医療法人社団 育麗会
銀座・名古屋・心斎橋

ターゲットクールは何をする施術?冷却・薬剤導入の違いと選び方

明るく清潔感のある美容クリニックの施術室で、ベッドに横になって目を閉じた女性が、看護師から青と白のターゲットクールによる施術を受けています。「ターゲットクールは何をする施術?冷却・薬剤導入の違いと選び方」というタイトルの入ったメインビジュアル。

冷やすだけじゃない。ターゲットクールは目的によって使い方が変わります。

この記事を読んでわかること

  • ターゲットクールで冷却する仕組み
  • 冷却モードと薬剤導入モードの違い
  • 注射やほかの薬剤導入施術との比較
  • 施術前に確認したい副作用や注意点
  • 費用や症例写真を比較するときのポイント

ターゲットクールは、炭酸ガスを利用して施術部位を短時間で冷却する医療機器です。美容医療では、レーザーや注入治療を行う際の痛みを緩和する目的で使われるほか、美容成分を含んだ薬剤を肌へ導入する施術にも用いられています。

比較項目冷却モード薬剤導入に用いられるモード
主な目的痛みや熱感の軽減美容成分を含む薬剤を肌へ導入する
使用するもの主に炭酸ガス炭酸ガスと美容成分を含む薬剤
使用場面注射やレーザー治療の前後など肌質改善を目的とした施術など
期待する変化一時的な痛覚や不快感の軽減導入する美容成分に応じた肌の変化
施術を受ける前に確認すべき点冷却温度や冷却時間、使用目的など導入する薬剤名や成分濃度、使用量、施術範囲など

ターゲットクールとは?冷却と薬剤導入の仕組み

明るく清潔感のある美容クリニックで、ベッドに横になって目を閉じた女性が、看護師から青と白のターゲットクールによる施術を受けています。

ターゲットクールは、狙った部分へ冷却した炭酸ガスを噴射し、皮膚の温度を短時間で下げる機器です。これにより、皮膚の冷却だけでなくブースティング、凍結治療など、異なる目的にも使用できます。

美容クリニックでは、主に痛みを和らげるための冷却と、美容成分の含まれた薬剤を肌内部に導入するブースティングモードが用いられます。

炭酸ガスで施術部位を短時間で冷却する仕組み

ターゲットクールでは、ノズルから冷却した炭酸ガスを噴射し、狙った範囲の皮膚温度を短時間で下げます。機器に搭載されている機能によって、皮膚温度をリアルタイムで測定しながら、設定した温度と時間に合わせて冷却することができます。

従来であれば、保冷材などを使用して皮膚を冷却し、感覚を鈍くすることで痛みを緩和していました。しかし、冷却までに時間がかかったり、施術部位以外のところまで冷却されてしまったりするというデメリットがありました。その点、ターゲットクールは温度や時間を機器で管理し、施術する狭い範囲のみへ集中的に冷却することができる点が特徴といえます。

レーザーや注射の前後に使用する場合は、治療そのものの効果を高めるというより、施術中の痛みや熱感、施術後の不快感を抑える補助的な役割が中心となります。

冷却モードと薬剤導入モードの違い

冷却モードと薬剤導入に用いられるモードは、どちらも炭酸ガスによる冷却を利用しますが、施術の目的が異なります。
薬剤を導入する場合は、機器そのものの作用というより、悩みに合わせた成分を選択できるかで変わります。そのため、「ターゲットクールを受けたい」と伝えるだけでなく、乾燥、毛穴、赤み、ハリ不足など、改善したい悩みを先に整理し、その目的に対してどのような成分の導入が適しているかを確認することが大切です。

