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背中が毛深い!?美背中へのお手入れ方法を5つ紹介!

背中が毛深い!?美背中へのお手入れ方法を5つ紹介!
実は見えていないだけであなたの背中の毛は濃くないですか?

毛深い原因はもちろんあります。また自分で解決出来ることもあるんです。正しい知識とケア方法を学んでツルツル美背中を手に入れましょう!

背中の毛深さの原因とは?

背中の毛は自分では見えないからこそ気になる方は多いですよね。でもかなり毛が濃い方と薄い方に分かれます。なぜそのような現象が起こるのでしょうか?

遺伝

原因の1つ目は「遺伝」があります。これは皆さんもご存知ではないでしょうか?椿クリニックにご来院いただいている患者様にも、カウンセリング時に「親がかなり毛が濃いんです」や「兄弟もみんな毛が濃くて悩んでいるんです」など言われる方が多くいらっしゃいます。毛だけではなくそばかすや二重・一重など人間は生まれて来る時に親からの遺伝は少なからずあります。その1つとして毛質はあるのですが、ある大学グループのアンケート結果によると、ある遺伝子に「G」を持つ方が「A」を持つ方より毛深いという事が分かりました。学生の頃生物の授業でアデニン・チミン・グアニン・シトシンの「ATGC」を習ったことがあると思いますがそのAとGが関わってきます。

  • GGの遺伝型⇒毛深いタイプ
  • GAの遺伝型⇒やや毛深いタイプ
  • AAの遺伝型⇒毛深くないタイプ

となっております。これは自分の遺伝子データを調べてみないと分からないことですが、とても興味深いデータですね。

参考元:
PubMed (アメリカ国立医学図書館(NLM)が提供する、医学関連分野の文献データベース学術論文より)
日本人女性のゲノムワイド関連研究により、15の新たな皮膚関連形質の関連性が特定される

ホルモンバランスの乱れ

原因の2つ目はホルモンバランスが関係しています。女性の方で妊娠中は毛が増えるという話を聞いたことはありませんか?また男性だと頭の毛は抜けるけどヒゲが濃い方は周りにいませんか?これは全てホルモンが関係しています。人間には男性ホルモンと女性ホルモンがあります。このバランスが崩れると毛質が濃くなると言われています。ではホルモンバランスが崩れるのはなぜでしょうか?よく聞くのはストレスですがそれ以外に食生活が大きく関わっています。ストレスを無くすことほど難しい問題はないかと思いますが食生活は意識すれば改善します。豆乳や納豆、豆腐などの大豆製品には、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする成分「大豆イソフラボン」が含まれており、ホルモンバランスの改善に役立つとされています。そのため、大豆イソフラボンを含む大豆製品を意識的に摂取するようにしましょう。しかし、そればかり摂取するのではなく健康的な食生活を送り、バランスよい食事をしましょう。

植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用を持つ物質(植物エストロゲン)もある。大豆などに含まれるイソフラボンが代表である。

引用:エストロゲン – Wikipedia

現在体毛には男性ホルモンの影響を受ける男性毛(腕、膝など)・男女関係なく性ホルモンの影響を受ける両性毛(脇毛、陰毛)(この2種をまとめて性毛と言う)・無性毛の3種があると言われている。[3] ホルモンについて一例を挙げると、男性ホルモンの代表格であるテストステロンは、髪の毛を始めとした体毛の発育に関わることが知られている[4]

引用:毛(動物)- Wikipedia

服や生活習慣による摩擦刺激

原因の3つ目は「摩擦」です。人間は外部刺激から身を守るために全身毛に覆われています。それでは人間の体で一番毛が濃いのはどこでしょうか?正解は頭です。頭は生きていく中で一番大事な部分です。そのため、頭を守るために毛が濃くなっています。それ以外にも、脇やデリケートゾーンなども同様に毛が濃くなっています。ムダ毛処理の際に使用するシェーバーも摩擦による刺激が原因で毛が濃くなってしまうことがありますので、注意が必要です。

多毛症

多毛は以下の2つに分類されます。

  1. 多毛症
    男女を問わず、体のあらゆる部分で体毛の量が増える病気です。過剰な体毛は全身に生じることもあれば、特定の部位だけに生じることもあります。生まれつきみられる場合もあれば、生まれた後に発生する場合もあります。
  2. 男性型多毛症
    女性において、男性で一般的に毛髪が生える部位に太い毛や色の濃い毛が過剰に生える病気です。そのような部位としては、顔面(上唇、あご、もみあげ)、体幹(乳首の周囲、胸部、下腹部、背中)、腕や脚(肩やももの内側)などがあります。

多毛症は男性ホルモンの濃度に影響を与えない疾患

  • がんの特定の合併症
  • 特定の薬剤の使用(育毛剤であるミノキシジルやてんかん薬のフェニトインなど)
  • 重篤な全身性の病気(エイズや脳疾患など)
  • 皮膚が摩擦や炎症などを繰り返し受けたとき

