ダイエットをしても、なかなか思うように脂肪が減らない太ももや二の腕。その悩み、脂肪溶解注射で解決できます。脂肪溶解注射は、施術後3日ぐらいから効果が現れますが、ダウンタイムが起きている間はその効果を実感することが難しい場合も。
このコラムでは、脂肪溶解注射後に効果が現れるタイミングや、より効果を実感しやすくするコツなどについて解説します。
脂肪溶解注射の効果はいつから?脂肪溶解注射の施術を受けてから、どのような経過をたどり、どう変化するの?といった疑問を、このコラムで解決していきましょう。
この記事を読んでわかること
ダイエットをしても、なかなか思うように脂肪が減らない太ももや二の腕。その悩み、脂肪溶解注射で解決できます。脂肪溶解注射は、施術後3日ぐらいから効果が現れますが、ダウンタイムが起きている間はその効果を実感することが難しい場合も。
このコラムでは、脂肪溶解注射後に効果が現れるタイミングや、より効果を実感しやすくするコツなどについて解説します。
脂肪溶解注射の効果はいつから?脂肪溶解注射の施術を受けてから、どのような経過をたどり、どう変化するの?といった疑問を、このコラムで解決していきましょう。
目次
脂肪溶解注射とは、その名の通り脂肪を溶解し減少させる施術です。普通のダイエットでは難しい部分痩せが可能で、体への負担が少ないのが特徴です。
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を溶かす作用のある薬剤を、脂肪に直接注入し、脂肪細胞を溶かして排出しやすいようにする施術です。
人の体にはあらかじめ決められた数の脂肪細胞が存在しています。この脂肪細胞の数は成長に伴って増え、成人以降はその数は変わらないと言われています。しかし、脂肪細胞が肥大化することで脂肪量が増え、太ってしまうと言われています。
脂肪溶解注射は、脂肪を増やす元となる脂肪細胞自体を溶かし、その数を減少させることができるため、リバウンドのほぼないダイエットが可能です。
また、注射によって痩せたい部分の脂肪のみに作用させることができるため、女性であれば女性らしい曲線のある体つきを維持しながら部分痩せを叶えることが可能です。
太ったり痩せたりすることで、細胞の大きさが変化します。これにより、脂肪の厚みも変化するのですが、一般的なダイエットでは一時的に脂肪細胞を小さくすることしかできないため、食事や生活習慣の変化でリバウンドを起こしてしまいます。しかし、脂肪溶解注射を活用してダイエットを行うことで、より効率の良いダイエットが可能となります。
高カロリー摂取や運動不足などによって脂肪細胞は次第に肥大化していき、肥大化脂肪細胞となる。脂肪細胞の大きさが上限に達し、これ以上脂肪を溜め込めない状態になると、周囲の前駆脂肪細胞がPPARγなどによって刺激されて成熟脂肪細胞となり順次肥大化していく。
引用:Wikipedia – 脂肪細胞
脂肪溶解注射に使用される薬剤には、様々な種類がありますが、椿クリニックでは「リバイタルセルフォーム」という薬剤を使用しています。
この薬剤は、脂肪を溶解し排出する作用のある、胆汁酸の一種「デオキシコール酸」の濃度が2.4%と高濃度で配合されています。それだけでなく、大豆由来成分の「フォスファチジルコリン」という脂肪溶解成分も、高濃度で配合されているのが特徴となっています。
デオキシコール酸(デオキシコールさん、英: Deoxycholic acid)は、胆汁酸の一種であり、腸内の細菌の代謝によって生成される二次胆汁酸の一つである。
引用:Wikipedia – デオキシコール酸
レシチンは元々はリン脂質の1種類であるホスファチジルコリンの別名であったが、現在ではリン脂質を含む脂質製品のことを総称して「レシチン」と呼んでいる。
大豆を原料とするものは「大豆レシチン」と呼ばれ、区別される。内で脂肪がエネルギーとして利用・貯蔵される際、タンパク質と結びついてリポタンパク質となり血液の中を移動するが、このタンパク質と脂肪の結合にレシチンを必要とする。
引用:Wikipedia – レシチン
施術のプロセスは以下になります。
脂肪溶解注射の施術の前に、診察にて脂肪の量の確認や、注射する部位のブロッキングを行います。特に施術部位の大きい太ももやお腹などは、場所によって脂肪のつき方が変わることがあり、的確に脂肪の量に合わせた注入ができるよう、脂肪の確認やブロッキングを行います。また、元々左右差がある場合もあり、そういった場合に、施術後の結果により大きな左右差が出てしまわないようにするためにも、施術前の診察は重要になります。
