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ターゲットクールの施術方法とは?薬剤導入の流れと施術後いつからメイクできるか解説

美容クリニックの施術室で、女性がベッドに横になり、医療従事者がターゲットクール機器を手に持って顔まわりへ施術している様子。 「ターゲットクールの施術方法とは?薬剤導入の流れと施術後いつからメイクできるか解説」というタイトルの入ったメインビジュアル。

施術後、メイクはいつから?
ターゲットクール後の過ごし方をわかりやすく解説

この記事を読んでわかること

  • ターゲットクールのブースティングモードの施術方法
  • ターゲットクール施術後にメイクを始められるタイミング
  • メイク再開のタイミングが変わる条件
  • 施術当日にメイクするときに気をつけたいポイント
  • 施術後の過ごし方とアフターケア方法

ターゲットクール(ブースティングモード)は、冷却したCO₂ガスを利用して薬剤を肌へ導入する美容施術です。高速で噴射するCO₂ガスが氷の針となり、薬剤を皮膚の奥まで浸透させます。針を使わずに施術でき、肌の状態に問題がなければ、施術当日からメイクできる場合もあります。

今回は、ターゲットクールで薬剤を導入する施術方法や流れをはじめ、施術後はいつからメイクできるのか、当日にメイクするときの注意点やアフターケアまでわかりやすく解説していきます。

ターゲットクールで薬剤を導入する施術方法とは?

美容クリニックで、女性がベッドに横になり、医療従事者がターゲットクールを使って顔へ薬剤導入の施術を行っている様子。

ターゲットクールには複数のモードがありますが、美容成分や薬剤を肌へ届ける目的で使用されるのが「ブースティングモード」です。

一般的な注入治療のように針で皮膚を刺して薬剤を入れるのではなく、低温のCO₂ガスを利用して薬剤を細かな粒子状にし、肌へ噴射していくのが特徴です。

ブースティングモードで薬剤を肌へ導入する

ブースティングモードでは、美容成分や薬剤をCO₂ガスとともに肌へ噴射し、皮膚の奥に浸透させていきます。

特徴的なのは、薬剤をただ肌表面に塗布するのではなく、冷却しながら微細な粒子(氷の針のような状態)にして勢いよく噴射することです。この仕組みは「アイスニードリング」と呼ばれることもあります。

ターゲットクールで薬剤導入したときの肌内部での働きを表した肌断面のイラスト。

肌悩みに合わせて導入する薬剤を選択するため、薬剤によって効果は変わります。

そのため、ターゲットクールを検討するときは「ターゲットクールを受ける」だけではなく、「何を導入するのか」まで確認することが大事になります。

針を使わず冷却しながら薬剤を届ける仕組み

ターゲットクールのブースティングモードでは、針を使わず、低温のCO₂ガスと薬剤を肌へ噴射し美容成分を浸透させます。皮膚に針穴をつくって薬剤を注入する方法とは、肌へのアプローチそのものが異なるため、施術後のメイクを考えるうえでも重要です。

針を使う施術では、皮膚に細かな傷ができるため、感染予防の観点などから施術直後のメイクはおすすめできません。一方、ターゲットクールの薬剤導入では針を皮膚に刺すことはないため、施術直後の制限が比較的少なく、当日のメイクが可能なこともあります。

ただし、「針を使わない=どのような状態でもすぐにメイクしていい」という意味ではありません。施術後の肌状態や使用した薬剤などと併せて医師に確認するようにしましょう。

参照元:Innolitics(FDA 510(k) 公開資料「K230599」)

カウンセリングから薬剤導入までの施術の流れ

ターゲットクールによる薬剤導入では、選択する美容成分や薬剤によって期待する効果は変わります。そのため、まずは肌の悩みや肌状態を確認してもらい、目的に合った薬剤を選ぶことが大切です。

基本的には、次のような流れで行われます。
1. カウンセリング・診察で肌状態や希望を確認する
2. メイクや皮脂汚れなどを落として施術部位を清潔にする
3. 導入する薬剤や施術範囲を決める
4. ブースティングモードで薬剤を噴射する
5. 施術後の赤みや違和感などを確認する

施術後に大事な予定がありメイクが必要な場合は、カウンセリングや診察の段階でいつ頃からメイクが可能なのかを聞いておくと予定を組みやすくなります。

ターゲットクール施術後はいつからメイクできる?

