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大事な予定がある前に要チェック!唇のヒアルロン酸注入の腫れは何日続く?ベストなタイミング完全ガイド

大事な予定がある前に要チェック!唇のヒアルロン酸注入の腫れは何日続く?ベストなタイミング完全ガイド

この記事を読んでわかること

  • 唇のヒアルロン酸注入後は腫れや内出血が出る可能性があり、大事な予定があるなら施術は最低でも1〜2週間前が理想です。
  • 注入翌日から腫れがピークとなり、1週間程度で落ち着きます。1か月後には見た目や感触も違和感なく馴染んできます。
  • 施術後は冷却と保湿をバランスよく行うことで腫れを和らげ、ダウンタイムを快適に過ごすことができます。バランスの取れた食事や質の良い睡眠も重要です。
  • 強い痛みや腫れが長引くなどの異常があれば、早めにクリニックへ連絡を入れましょう。

ぷっくりとした唇で印象アップを狙えるヒアルロン酸注入。でも「大事な予定までに腫れが引くかな…」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
特に結婚式や写真撮影、パーティーなど、見た目が気になるイベントの前には、ダウンタイムや回復期間をきちんと把握しておくことが大切です。
このコラムでは、唇へのヒアルロン酸注入後に起こる腫れの平均的な期間やピーク、自然に落ち着くまでの流れをわかりやすく解説します。さらに、後悔しないための「施術ベストタイミング」も具体的にご紹介します。
大事な予定を最高の自分で迎えるために、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

重要な予定の前に失敗しない!唇ヒアルロン酸注入のタイミングとは

重要な予定の前に失敗しない!唇ヒアルロン酸注入のタイミングとは

唇のヒアルロン酸注入を検討している方、心配なのは施術後の腫れやそれが何日くらい続くのかということではないでしょうか。大事な予定の前に施術を受けたいけれど、どれくらい前に受けたらベストなのか疑問に思っている方の不安を解消していきましょう。

理想は何日前?イベントに向けた逆算スケジュール

大事な予定に合わせて唇のヒアルロン酸施術を受けるなら、少なくとも1〜2週間前には受けておくのがベストでしょう。

唇のヒアルロン酸の腫れは、施術の翌日にピークを迎え、2〜3日で徐々に治まっていきます。ただし、腫れが治まった後も注射針による内出血が起きている場合は、引くまでに1〜2週間ほど時間がかかってしまいます。そのため、大事な予定に合わせて施術を受けようと思ったら、最低でも1〜2週間前に受けることがベストタイミングなのです。

外出予定がある日は施術NG?施術直後の過ごし方ガイド

唇のヒアルロン酸注入は、施術直後から外出OKです。ただし、紫外線対策や保湿をしっかりと行う必要があります。また、内出血や腫れが起こる可能性があるため、気になる方はマスクなど唇を隠せるものがあると安心です。

施術直後は注射針による傷があり、清潔に保つためにも施術部位へのメイクや日焼け止めの塗布は当日中は避けるようにしましょう。また、施術直後からヒアルロン酸の安定する2週間程度は施術部位を揉まない、圧迫しないように気をつけましょう。

これらの注意点を守ることができれば、外出予定のある日の施術でも大丈夫です。

唇ヒアルロン酸注入後の腫れ、平均的な期間と見極め方

唇ヒアルロン酸注入後の腫れ、平均的な期間と見極め方

唇のヒアルロン酸注入後に気になるのが腫れ。施術後に起こる腫れがどれくらいの期間続くのか、ヒアルロン酸が馴染むまでどれくらいかかるのかなどを解説します。

腫れやすさに個人差あり?体質や生活習慣の影響

唇のヒアルロン酸注入は、敏感肌の人やアレルギー体質の人、炎症を起こしやすい体質の人などは腫れやすい傾向にあります。また、ヒアルロン酸特有の性質によって、多少の腫れが起こることもあります。