により引き起こされます。

男性型多毛症は男性ホルモン(テストステロンなどのアンドロゲン)の血中濃度が上昇することや、正常な濃度の男性ホルモンに対する体の感度が高まることによって発生します。

男性型多毛症がアンドロゲン濃度の上昇によって引き起こされる場合、女性では以下のような男性化がしばしば見られます。

  • 声が低くなる。
  • 筋肉が大きくなる。
  • 頭部の毛髪が抜ける。
  • 陰核(陰茎に対応する小さな女性の器官)が肥大する。
  • 月経が不順になったり、完全に止まったりする。
  • にきびも生じることがある。

自分の体毛の濃さが多毛症によるものかを判断する目安は以下のようなものになります。

  • 声が低くなる、筋肉の量が増える、頭髪の脱毛、月経の減少または消失、にきびなどの男性的な特徴の出現(男性化)
  • 過剰な体毛の突然の出現と急激な成長(数週間から数ヵ月での成長)
  • 腹部や骨盤部での体毛の成長

不安な人は一度医療機関を受診することをおすすめします。
また、多毛症にも医療脱毛は効果的ですので、医師に相談の上椿クリニックにご相談ください。

参考:MSDマニュアル 多毛より

セルフケアで背中の毛深さを改善する方法

背中の脱毛は自分では見えないため難しいですよね。その中でも自宅でできるケア方法をお伝えします。

自宅でできる脱毛法

 自宅でのケア方法は主に4つあります。

  • カミソリや電動シェーバーによる剃毛
    きれいにすべすべに剃毛できるのはカミソリです。しかし毛と同時に角質もはがしてしまうため肌への負担が大きくなります。それに比べて電動シェーバーは毛のみカットしますので肌への負担を最小限にすることができます。また、剃毛する前に背中を温めておくと、毛と肌が柔らかくなることで深く毛を剃ることができます。しかしカミソリの場合は切り傷ができやすいため誰かにお願いするとよいでしょう。乾燥肌や敏感肌の人はカミソリ負けを起こしやすくなるため、必ずシェービングフォームを使用して剃毛するようにしましょう。
  • 家庭用脱毛器による脱毛
    いわゆる光脱毛です。最近は家庭用脱毛器を持っている方も多く、サロンに行かなくてもよいため自分の好きなタイミングでできます。なかなかサロンに行けない方にはいいですよね。
  • 除毛クリームの使用
    除毛クリームはクリームを塗って毛を溶かしています。そのためうまく溶けていくと触り心地はツルツルです。また次の毛が生えてくるタイミングはゆっくりです。繰り返し使用することでツルツルを維持しやすくなります。
  • ワックスによる脱毛
    ワックス脱毛は自分ではなかなかできないため専門のサロンに行かないといけません。現在ではワックス脱毛を行っているサロンは昔に比べるとかなり激減しました。ワックスは無理やりかつ確実に毛を抜くため効率的ではありますが肌トラブルにはなりやすいです。

セルフケアのメリットとデメリット

背中脱毛のセルフケアのメリットは正直見当たりません。しいて言うのであれば自分の好きなタイミングで行えることくらいです。デメリットとしては肌への負担が大きいということです。例えばカミソリでは先ほどお伝えしましたが切り傷。家庭用脱毛は正しいパワー調節ができておらず火傷。除毛クリームは薬剤による刺激でアレルギー反応のよる赤みや発疹が出る。ワックス脱毛は無理やり角質を剝がしているため乾燥や施術直後の赤みやかゆみが強く出ます。セルフケアが一概に悪いわけではありませんが必ずアフターケアをしっかり行いましょう。

美容クリニックでの治療法

先ほどはセルフケアについて説明しましたが、次は美容クリニックでできる治療をお伝えします。

美容クリニックで受けられる脱毛治療

美容クリニックでの施術は医療脱毛です。令和の時代はCMでも医療脱毛を宣伝しているくらいです。そのためクリニックによっては学生さんでも医療脱毛を受けています。では医療脱毛について説明していきます。
レーザーの種類は大きく2つに分かれます。1つ目はアレキサンドライトレーザーです。こちらのレーザーは毛質が硬くて濃い部分に効果的です。2つ目はダイオードレーザーです。ワンショットのパワーはアレキサンドライトレーザーよりは緩やかです。そのため照射方法が往復して機械を動かしていく蓄熱式になります。毛が薄い部分や女性のデリケートゾーンにも効果的です。また肌への負担が少ないうえに痛みもアレキサンドライトレーザーより少ないため最近ではダイオードレーザーの方が人気です。

そもそも医療脱毛は毛の元となる部分に熱を加えることにより破壊し毛が生えないようにします。根本的に毛を無くしていくため1回1回確実に効果が出ます。1回で毛全体の約1~2割減少するため一気になくなるわけではないですが5回くらい行うと毛が減っている感じが分かってきます。