ターゲットクール施術後に、女性が鏡で肌の状態を確認しながらメイク再開のタイミングを確認している様子。

ターゲットクールの薬剤導入のみを行った場合、当日からメイクできることが多いです。
ただし、ここで注意したいのが「当日から」と「施術直後から」は必ずしも同じではないということです。

また、肌の赤みが残る場合や、他の治療と併用した場合は、メイクの再開時期が変わるため、事前に知っておくと安心です。

確認することメイク前に見るポイント
導入した薬剤施術後に個別の注意事項がないか
肌の状態赤み・ヒリつき・かゆみなどが残っていないか
併用施術メイクを控える必要のある施術を同時に受けていないか

薬剤導入のみなら当日からメイクできる場合がある

ターゲットクールのブースティングモードは針を使用せず、肌への侵襲が少ないため、メイクの再開は当日から可能な場合が多いです。

そのため、「午前中に施術を受けて、そのあとに大事な予定を入れたい」「仕事帰りや休日前ではなく昼休みや平日に受けたい」といった方にも選択肢になりやすいでしょう。

ただし、「当日からメイク可能」という案内でも、直後からなのか数時間後からなのかは医療機関によって異なります。メイクが必要な予定がある日は、「当日からメイクできるか」だけではなく、「施術後何時間からメイクできるか」まで確認しておくと迷いにくくなります。

赤みやヒリつきがあるときは肌状態を優先する

メイク可能な時間になっても、赤みやヒリつきが残っている場合は、肌の回復を優先するようにしましょう。ターゲットクールでは、皮膚に傷をつけることはありませんが、施術後に一時的な赤みやかゆみなどが現れることがあります。特に、冷却刺激に敏感な方では、症状が強く出る可能性があります。

そのため、

  • 化粧水をつけると普段よりしみる
  • 頬の一部だけ赤みが強く残っている
  • 肌を触ったときにヒリヒリする

といった肌状態であれば、無理にメイクを重ねることはせず、まずは肌を休ませるようにしましょう。

ほかの美容施術を併用した場合はメイク再開時期が変わる

ターゲットクールは、ほかの美容施術と組み合わせて使用することもあります。この場合は、ターゲットクールの「当日メイク可能」という目安ではなく、併用した施術のメイク可能時間が優先されることがあります。

併用治療を検討している場合は、予約時に「ターゲットクールのあとにメイクできますか?」だけでなく、「今日受ける施術を全部終えたあと、メイクはいつからできますか?」と確認すると、より確実な目安を知ることができます。

施術当日にメイクするときに気をつけたいこと

美容クリニックのパウダールームで、女性が鏡を見ながらパフを使って施術当日のメイク直しをしている様子。

施術当日のメイクを許可されても、普段と同じようにメイクをしていいとは限りません。施術当日は、完璧なしっかりメイクを目指すのではなく、

  • 肌を何度もこすらない
  • 刺激を感じたら続けない

という考え方を優先しましょう。

赤みやヒリつきが落ち着いているか確認する

メイクを始める前に、まずは鏡で施術した部位を確認しましょう。赤みが強くなっていないか、ひりつきやかゆみが残っていないかを見るようにしましょう。

ここで違和感がある場合は、メイクを重ねて隠すのではなく、メイクの再開を延期するようにしましょう。無理にメイクで隠そうとすると、摩擦やメイクの成分によって、症状が長引いてしまう可能性があります。

また、スキンケアや日焼け止めを塗ったときにしみる感じがする場合も、その上から何種類もの化粧品を重ねるのはおすすめできません。

どうしてもメイクをしないといけない場合以外は、日焼け止めなどの必要最低限のメイクにとどめるという選択肢もあります。

こすらず肌への摩擦を抑えてメイクする

施術当日のメイクで意識したいのは、「何を塗るか」だけでなく「どう塗るか」です。
ファンデーションを何度も往復させて伸ばしたり、赤みが気になる部分へコンシーラーを重ね続けたりすると、肌への摩擦が大きくなってしまいます。

メイクをするときは、

  • 肌を強く引っ張らない
  • 強く押し付けない
  • パフやスポンジを軽く当てる程度に

を意識するようにしましょう。

また、施術当日に新しい化粧品を試すのは避け、普段から使い慣れているものを使用するようにしましょう。

パフやブラシなど肌に触れるものを清潔にしておく

メイク方法の他に、意外と見落としやすいのが、メイク道具の状態です。

ファンデーションのパフやクッションファンデのスポンジ、メイクブラシなどは直接肌に触れるため、雑菌が繁殖しやすい状態になります。長く洗っていないものを、施術したばかりの肌へ何度も当てるのは避けたいところです。

