そんな美肌に対して有効な成分を、肌の奥深くまで浸透させてくれるのがイオン導入です。普段はフォトフェイシャルやレーザートーニングなどの、一目で効果を実感できる美容施術に目が行きがちですが、実はそれらの効果をよりアップしてくれる役目をしているのがイオン導入なのです。今回はそんなイオン導入にスポットを当てて、解説していきます。
美肌治療と組み合わせて効果アップ!イオン導入の秘密とは
この記事を読んでわかること
- イオン導入とは、ビタミンCやトラネキサム酸を微弱な電流で肌の奥まで浸透させる治療法です。
- 他の美肌治療と組み合わせることで相乗効果が期待できます。
- ビタミンCはイオン導入を使用することで、通常の塗布に比べて50倍の浸透効果があると言われています。
- 椿クリニックの「スノーホワイト美白コース」は、ピーリングやフォトフェイシャルとイオン導入がセットになったお得なコースです。
美肌治療の効果を引き立ててくれるイオン導入とは
美肌に有効な成分を肌の奥に浸透させてくれるイオン導入ですが、その原理や効果などを解説していきます。
イオン導入の作用
イオン導入は、微弱な電気の力を利用して、有効成分を肌の奥に浸透させる治療です。
本来であれば水溶性のビタミンCの性質上、角質層の皮脂バリアにより浸透を阻まれ、角質層より奥には浸透しません。そこで、イオン導入によりビタミンCに陰イオン(マイナスイオン)を帯電させることで肌に浸透させやすくします。
帯電したビタミンCはイオン導入器から流れる微弱な陰極(マイナス極)の電流と反発しあい、さらには手などに持った陽極(プラス極)の方へと引き寄せられるため、肌のバリア機能を突き抜けて奥深くまで浸透するようになります。
角質
引用:Wikipedia
角質(かくしつ)とは、硬タンパク質の一種であるケラチンの別称。皮膚バリア機能を担う角質からなる構造は、角層、または角質層、または角質細胞層と呼ばれる。
皮膚の特に表皮は皮膚バリア機能を果たしており、特に表皮がバリアとなり、表皮の最も外側では角質細胞層(角質層、角層とも)を強く構成している[1]。
参考:Wikipedia – イオン導入
イオン導入がおすすめの人
イオン導入は美肌施術を受ける全ての人におすすめです。
しかし、肌に傷をつけるダーマペンの治療の後は、しみたり肌への刺激が強く出るため、ダーマペンの針の深さにもよりますが、数日から1週間ほど開けてからの施術をおすすめします。
特に効果を発揮するのは以下のようなお悩みの人です。
- シミ・そばかすが目立ってきた
- しわが気になる
- ニキビを治したい
- 毛穴の開きをなんとかしたい
- 肌のくすみが気になる方
- 肌のハリ・小ジワが気になる
- 赤ら顔を治したい
- 肝斑が気になる
イオン導入を受けることができない人
イオン導入は微弱な電流を流していくため、以下の方は施術を受けることができません。
- 妊娠中またはその可能性がある方
- 施術部位に炎症、皮膚疾患、ヘルペスのある方
- ペースメーカー、埋込式除細動器をご使用の方
- 体内に金属が入っている方
金の糸などで美容手術を受けた方も施術を受けることができません。
歯に使用する金歯や金の詰め物などがある方は施術を受けることができますが、施術中電流に反応してピリッとする痛みを感じる方もいらっしゃいます。しかし、こちらは施術に特に問題はありません。
ビタミンCのイオン導入は意味がない?
ビタミンCのイオン導入は効果がないという声や、意味がないという声を耳にすることがありますが、ビタミンCのイオン導入にはちゃんと意味があります。
先ほど説明したように、ビタミンCは皮膚からの吸収は透過性が低く、塗るだけのものでは表面上にしか効果がありません。しかし、ビタミンCで改善したい悩みは角質層よりも奥の部分から作用しているものがほとんどです。
その奥の方までイオン導入で浸透させるため、同じビタミンCを使っていたとしても、皮膚表面に塗布するだけよりもイオン導入では少なくとも50倍浸透量が増えると言われています。
また、ビタミンCのイオン導入でメラニンが減ったという声も聞きます。奥深くまで浸透させることができるうえに浸透量まで増やすことができるため、確実に効果がある治療になります。
イオン導入で使用する3種類の薬剤とは
椿クリニックでは、3種類の薬剤をご用意しています。
美白・美肌のビタミンC
シミ、くすみ、そばかすや肝斑の主な原因であるメラニン色素を抑制し、色素を淡白化して還元する作用があります。
コラーゲンの生成を促進する働きと角質の水分を保つ細胞間脂質セラミドの合成を促進する働きにより、毛穴の開きや小じわ、肌全体のハリを生み出すことができます。
美白・美肌効果
引用:Wikipedia ビタミンC
紫外線により発生する活性酸素の影響でメラニンが合成される。ビタミンCはメラニン生成時に働く酵素チロシナーゼの活性化を阻害し、黒色メラニン合成を抑制するとされている。また、酸化型の黒色メラニンを還元型の淡色メラニンにするため、黒色メラニンの脱色効果も期待できる[12]。
