メイクをする人たちが日々直面するメイクアップの時間は、忙しい朝のひとときを消費してしまいます。しかし、アートメイクという革新的な美容技術が、その時間を取り戻し、あなたの自己肯定感を高める鍵となるかもしれません。この記事では、アートメイクの基本から、長期的な化粧品のコストの節約に至るまで、アートメイクの全貌を解き明かします。
アートメイクが与える自信とは。外見の変化が心にもたらす影響について医療従事者の視点から解説します
目次
アートメイクで自信を取り戻す
アートメイクは自信と自己肯定感の向上をもたらすために効果的な手段として有用です。アートメイクの基本を理解し、その効果がどのように私たちの自己肯定感にプラスの影響を与えるのかを見ていきましょう。
アートメイクとは何か?基本を理解する
アートメイクは医療用の針を使って皮膚の浅い部分に傷をつけて色素を注入します。そのため、医療行為に該当し、医師資格が必要な施術となります。
看護師がアートメイクを行う場合は、医師の管理下の下で行う必要があります。
主に眉毛、アイライン、リップなどの顔の特定部位に、自然な色素を皮膚の浅い部分に微細に注入する美容技術です。これは化粧品による一時的なメイクアップとは異なり、1〜2年にわたって持続する効果があります。美容目的で利用されることが多いですが、医療的な理由で行われることもあります。
自己肯定感を高めるアートメイクの効果
自己肯定感は、自分自身の価値や能力など、ありのままの自分を認める感覚のことをいいます。高い自己肯定感を持つことは、幸福感や精神的な安定、生活の質(QOL)の向上に関係してきます。化粧療法士や化粧療法という言葉があるように、化粧をすることで気持ちが引き締まったり楽しい気分になったり、自分に自信が持てたりします。こういったプラスな思考は、精神的な病気を抑制してくれることもわかっています。巡り巡って自身の健康の維持にもつながるのです。
この化粧と同じ効果を得ることができるのがアートメイクなのです。
椿クリニックのアートメイク紹介
椿クリニックで提供しているアートメイクについて、ご紹介していきます。
椿クリニックのアートメイク手法の特徴
椿クリニックのアートメイクは、黄金比率を元にお一人おひとりの骨格や顔のバランスに合わせたオーダーメイドのデザインが描ける確かな技術を持ち、一般社団法人国際美容医療アートメイク協会の認定資格を有した技術者が施術をおこないます。
手彫りと機械彫りの両方に対応しており、お客様のご希望のデザインに合わせ、選択していきます。
安心の施術:専門家によるカウンセリングから施術まで
椿クリニックでは、カウンセリングから施術まで同じスタッフが担当します。
美容施術であればカウンセラーと施術者でスタッフが変わることがありますが、アートメイクはカウンセリングの時点から施術が始まっていると考えています。そのため、お客様の希望をしっかりと聞き、肌状態を確認し、色味やデザインの相談などを通して、安心して施術を受けていただけるように心がけています。
眉のアートメイクに関しては以下の3つの技法を用いています。
4Dマイクロブレーディング(毛並み眉)
毛並み眉は自分の眉毛が増えたような自然な感じを作ることができます。眉毛がしっかりとあり、毛質が太い人は4Dマイクロブレーディングがなじみやすくなります。眉毛が生えたような仕上がりになるため、流行に合わせて眉メイクを変えたい人にもおすすめです。
4Dパウダーブローパウダー(パウダー眉)
パウダー眉は、点状に傷をつけて色素を注入していく技法です。アイブロウパウダーで化粧をしたときのような、ふんわりとしたグラデーション状に仕上がるため、全体的に優しいイメージにしてくれます。ふんわりとした眉毛や、化粧をしなくてもしているかのような印象を希望している人におすすめです。
4Dオーダーメイド(毛並み眉&パウダー眉)
毛並みとパウダーをミックスしたオーダー眉は、両方の特徴を併せ持っています。そのため、よりしっかりとした印象の眉を作ることが可能です。
アイラインアートメイクは、まつ毛とまつ毛の間を埋めるように色素を入れていきます。ナチュラルで細めにラインを入れることで、ノーメイクでも浮くことなく、自然でくっきりした目元を演出することができます。すっぴんでも目力がアップし、目がくっきり見えます。
リップアートメイクは唇に色味を入れていきます。唇に色味が入るだけで、明るく活き活きと若々しく、魅力的な顔つきに見えます。お客様好みのデザインやカラーの唇を作ることができます。くっきり濃い口紅を塗ったようにもできますが、血色がよく見え、肌なじみがいい色を入れる施術が人気です。
施術例と結果:ビフォーアフター
4Dオーダーメイド(毛並み眉&パウダー眉)