施術後にメイクする予定がある場合は、あらかじめ清潔なパフやスポンジを用意しておくといいでしょう。

また、あまりにも厚いメイクをしてしまうと、夜のクレンジングにも時間がかかり肌への負担が増えてしまう可能性があります。施術当日のメイクは、塗るときだけでなく“落としやすさ”までセットで考えると、肌への摩擦を減らしやすくなるでしょう。

ターゲットクール施術後の過ごし方とアフターケア

ターゲットクール施術後、自宅で鏡を見ながら肌の状態を確認し、保湿などのアフターケアを行う女性。

ターゲットクールは比較的ダウンタイムを抑えやすい施術ですが、アフターケアや施術後の過ごし方で変化の感じ方が左右されることがあります。

施術後は、摩擦や強い紫外線を避け、激しい運動や長時間の入浴、サウナ、過度な飲酒などは、施術当日は控えるようにしましょう。

クレンジングや洗顔では強くこすらない

ターゲットクールはダウンタイムのほぼない施術ですが、施術後は肌が敏感な状態になっています。そのため、当日にメイクをした場合は、夜のクレンジングも優しく行うように気をつけましょう。

クレンジング剤や洗顔料は、普段から使い慣れているものを使用し、指の腹でくるくると優しくなじませるようにメイクを乳化しましょう。その後、しっかりと泡立てた洗顔料で、肌を包み込むように擦らずに洗顔を行います。

また、洗顔後にタオルでゴシゴシ拭くことも摩擦につながります。タオルは肌を押さえる程度にして水分を拭き取るように気をつけましょう。

普段ウォータープルーフのアイテムや落ちにくいベースメイクを使用している方は、施術日だけ少し軽めにしておくと、夜のクレンジングまで楽になります。

保湿と紫外線対策を意識して肌をいたわる

施術後は一時的に肌が敏感な状態になることがあるため、保湿や紫外線対策は徹底して行うようにしましょう。

夜の保湿はもちろんですが、朝のメイクや日焼け止めの塗布の前にも保湿を行うことがおすすめです。外出時は紫外線だけでなく、空気やちりなどの影響も受けやすくなるため、保湿剤で肌のバリア層を作るように意識するといいでしょう。

また、施術直後から日焼け止めを塗ることができない場合に備えて、帽子や日傘など、肌に直接塗らない方法も準備しておくと便利です。

赤みや痛みなど気になる症状が続く場合は施術先へ相談する

ターゲットクールの施術後には、一時的な赤みや腫れ、かゆみなどが生じることがあります。また、冷却による刺激や使用した薬剤に対するアレルギー反応なども、起こり得るリスクとして挙げられます。

軽い赤みであれば時間とともに落ち着くこともありますが、

  • 赤みや腫れが時間とともに強くなっている
  • 強い痛みやヒリつきが続いている
  • 水ぶくれができた
  • かゆみや発疹など、普段とは違う変化が出た

といった場合は、自分で化粧品を重ねて様子を見るのではなく、施術を受けた医療機関へ相談するようにしましょう。

ターゲットクール施術後のメイクは、「何時間経ったか」だけで決めるのではなく、その日の施術内容と肌状態を見ることがポイントです。 当日の予定も含めて事前に相談し、施術後は医師やスタッフから案内された方法で過ごすようにしましょう。

まとめ

ターゲットクールのブースティングモードは、低温のCO₂ガスを利用して薬剤を肌へ導入する施術です。氷の針で肌の奥まで美容成分を浸透させるため、肌へのダメージを最小限に抑えることができ、施術当日からメイクできることがほとんどです。

ただし、実際にメイクを始められるかどうかは、導入した薬剤や施術後の肌状態、ほかの施術を併用したかどうかによって変わります。赤みやヒリつきが残っているときは、時間が経っていても無理にメイクをせず、肌を休ませることを優先しましょう。

また、当日にメイクする場合は、清潔な道具で摩擦をできるだけ減らすように意識しましょう。落とすときも強くこすらず、丁寧な保湿や紫外線対策を行いましょう。

施術後にメイクが必要な場合は、事前のカウンセリングで「いつ頃からメイクが可能になるか」を確認しておくと安心です。

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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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