リフトアップやたるみが気になる方におすすめの医療ハイフですが、一部では「続けていると皮膚がたるむ」「頬がこけてしまう」といった否定的な意見もあります。しかし正しい知識やケア方法などのポイントを知れば何も怖くないです。将来へのデメリットを回避するための、今回は知って得する知識をまとめましたので見ていきましょう!!
医療ハイフを安心して長く続けるコツとは?デメリットや将来的なリスクを避けるための秘訣

この記事を読んでわかること
- 医療ハイフとは、高密度焦点式超音波(HIFU)を皮膚の深部に照射し、たるみを改善する施術です。SMAS筋膜を引き締めることでリフトアップ効果が期待でき、コラーゲン生成も促進されます。
- 「ハイフ=頬がこける」は誤解で、適切な治療で回避が可能です。稀に、皮下脂肪が少ない人や頻繁な施術が原因でこけることもありますが、適切な施術頻度を守り、慎重なクリニック選びによってリスクは減らせます。
- 医療ハイフの施術は、施術部位や神経への影響を考慮した技術が必要です。信頼できるクリニックを選ぶには、カウンセリングの丁寧さ、症例数、口コミ、技術研修の有無などを確認することが大切です。
- 効果は6か月~1年程持続します。施術後の紫外線対策・保湿が必須で、適切な施術間隔(3~6か月)を守ることで肌への負担を抑え、効果を長持ちさせます。
目次
医療ハイフのデメリットと将来的なリスクを正しく理解する

最近医療ハイフについて厳しい意見が多くあります。しかしみなさん医療ハイフの正しい知識はご存じですか?まずは医療ハイフについて正しい知識を知って理解をしましょう。
ハイフの基本原理とは
医療ハイフ施術で使われるハイフ(HIFU)とはHigh Intensity Focused Ultrasound の略で、日本語に訳すと「高密度焦点式超音波」と言います。文字通り高密度の超音波を「真皮層」「脂肪層」「SMAS筋膜」へ照射していくことでたるみを軽減していきます。
SMAS筋膜は聞き慣れない言葉だと思いますが、皮膚は外側から表皮⇒真皮⇒皮下組織⇒SMAS筋膜という構造でできています。SMAS筋膜は、皮膚をたるまないように支える役割を果たしますが、加齢とともに緩んでいくことで、皮膚のたるみが進行します。医療ハイフの超音波によってSMAS筋膜に熱エネルギーを与え、緩んだ筋膜を引き締めることで、皮膚のたるみの改善や予防が可能になります。
さらに、医療ハイフは真皮層のコラーゲンの生成も促すため、しわの改善や真皮層からのリフトアップにも効果的です。

よくある誤解と真実
「ハイフ=こける」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実は正しくもあり間違いでもあります。医療ハイフをして頬がこけてしまう方の特徴として皮下脂肪が少ないことが挙げられます。医療ハイフの熱エネルギーによって、脂肪の減少が期待できるため、痩身治療としても使用されます。これが顔全体に照射されると、顔の皮下脂肪が減少してしまうため、元々脂肪の少ない方は頬がこけてしまう原因になります。
また、必要以上に頻繁に施術を受けてしまうことも、頬のこけにつながりやすくなります。医療ハイフで頬のこけを心配している方は、適切な施術を受けることができるように、施術を受けるクリニックや施術者選びを慎重に行いましょう。さらに、施術頻度も適切に管理し、必要以上に頻繁に施術を受けることのないように気をつけることで、安心して施術を受けることができます。
医療ハイフ施術の安全性について

医療ハイフを安全に行うために、施術者はポイントに従って施術を行っています。具体的にどのような注意点があるのでしょうか?お伝えしていきます。
正しい施術法の重要性
医療ハイフは熱を皮膚の深層部に加えるため痛みを伴う場合があります。(痛みの感じ方には個人差があります)そのため特に骨の近くは痛みを感じやすく、骨に響くような感じや鈍い痛みを感じる方が多いため、特にフェイスラインの骨の部分などには照射しないように注意しています。
また顔には、神経の入り口が何箇所かあり、そこに照射をしてしまうと一時的にしびれが出てしまう可能性があるため避けて照射をしていきます。しびれは一過性のもので、自然に安心していただければと思いますが、その間動かしにくさや違和感が続くため、注意して施術を行っています。
正しい知識・解剖学を理解して施術を行うことが重要なため、椿クリニックでは知識と技術の定期的な見直しを行い、安心して施術を受けていただけるよう努めています。
信頼できるクリニックの選び方
医療ハイフを受けてみたいけどどこで受ければいいかわからない、という方は多いのではないでしょうか。そんな方におすすめのクリニックの選び方をお伝えします。
まず1つ目は『カウンセリングが丁寧かどうか』です。
どの美容施術もカウンセリングを必ず行います。その際カウンセリングをどれだけ丁寧に行っているか、また医師の診察が丁寧で具体的な提案をしてもらえるかが重要です。初めて美容施術を行う方や施術を迷っている方はまずカウンセリングのみで来院してみましょう。