自眉の眉尻の毛が少ないお客様ですが、まるで自分の眉が増えたかのように自然にアートメイクを入れました。さらに、パウダーブローも同時に施したことで、お化粧をしているような印象を作り出すことができました。
リップアートメイク
リップのアートメイクは、口紅を塗っていなくても自然な血色の良さを出すことができます。また、輪郭がぼやけていた部分もくっきりとした輪郭を出すことができ、よりふっくらとした綺麗な唇になりました。
アートメイクで変わる日常生活
アートメイクは、特に時間の節約や自信の向上という面で、日常生活において多くの変化をもたらす可能性を秘めています。アートメイクがどのように日常生活を変化させ、ライフスタイルを向上させるかに焦点を当てて解説していきます。
時間を節約:メイクアップの必要性を減らす
アートメイクをすることで、化粧をしているような印象になります。そのため、「目力がなくて顔がはっきりとしない」や「眉毛を左右対称に描くことができない」といった悩みを解消してくれます。すっぴんでも自信を持つことができるようになると、その分化粧にかける時間を減らすことができますよね。また、顔の黄金比を元にアートメイクは施術をしていくので、黄金比に近ければ近いほど美しい顔に見えます。黄金比に近づけようと頑張って化粧にかけていた時間を自分の趣味の時間に回すことができるので、生活を充実させることができます。
アートメイクによるライフスタイルの向上
第一印象は、出会って3〜5秒で決まると言われています。また、最初の印象はその後も強く記憶に残っていきます。そのため、その後の関係性でも良い印象を持たれやすくなります。
メラビアンの法則によると、話の内容などの「言語情報」が7%、口調などの「聴覚情報」が38%、見た目などの「視覚情報」が55%の割合で他人に影響を及ぼしているといいます。
メラビアンの法則
引用:Wikipedia
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
相手に与える印象の半分が見た目に影響していますが、アートメイクによって常に整った外見を保つことができます。そのため、自信を持って社交活動や職場での交流に臨むことができます。特に、自分のお化粧に不安を感じていた人にとっては、大きな自信へとつながることがあります。また、日々のお化粧に関するストレスが軽減され、よりリラックスした気持ちで日常を送ることができるようになります。外見に関する悩みが減ることで、精神的な負担を軽くすることができます。
アートメイクの安全性とメンテナンス
アートメイクは、世代問わず多くの人々に選ばれていますが、その安全性とメンテナンスには特別な注意が必要です。この項目では、アートメイクの安全性に関わる重要な要素と、その効果を長期間保つための適切なケア方法について掘り下げていきます。
アートメイクの安全性について
アートメイクの安全性は、
- 適切な資格を持った専門家による施術を提供しているか
- 高い衛生基準が維持できているか
- 高品質な材料を使用したアートメイクであるか
などが重要視されます。
また、理想のデザインのためには適切なカウンセリングとアフターケアが実施されているかなどで大きく左右されます。
椿クリニックではアートメイクに必要な資格を持ち、経験を積んだスタッフが施術を行います。また、ワンランク上の仕上がりを求める人には、トップアーティストによる施術メニューもご用意しています。
使用する色素は、世界基準をクリアしたアメリカのFDA認可を取得した一般社団法人国際美容医療アートメイク協会推奨の植物性由来の色素を使用しています。
※MRIを受けられる場合も問題ありません。
多数の色味をご用意しています。お肌の色だけでなく、目や髪の色とのバランスを見て、最適な色素の組み合わせをご提案します。
FDA
引用:Wikipedia アメリカ食品医薬品局
アメリカ食品医薬品局は、アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。
お客様の「なりたいイメージ」を元に黄金比率だけに頼らず、お一人おひとりの骨格や目鼻の配置、筋肉の動きなどにもとづいてデザインしていきます。どの角度から見ても美しく、魅力的になれるデザインをご提案させていただきます。
アートメイクの持続性とタッチアップ
アートメイクは複数回の施術が必要です。その理由として、体の機能上色素が1回では排出されてしまうため複数回で色素を定着させる必要があるからです。他にもデザインの微調整を行ったり、変色や色が薄くなることがあるので、色味の調整をするために複数回の施術が必要になります。