クリニックでの治療のメリットとデメリット

メリットの1つ目は施術するスタッフが全員医療従事者であり、医師が常にいるため何か肌トラブルがあった場合は診察や薬の処方が可能です。安心して施術を受けることができますね。2つ目は効果が確実に出て永久脱毛することができます。セルフケアでは確実な脱毛効果はありません。毛を完全になくしたい場合は医療脱毛がおすすめです。

デメリットは金額が高いことです。金額だけを見ると高く感じますが、エステサロンや脱毛器代・自己処理に伴う費用を併せて考えるとさほど変わりません。また永遠に自己処理を続けていくとお金だけではなく時間もかかります。自分の時間を確保するためにもよいでしょう。もうひとつのデメリットは医療行為のため専用のクリニックに行く必要があることです。しかしほとんどのクリニックは完全予約制なので待ち時間がほとんどなく予定も確保しやすいです。デメリットに以上の2点を上げましたが、メリットの方が大きいため皆さん医療脱毛に通われているということです。

背中脱毛後のアフターケアについて

脱毛は終わった後のケアも脱毛効率を上げるためには重要なポイントです。では何を行うとよいのでしょうか?

脱毛後のスキンケア方法

脱毛後は乾燥するので保湿がとても重要です。人によってはあまり乾燥していることに気付いていないこともありますが、見えていなくても肌は乾燥しています。医療脱毛後の肌はデリケートです。医療脱毛はエステサロンの脱毛機械よりもパワーが強いです。そのため軽い日焼けに近い状態になります。日焼けした後は火照った感じがしたり、乾燥したりしますよね。そのため、日焼けした後に行うケア(保湿や冷却など)を脱毛後にも行ってもらえると良い肌状態が保たれます。保湿を怠ると乾燥が進んだり、毛嚢炎のリスクが高まったり、脱毛後の赤みが長引いたりします。また脱毛後の赤みがある場合は保冷剤を使用して冷やしましょう。直後に赤みが出て冷やす必要がある場合はすぐに処置をさせていただきますのでご安心ください。

脱毛後に避けるべきこと

脱毛後は血行の良くなるような行為は避けていただきたいです。理由としては血行が良くなると脱毛後の炎症を悪化させることとかゆみが出現する可能性があるからです。具体的には湯舟につからない・岩盤浴やサウナ・飲酒・激しい運動は避けてください。また脱毛後は毛が抜けるまで約2週間ほどかかります。ぬけ落ちるまでの間は肌に毛があるのでシェービングをしたくなりますが、脱毛による赤みが引いてから行ってください。上記と同様に炎症を悪化したり、毛嚢炎のリスクがあります。

脱毛効果を長持ちさせる方法

脱毛効果を長持ちさせるためには良い肌状態を保つことが重要です。1つ目は保湿です。上記で保湿の重要性についてお伝えしました。2つ目は日焼けに注意していただきたいです。日焼けは軽い火傷状態です。火傷している状態で脱毛レーザーを当ててしまうとより肌状態を悪化させてしまいます。また脱毛後の日焼けももちろん注意していただきたいです。理由としては日焼けによる炎症が強く出てしまう可能性があるからです。炎症を放置してしまうと色素沈着にもなってしまい脱毛どころではありません。そのため脱毛期間中は日焼けに注意しましょう。

背中脱毛についてよくある質問

背中脱毛についてよくある質問をまとめてみました。背中脱毛を迷っている方は必見です。

背中脱毛は痛い?

背中脱毛は蓄熱式のダイオードレーザーで行えば痛くないです。むしろじんわり温かくて心地よいです。患者様のほとんどが寝ています。しかし乾燥が強かったり、肌トラブルがある場合は痛みやヒリヒリ感を感じる場合があります。そのため保湿はしっかりと行いましょう。

背中脱毛にかかる時間は?

背中全体の施術時間は約30分ほどです。回数では5回目くらいで効果を感じることができます。自分では見えない部分であることやデリケートゾーンに比べるとかなり毛質が薄いので効果を実感しにくいですが、医療脱毛は1回ずつ確実に毛を減らしていきます。ちゃんと減ってはいますのでご安心ください。

背中脱毛後、すぐに効果が見える?

蓄熱式ダイオードレーザーは脱毛後直ぐに毛が抜けるわけではありません。医療脱毛はレーザーの種類によってタイミングは違いますが、レーザー照射後約2週間で毛が抜けてきます。また2ヶ月くらい経過すると別の毛穴から毛が生えて来るため、人によっては増えたと感じる方もいますが増えていないのでご安心ください。

まとめ

今回は背中脱毛についてお伝えさせていただきました。自分では見えなくても他人からはしっかり見えて目についてしまう部分です。そのため適切な治療を行う事が必要です。セルフケアでどうにかできるものでは無いためプロに任せる事をおすすめします。
またおすすめとしては背中とうなじは同時進行で脱毛すると良いです。ほとんどのクリニックが背中とうなじは別部位です。うなじも背中と同様に自分ではケアできない部分です。実は背中よりもうなじの方が毛が濃い方が圧倒的に多いため早めに医療脱毛を行いましょう。お話だけでも聞きたいという方でももちろん大丈夫なのでお気軽にご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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