敏感肌の人は、注射針による刺激によって皮膚が腫れやすくなってしまう可能性があります。また、ヒアルロン酸は元々体内にある成分であるため、比較的安全な製剤ではありますが、稀にアレルギー反応を起こすことがあり、そうなると腫れが大きくなってしまう可能性があります。さらに炎症を起こしやすい体質の場合、ヒアルロン酸が注入されることによる刺激と、注射針による刺激によって炎症が強く出てしまい、腫れが大きくなる可能性があります。

この他にも、ヒアルロン酸の「水分を抱え込む性質」上、施術後に多少の腫れが出ることもあります。

ほとんどの場合、1週間以内には引いていきますが、長引いたり腫れが悪化するようであればすぐに施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。

1グラムのヒアルロン酸は、約6リットルの水を保持することができる[9]。

引用:Wikipedia – ヒアルロン酸

平均ダウンタイムは何日?1週間の経過イメージ

唇のヒアルロン酸注入後の平均のダウンタイムは1〜2週間ほどです。ただし、「人に見せることができない」や「外出できない」ほどのダウンタイムではないためご安心ください。

施術直後は、ヒアルロン酸が入った分だけの膨らみを感じます。翌日になると、ヒアルロン酸が肌内部の水分を抱え込むため、直後よりも腫れぼったい感じがありますが、2〜3日ほどで少しずつ落ち着いていきます。1週間経つ頃には腫れも治まり、ほとんどの場合で内出血も引いてくるでしょう。

1か月でどう変わる?自然ななじみ方の推移

唇のヒアルロン酸注入後は、早い人で1週間ほど、遅い人でも1か月も経てばかなり自然に馴染んできます。施術翌日〜2・3日は腫れぼったい感じや皮膚がぱんっと張ってツヤ感が強く、思っていたよりも「入れすぎた」印象を受けるかもしれません。しかし、時間の経過とともに肌に馴染み、唇特有の柔らかさが戻ってきます。

2週間ほどで見た目の違和感がかなり軽減され、鏡で見ても他人から見ても自然な印象になるでしょう。さらに1か月後にはヒアルロン酸も安定し、直後にあった「唇を触った時の凸凹感」や「違和感」なども軽減されるほど肌に馴染んでいきます。

そのため、大事な予定がある場合は、他人から見て違和感のない状態の1〜2週間前、もしくは、自分自身で唇に触れて違和感のない状態になる1か月前くらいがベストです。

自分の希望に合わせて日程を調節するといいでしょう。

予定に間に合う?腫れのピークとその乗り越え方

予定に間に合う?腫れのピークとその乗り越え方

日程調整を間違って「数日後の予定に間に合わせたいけど、腫れは大丈夫かな…」と心配になる人もいるのではないでしょうか。腫れのピークや対処法を知っていれば心配する必要はありません。ここからは、腫れのピークの乗り越え方を、段階を追って解説していきます。

1〜3日目はむくみMAX、冷却のベストタイミング

施術後翌日から2・3日は、ヒアルロン酸の保水作用に加えて、皮膚の傷の修復作用も加わり、むくみがピークに達します。

ヒアルロン酸を注入する際に注射針によって傷ができると、その周りの血管が広がります。傷の修復に必要な白血球や栄養を届けるために、たくさんの血液が流れ込んでくるためですが、このとき、血液中の水分も一緒に漏れ出しやすくなるため、腫れが起きてしまうのです。

さらに、体が傷を治そうとするときに出す「ヒスタミン」や「プロスタグランジン」などの物質も、腫れや痛み、熱感などの原因となります。

この時期には、施術部位を保冷材などを使用して優しく冷やすことが大事になります。冷却を行うことで、血管を収縮させたり、炎症を早い段階で抑えたりすることができるため、腫れの悪化の予防になります。

