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医療アートメイクのダウンタイムと必要なアフターケアについて

医療アートメイクのダウンタイムと必要なアフターケアについて

この記事を読んでわかること

  • 椿クリニックでは、毛並み眉・パウダー眉・オーダーメイド眉の3種類を提供しています。毛並み眉は自然な増毛感、パウダー眉はメイク効果、オーダーメイド眉は両方の特長を持ち、持続期間は約1〜2年です。
  • アイラインは目の印象を自然に強調し、リップは色味や輪郭を整えます。持続期間はアイラインが約1〜3年、リップが約1〜2年。ただしリップは色落ちしやすく、ケアが重要になります。
  • 医療アートメイクのダウンタイムは、眉は約1週間、アイラインは1〜2週間、リップは約1週間程度です。施術後は赤みや腫れが出ることがあり、保冷・保湿ケアが必要です。施術部位に触らず、紫外線対策を徹底することが大切です。
  • ダウンタイム中は、肌の回復を早めるため、清潔を保ち保湿を徹底しましょう。バランスの取れた食事(タンパク質・ビタミンA/C)や十分な睡眠を意識しましょう。ストレス管理も重要で、紫外線や摩擦を避けることが望ましいです。

ダウンタイムとは施術後に起こるさまざまな症状が、施術前の状態に戻るまでの期間のことを言います。
ダウンタイムは、施術後のケアや食事、生活習慣などによって変わり、適切なケアが重要になります。具体的には、クリニックから処方される軟膏を使用しての保護や保湿、紫外線対策、肌の回復を早めるためのバランスの良い食事や質の良い睡眠などです。
これから医療アートメイクをしたいと思っている方や施術を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

眉の医療アートメイクの詳細

眉の医療アートメイクの詳細

眉の医療アートメイクの詳細を解説します。

眉の医療アートメイクのデザイン

椿クリニックではで提供している眉の医療アートメイクは、「4Dマイクロブレーディング(毛並み眉)」、「4Dパウダーブロウ(パウダー眉)」、「4Dオーダーメイド(毛並み眉&パウダー眉)」の3種類です。

それぞれの特徴は、

  • 毛並み眉
    自眉が増えたような自然な増毛感を得ることができます。普段メイクをしない方やメイクが薄い方、眉毛を整えるのが苦手な方などにおすすめです。
  • パウダー眉
    ふわっとメイクしたようなパウダー眉は、普段の眉メイクを楽にしたい方におすすめです。
  • オーダーメイド眉
    それぞれをミックスしたオーダー眉は、自然な増毛感に加え、眉メイクをしているような眉を得たい方におすすめです。

眉の持続期間

眉の医療アートメイクは約1〜2年持続します。

自然な毛並みを再現する毛並み眉、眉メイクをしているかのようなパウダー状に仕上がるパウダー眉などがありますが、毛並み眉よりもパウダー眉の方が持ちがいいことが多いです。眉アートメイクは、どの技法で施術するかによっても持続期間が多少変化します。

眉の施術のメリット

眉の医療アートメイクのメリットには、以下のようなものがあります。

  • メイクの時間短縮
    毎朝のメイク時間を大幅に減らすことができます。忙しい朝でも素早く準備ができ、余裕を持ったスタートを切れます。
  • メイク崩れ防止
    汗や水に強く、スポーツやレジャーでもメイク崩れの心配がありません。
  • 自信アップ
    すっぴんでも美しい状態を保てるため、自分に自信を持つことができます。

アイラインとリップの医療アートメイクの詳細

アイラインとリップの医療アートメイクの詳細

アイラインとリップの医療アートメイクの総裁を解説します。

アイラインとリップのデザイン

アイラインは、目の上のまつ毛の隙間を埋めるデザインを提供しています。これにより、自然な目力のアップにつながります。アイラインだけ浮くことを心配する方もいますが、個人の目の形や希望のデザインに合わせて施術を行うため、より馴染みやすい医療アートメイクが可能です。
リップアートメイクは、唇に美しい色味をプラスするように施術を行います。元々の唇に色味を足すだけでなく、ぼやけた輪郭をはっきりさせるためなどにも利用されます。

それぞれの持続期間

アイラインのアートメイクは約1〜3年、リップのアートメイクは約1〜2年持続します。
目元は皮膚が薄く、真皮層まで色素が入りやすいという特徴があります。色素が自然な形で皮膚の奥まで入るため、アートメイクが持続しやすくなります。
リップもアイラインと同様、皮膚が薄く奥まで自然に色素が入りやすくなるため、持続しやすくなります。しかし、リップは他の部位と比べると荒れやすく、食事や摩擦による色落ちが起こりやすいため、施術後の継続的なケアが特に重要です。