ターゲットクールの施術内容はメニューによって異なる

白を基調とした美容クリニックのカウンセリング室で、女性が、タブレットを使って説明する制服姿の看護師と向かい合っています。

ターゲットクールは、クリニックによって使用するモードや施術メニューが異なるため、機器名が同じであっても、受ける内容まで同じとは限りません。

ターゲットクールを比較するときは、使用するモード、薬剤、施術範囲、噴射回数などを確認することが大事になります。

痛みや熱感を抑えるための冷却モード

冷却モードは、注射、レーザー、医療ハイフなど、痛みや熱感を伴う可能性がある施術と組み合わせて用いられることがあります。

短時間で狙った部分を冷却できるため、麻酔クリームのように長時間待つ必要がなく、施術時間の軽減を目指すことができます。ただし、冷却によって痛みが完全になくなるわけではありません。感じ方には個人差があり、施術の種類や出力、部位によっても異なります。

薬剤を肌へ届けるための導入モード

美容医療では、ブースティングモードを使用し、美容成分を含んだ薬剤を冷却しながら皮膚へ噴射する施術が行われることがあります。

ターゲットクールのIceNeedling(アイスニードリング)は、導入する薬剤を氷の結晶状態にして、微細粒子の氷の針を作ります。これを高速で肌に噴射することで角質層を通過し、真皮浅層〜中層(約 0.3㎜)まで浸透させることができます。

ターゲットクールの薬剤導入の仕組みを3段階で示した図です。高圧のCO₂冷媒で薬剤を微細な粒子状にし、角質層を通過して真皮浅層〜中層(約0.3mm)まで浸透した後、体温で溶けて組織周辺へ広がる流れを、皮膚断面図と矢印で説明しています。

針を刺して薬剤を注入する方法とは異なるため、針跡や出血、痛みなどを避けたい方にとっては選択肢のひとつとなります。

目的に合わせた薬剤の選び方

ターゲットクールのブースティングモードでは、肌状態や悩みに合わせた導入薬剤を選ぶことが大事になります。

例えば、乾燥が気になる方と、毛穴の開きが気になる方では、選択する薬剤が異なることがあります。そのため、薬剤を選ぶときは、次の内容を確認するようにしましょう。

  • 薬剤の正式名称
  • 主な成分
  • どの肌悩みを対象としているか
  • ターゲットクールで使用する理由
  • 施術範囲
  • 必要と考えられる回数
  • 薬剤固有の副作用

同じ機器を導入していても、診察の内容や薬剤の選び方、施術後の対応によって治療の質は変わります。自分の悩みに合った薬剤を提案してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

ターゲットクールが自分に合うか他の施術と比較する

明るい自宅のテーブルで、淡いブルーのトップスを着た女性が、複数の美容クリニックのパンフレットを手に取りながら施術内容を見比べています。

ターゲットクールは、針による痛みを避けたい方や、施術後の見た目への影響(ダウンタイムなど)を抑えたい方に向いている施術です。

ただし、痛みやダウンタイムがないからといって、悩みに対する効果が低いとは限りません。施術の負担だけでなく、薬剤を届ける方法や期待する変化も含めて比較するといいでしょう。

注射やほかの薬剤導入施術との違い

ターゲットクール、注射、電流を利用した薬剤導入では、それぞれ異なる方法で肌へアプローチします。

施術方法薬剤を届ける仕組み痛みの傾向主な特徴比較時の注意点
ターゲットクール冷却したガスと薬剤を含む溶液を噴射冷たさや刺激を感じる場合がある針を使用しないため、痛みやダウンタイムは軽減される注射と同じ量・深さへ届くとは限らない
手打ち注射医師が針で薬剤を注入針を刺す痛みや、薬剤が入るときの圧痛などがある注入位置や量を調整しやすい内出血、腫れ、膨疹などが生じる場合がある
水光注射など機械で複数箇所へ注入吸引や針の刺激がある広い範囲へ比較的均一に注入しやすい針跡や赤みが出る場合がある
イオン導入微弱な電流を利用する比較的少ない針を使わない導入しやすい成分が限られる