ただし、強く圧迫してしまうとヒアルロン酸が移動してしまう原因になるため、優しく保冷剤を乗せることが重要です。

4〜5日目はメイクで隠せるかが分かれ目

ヒアルロン酸注入後の腫れが少しずつ落ち着いてくるのが、施術から4〜5日目あたりです。この時期になると、腫れやむくみのピークは越えているものの、まだわずかな腫れや内出血が残っているケースもあります。大事な予定がある方にとっては「メイクでカバーできるかどうか」が重要な判断ポイントになります。

内出血はほとんどの場合、コンシーラーやリップメイクでカバーできますが、光の加減や表情によっては違和感が出やすいのもこのタイミングです。陰影が出やすくなる、「強い色味」や「ツヤ」を抑えたメイクを意識しましょう。また、人と近距離で接する場合は違和感に気づかれやすくなるため、メイクではなくマスクなどの物理的なもので隠す方が得策でしょう。

この“隠せるか・隠しきれないか”の分岐点を知っておくことで、施術日の計画も立てやすくなります。

6〜7日目からは自然になじむサインに注目

唇のヒアルロン酸注入から1週間程度経過すると、腫れや内出血はかなり落ち着きます。見た目にも「そろそろ馴染んできたかな」と感じるタイミングが訪れます。

この頃になると、唇の表面の不自然なツヤ感が自然になり、輪郭もぼやけずにくっきりと整ってくるのが特徴です。触れたときの違和感も少なくなり、鏡で見ても自然な印象の唇へと変化していきます。

ただし、個人差があるため、まだ軽いむくみが残る人や、内出血がうっすらと残る人もいます。大事な予定がある場合は、6〜7日目以降を目安に調整することで、より落ち着いた状態で過ごせる可能性が高くなります。

ダウンタイム短縮のためにできるセルフケア

ダウンタイム短縮のためにできるセルフケア

唇のヒアルロン酸注入後は、できるだけダウンタイムを短くしたいですよね。施術後の腫れを長引かせないための秘訣について解説します。

医師も推奨する冷却×保湿のケアバランス

ヒアルロン酸注入後の腫れ対策には、冷却に加えて保湿をしっかりと行うことも重要です。特に施術後1〜2日目は腫れやむくみ、炎症がピークを迎えるため、冷やすことで血流を一時的に抑え、炎症の広がりを防ぐことができます。しかし、過度な冷却は肌の乾燥や刺激につながってしまうため、同時に保湿を行い肌のバリア機能を維持しながら行うことが大事です。おすすめは、冷やした刺激の少ないフェイスパックやリップ専用のパックなどを使用すること。腫れに加えて熱感もある場合は、その上からタオルなどに包んだ保冷材で5分ほど冷やすのがおすすめです。

セルフケアの基本の習慣を身につけることで、快適なダウンタイムを過ごすことができるでしょう。

内側から整える!腫れに効く食事と睡眠法

腫れを長引かせないためには肌の外側のケアに加えて、身体の内側からのサポートも大切な要素です。特に意識したいのが「抗炎症作用のある栄養素の摂取」と「良質な睡眠」です。

ビタミンCやE、ポリフェノールなどは、活性酸素を除去する抗酸化作用を持っており、炎症を鎮める働きが期待できます。これにより、傷の修復がスムーズに進みやすくなり、炎症による腫れの悪化を防ぐことができます。また、青魚に多く含まれているEPAやDHA(オメガ3脂肪酸)には炎症を抑える作用があるため、一緒に摂取することをおすすめします。

反対に、アルコールや塩分の多い食事はむくみを助長する可能性があるため、施術後数日は控えめにするといいでしょう。

そして睡眠は、肌の再生に関わる重要な時間です。寝る前のスマホやカフェイン摂取を控え、質の良い睡眠を取るように意識しましょう。入眠から約3時間前後で訪れる深い睡眠(ノンレム睡眠)の際に、肌の修復に必要な成長ホルモンが最も分泌されると言われています。そのため、このタイミングでしっかりと深い睡眠が取れるように、寝る前にはリラックスした状態で過ごすことが大事になります。