メラニンによる悩みにはトラネキサム酸
メラニン生成阻害作用と炎症抑制作用を持つ薬剤で、美肌と肌荒れに同時に効果を発揮します。肝斑やシミ、くすみ、ニキビによる炎症や、日焼けによる炎症も抑制してくれます。ビタミンCと組み合わせて施術することにより有効に作用します。
トラネキサム酸
引用:Wikipedia
トラネキサム酸(トラネキサムさん、Tranexamic acid)は、人工合成されたアミノ酸であり、止血剤・抗炎症剤として出血の予防・治療に用いられる。
毛穴の開き・乾燥対策にグリシルグリシン
ペプチドの一種である”グリシルグリシン”が開大した毛穴の収縮作用を有することに着目。毛穴の開きが気になる方に有効な成分です。
開いた毛穴は皮脂に不飽和脂肪酸が増え、イオンバランスが乱れることにより、毛穴の周りの皮膚がすり減ってしまうためにおこります。
グリシルグリシンは細胞内のイオンバランスを整えて、正常な角化を促します。
イオン導入と組み合わせて効果アップ
イオン導入は単体でももちろん効果的ですが、他の美肌治療と組み合わせることで美肌治療の効果を底上げしてくれる力もあります。イオン導入と組み合わせることで効果を実感しやすくなる、おすすめの組み合わせをご紹介していきます。
シミやそばかすにフォトフェイシャル+トラネキサム酸
フォトフェイシャルで、シミやそばかすなどの原因であるメラニン色素を分解してシミを薄くし、細胞を刺激してコラーゲンの生成を促すことによってターンオーバーを促します。
その後にイオン導入でトラネキサム酸を入れ込んでいきます。
フォトフェイシャルによって奥から浮き上がらせてきたメラニン色素に、直にトラネキサム酸の成分を入れ込んでいくため、フォトフェイシャル単体での治療よりも効果を得やすくなります。
ニキビ痕にはピーリング+トラネキサム酸
ニキビ痕による色素沈着には、ケミカルピーリングで色素沈着のケアをした後に、トラネキサム酸を入れ込むことで、相乗効果を得られます。
また、ケミカルピーリングで、一時的に肌のバリア機能が弱まっているところに、イオン導入で美肌への有効成分を入れていくため、成分がより浸透しやすくなります。
トラネキサム酸は炎症を抑える効果もあるため、軽度の炎症ニキビにも効果を発揮します。炎症は長引けば長引くほど、色素沈着となって痕が残りやすくなります。早い段階で炎症を抑えることが大事です。(重度の炎症ニキビになると美肌治療を受けることができなくなるため、軽度のうちに治療を受けるようにしましょう)
毛穴の開き改善にトーニング+グリシルグリシン
レーザートーニングは肝斑の治療の他、毛穴の開きを改善してくれる効果もあります。
そのレーザートーニングの後に、グリシルグリシンを入れ込んであげることで、毛穴の開きの改善により高い効果を発揮してくれます。また、レーザートーニング後はお肌が乾燥しやすくなるため、乾燥をできるだけ抑えてくれる効果も期待できます。
レーザートーニングは肝斑の治療に使われると前述しましたが、肝斑の改善目的には、トラネキサム酸の導入がおすすめですよ。
ワンランク上の白雪美肌へ導きます
イオン導入について解説してきましたが、このイオン導入と美肌治療をよりお得に受けることのできるメニューもあるんです。
スノーホワイト美白コースとは
スノーホワイト美白コースは
- ケミカルピーリング
- フォトフェイシャル
- イオン導入
の人気施術の3つがセットになったお得なコースです。
最初にピーリングで表面の角質を除去することで、フォトフェイシャルの光のエネルギーをしっかりと表皮から真皮の境目までいきわたらせます。また、古い角質が取り除かれた状態なので、イオン導入による美容成分の浸透が良くなり、感動のもっちり肌を実現させます。
ワンランク上の美肌をお得に手に入れることができるので、椿クリニックおすすめの施術です。
椿クリニックが選ばれる理由
- 椿クリニックでは、お客様が安心安全にクリニックに通っていただける体制を整えています。
- 予約の段階からカウンセリング、施術、さらには帰宅後のアフターケアまでサポートしています。
- どんな些細な悩みにも対応できるようスタッフ一同研修を積み、ご満足いただける治療を提供できるよう心がけております。
お客様が笑顔でご満足してお帰りいただけることが私たちの使命と考えておりますので、お肌悩みがある方は是非一度椿クリニックに足を運んでみてください。
まとめ
イオン導入は、肌のバリア機能により角質層より奥に浸透できないビタミンCに電流を帯電させることで、奥深くまで浸透させる治療です。
イオン導入によるビタミンCの透過量は、単純に皮膚に塗布したときよりも50倍の浸透量を誇ります。
奥深くまで浸透させることができ、浸透量も増やすことができるため、他の美肌治療と上手に組み合わせることで治療効果の底上げも期待できます。
イオン導入について気になった方、イオン導入を試してみたい方、美肌施術の効果をいまいち実感できない方、一度椿クリニックにご相談ください。あなたの美肌への道を全力でサポートいたします。