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顔にできるニキビケアのコツとは。顎ニキビに特化したアプローチについて

顔にできるニキビケアのコツとは。顎ニキビに特化したアプローチについて
顎をはじめとする顔ニキビは、できる部分によって原因が異なります。

しかし、ニキビは原因を知って対処することで、発生自体を防ぐことができます。日々の生活に取り入れやすいちょっとしたコツをお伝えします。また、できてしまったニキビに対しての椿クリニックのアプローチもお話していきます。ニキビを作らない快適な肌を手に入れましょう。

顔にできるニキビの特徴

ニキビは皮膚の常在菌であるアクネ菌が、何らかの原因で塞がれてしまった毛穴から排出されずに増殖し、毛穴にたまった皮脂を分解することによる炎症で発症します。

毛穴が塞がってしまう原因としては、乾燥やホルモンバランスなどにより過剰に分泌された皮脂が角質と混ざり凝固することで角栓ができ、これが毛穴を塞ぐ元になります。

ニキビは皮脂分泌量の多い部分にできやすいといわれていますが、乾燥や食生活、ホルモンバランスなどでも皮脂分泌量は変わってきます。また、顔にできるニキビは、部位によってできる原因が変わってきます。ここでは、顔の部位ごとの特徴について解説していきます。

参考:Wikipedia プロピオニバクテリウム属(アクネ菌を含む細菌の一属)

角栓
角栓(かくせん、keratotic plug)とは、皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角質が毛穴中で凝固、発達したもの。

引用:角栓 – Wikipedia

おでこや鼻などのTゾーン

おでこや鼻などはTゾーンと言われる部分で、皮脂の分泌が活発な部分です。そのため、過剰な皮脂分泌が毛穴を塞ぐことでニキビができやすくなると言われています。
皮脂分泌が活発な10~20代に多い傾向です。また、髪の毛が触れる部分は、髪の毛の刺激でニキビができやすくなります。おでこや髪の生え際などは、シャンプーなどの洗髪剤がすすぎきれず残ったものが刺激となり、ニキビができやすくなります。

あごやフェイスライン

あごやフェイスラインにできるニキビは、大人になってからできることが多いニキビです。
ホルモンバランスの乱れや、睡眠不足などの生活習慣の乱れなどが原因でできると言われています。また、マスクなどによる擦れや頬杖などの外的刺激も要因となります。

頬のニキビ

頬はTゾーンと違い、乾燥しやすい部分です。乾燥による過剰な皮脂分泌がニキビの原因と考えられています。朝・夕の保湿で乾燥対策を徹底することで改善できる部分です。

口周りにもできやすい

口周りのニキビも大人になってからできやすいと言われています。原因としては、食生活の乱れにより胃腸が荒れることでニキビができやすいようです。
日々の食生活を見直すことで防ぐことができる部分です。

顔ニキビができたときのNGな行為

顎にニキビができると、どうしても気になって触ってしまったり、早く無くそうと潰してしまう人がいます。それらの行為は今後の肌へ悪影響を与えるNGな行為です。その理由を解説していきます。

顎ニキビを潰す

ニキビを潰してしまうと、皮膚の雑菌が患部に入ってしまい、かえって悪化させてしまうことにつながります。また、潰すことで皮膚を壊し傷を与えてしまいます。これが後のクレーターや、ニキビ痕(色素沈着)につながります。

過度に洗顔する

ニキビを治すには清潔にするのがいいと過度に洗顔してしまう人がいます。それは逆効果です。過度な洗顔は、皮膚を保護するのに必要な皮脂を洗い流してしまいます。すると肌を保護しようと過剰な皮脂が分泌され、それがまた毛穴を塞ぎニキビを作ってしまいます。

さらに過度な洗顔は肌を擦り過ぎ、刺激となって新たなニキビを作りかねません。
洗顔は朝・夕の2回にとどめておきましょう。

顎ニキビを隠す

ニキビができるとどうしても見た目が美しくないと、コンシーラーやファンデーションで隠そうと塗りたくってしまいます。厚く塗り過ぎた化粧は、毛穴を塞いでしまう原因です。
できてしまったニキビをどうしても隠したいときは、化粧で隠そうとせず保湿をしっかりとしたうえでマスクなどで隠すようにしてください。

