一方でデメリットとしては、劇的な変化は無い、副作用が出る場合がある、脂肪が減りすぎる、理想の輪郭が実現できない等のリスクがある、といったことが挙げられます。
脂肪溶解注射も美容医療の施術である以上、完全にリスクが無いということはありませんが、なるべくリスクを抑え、失敗しない方法について紹介します。
顔の脂肪溶解注射のデメリットは?副作用やリスク、失敗しない方法が知りたい!
顔の脂肪溶解注射のデメリット5つ
まずは、顔の脂肪溶解注射で考えられるデメリットについて紹介します。
詳しくみていきましょう。
劇的な変化は無い
脂肪溶解注射では、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。
脂肪溶解注射とは、ゆっくりと変化するのが魅力の施術です。
複数回通う中で少しずつ脂肪が減っていきます。
少しずつ痩せることで周囲にも気づかれにくいのが脂肪溶解注射の魅力なんですよ。
一時的な腫れやむくみ、内出血など
顔に薬剤を注射するので、人によっては注射跡が内出血したり、一時的に腫れやむくみが出る場合もあります。
たいていは数日から1週間程度でおさまります。たとえばBNLS Ultimateという薬剤であれば長くても3日ほどでおさまることが多いと言われています。
症状には個人差も大きく、こうした症状が出ない人もいますよ。
体調や体質により打てない場合がある
薬剤の種類にもよりますが、体調や体質により脂肪溶解注射を打てない人もいます。
たとえば、大豆の成分が配合された薬剤であれば、大豆アレルギーの方は打てません。
椿クリニックの顔用脂肪溶解注射はBNLS Ultimateなのですが、この薬剤にはくるみの成分が含まれているため、くるみアレルギーの方はお受けいただけません。
また、妊娠中・授乳中の方も、脂肪溶解注射はお受けいただけないことになっています。
脂肪溶解注射が打てるかどうかは薬剤の種類によっても異なりますので、そのクリニックの薬剤が自分にとって問題ないかどうか、必ず事前に確認しておきましょう。
失敗すると輪郭が崩れたり頬がコケたりする
顔の脂肪溶解注射で失敗といえば、頬がコケたり、フェイスラインが崩れたりといった失敗があります。
経験の浅いドクターで腕が未熟だと、脂肪がきれいに減らずに左右のバランスが崩れたり、脂肪の減り方が思い通りにいかない場合があるのです。
脂肪溶解注射はどこのクリニックでもいいというわけではありませんので、よく相談し、ドクターが信頼できるかどうか判断してから受けることにしましょう。
リバウンドが絶対に無いわけではない
脂肪溶解注射は脂肪細胞自体を減らすことができるため、効果は半永久的で、リバウンドが無いと言われます。
たしかにそうなのですが、脂肪細胞の数は変わらなくても、脂肪細胞の大きさは変わります。
注射前に比べると太りにくくなりますが、食べ過ぎや運動不足によって脂肪細胞が大きくなれば、顔の脂肪も増えてリバウンドのようになってしまうことはあります。
顔の脂肪溶解注射で失敗しない方法
では、顔の脂肪溶解注射で失敗しないためには、どうすれば良いのでしょうか?
もっとも大切なのは、信頼できるクリニック・信頼できるドクターを選ぶことです。
信頼できるクリニック・ドクターを選ぶ方法は以下の通りです。
- 信頼できる友達に紹介してもらう
- インターネット等で十分に情報収集をおこなう
- カウンセリングでは不明点や不安な点を質問・相談する
信頼できる友達に紹介してもらう
すでに顔の脂肪溶解注射で成功したお友達がいれば、その友達に紹介してもらうのが一番ですよね。友達がきれいに顔やせしているのが分かっていれば安心できます。
顔の脂肪溶解注射をした人からの紹介でなくても、美容医療に詳しい友達がいれば相談してみるのも良いかもしれません。
インターネット等で十分に情報収集をおこなう
インターネットを通じて情報収集をするケースが多いと思います。公式サイトや各種SNSを見れば、美容クリニックの情報はたくさん手に入ります。
ただし、情報を鵜呑みにするのは危険です。
残念ながらインターネットの情報には、嘘の口コミがあったり、ドクターが良いことばかりを発信して悪い点を隠していたりすることもありますよね。
すべてを見抜くことはできませんが、できればネガティブな情報も正直に開示していたり、称賛以外の口コミもあったりするクリニックのほうが、信頼しやすいかと思います。
カウンセリングでは不明点や不安な点を質問・相談する
なによりも大事なのは、カウンセリングでの対応を見ることです。
せっかく勇気をだして美容クリニックのカウンセリングに行ったのに、お金の話ばかりをされたり、契約を急かされたりして怖かった、という話も聞きます。
カウンセリングは、不明点や不安な点を素直に聞いてみることをおすすめします。
丁寧に話を聞いてくれ、納得のいく返答がもらえれば、信頼できると思えるのではないでしょうか。
不安が残るうちは無理に脂肪溶解注射を受けないことが重要です。必ず納得して受けてくださいね。
カウンセリングに行ってなにもせずに帰るのはだめなのでは、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
安心して、カウンセリングだけでも受けにきてくださいね。
水を飲んだりマッサージをしたりすると失敗しにくくなる?