診察や脂肪の確認が終わると施術に移っていくのですが、注射による痛みを緩和するために、注射前に施術部位を冷却していきます。注射時の薬剤が入っていく時の痛みの緩和は難しいですが、注射針による痛みは緩和されるため、ほとんどの人が我慢できる程度の痛みで済みます。
施術が終わりましたら止血して、薬剤をできるだけ均等に広げるためにマッサージを行います。帰宅後はご自身でマッサージをしていただくのですが、このマッサージが不十分で薬剤が一部分に固まってしまうと、施術後しばらくの間しこりができてしまうこともあります。
椿クリニックでは、施術時は看護師が補助で入りますので、痛みや不安などありましたら、すぐに対応できる態勢を整えています。
脂肪溶解注射の効果はいつからわかるのでしょうか?脂肪溶解注射の効果が感じられるタイミングは使用する薬剤によって異なります。
また1回あたりの注入量によっても効果は異なります。目安としては、早いものだと施術後3日ほどで効果が現れるでしょう。
1週間から2週間程度かかるタイプもあります。
リバイタルセルフォームを使用した脂肪溶解注射の施術であれば、施術後1週間程で効果を感じることができます。
リバイタルセルフォームには、デオキシコール酸が高濃度で配合されており、施術後1週間程、薬剤による反応で腫れや赤みが出ることがあります。そのため、腫れが治まってくる1週間後くらいから徐々に効果を実感し始める方が多いです。
脂肪溶解注射は1回だけ打つこともできますが、基本的には5回など、続けて打つことで効果が感じられる施術です。
そのため、1回では変化がわからないという人もいます。1回では効果がわからなくても、3回目から5回目くらいには変化が感じられるようになっているはずですよ。
脂肪溶解注射の効果の持続期間はほぼ永久です。
ただし、脂肪溶解注射の施術期間中や、施術後脂肪が減少してから、暴飲暴食や運動不足など、不規則な生活を続けていると、脂肪細胞が大きくなってしまうこともあります。その場合、リバウンドのようになってしまう可能性もあるため、より効果を持続させたい場合は、規則正しい生活や定期的な運動、栄養バランスの取れた食事の摂取などを意識するといいでしょう。
脂肪溶解注射の効果を最大化するためのポイントは、食事管理や運動、マッサージなどです。
脂肪溶解注射によって脂肪が減ったからといって、安心して高カロリーな食事やバランスの偏った食事を続けていると、残っている脂肪細胞が肥大化してしまう恐れがあります。また、運動不足が続くことで体の代謝が低下し、摂取したカロリーを消化することができずに脂肪に蓄えられてしまう可能性もあります。
施術を受けて痩せたからと安心せず、バランスの良い食事を心がけ、1日20分程度でも良いので、歩くなどの有酸素運動を習慣化するようにしましょう。
マッサージは、特に施術後の1週間程度重要になりますが、施術後薬剤をそのままにしておくことで体内で固まってしまう可能性があります。固まってしまっても自然と吸収されていき、しこりも解消しますが、しこりが残った状態では次の施術を受けることができません。効率よく脂肪を減少させたい場合は、施術後痛みが緩和したタイミングからでも大丈夫ですので、薬剤を押し広げるように優しくマッサージを行いましょう。お腹や太もも、お尻などの大きな部位は、手の第二指から第五指の4本の指の腹を使い、しこりのある部分を押し揉むようにマッサージします。二の腕など指でつかむことができる部位は、しこりを指でつかみ、挟みながら行うとマッサージしやすくなります。
しこりの残る間はしっかりと薬剤を広げるようにマッサージを行い、食生活や運動などに気をつけながら過ごすといいでしょう。
脂肪溶解注射で脂肪を減らすと、どのような効果が期待できるのでしょうか。
脂肪溶解注射によって脂肪細胞が減少すると、脂肪の量も減少します。
これにより、脂肪の体積が減ることで体の引き締めが可能となります。また、無理なダイエットとは異なり、少しずつ脂肪を減らしていくため、皮膚のたるみが起きる心配がありません。
脂肪溶解注射によって脂肪が減ることで、セルライトの改善にもつながります。
セルライトとは、簡単にいうと大きくなった脂肪細胞が周辺の血液循環を阻害しうっ血やむくみを起こすのと同時に、周辺の組織が線維化し硬くなることで皮膚表面にでこぼことして現れるものです。
セルライトを改善するには、脂肪細胞を減らし、脂肪の量を少なくすることで血液循環を良くしてあげることが重要です。
脂肪溶解注射はセルライトができやすく、ダイエットでなかな脂肪を落とすことができない太ももや二の腕の脂肪を効率よく減らすことができ、セルライトの改善にもつなげることができます。