アイラインとリップ施術のメリット

アイラインとリップの医療アートメイク施術のメリットは、眉の医療アートメイクと同じようにメイク時間の短縮や、メイク崩れの防止がメリットです。
それに加え、それぞれには以下のようなメリットもあります。

  • アイライン
    すっぴんの状態でも、目力を維持することができます。
  • リップ
    年齢を重ねるにつれて色味が薄くなっていく唇の色をカバーすることができ、若々しい印象を作ることができます。すっぴんの状態でも、唇の色味を維持することができるため、顔全体の印象を明るくすることができます。

医療アートメイクのダウンタイムとは

医療アートメイクのダウンタイムとは

医療アートメイクは、針を使ってインクを肌に直接注入するという施術です。
針を使っているので皮膚に細かな傷がつきますが、この傷が癒えるまでの期間がダウンタイムです。

ダウンタイムの定義

ダウンタイムとは、肌が回復し通常の生活に戻るまでの期間のことを指します。
医療アートメイクを施術する部位によって、多少ダウンタイムの期間に差が出ます。


  • 数日~1週間程度
  • アイライン
    1〜2週間程度。アイラインは、皮膚の薄いまぶたの部分に施術をするため、他の部位に比べて赤みや腫れが出やすく、長引きやすいです。
  • リップ
    1週間程度。食事の内容やケアによっては長引くこともあります。

ダウンタイム中の症状

医療アートメイクの施術後、ダウンタイムの症状としては、施術部位周辺の発赤、腫れ、痒み、ひりつき等が出現する可能性があります。
症状が気になる場合は、保冷材などを使用して冷やすようにし、クリニックから処方される軟膏を使用して保湿・保護するようにしましょう。

ダウンタイム中の注意点

ダウンタイム期間中は肌を清潔に保ち、できるだけ施術部位を触らないように注意しましょう。
施術箇所が汚染され細菌が入ってしまうと、炎症や感染症のリスクが高まります。施術部位に触れる際には必ず手を洗い、清潔な状態でケアを行いましょう。
紫外線対策も重要です。紫外線に当たると色素が排出されやすくなったり、変色してしまったりする可能性があるため、外出時は日傘や帽子、サングラスなどで日差しを避けるといいでしょう。ダウンタイム中は施術個所に直接日焼け止めを塗ってしまうと、赤みや痒みなどの原因になりやすいです。そのため、どうしても日焼け止めを塗らないといけない時は、クリニックから処方された軟膏の上から塗るようにするといいでしょう。
また、施術直後は一時的に色が濃く見えることが多いですが、1週間程かけて自然な色合いに落ち着きます。濃くなったとしても焦らず、ダウンタイム期間中はできるだけ触らずに様子を見るようにしましょう。

医療アートメイクのダウンタイムはどのぐらい

医療アートメイクのダウンタイムはどのぐらい

医療アートメイクのダウンタイムは、施術をおこなった部位によってやや異なります。
部位別に分けたダウンタイムについて、それぞれみていきましょう。

眉毛のダウンタイム

医療アートメイクで人気の眉毛施術では、ダウンタイムは約1週間です。
医療アートメイクの施術後に、腫れや赤みなどが出ることもありますが、これらは患部を冷やすことで症状が落ち着きやすくなります。

アイラインのダウンタイム

アイラインのダウンタイムは、1〜2程度です。
アイラインに医療アートメイクを施術した後は、泣いた日のように腫れぼったい目になります。
アイメイクは、腫れが落ち着いたころにはできるようになります。

施術部位に違和感があると思っても、患部を直接触れるのは避けましょう。
外部からの刺激によって、気になる症状が悪化するかもしれないためです。

また、顔がむくむと腫れもひどくなるかもしれません。
寝る前には、枕を高くして体の水分が顔に集まらないように注意しましょう。
飲酒もひかえましょう。

リップのダウンタイム

リップのダウンタイムも眉毛と同じく約1週間です。
直後は唇が腫れたり、数日間は唇の皮がめくれたりといった状態になります。
メイクするのは、唇の状態が落ち着いてからにしましょう。
施術後は、辛い食べ物などの刺激物はなるべく避けるようにしましょう。
また、紫外線も唇本来の色が変わる原因になってしまいます。
日焼け止めの入ったリップクリームや日傘などを利用するのもよいでしょう。