2つ目は『施術の症例数と症例写真・口コミ』を確認しましょう。
大手クリニックさんが症例数や症例写真が多いのは当たり前ですが、それに惑わされていませんか?しっかり口コミを読みましょう。

症例写真もただ並べられているだけでなく、どのような患者様に何の施術をどのように行い、どこが変化しているのかを明確に記載している写真を見ていくといいでしょう。特にハイフなどの時間差でさらに効果がある施術に関しては、beforeと直後のafter・〇週間後と、わかりやすく症例写真があるものが良いでしょう。


症例概要
総額
38,280円(税込)通常価格
施術回数
1回
部位
顔全体
年代
40代女性
症例No.10901
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク
火傷(極めて低頻度)、一時的な顔のしびれ(時間の経過と共に消失)
医師の解説
この患者様は、ほうれい線とお顔全体の下垂がお悩みでした。
お肌の脂肪は少なめでしたが、ほうれい線に影響する頬の部分にしっかり照射しお肌の引きあがりが実現したことでほうれい線が薄くなりました。
3つ目は『定期的に知識と技術練習を行っているか』を確認しましょう。
今は様々なクリニックがSNSを投稿しています。クリニックやスタッフの様子が投稿されていると思いますが、定期的に勉強会を行っているクリニックさんは信頼できるでしょう。美容の分野は、日々新しい知識・技術が出てくるため、その知識をスタッフ全員が理解していることが重要です。
美容クリニックでよくあるお客様の意見としては、施術者によって技術の差が出てしまい納得のいく施術がしてもらえないということです。日々、勉強会や技術チェックをしスタッフ全員でスキルアップを行っているクリニックを選ぶとよいでしょう。

医療ハイフ施術後の長期的な効果

医療ハイフは効果が一時的なものだと思っている方が多いと思いますが、そうではありません。適切な行動をすれば効果は持続していきます。ではどうすればよいのでしょうか?
何年持続するのか?
医療ハイフの効果は6ヶ月~1年程持続します。医療ハイフの効果は直後から感じる方もいれば時間差で表れる方もいます。一般的には、施術後1か月でコラーゲンの生成がピークになるため、この頃に最も肌の引き締めやハリ感などの効果を実感できることが多いです。SMAS筋膜にも熱を加え、皮膚を支える土台から引き締めリフトアップを叶えるため、たるみがしっかりある方の持続期間は半年ほどです。しかし脂肪に対しての効果はリフトアップよりも持続するため、1年ほどすっきり見えたりします。
効果を保ち続けるためのアフターケア
せっかく施術を受けたのに、効果がすぐになくなったように感じるのは嫌ですよね。効果をできるだけ持続させるためのケアのポイントは、施術後必要以上に体を温めないことや、紫外線対策、保湿を行うことなどが重要になります。

施術後は熱を加えるようなことはしない
施術直後は顔全体に熱が熱がこもっている状態です。そのため血行が良くなるような飲酒・岩盤浴・長時間の入浴・激しい運動などは、腫れや赤みが長引きやすくなるため控えましょう。

紫外線対策をする
施術直後は特に、肌のバリア機能が低下し紫外線を吸収しやすい状態になります。紫外線の影響によって、シミができやすくなったり、コラーゲンやエラスチンが破壊されやすくなったりするため、日焼け止めを使用してしっかりと紫外線対策を行いましょう。その際、日傘や帽子、飲む日焼け止めなども併用するとより効果的です。