セルライト(Cellulite)は、脂肪組織に線維化が生じ変性をきたし、皮膚に凸凹となって表れた皮膚の状態を指す[1]。
引用:Wikipedia – セルライト
脂肪溶解注射後の経過と変化について紹介します。
脂肪溶解注射の施術後は、赤みや痛み、腫れなどのダウンタイムが現れることがあります。
リバイタルセルフォームは、高濃度でデオキシコール酸が配合されているため、薬剤による反応が強く出やすくなります。そのため、注入した量や部位にもよりますが、施術後3日程は、痛みや腫れ、赤みなどが続くことがあります。それに伴い、施術部位の熱感も感じることがあります。
施術直後からこれらの反応が起こり、1週間経つ頃には治まることがほとんどです。そのため、ダウンタイムが治まって腫れが引いた後、脂肪溶解注射の効果を感じることがほとんどです。
施術後は痛みや腫れ、赤みが出ることがあり、温めてしまうことでダウンタイムが長引いてしまう可能性があります。赤みや熱感が出ている間は、サウナや長風呂、激しい運動など体温の上がる行動は控えるといいでしょう。気になる場合は、保冷材などでしっかりと冷やしましょう。
副反応に伴い、皮膚の痒みが出ることもありますが、できるだけ掻かずに、しっかりと保湿するように心がけましょう。
痛みが引いてきたら、できるだけ早いうちに施術部位のマッサージを始めます。特に、施術部位にしこりができている場合は、そのしこりを揉みほぐすようにマッサージしましょう。しこりが残ってしまった場合でも、自然に吸収されしこりは無くなっていきますが、しこりが残っている間は次の施術を受けることができないため、テンポよく脂肪を減らしていくためにも、マッサージは行うことをおすすめします。
脂肪溶解注射の効果を最大限引き出すためには、どのようなことができるのか気になりますよね。脂肪溶解注射の効果を維持向上させるためのケアについても紹介します。
リバイタルセルフォームは、注入部位に薬液が停留しないよう必ず治療後にマッサージをしましょう。治療直後も看護師が軽くマッサージし馴染ませていきます。
マッサージをすることで血行促進効果も上がり体外への脂肪排出効果も上がります。
ご帰宅後、赤みや腫れなどのダウンタイムが現れているときは無理にマッサージをせず擦るだけでも良いのでケアを行いましょう。
脂肪溶解注射で効果を得たいのであれば、1回だけでなく3回から5回程度通うのがおすすめです。
何回通えば良いかはその人の目指すゴールによっても異なりますが、3回から5回程度通ってみて、あとは様子を見ながら追加していくというスタイルが良いでしょう。
脂肪溶解注射を打って脂肪が減ったとしても、むくみやたるみで太って見えてしまうことがあります。
そのため水分をしっかり取る、塩分は控えめにする、適度な運動をするなど、健康的な生活を心がけてむくみを防止しましょう。
脂肪溶解注射の効果は施術後3日程度とすぐに現れます。ただ、1回あたりの変化はほんのわずかなので、複数回通って理想の状態に近づけていきましょう。
3回程繰り返し施術を受けることでその効果をはっきりと実感できることが多いです。
自宅でのセルフマッサージも上手く取り入れ、脂肪溶解注射で理想の体形を手に入れましょう。
どの程度通うのが良いのかは、カウンセリングの際に相談していただければ最適なプランをご提案させていただきますのでぜひお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
2~4週間ごとに5回以上の施術をお勧めします。
腫れやむくみ等の症状がでたとしても数日〜1週間程度のものが多いので、予定も調整しやすいのではないでしょうか。
脂肪溶解注射は脂肪吸引のような即効性はありませんが、徐々に脂肪を減らすことができるため周りに気づかれにくいというのがメリットです。
治療後数日から1週間程度は内出血・腫れ・熱感・かゆみなどが生じる可能性がございます。数日間は筋肉痛のようないたみがある場合もありますが日常生活に支障はありません。
1回でも脂肪細胞が体外へ排出されるため効果はありますが、見た目の変化は大きくはありません。通常は3回から5回の施術をオススメしています。BNLS Ultimateは施術後3日からリバイタルセルフォームの場合は1週間頃に効果が現れ始め、2週間後にはさらに効果を実感できます。
脂肪溶解注射の1回の注入量は部位や個人の状態によりますが、一般的には体への施術で10cc~20ccが目安になります。自分の希望をしっかり医師へ伝え、診察で適切な量を決めましょう。