美しい仕上がりのためにも、内側から整える習慣も大事にしていきましょう。

下垂体前葉は、睡眠中に2時間から3時間の間隔で成長ホルモンを分泌する。放出間隔は睡眠によって変化しないが、放出量は多くなる。したがって、子供の成長や創傷治癒、肌の新陳代謝は睡眠時に特に促進される。

引用:Wikipedia – 睡眠

大事な日のために“万が一の腫れ”にも備える方法

大事な日のために“万が一の腫れ”にも備える方法

どれだけ準備をしていても、体調の崩れや生活習慣、施術時の刺激によって、想定外の腫れが起きてしまったり、長引いてしまったりすることがあります。特に「どうしても顔を整えておきたい」大事な日が近い場合、想定外の腫れは大きなストレスになりえます。そこでここでは、万が一腫れが強く出たときの対処法や、適切な相談タイミング、ケアアイテム選びの注意点などを確認していきましょう。

想定以上に腫れたときの応急処置マニュアル

施術後に「思っていたより腫れてしまった」と感じたときでも焦らずに、まずは基本の応急処置を試してみましょう。腫れを引かせるために大切なのは冷却と安静です。

清潔なタオルで包んだ保冷剤を5分程度当て、30分ほど間隔を空けながら数回繰り返します。強く押したりマッサージしたりするのは、ヒアルロン酸が移動してしまう恐れがあるため避けるようにしましょう。

また、睡眠時は頭を高くして寝る・塩分を控えた食事にする・水分をしっかり摂るといった日常生活の工夫も有効です。

予想外の腫れでも“今すぐできる対応”を知っておくことで、不安を軽減することができます。あくまでも応急的なケアなので、数日たっても腫れが引かない場合や悪化する場合は、施術を受けたクリニックへ相談するようにしましょう。

痛み・内出血の強さで判断するクリニック連絡の目安

通常の腫れであれば数日で、内出血であれば1~2週間程で落ち着いてきますが、強い痛みや腫れが広がる、内出血が大きいなどの症状が見られた場合は、早めに施術を受けたクリニックに連絡するようにしましょう。

特に「熱をもってじくじくする痛みがある」「硬くしこりのようになってきた」「唇以外に腫れが広がっている」などの反応が起きている場合は、早めの診察が必要です。

違和感がある場合は我慢せずに、すぐに施術を受けたクリニックに連絡するようにしましょう。

市販アイテムを選ぶときの落とし穴と注意点

施術後の万が一の急な腫れに備えて、市販の冷却用品やコンシーラーなどのメイク用品、保湿クリームなどのケア用品を常備しておきたいと考える方も多いと思います。ただし、市販のアイテムの中には肌への刺激が強い成分が含まれていたり、唇への使用が適していないものもあったりするため注意が必要です。

特に冷却ジェルや湿布など、メントール系の肌への刺激が強い製品は、デリケートな唇にトラブルを引き起こす可能性があります。また、カバー力の高いメイクアイテムも、肌への密着度が高すぎると逆に刺激になることも。スクラブやレチノールなどが配合されたケア用品も、傷ついた唇への負担となってしまうため、避けるようにしましょう。

施術後の唇ケアのためのアイテムを選ぶ際は“低刺激・唇対応”などのキーワードを意識しておくと安心です。

日本で医薬部外品として化粧品に配合されたレチノールのシワ改善作用の効能表示が承認されているが[5]、皮膚刺激性と物質としての不安定な性質は問題視されている[6][7]。

引用:Wikipedia – ビタミンA

まとめ

唇のヒアルロン酸注入後の腫れは、翌日から2〜3日がピークで、その後1週間ほどで引いていきます。
ヒアルロン酸特有の水分を保持する性質によって腫れる場合と、施術後の炎症によって腫れる場合の両方があります。
腫れをできるだけ長引かせないためには、施術後の冷却や、優しく保湿を行うこと、体の中から傷の修復を助けるように働きかけることなどが大事です。
予定に合わせて施術を受けようと考えている方は、少なくとも1〜2週間前には受けるようにするといいでしょう。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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