保湿をする
医療ハイフの施術後は、肌のバリア機能が低下し、角質層の保湿因子が外に流れやすい状態になって、肌が乾燥しやすくなります。そのため、しっかりと保湿をして肌を守っていきましょう。また保湿する時は強い刺激となるようなものの使用は控えましょう。使用する保湿剤だけではなく塗るときも強くこすらないようにして優しく扱いましょう。
リフトアップ効果の継続性
医療ハイフの最大の魅力は、リフトアップ効果が期待できることですが、1回だけの施術では、その効果は半年ほどでわからなくなってしまいます。医療ハイフは、一時的にコラーゲンの生成を促したり、加齢によるSMAS筋膜の緩みを引き締めたりしてお顔のリフトアップを叶えますが、時間の経過と共にその効果は薄れ、少しずつ元の状態に戻っていきます。そのため、より効果を継続させたい場合は、適切なタイミングで施術を行うことがとても重要です。
医療ハイフは施術後約1ヶ月かけて、コラーゲンの生成量がピークになり、その後は緩やかに減少し、元の状態に戻っていきます。そのため、前回の施術から3〜6ヶ月を目安に再施術すると良いでしょう。
日々の生活習慣や、施術前の肌内部の状態などによって、次の施術までの期間に差がありますが、最低3か月空けることで、肌もしっかりと回復し、次の施術の際の肌への負担を軽減することができます。そのため、椿クリニックでは、効果が少し落ちてきたなと思うタイミングで行うことをお勧めしています。
医療ハイフの施術症例から学ぶ

医療ハイフの症例は様々なクリニックが公開しています。ただ、写真を見るだけではもったいないので正しい見方を学んでいきましょう。
満足度の高い症例
満足度が高い施術とは、「悩みが全て解決された施術」でしょう。お客様によって悩みは全く違いますが、トータルコーディネートをしてもらえる事が一番満足できるのではないかと思います。医療ハイフには様々な効果がありますが、年齢によって効果の出方にも差があります。そのため医療ハイフだけではお悩みが全て解決されないこともあり、+αで別の施術をする事もあります。多くはヒアルロン酸やボトックス注射になります。例えば額のシワが気になる方はボトックス注射がおすすめです。額のシワは表情筋の動きが原因でできますが医療ハイフで治すことはできません。しかし皮膚表面のハリ感が出るため細かい小じわには効果的です。そのため医療ハイフとボトックスを組み合わせて行うことが患者様にとって満足度が高い症例になります。
気になる点や不安を解消する症例
例えば、二重あごとフェイスラインが気になる方に、ただ「ハイフの施術をしました」という説明だけの症例写真はどこにでもあります。施術を受けた方の年齢や施術費用、施術の回数や医師のコメントなどが細かく記載されていると、自分が施術を受けた時のイメージがしやすいです。


症例概要
総額
38,280円(税込)通常価格
施術回数
1回
部位
顔全体
年代
40代女性
症例No.10885
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。
リスク
火傷(極めて低頻度)、一時的な顔のしびれ(時間の経過と共に消失)
医師の解説
この患者様は、お顔全体に脂肪が少ないが、フェイスライン(特にあご下)と口元のもたつきを気にしていらっしゃいました。また、以前サーマクールというたるみを改善する照射系の治療で頬がコケてしまった経験があったため、頬がこけないようにというご要望でした。頬のコケが気になる部分を避け、お口周り、あご下を重点的にしっかり照射しました。結果、頬のコケは出ず、フェイスラインがきれいに出現し、あご下もすっきりしました。
ただ症例写真を見るだけではもったいないので、より施術に対して理解できるような症例写真を参考にするといいでしょう。
リアルな声:施術を受けた方々の体験談

引用元:google口コミ

引用元:google口コミ

引用元:google口コミ
将来的なリスクを最小限にするためのポイント

施術を受けるなら将来的なリスクが少ない方がいいですよね。後悔のないような施術をするためにはどうすれば良いのでしょうか?
正確なカウンセリングとは
正確なカウンセリングとは、お客様の肌悩みを改善するためのより提案ができるかどうかということではないでしょうか。カウンセリングはただお客様の悩みや希望をヒアリングして、悩みにあった施術について説明することや、希望の施術をそのまま勧めることではありません。
実際にお客様の肌を見て効果がある施術を提案することが重要です。また医療ハイフのカウンセリングは、お客様の顔を見てどのように施術をしていくことがベストなのかまで見極める事が重要です。例えば、骨格上医療ハイフがおすすめできない方や脂肪が少ない方でも施術を希望されることが多いです。そういった方には医療ハイフをすることでのメリット・デメリットをしっかり説明し、おすすめではないことを正直にお伝えします。
目先の変化だけでなく、将来の肌の変化まで考え、より良い施術を提案することができるカウンセリングが「正確なカウンセリング」だと考えます。
適切な施術間隔の重要性
適切な施術の間隔を守ることは、将来的なリスクを軽減するうえではとても大切です。医療ハイフの場合は3〜6ヶ月空けて施術するのが効果的です。
その理由として、「医療ハイフの効果を実感するまでには時間がかかること」と、「肌への負担が大きくなること」が挙げられます。
医療ハイフは、施術後すぐに効果を実感できることもありますが、ほとんどの場合はコラーゲンの生成がピークになる1か月後くらいに最大の効果を実感します。施術後数日で効果が出ないからと、すぐに次の施術を受けてしまうことは、肌への負担が大きくなってしまうため止めましょう。医療ハイフは効果を実感するまでに1か月程かかるという事を念頭に、施術を受けることが重要です。
また、医療ハイフは高密度の超音波で肌の深部に熱を加え、微細なダメージを与えることで肌の再生を促しています。そのため、一定の期間肌を休ませ、回復させてあげる必要があります。この回復がしっかりとできていない間に次の施術を受けてしまうと、肌への負担が大きくなり、肌トラブルにつながる可能性があります。
特に脂肪層への照射は、肌のハリに必要な脂肪も分解してしまう可能性があり、頬のこけにつながりやすくなります。
全ての美肌施術に共通している事は継続的にまた正しい施術間隔で行うことが何よりも良い結果になることです。適切な期間を空けて安全に施術を受けるようにしましょう。
医療ハイフのデメリットを上手くカバーする方法