ニキビを治すには~美容クリニック編~

ニキビができてしまったら自分で潰したり、間違ったケアをしてしまう前に、クリニックなどの専門機関に相談するようにしましょう。ここでは、椿クリニックでご用意しているニキビ治療についてご紹介していきます。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、肌の表面に薬剤を塗り古くなった角質を溶かし剥がして、肌のターンオーバーを正常に近づけていく治療です。
ニキビの原因である過剰な皮脂分泌の改善や、古くなった角質が毛穴を塞ぎニキビになる前に角質を除去してくれるため、ニキビの改善や予防に効果的です。

美肌点滴・注射

マシュマロ美肌点滴・注射という名前でご用意しています。
この点滴の主な成分であるビタミンBやCがニキビの改善・予防に効果的です。
ビタミンB群が皮膚の新陳代謝を高めてくれることで肌のターンオーバーを正常に近づけてくれます。また、ビタミンCは色素沈着の改善に効果を発揮してくれるため、できてしまったニキビ痕の改善にも効果的です。

ビタミンC誘導体、レチノイド(ビタミンA誘導体)、リン酸ビタミンEのようなビタミンE誘導体といった、皮膚に吸収されやすいビタミン外用薬を塗布することで、にきびや炎症後の色素沈着の改善が国内外で継続的に報告されている[52]。2017年のレビューではナイアシンアミド(ビタミンB3)の外用で抗生物質と同等の効果があるという試験が複数あった[53]。
内服薬では、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB2、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6の他、色素沈着などを防ぐためにビタミンCが使用されることがある。

引用:Wikipedia 尋常性痤瘡 栄養素の外用・内服

イオン導入

イオン導入ではビタミンCを入れていきます。肌にはバリア機能が備わっており、化粧品などでは角質層までしか浸透しません。美肌に必要な成分を肌の奥深くまで入れ込んでくれるのがイオン導入です。
オプションではありますが、炎症ニキビを抑えてくれるトラネキサム酸や、開き毛穴を収縮し皮脂の分泌を抑える効果のあるグリシルグリシンもご用意しています。

ニキビを治すには~自宅編~

ニキビは専門機関での治療をおすすめしましたが、どうしても仕事などですぐにはいけない人もいると思います。そんなあなたに、自宅でできるケアについてご紹介していきます。

保湿をして刺激から肌を守る

ニキビができてしまったらなるべくこすらないように、優しく抑えるように化粧水を肌に押し込んであげましょう。化粧水の後には必ずクリームで蓋をすることを忘れないでください。化粧水のみではすぐに蒸発してしまい肌が乾燥してしまいます。また、保湿は夜のみでなく朝もするように心がけてください。日中の乾燥や外的刺激から肌を守ってくれます。

普段からマスクをする人はマスクの刺激でニキビができやすくなります。また、マスクによって蒸れることでアクネ菌が増殖しやすくなるため、必要のない時はマスクを外すように心がけましょう。

マスク以外にも、顎を触る癖や頬杖をつく癖のある人はそれが刺激となりニキビができやすくなることも考えられます。癖づいてしまったものはなかなか変えることができませんが、気づいたときに触るのを止めるなどしながら、しっかりとした保湿で刺激から肌を守るように心がけましょう。

参考:尋常性痤瘡 – Wikipedia

食生活を見直す

ニキビによっては食生活の乱れによりできるものもあります。脂っこいものや、甘いお菓子などは皮脂の分泌を促進しニキビを悪化させることにつながります。できるだけあっさりとした和食を食べるように心がけてください。また、お肉よりも魚の食事を増やしたり、果物や野菜を意識して摂ることでニキビの発症を抑えることもできます。

牛乳摂取と高血糖の食事は、インスリンおよびIGF-1媒介PI3K/Aktの活性化により皮脂腺生成細胞とケラチン生成細胞の増殖、脂質生成・皮脂性を誘導し、ざ瘡を悪化させる[22]。
中等度から重度のざ瘡が無脂肪乳、チーズ、ヨーグルト、菓子、ケーキ、チョコレート、1親等の肥満(BMI≥30)家族歴、牛乳の高摂取、魚の低摂取、果物・野菜の低摂取と関連している[31]。