アートメイクを初めて受ける場合は、体が色素を異物と認識し排除しようとする機能が働くため、色素が排除されやすくなります。排除された分を補うため、複数回に分けて施術をする必要があります。また、肌のターンオーバーによっても色が排出されていくため、1回で定着させることは難しいのです。ただし、傷が回復しないうちに施術をしても色素は定着しにくいため、傷が回復する1回目の施術から
- 眉・アイラインは2週間~1ヶ月後
- リップは1か月経過後
まだらに色味が抜けてきたタイミングで2回目を受けるのがいいでしょう。
脂性肌の人は、毛並みアートメイクがにじみやすかったり、色味が黒く定着しやすくなります。そういった肌質も踏まえ、デザインや色味の提案をしています。
アートメイクは永久に持続すると思っている人も多いですが、永久ではありません。タトゥーのように皮膚の深い部分ではなく浅い表面部分に色を入れるため、肌のターンオーバーとともに、2〜3年すると徐々に色が薄くなっていきます。できるだけ綺麗なアートメイクを長持ちさせたいですよね。そのために重要なアフターケアについて次の項目で解説していきます。
アフターケアの重要性
アートメイクはいくつかのポイントを押さえることで、綺麗な色味を長持ちさせることができます。
アートメイク後の施術部位は傷口と同じで、とてもデリケートになっています。かさぶたができても触らないようにし、自然に取れてくるのを待ちましょう。また、施術後1週間のダウンタイム中は色素が排出されやすいため、この期間中はしっかりと保湿をするなど丁寧なアフターケアを心がけてください。
アートメイクは肌のターンオーバーとともに色素が排出されると前述しました。そのため、特に施術後1週間はサウナなど新陳代謝をよくする行動は避けるようにし、ピーリングなど肌のターンオーバーを促進する施術もアートメイクの施術前後1ヶ月は避けるようにしましょう。
紫外線にも注意してください。紫外線による刺激は肌の乾燥につながり、痒みや必要以上に触ってしまうことにつながる恐れがあります。日傘や帽子などでしっかりと紫外線対策をするようにしましょう。
アートメイクの適用可能なケース
アートメイクは、単に美容の一環としてだけでなく、様々な状況やニーズに応える手段としても大きな価値を持っています。このセクションでは、アートメイクがどのような状況で最も効果的であるか、そしてそれがさまざまな年齢層の人々の日常生活にどのように影響するかを探ります。
アートメイクが適する状況とは
アートメイクのメリットは
- すっぴんに自信が持てる
- メイクにかける時間を短縮でき、メイク直しの必要がない
- 仕上がりが自然
などです。そのため、朝忙しくメイクをする時間がない人や、メイクが苦手な人にとても向いています。メイクが億劫だという気持ちがなくなれば、その分時間にも心にも余裕を持つことができます。余裕を持つことは、あなた自身が美しく変わっていくことにもつながるでしょう。
また、医療的な視点から見ると、抗がん治療などで毛髪が抜けてしまった場合でも、眉毛やアイラインのアートメイクが自然な外観を回復させてくれます。
アートメイクは自分に自信を持つことができるツールのひとつとして活用することができます。
幅広い年齢層でのアートメイクの効果
若い世代は忙しい生活スタイルの中で、毎日のメイクにかける時間を節約したいと考えることがよくあります。アートメイクは、忙しい朝のメイクに費やす時間を減らすのに役立ちます。
家庭や仕事で忙しい世代にとっては、アートメイクは日々の美容ルーチンを簡素化し、時間の節約に役立ちます。また、年齢とともに変化する顔の特徴、例えば色素の薄い唇などを補正することで、より若々しい外見を取り戻したり維持したりすることができます。
年を取るにつれて、視力の低下や手の震えなどにより、正確で細かなメイクは難しくなることがあります。アートメイクは、過度に化粧をしなくても自然な顔の特徴を強調できます。
アートメイクは、若くてメイクが好きな人が受けるものというイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、使い方によっては若者からご年配の方まで、幅広い年齢層の人々にメリットがあります。日常の便利さ、美容への自信、身体的な制限の克服など、個々のニーズやライフスタイルに合わせて活用することができます。
アートメイクの費用と価値
アートメイクの費用とその価値、またそれがどのように長期的な観点から見合うかを比較していきます。さらに、自分に最適なアートメイクを選ぶための情報収集の重要性についても探ります。
費用に見合う価値:長期的視点
アートメイクの値段は、部位やデザインによって異なりますが、およそ50,000円〜90,000円が平均的な値段となります。(指名料やメンテナンス料は含まず)
