお、フォトフェイシャルとはルミナス社の商標で、ルミナス社製のIPL機器を指す言葉です。ナチュライト、M22、ステラM22といった機種があります。
椿クリニックで使用しているのも、ルミナス社のナチュライトとM22です。
光治療のIPL機器には他にもライムライト、アキュチップ、ルメッカ、BBL、オーロラ等々、たくさんの種類があります。
美容メディアではこれらをまとめて「フォトフェイシャル」と呼んでしまっている現状もあり明確に区別されないことも多いですし、仕組みとしてはいずれも光エネルギーを利用して肌のターンオーバーを促すというものになります。
フォトフェイシャルの経過動画
フォトフェイシャルは本当に効果があるのか?
シミ取りレーザーなどと違い、光治療はマイルドなイメージがあり、効果が本当にあるのか、不安に思う方も多いようです。
マイルドな施術で実感する効果とは
たしかにフォトフェイシャルは、フェイシャルエステのように、寝ているだけで終わる施術ではありません。ある程度の刺激感はあります。
また、ダウンタイムがほぼ見られない一方で、しっかりとした効果が得られるのが、医療機器であるフォトフェイシャルの特長です。
フォトフェイシャルはシミ・そばかすの治療として使われることが多いのですが、1回でも効果を感じられ、回数を重ねるごとに徐々にシミが薄くなっていくことが実感できます。
シミ・そばかすを薄くする目的でフォトフェイシャルを受ける場合は、少なくとも3回程度、5回以上通っていただくことで、満足できる方が多いです。
その他、しわやニキビ、毛穴などの肌の悩みに対しても効果の現れ方は同じで、回数を重ねるごとに徐々に改善されていきます。一度で一気に改善されるわけではありませんのでご承知おきください。
また、お肌の状態によっては、フォトフェイシャルにプラスして別の治療を組み合わせることでより効果的に悩みにアプローチできる場合もあります。
お肌の状態を診て総合的にどんな治療が良いのかを決めていきますので、気軽にご相談ください。
フォトフェイシャルの効果ある通い方は?
フォトフェイシャルは1回でも効果を感じられますが、基本的には継続的に通うタイプの治療メニューです。
フォトフェイシャルの治療の進め方
フォトフェイシャルの治療は肌のターンオーバーに沿って進めていきます。
頻度:3週間~4週間サイクル
回数:5回以上が理想
必要な回数の目安ですが、目指すお肌の状態によっても異なりますので、患者様自身が、どのような状態になりたいのかをイメージしておくことも重要です。
フォトフェイシャルは1ヶ月に1回程度の頻度で、5回以上通っていただくのがおすすめです。
目立つシミが薄くなればそれでいいという方であれば1~3回程度で満足される方もいます。5回程度通って終了したあと、また肌のコンディションを整えるために再開する、という方もいます。
初めてフォトフェイシャルを受けられる方は、まずは1回試してみて、それから続けるかどうかを判断していただくのが良いのではないでしょうか。
フォトフェイシャルのメリットは?
フォトフェイシャルのメリットは以下の通りです。
- 複数の肌の悩みに対処できる
- 痛みがほぼ無い
- ダウンタイムもほとんど無い
- 続けやすい価格
気軽に受けられる美肌治療のメリットとコスト
フォトフェイシャルはシミ・そばかすをはじめ、多くの肌の悩みに対処できるというのが大きなメリットです。
しかも痛みもほぼなく、ダウンタイムもほとんどないので、エステ感覚で気軽に受けられます。1ヶ月に1回程度で通うという頻度も、続けやすいと感じる方が多いです。
価格についてはクリニックによって違いますし1回数万円かかる場合もあるのですが、安ければ1回1万円程度で受けられます。1回あたり10万、20万とかかる施術ではありませんので、美容クリニックに慣れていない方でも試しやすいと思います。
椿クリニックでは以下の料金でご用意しております。
フォトフェイシャル | 初回(税込) | 通常(税込) | |
---|---|---|---|
全顔 | 1回 | ¥11,880 | ¥16,500 |
※お得なコースもございます。
フォトフェイシャルのデメリットや副作用、注意点
フォトフェイシャルのデメリットや副作用、注意点についても紹介いたします。
フォトフェイシャルを受けることができない方
フォトフェイシャルの施術を受けられないのは以下の方です。
- 妊娠中の方
- レチノイン酸やハイドロキノンを使用している方
- ケロイド体質の方
- 直近で強い日焼けをした方
- てんかん発作の既往を持つ方
- 光過敏症の方
- 光感受性が高まる薬を内服、外用している方
- 施術部位に金属プレートやシリコンを埋めている方
- 施術部位に感染症、傷、皮膚疾患がある方
レチノイン酸は1週間前、ハイドロキノンは3日前から塗布を中止していれば施術可能です。
光感受性が高まる薬に関してはいくつか種類があるため、必ず医師に既往歴なども併せて相談するようにしましょう。
副作用やデメリットは?