ダウンタイム中に大事なアフターケア

ダウンタイム中に大事なアフターケア

施術後にアフターケアするときには、注意すべきことがいくつかあります。
クリニックのアドバイスに従い、気を付けて過ごしましょう。

清潔を心がける

施術後に腫れや痛みがあるときには、患部に触れるのは最小限にしましょう。
アフターケアが必要なときでも、もし直接触ってしまうと、雑菌が付着しやすくなり、症状が悪化してしまうかもしれません。

丁寧な保湿をする

施術後の肌は乾燥しやすいため、アフターケアとして丁寧な保湿をおこなうのがよいでしょう。
施術した部位によっては、乳液やクリームなどを使えない場合もあります。
アフターケアが気になるときには、直接クリニックまで相談するようにしましょう。

過度な刺激を与えない

医療アートメイク施術後の肌はとても敏感になっています。
施術後に外部からの刺激を受けすぎた場合、せっかくの医療アートメイクが変色・退色してしまうかもしれません。
過度な運動や刺激物など体にとって負担となることはなるべく避けましょう。

ダウンタイム中の過ごし方

ダウンタイム中の過ごし方

ダウンタイム中は、施術部位に刺激を与えないことや、肌の回復を早める生活習慣を意識しましょう。

食生活や睡眠が回復に与える効果

医療アートメイクのダウンタイム期間は、肌にできた傷をできるだけ早く修復することが、よりアートメイクを綺麗に維持するために重要になります。
食事では以下のような栄養素を意識して摂るといいでしょう。

  • タンパク質
    タンパク質は肌や髪、爪など健康な体を維持するために重要な栄養素です。卵や肉類、豆類、ヨーグルトや牛乳、チーズなどの乳製品に多く含まれています。
  • ビタミンA
    皮膚や粘膜の栄養を維持するために重要になります。レバーやうなぎ、焼きのりやチーズなどに多く含まれています。
  • ビタミンC
    美白のビタミンと言われますが、肌のハリや弾力を維持するために重要なコラーゲンの生成を助けてくれる作用を持っています。ピーマンやブロッコリー、キウイやいちごなどの果物に多く含まれています。

これらの栄養素を意識しつつ、バランスの良い食事を摂取することが大事です。

また、睡眠の質も肌の回復に重要になります。
睡眠時に分泌される成長ホルモンは、肌の回復を助け、健康な肌を維持するために重要になります。成長ホルモンは、睡眠から3時間経った頃に訪れるノンレム睡眠の時に最も多く分泌されると言われています。このタイミングでいかに深く睡眠できているかが重要になるため、睡眠前にはブルーライトをカットしたり、ゆっくりと体を温め深い睡眠に入れるように準備しましょう。

ストレス管理で得られる速やかな癒し効果

ストレスが溜まっている体内では、活性酸素が発生しやすくなります。この活性酸素は、肌をサビさせ、老化を促進させてしまいます。
具体的には、肌のコラーゲンやエラスチンを破壊・劣化させやすくなり、シワやたるみを作りやすくしてしまいます。コラーゲンは肌のターンオーバーとも関係しますが、コラーゲンが破壊されてしまうことでターンオーバーも低下し、医療アートメイクによる傷の修復が遅延してしまう可能性があります。
より綺麗に医療アートメイクを維持するためには、傷の修復を早めることも重要なため、趣味の時間を作ったり、ゆっくりと体を休めたりして、ストレス管理も心がけましょう。

回復期間中は避けたいNG習慣

医療アートメイクのダウンタイムから肌が回復していく期間中に避けたいことは、紫外線や摩擦などです。
傷のある部分は、普段よりもバリア機能が低下し、紫外線の影響を受けやすくなります。これにより、色素沈着ができやすくなったり、色素が変色・退色しやすくなったりします。そのため、しっかりと紫外線対策を行う必要がありますが、摩擦によってかさぶたが無理に剥がされてしまうことも色素沈着などの原因となります。そのため、ダウンタイムから回復していく期間中は、クリニックから処方された軟膏をしっかりと塗り、施術個所を摩擦から保護しつつ、紫外線対策も徹底するようにしましょう。

まとめ

医療アートメイクは、施術した部分によってダウンタイムの期間がやや異なります。
ダウンタイム中には適切なアフターケアをすることで、赤みや腫れなどの症状を落ち着かせやすくなります。
ただし肌状態には個人差があるため、必ずしも今回ご紹介した内容がすべての人に当てはまるわけではありません。

ご自身の肌状態に合わせてどのような施術後の対応が必要なのか気になる方は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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