自分が求める変化に対して、どの深さへ、どの程度の量のどの成分を届ける必要があるかを医師と相談しながら最適な方法を導き出すことが大切です。

肌悩み・痛み・ダウンタイムから施術を選ぶ

施術選びでは、大きく分けて次の3つを考えると整理しやすくなります。

1.改善したい肌悩み
乾燥、毛穴、赤み、小じわ、ニキビ跡など、悩みの原因によって適した美容成分や薬剤、施術が異なります。

2.許容できる痛みやダウンタイム
注射による痛みや内出血を避けたい場合は、針を使わない方法がおすすめです。一方で、一定量の薬剤を狙った深さへ届けることを優先する場合は、注射が必要になることもあります。

3.得たい変化の大きさと時期
大事な予定の直前に肌のコンディションを整えたいのか、数回の施術を重ねて肌質の変化を目指したいのかによって、選ぶ施術は変わります。

「痛くなさそうだから」という理由だけで決めるのではなく、効果の方向性と負担のバランスも考えながら、選択するようにしましょう。

ターゲットクールのリスクと施術前に確認したいこと

白を基調とした美容クリニックで、白いトップスを着た女性が、看護師からタブレットを使って肌の状態や施術前の注意点について説明を受けています。

ターゲットクールは針を使わない施術のため、針を使う施術と比べたときにダウンタイムを抑えることはできますが、まったくないわけではありません。
また、使用する薬剤によっては、薬剤自体による刺激や反応が起きる可能性もあります。

施術を受ける前にしっかりと、機器による反応と薬剤による反応の両方の説明を受けるようにしましょう。

赤みや刺激感など施術後に起こる可能性がある症状

施術後には、次のような症状が起こる可能性があります。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 冷たさやヒリつき
  • かゆみ
  • 乾燥
  • 一時的な感覚の違和感
  • 水疱や傷
  • 薬剤に対するアレルギー反応

薬剤を導入した場合には、冷却による症状だけでなく、使用した薬剤固有の副作用が起こる可能性もあります。強いかゆみ、全身のじんましん、息苦しさなどがある場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。

参照元:https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K230599.pdf

肌の状態や持病によって施術を受けられない場合

ターゲットクールは、施術部位を急速に冷却する施術であるため、寒冷刺激によって症状が悪化する可能性がある病気などが禁忌として挙げられています。

  • 寒冷じんましん
  • レイノー病
  • クリオグロブリン血症
  • 発作性寒冷ヘモグロビン尿症
  • 局所の虚血
  • 凍傷や動脈硬化など血管障害の既往
  • 寒冷刺激に対して強い反応が出る病気

また、薬剤導入を行う場合は、妊娠・授乳の有無、服用中の薬、アレルギー歴、自己免疫疾患、皮膚の感染症などについても確認が必要です。受けられるかどうかは、使用する薬剤や施術部位によっても異なるため、診察の際にしっかりと伝えるようにしましょう。

薬剤や期待できる変化の認識違いを防ぐための注意点

施術後の後悔は、施術を受ける側と医療機関の間で、期待する変化がずれていることも原因のひとつになります。

カウンセリングでは、次の3点を具体的に確認しましょう。

  • どの症状が、どの程度変わる可能性があるか
  • 変化を感じるまでに何回必要か
  • 変化が乏しい場合は、次にどの治療を検討するか

例えば、「毛穴に効果がある」と説明されても、皮脂を抑えることを目指すのか、乾燥を潤しハリを整えることを目指すのか、ニキビ跡による凹凸にアプローチするのかによって、必要な治療は異なります。

また、ターゲットクールによる薬剤導入は、肌内部へ直接注入する注射とは仕組みが異なるため、同じ量や深さへ薬剤が届き、同じ変化が得られるとは限りません。

そのため、同じ薬剤でも注射との違いや、変化があまりなかった場合の次の選択肢まで説明してくれるかどうかも、医療機関を選ぶ判断材料となります。

ターゲットクールを受ける前に確認したい費用・施術内容・クリニック選び

明るい自宅のテーブルで、淡いブルーの半袖トップスを着た女性がタブレットを手に持ち、美容クリニックの施術資料や料金表を見比べています。

ターゲットクールは、使用するモードや薬剤、施術範囲、回数によって施術内容や費用が異なります。

そのため、「ターゲットクールを導入している」といった情報だけで決めるのではなく、モードや使用する薬剤、総額、期待できる変化、安全性まで確認したうえで選ぶことが大切です。