化粧品の支出を、ブランドや使用頻度により大きく異なりますが、月に5,000〜10,000円程度支出すると考えると、年間で60,000〜120,000円になります。アートメイクは一般に2~3年持続します。1年間の化粧品のコストと比較すると、アートメイクの方がコスパがいい場合があります。
※クリニックによっては、より洗練されたアートメイクを受けたい場合や、指名料などによって値段が大きく変わってくるため、確かな料金についてはクリニックにお問い合わせください。
自分に合ったアートメイクの選び方
アートメイクは保険のきかない自費診療となります。そのため、高額なお金を払ったのに理想の仕上がりとは何か違う、という状況にならないためには、事前の情報収集が重要になってきます。
おすすめの情報収集はSNSです。
アートメイクは技術者が個人で自分の技術を発信していることが多いため、特にInstagramでは、顕著に技術の差を確認することができます。
アートメイクは技術を習得する教室が違えば、掘り方や見せ方も大きく変わってきます。自分の理想とする状態はどんなものなのか、まずは情報を収集しましょう。また、カウンセリングの際には口頭だけでなく、写真などでなりたいイメージをはっきりと伝えましょう。タッチアップにてデザインの微調整は可能ですが、あくまで1回目のデザインをもとにした微調整になります。1回目のアートメイクを納得できるデザインにするには、カウンセリングの際に納得できるまで話し合ってから施術を受けるようにしましょう。
アーティストの選び方
アートメイクを取り扱っているクリニックはほとんどの場合、アーティストの技術によってランクが付けられている場合があります。
椿クリニックでもトップアーティストによる施術メニューのご用意もあります。
施術者によって仕上がりのデザインが変わりますので、自分の理想とするデザインの施術者を選ぶと失敗を無くすことができるでしょう。
アートメイク施術のプロセス
アートメイクの施術は、事前の準備からアフターケアに至るまで、様々な注意と計画が必要です。準備がしっかりとできていることが、理想のアートメイクを目指すうえで重要になります。アートメイクを受ける際のプロセス全体を詳しく解説します。
施術前の準備と注意点
- 新陳代謝を活発にしてしまうため、施術前は体温を上げるサウナや飲酒などは控えるようにしましょう。皮むけの起こるスキンケア(トレチノインやピーリングなど)は1ヶ月前から中止してください。
- 明るめ・柔らかい毛質を希望する人は、1~2週間前に眉カラーをしておいてください。また、普段の眉メイクからデザインを合わせて考えていくため、当日は眉メイクをしてご来院ください。
- アイライン希望の場合はまつエク、まつ毛パーマはオフしておいてください。
- リップを希望の場合は、最低でも1週間前から保湿をし、皮むけや乾燥がないようにしておいてください。施術当日はメイクあり・なしどちらでも大丈夫です。お気に入りの口紅や、なりたい色の口紅がある場合は持参していただくと合わせた色味をお作りします。
施術後の回復期間と注意事項
- アートメイクの部位によって、ダウンタイムは多少変わってきますが、1〜2週間ほどが目安です。
ダウンタイム中は乾燥しやすい状態となるため、クリニックから処方されるワセリンなどでしっかりと保湿するように心がけましょう。しかし、擦ってしまうことで肌へダメージを与えてしまうので、なるべくこすらないように優しく保湿するようにしてください。 - アートメイクでは施術部位に傷をつけていくため、施術後施術部位を清潔にしておく必要があります。汚れた手で施術部位を触ることは避け、痒みなどがある場合は清潔なガーゼなどで押さえるようにしてください。
- ダウンタイムが終わるまでは、施術部位への化粧は刺激を与えることになるため避けるようにしていただきたいのですが、施術部位付近に化粧をするときも、なるべく新しいチップやパフを使うなどして、清潔を保ちましょう。施術部位にクレンジングがかからないように、拭き取りのクレンジングを使用することをおすすめします。
まとめ
- 人の印象の5割は視覚情報(見た目)で決まる
- アートメイクはメイクをした時と同じ様な気持ちの向上があり、精神的な病気の抑制にもつながる
- 顔の黄金比に基づいたデザインで美しい外観を維持できメイクの時間の短縮
- 時間を節約できることで日常のストレス軽減と精神的負担の軽減につながる
- 化粧品と比べたときにアートメイクはコスパがよく長期的に見て節約につながる
アートメイクにはメリットが沢山ある事を知っていただけたかと思います。
気になる方は、一度無料カウンセリングにご相談下さい。