ゼオスキンは正しい使い方でビニール肌になることなく、美しい肌を手に入れることのできる最良の手段です。この記事ではビニール肌とは何か?ゼオスキンとの関係は?について解説していきます。
一見ツヤ肌に見えるけど実はビニール肌?!ゼオスキンとの関係を解説します
目次
艶肌とは違う?ビニール肌って?
一見艶肌に見える肌でも実はビニール肌かもしれません。ビニール肌とはどのような状態の肌のことを言うのか、解説していきます。
皮膚表面ってこんな作り
皮膚の表面には、細かい網目状の溝(皮溝)と、ふっくらと盛り上がった部分(皮丘)があり、見た目は三角形の網目が張りめぐらされているような状態になっています。キメの整った肌は肌表面に刻まれたこの三角形の網目が均一に規則正しく並んでおり、皮溝が浅くて細く、皮丘は小さくて弾力がある状態です。
皮膚の表面には皮溝 (sulcus cutis) と呼ばれる溝があり、浅い皮溝で囲まれる細かな隆起を皮丘 (crista cutis)、太い皮溝で囲まれる複数の皮丘を含む領域を皮野 (area cutanea) と呼ぶ。
引用:Wikipedia
ビニール肌って?
ビニール肌という言葉は医療用語ではありません。
肌の見た目がテカテカし、まるでビニールのように光を反射し光って見えることから、ビニール肌と呼ばれています。
どうしてビニール肌になるの
キメの整った肌の条件を前述しましたが、このキメを整えるための皮丘と皮溝がすり減り、角質が消失してしまうことでつるんとした表面になることが原因です。肌に合わない強さのゼオスキンアイテムを使用し続けたり、過度な角質ケアやスキンケアが原因で起こったりすることが多いです。そのため、良い状態の皮膚が出来上がるための適切な時間を与えてあげることが重要です。
ゼオスキンで叶える艶肌
肌に合わないゼオスキンアイテムを使用し続けることで、ビニール肌になる可能性があるとお話ししましたが、ゼオスキンアイテムはしっかりと医師の診察を受け、適切に使用することで、最大限効果を発揮してくれます。ここからはゼオスキンについて簡単に解説していきます。
ゼオスキンとは
スキンケアの分野で世界的に高い評価を得てきたゼイン・オバジが、35年以上にわたる研究から考案した、スキンケアメソッドです。医師の管理下で自宅で行う医療機関専売のスキンケア治療プログラムです。
一般的に市販されている化粧品は、角質までしか浸透しないお肌の表面上のケアを目的としたものが多いため、一時的な保湿感はありますが、時間の経過とともに乾燥することがあります。それに対し、ゼオスキンは肌の深く(真皮)にまで浸透して、ターンオーバーを促すとともに、健康な細胞を生み出し、美白・美肌に高い効果を実感することができます。
お肌の状態に合わせ柔軟にプログラムをカスタマイズできるところも魅力です。
効果が高い反面、一般の化粧品では出ないような反応が起きます。ゼオスキンをよく理解した医師の診断の元、その人に合った使い方をコントロールしていく必要があります。
皮むけ・赤みなどの副反応はあるが、しっかりと効果を出していくトレチノイン製剤を用いた「セラピューティックプログラム」と、副反応をできるだけ避けたい方への化粧品のみの販売の「基本プログラム」の2つをご用意しています。
ゼオスキンで改善できる肌悩み
ゼオスキンは以下のような肌悩みを改善してくれます。
- 増えたシミやそばかすが気になる
- 肌のくすみや色むらが気になる
- 肌をトーンアップさせたい
- 毛穴の目立ちが気になる
- 弾力・ハリのある肌になりたい
- ニキビやニキビ痕が気になる
- 肌質を改善させてツヤ感のある肌になりたい
ゼオスキンによる皮むけとビニール肌の関係
ゼオスキンには皮むけをするアイテムがあります。
この皮むけとビニール肌は関係があるのでしょうか。解説していきます。
ゼオスキンで皮むけする原因
「ゼオスキンで皮むけした」「ゼオスキンで肌が荒れた」といった声をよく耳にします。
なぜゼオスキンで皮むけをするのかというと、ゼオスキンのプログラムで使用するトレチノインやレチノールが皮むけを誘発するからです。
トレチノインとはビタミンA誘導体の一種です。トレチノインの外用薬は、日本国外でニキビや光老化に承認された医薬品です。レチノイド反応という副作用により、痒みや赤み、皮むけが起きることがあります。
トレチノインでは、副作用のレチノイド反応が起こりやすく、塗布部位の痒み、紅斑、熱感、皮むけが生じることがあり、こうした反応が起きた場合、刺激の少ない別のレチノイドに変更したり、使用頻度を減らす[2]。こうした皮膚刺激性を小さくするため、最初は週2-3回で開始し保湿剤を併用することもできる[3]。
引用:Wikipedia
レチノールとは
皮むけの原因を前述しましたが、トレチノインの他にもレチノールによる皮むけを起こすこともあります。レチノールとはビタミンAのことで、皮膚のターンオーバーが正常に働くように助けてくれます。化粧品に配合されたレチノールは皮膚への刺激が強く、皮むけを引き起こします。ビタミンAが高濃度で配合されているアイテムほど、副作用によって皮むけを起こしやすくなります。
外用薬としてのトレチノイン(全トランスレチノイン酸)は1960年代から皮膚科での治療に使われてきたが、1984年にはレチノールが化粧品に配合されるようになり、トレチノインよりも少ない皮膚刺激性に言及されてきた[27]。
引用:Wikipedia
画像 ゼオスキンヘルスHPより
皮むけがビニール肌を引き起こす?