医療ハイフの効果を最大限出したい方がほとんどかと思いますが施術後の行動が大きな分かれ道になっています。では具体的に何をするのが良いのでしょう?
ケア商品の選び方
医療ハイフの施術後は、肌のバリア機能が低下し、乾燥した状態になるため、低刺激で保湿力の高いケア用品を選ぶようにしましょう。
ビタミンAやレチノール、アルコールの含まれているもの、スクラブ剤などは、肌への負担を大きくしてしまうため、避けるようにしましょう。反対に、ヒアルロン酸やセラミドなどが配合されている商品は、肌の保湿力を高めてくれるためおすすめです。
最近では、肌を保湿しながら紫外線対策を行うことのできる日焼け止めなどもあるため、自身の肌に合った商品を使用し、施術後の肌ダメージを最小限に食い止めましょう。
施術前後のスキンケアのポイント
施術後の紫外線対策や保湿はもちろんですが、施術前の肌ケアも重要になります。
医療ハイフでは、強い熱エネルギーを肌の内部に与えるため、肌が乾燥していると必要以上に熱を吸収してしまう可能性があり、赤みや火傷、水疱などのリスクが大きくなります。また、日焼けした肌も、スキントーンが上がるため熱を吸収しやすく、さらに肌内部は乾燥した状態となるため、トラブルを起こしやすくなります。施術の1〜2週間ほど前から、化粧水やクリームなどを使用して、しっかりと保湿を行い、紫外線の強い場所には出かけない、外出時には必ず紫外線対策を行うことなどを心がけましょう。万が一施術前に日焼けをしてしまった場合は、その度合いにもよりますが、施術を延期した方が良いこともあるため、必ずクリニックの医師やスタッフに相談するようにしましょう。
ハイフ施術を受ける前のチェックリスト

初めて施術を受ける方は特に必見!!医療ハイフを受ける前に知って損はない情報をまとめました。
事前に知っておくべきこと
医療ハイフを受ける前に気を付けてほしいことはこちらです。
- レチノールやハイドロキノン・ピーリング系の薬剤を使用している方は事前にクリニックに伝えておく。
クリニックへ来院されるお客様の中でこちらのトラブルが多く、当日施術ができないということがあります。クリニックごとで最低何日休薬してくださいと決まっています。そのため事前にカウンセリング予約をするときに伝えておき、必要な休薬日数を確認し余裕をもって予約を取るようにしましょう。 - すでに肌トラブルがある場合は施術が可能か確認する。
これは上記と似ているのですが、別の肌治療をしている方が施術に来られることがあります。治療している物によっては施術が可能な場合もありますが、悪化してしまう事もありますので必ず確認をしてください。せっかく来院していただいても何もできずにお帰りいただくことは、こちらとしてもとても悲しい事なので、ご協力をお願いします。
施術前の準備と注意点
施術前の準備としては、肌状態を整えておいたほうがいいということです。しっかり肌を保湿した状態で施術を受けると、その後の肌トラブルのリスクを下げることができます。乾燥している肌に施術をすると赤みが強く出るだけではなく、痛みも強く感じます。痛みが苦手という方は意識してみてください。
また医療ハイフの施術が受けられない方もいますので、必ず確認をしておきましょう。
- 金の糸やプレートが入っている方
- 妊娠中・授乳中方
- ペースメーカーや医療機器が体内に入っている方
- ケロイド体質の方
- 心疾患がある方
まとめ
ハイフに興味のある方は1度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?椿クリニックではカウンセリングのみは無料ですのでお気軽にご相談下さい。