引用:Wikipedia 尋常性痤瘡 要因

生活習慣の改善

顎ニキビはホルモンバランスによる影響を受けやすいニキビです。男性ホルモンと言われるアンドロゲンは皮脂の分泌を活発にします。このアンドロゲンは、睡眠不足やストレスなどで交感神経が優位になることで働きが強くなります。過剰に分泌された皮脂は毛穴を塞ぎ、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖につながります。そのため、ホルモンバランスや睡眠不足によりできる顎ニキビは、これらを改善することが大事です。
夜更かししないように心がけたり、適度にストレスの発散をするように心がけましょう。

参考:アンドロゲン – Wikipedia

顎ニキビのできにくい肌作りを

ニキビは誰にでもできるものです。しかし、日々のケアを見直すだけでも顎ニキビのできにくい肌作りは可能です。ニキビを作らないケアのコツをご紹介します。

適切な洗顔

洗顔は回数が多ければいいというものではありません。朝は夜のうちに分泌された皮脂が肌を保護してくれています。洗顔料は使わずに、水かぬるま湯で洗い流すようにしましょう。朝に皮脂を洗い流しすぎてしまうと日中の外的刺激を受けやすくなるほか、過剰な皮脂分泌が起こり逆に脂ぎった肌に感じてしまうこともあります。

夜の洗顔は、一日の汚れや化粧を落とすため洗顔料を使用しましょう。ここでの注意点は、しっかりと泡立てたもっちりとした泡で、擦らずに泡を肌に抑えるように洗うことです。擦ってしまうことで肌へ刺激を与えてしまいます。その刺激がニキビの発生につながることもあります。洗い流す際もシャワーを直接当てず、手ですくったぬるま湯を優しく肌に当てるように洗い流しましょう。

保湿の徹底

乾燥による過剰な皮脂分泌はニキビにつながります。朝・夕の保湿を心がけてください。夜は特に寝具などによる擦れが、気付かないうちに起きています。化粧水や美容液を塗った後は必ずクリームなどで蓋をしてあげてください。
週に1回のパックで保湿成分を入れ込んであげるのもおすすめです。

肌の善玉菌アップ

皮膚には常在菌であるアクネ菌が存在しています。このアクネ菌の増殖がニキビの原因とされていますが、肌の常在菌は適切なバランスで存在することで肌を保護してくれている菌でもあります。そのバランスを整えてくれる化粧品の使用も、ニキビの抑制に効果的です。

皮膚常在菌のアクネ菌(英語版)が炎症箇所の毛穴分泌物から検出されることから、毛包(毛穴)が男性ホルモンと細菌と皮脂の相互作用によって炎症を起こすとする説が有力である[15]。

引用:Wikipedia 尋常性痤瘡 原因

おすすめのケア商品である以下のセレクト オーガニック スパシリーズは、お肌の善玉菌を活かし・育て・守るという考えから開発したスキンケアシリーズです。肌の免疫力をアップする新しい「育菌」美容法で肌の常在菌のバランスを整えてあげましょう。

クレンジング洗顔ジェル

  • セレクト オーガニック スパ LBS オーガニック クレンジング
    善玉菌をやさしく守るクレンジングジェルです。メイクや汚れをすばやく落としながら潤いはしっとり保ちます。

高保湿化粧水

  • セレクト オーガニック スパ LBS オーガニック ローション
    美容成分をたっぷりと配合し、うるおいに満足。善玉菌のバランスを整え、増えやすい環境作りに導きます。

高保湿クリーム

  • セレクト オーガニック スパ LBS オーガニック クリーム
    ひどい肌荒れ・乾燥対策に。肌本来の力をサポートし、若々しいハリに満ちた弾力肌へ導きます。善玉菌をたっぷり補い、しっかりとした保湿力で肌を守る処方に仕上げました。

ドクターセレクトHPより https://www.drsele.co.jp/product/select-oragnic-spa

まとめ

ニキビは間違った処置や、長引く炎症で未来の肌へ大きな影響を及ぼします。美しい肌をより長く未来へつないでいくために、早いうちから対処しておくことをおすすめします。
椿クリニックではニキビをはじめ、ニキビ痕やニキビを作りにくい肌作りへのアドバイスも行っております。より美しい肌を手に入れたい方は、いつでも椿クリニックにご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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