皮むけがビニール肌を引き起こすのなら、ゼオスキンは怖くて使えない。と思った人もいるかと思います。
皮むけが直接ビニール肌を引き起こすわけではありません。ゼオスキンは医師の診察を受け、個々に合ったアイテムを使用することで、悩みの改善ができ美肌を期待できる画期的なアイテムなのです!
あくまでも、医師の説明を守らず、過度に強いアイテムを使いすぎることで、ビニール肌につながる可能性があるということです。
椿クリニックでは、定期的な診察にて、お客様のお肌をしっかりと確認し、その時の肌状態にあった使い方を指導しています。ゼオスキンのアイテムは、自分の肌をしっかりと知り、悩みに合わせて適切に使用していくことが重要です。
もしもビニール肌になってしまったら
自分の肌はもしかしたらビニール肌かな?と思ったら以下の事を試してみてください。
スキンケアを一旦中止しましょう
肌がよくひりついたり、化粧水などがしみたりしませんか?スキンケアが過剰になっていることで、肌の再生が追い付いていない可能性があります。
一旦スキンケアを中止しましょう。できるだけ肌のこすれを軽減するように気を付けながら、できればお化粧も控えた方が無難です。乾燥が気になる人は、化粧水とクリームのみなど、必要最低限のスキンケアで様子を見てください。
ゼオスキン使用中の人は相談を
万が一ゼオスキン使用中に肌トラブルを起こしてしまって不安になってしまったら、すぐにクリニックに相談してください。
クリニックからの指示を仰ぐようにしましょう。
そのスキンケアは本当に合ってる?
ビニール肌になる前に、角質ケアやスキンケア方法を見直すことで、将来まで輝く美肌を保つことができます。
ピーリング作用のあるスキンケア商品を使用している場合は、使用頻度に気をつけましょう。肌を拭き取る際も、できるだけこすらないように、優しく押さえながら拭くことで肌への負担を軽減できます。
椿クリニックおすすめのスキンケア
ゼオスキン使用の際に、一部の商品を椿クリニックオリジナルの商品に差し替えることもできます。刺激をできるだけ抑えたいけど効果はしっかりと出したい方におすすめの商品を紹介していきます。
ゼオスキンと併用可能な商品
セラピューティックプログラムでは化粧水(バランサートナー)・美容液(ミラミン・ミラミックス)はゼオスキン商品必須ですが、それ以外の商品を差し替えることもできます。
お客様の肌に合わせて柔軟にカスタマイズできますので、椿クリニックに一度ご相談ください。
まとめ
少し前から耳にする「ビニール肌」について、疑問は解消できたでしょうか?
美肌になりたいと頑張る人ほどスキンケアや角質ケアが過剰になりがちです。しかし、過剰なケアは逆に肌を傷つけてしまうこともあります。適切なケアで、時には美容クリニックのプロの手も借り、将来へ長く続く美肌を手に入れましょう。スキンケアの方法や、ゼオスキンに関して疑問のある方は、いつでも椿クリニックにご相談ください。
よくあるご質問
- ビニール肌はどのくらいで治りますか?
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ビニール肌がどのくらいで治るかは肌の状態や個々のはだしつ・スキンケアにより期間は異なります。過剰にはがれてしまった角質を正常な状態へ回復するためには時間が必要ですので、短期間で治るということは難しくなります
- ゼオスキンは保湿しない方がいいですか?
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ゼオスキンの使用中に保湿をするかしないかは個々の肌状態と製品の指示によります。セラピューティックプログラム中は乾燥しやすく皮むけが起こりやすい状態になりますが、角質の水分保持力を底上げする為に必要なステップでもあるため自己判断せず医師に相談することをお勧めします。
- ビニール肌はどんな見た目ですか?
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ビニール肌の見た目は、肌のキメが失われているため肌がテカテカと光沢のあるビニールのような状態です。一見すると綺麗な肌に見えますが、角質層が薄くなっているため肌のバリア機能が正常に働かず乾燥・赤み・かゆみのような肌刺激を受けやすくもろい状態です。
- ゼオスキンの肌剥けのピークはいつですか?
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ゼオスキンのセラピューティック(治療)プログラムは、処方薬であるトレチノインを併用して行うため皮むけが起こります。使用開始後7〜10日ほど経つと、口の周りがうっすら赤くなり皮むけが始まります。肌の入れ替わりである反応期4〜6週間の間は皮むけのピークとなり、その次のステップ耐久期に入ると皮向けは治まってきます。