顔の脂肪溶解注射で失敗しないために、水をたくさん飲んだり、マッサージをすればいい、といった話を聞くことがあります。
結論からいうと、あまり関係ありません。
まず、「水は1リットル以上飲みましょう」というアドバイスも見かけますが、わたしたちは普段から、1日1リットル以上は水分をとっているはずです。
ですので、あえて意識する必要はなく、いつも通り水分を摂ってください。
代謝を高めるためにマッサージや運動をすると良い、という話も同様で、脂肪溶解注射を受けていなくても、適度な運動は健康に良いですし、マッサージをすると顔がすっきりしますよね。
あえてマッサージをしたり運動をしたり、といったことは不要かと思います。
特にマッサージについては、摩擦により肌に負担をかけてしまうデメリットも大きいです。
「薬剤をまんべんなく広げるため」とも言われますし、たしかに多少は意味があるかもしれませんが、マッサージをするとしても、マッサージオイルなどを使用して、肌への負担に気をつけながらおこなってください。
また、脂肪溶解注射のあとに腫れる場合もありますが、マッサージはくれぐれも、腫れがおさまってからおこなってください。
椿クリニックの顔の脂肪溶解注射
椿クリニックでは2種類の脂肪溶解注射の薬剤をご用意しています。
それぞれ効果や痛みが変わってきますので、解説していきます。
BNLS ultimate(顔用脂肪溶解注射)
BNLS ultimateは前述したように、脂肪溶解注射を打った後の腫れを極力抑えることができる薬剤です。
「デオキシコール酸」という脂肪を溶解する効果のある成分を含む薬剤で、この薬剤の濃度が0.02%と低い分腫れや痛みを抑えることができます。
しかし、大きな変化を感じるためには複数回の注射が必要になるため、大きな効果を感じたい人にはあまり向いていません。
最新の薬剤 FatXcore(ファットエックスコア)
FatXcoreは「デオキシコール酸」が最大の1%と高濃度で配合されている薬剤です。そのため、 BNLS ultimateと比べると痛みが強く、腫れが大きく出やすくなりますが濃度が高い分効果は実感しやすくなります。
しかし、 FatXcoreの前身である FatXという薬剤から改良を重ねてできた FatXcoreは、高濃度の薬剤でありながら痛みや腫れによるダウンタイムは FatXの半分にまで抑えられています。さらに、適切な注入方法により痛みと腫れを抑える事が可能です。
薬剤の選び方
椿クリニックでご用意している薬剤 BNLS ultimateと FatXcoreをご紹介しましたが、どのように薬剤を選んでいいかわからない人もいるかと思います。
まずは自分が痛みに強いかどうかで選んでください。大きな効果を得たいがために痛みの強い方の薬剤を我慢して注入することは、痛みによるストレスにもつながります。
また、 BNLS ultimateのダウンタイムが3日~1週間程度に対し、 FatXcoreは2週間ほどダウンタイムがあります。そのため、マスクで隠すことができる範囲や長期の休暇の際の注入をおすすめします。
とはいえ、 FatXcoreの効果は絶大なもので、しっかりと効果を感じたい人は FatXcoreがおすすめですね。
まとめ
顔の脂肪溶解注射で考えられる、5つのデメリットと失敗しない方法について紹介しました。
デメリットもよく理解した上で、顔の脂肪溶解注射を受けていただけたらと思います。
また、失敗しないためには何よりもクリニック・ドクター選びが重要ですので、しっかり情報収集した上で、カウンセリングでも不安を解消し、納得の上で施術を受けてくださいね。
よくあるご質問
- 脂肪溶解注射ができない人は?
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椿クリニックの顔用脂肪溶解注射BNLS Ultimateにはくるみの成分が含まれているため、くるみアレルギーの方はお受けいただけません。また、妊娠中・授乳中の方も、脂肪溶解注射はお受けいただけないことになっています。
- 顔への脂肪溶解注射は危険ですか?
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顔に薬剤を注射するので、人によっては注射跡が内出血したり、一時的に腫れやむくみが出る場合もあります。たいていは数日から1週間程度でおさまりますが、 FatXcoreは2週間ほど長引くことがあります。BNLS Ultimateという薬剤であれば長くても3日ほどでおさまることが多いと言われています。
- 脂肪溶解注射のメリット・デメリットは?
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顔の脂肪溶解注射を打つと顔の気になる部分の脂肪を減らすことができ、フェイスラインをすっきりさせたり、二重あごが解消できたりといった効果があります。 一方でデメリットとしては、劇的な変化は無い、副作用が出る場合がある、脂肪が減りすぎる、理想の輪郭が実現できない等のリスクがある、といったことが挙げられます。
- 脂肪溶解注射のその後はどうなりますか?
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まず注射直後の変化としては、特に何もありません。注射ですので人によっては痛みを感じることもあります。また注射したところが赤く腫れる場合もあります。いずれも長くても1日程度で収まるでしょう。早ければ3日後ぐらいには脂肪の減少や引き締まった感じが分かります。3日後から1週間後ぐらいが目安となりますよ。
- 脂肪溶解注射のフェイスラインの腫れはどのくらいですか?
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脂肪溶解注射のダウンタイムはほぼなく当日からメイクも可能とされていますが、数日間は腫れやむくみが起こることもあります。
- 脂肪溶解注射のフェイスラインへの量はどれくらいですか?
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顔には1回あたり1~5cc注入できますが、効果は個人差も大きいため、様子を見ながら進めていく、といった方法がとられることが多いです。