副作用としては、以下のものが挙げられます。
- 炎症や色素沈着
- 隠れていたシミが表面に現れる
- かさぶたや水ぶくれ
- 痒み
ダウンタイムはほとんどありませんが、赤み・腫れ・熱感・かゆみが現れる場合があります。いずれも数日で消失しますが、長引く場合はクリニックに相談してください。また、術者の技術不足や照射レベルが強すぎる場合、火傷を起こしてしまったり水ぶくれができてしまったりする可能性もあります。これらをそのままにしておくと色素沈着などの肌トラブルにつながるため、万が一火傷や水ぶくれができた時は、すぐに医師に相談するようにしましょう。
その他、フォトフェイシャルのデメリットは以下のとおりです。
- 何回も通う必要がある
- まったくの無痛というわけではない
- 肝斑が悪化することがある
- 施術後は紫外線対策が必要
- 施術を受けられない人もいる
肝斑については悪化する場合があるのですが、事前に医師がしっかり診察をした上で肝斑が出ているかどうかを判断しますので安心してください。ただし、M22に関しては、肝斑を治療するための肝斑モードもありますので、ご相談ください。
フォトフェイシャルの種類で効果に違いがある?
フォトフェイシャルの種類によって効果に違いはありますが、大きな違いがあるわけではなく、基本的な機能に違いはありません。
椿クリニックのフォトフェイシャルで叶える理想の肌
フォトフェイシャルはいくつか種類がありますが、それ以上に重要なのは、施術者の技術です。たとえ最新のマシンを導入していても熟練したスタッフがいなければ十分な効果を引き出すことができません。
また、最新のマシンは実績が無く本当に効果があるのかがわかりにくいので、最新機種が良いとも限りません。
フォトフェイシャルとはルミナス社製の光治療機器のことを指しますが、その中にも種類があります。
椿クリニックでは以下の機械を使用しています。
- M22(エムニジュウニ)
M22はナチュライトの後継機です。フィルターが6種類(最大9種類)に増えています。
冷却機能がナチュライトより進化しているため、より痛みを感じにくいのが特長です。
エステとクリニック、どちらのIPLを選ぶべき?
エステサロンでも、フォトフェイシャルに似た施術をおこなっているところもあります。しかし医療レベルの機器はエステでは取り扱えませんので、エステで使用しているIPL機器で医療レベルの効果はないと考えてください。
エステがだめというわけではなく、痛みはまったくないと思いますし、気持ちの良いマッサージを受けて癒しが得られる、という効果はあるかもしれません。
ただ、シミなどお肌の悩みを改善したい方は、クリニックの美容施術のほうが満足できるのではないかと思います。
美容クリニックは高いというイメージを持っている方もいるのですが、実際には数千円からできる施術もあり、もちろん予算を踏まえた上で治療方針を決定していくので、必要以上に高額になることもありません。
癒しではなく治療を望む場合は、エステのほうがかえって無駄なお金がかかってしまうことになりかねないので、はじめからクリニックを選ぶほうが良いでしょう。
まとめ
フォトフェイシャルの効果は、シミ・そばかすの改善をはじめ、さまざまな肌の悩みに対応します。
痛みやダウンタイムもほぼなく気軽に受けていただける施術ですので、まずは一度試してみるのも良いと思います。
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よくあるご質問
フォトフェイシャルはシミ・そばかすの治療としてよく選ばれる治療方法です。フォトフェイシャルでは複数回の施術を受けていただき、少しずつシミやそばかすをを薄くしていきます。
施術後数日間はメラニン色素が浮き上がってきてシミやそばかすが濃くなったような状態になります。マスクで隠せる範囲ならマスクで隠すのもおすすめです。
フォトフェイシャルは1回でも効果を感じられるますが、5回以上通っていただくのが基本の通い方です。
効果持続については個々のライフワークの影響も受けるので個人差が大きいですが、6ヶ月~1年程度といわれています。