また、自分の肌悩みにターゲットクールが適しているとは限りません。ほかの治療方法も含めて相談できるかどうかも、クリニックを選ぶ際のポイントになります。

料金は薬剤代や通院回数を含めた総額で確認する

ターゲットクールの料金を比較するときは、1回の施術料金だけで判断しないようにしましょう。

確認しておきたい主な項目は次のとおりです。

  • 初診料、再診料
  • ターゲットクールの施術料
  • 使用する薬剤と薬剤代
  • 薬剤の使用量
  • 施術範囲
  • 追加費用の有無
  • 推奨される施術間隔
  • 変化を感じるまでに必要とされる回数

クリニックによっては、施術料金とは別に薬剤代や診察料などが必要になる場合があります。また、同じ薬剤名でも使用量や施術範囲が異なれば、単純に料金だけを比較することはできません。

「1回いくらか」だけでなく、「何回受ければ変化を感じやすくなるのか」「そこまでにいくらかかるのか」まで確認すると、ほかの施術とも比較しやすくなります。

安全性や代替治療まで相談できるクリニックを選ぶ

ターゲットクールを希望していても、肌悩みの原因によっては、ほかの治療が適している場合があります。

そのため、カウンセリングでは「ターゲットクールを受けられるか」だけでなく、次のような点まで相談してみましょう。

  • 自分の肌悩みの主な原因は何か
  • ターゲットクールで悩みは改善できるか
  • 注射やほかの薬剤導入施術との違い
  • 改善が難しい症状はあるか
  • 副作用が起こった場合の対応
  • ほかに適した治療方法はあるか

例えば、強い炎症を伴うニキビであれば、薬剤導入よりもニキビそのものの治療が優先されることがあります。また、ニキビ跡の明確な肌の凹凸などは、ターゲットクールだけでは十分な変化を感じられない可能性があります。

希望した施術をそのまま勧めるだけではなく、肌状態を確認したうえで、ほかの選択肢についても説明してくれるかどうかも確認するようにしましょう。

まとめ

ターゲットクールは、炭酸ガスによる冷却を利用して、施術時の痛みや熱感の軽減、美容成分を含む薬剤の噴射による導入などに用いられる機器です。

ただし、同じターゲットクールでも、冷却だけを行う場合と薬剤導入を行う施術では目的が異なります。薬剤導入の場合は、使用する薬剤や量、施術範囲によって期待できる変化やリスク、費用が変わります。

施術を選ぶときは、機器名や「針を使わない」という特徴だけで判断せずに、自分の肌悩みが本当に改善されるかどうかを確認しましょう。

針を使わない薬剤導入が気になる方は、お気軽に椿クリニックにご相談ください。

椿クリニックが提供するホスピタリティ

椿クリニックは、銀座・名古屋・心斎橋の駅近で通える「切らない美容医療」専門クリニックです。
フォトフェイシャル(M22)、医療ハイフ、XERF(ザーフ)、インモードVリフト、ボトックス、ヒアルロン酸、医療脱毛、メディカルダイエット、点滴まで幅広く対応。

医師が肌状態と目的・ご予算を丁寧に確認し、“必要な施術だけ”を適正価格でご提案します。
治療・接遇・設備・費用の四つの安心で、初めての方も気軽に続けられる美容医療を実現します。

術後も無料診察や薬処方、電話・LINE相談などアフターケアまで一貫。24時間WEB予約で、思い立ったタイミングでお気軽にご相談ください。

椿クリニック(TSUBAKI CLINIC)|切らない美容医療専門・短いダウンタイムで実感できる美しさ

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

前の記事を見る

美顔器では物足りないけれど糸リフトまではしたくない方へ|切らないたるみ治療の選び方

この記事をシェアする

新着記事

あわせて読みたい関連記事

カテゴリから記事を探す

タグから記事を探す