フォトフェイシャルの頻度は月1回が目安
フォトフェイシャルの頻度は、月に1回が目安となります。おおむね、3週間~4週間おきに通っていただくと良いでしょう。
頻度高くやりすぎると、肌への負担が大きく、かえって逆効果になりかねません。
フォトフェイシャルはダウンタイムもほぼありませんし、負担の少ない施術だと思われがちですが、まったく無いわけでもないのです。
肌の乾燥を引き起こしたり、ヤケドのリスクもありますので、適切な頻度を守って施術を受けてくださいね。
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フォトフェイシャルが月1回間隔の理由
フォトフェイシャルの施術の間隔が3~4週間に1回の理由は、お肌のターンオーバーに関係しているからです。
シミを例に挙げると、フォトフェイシャルを照射することで反応したシミは、肌のターンオーバーとともに少しずつ表面に上がってきます。しかし、一定量ターンオーバーで角質が排出されると一旦ターンオーバーによるシミの排出はストップします。
しかし、奥にはまだメラニン色素が残っている状態のため、再度フォトフェイシャルを照射し反応を起こす必要があるのです。
この一通りの流れが約3~4週間で巡るため、肌のターンオーバーに合わせた施術間隔が大事になってきます。
効果を最大化するための回数と間隔
フォトフェイシャルは1回の施術でも効果を実感できる治療ですが、肌悩みによっては複数回の治療が必要になることがあります。
- 1回の施術
1回目の施術後は、比較的はっきりとしているシミが浮き上がってきて、一時的に濃くなります。表面にあったシミは1回でかさぶたのようにポロリと剥がれることがありますが、ほとんどの場合は、奥に合ったものが表面に上がってきてストップします。
シミの他には、少しくすみが取れたように感じたり小じわが少し改善したりするように感じることもあります。
- 2~4回目
シミが薄くなり、全体のシミの数が減ったように感じます。また、肌全体のくすみが取れ、肌のトーンがアップしたように感じることが多いです。徐々にコラーゲンの生成が促されるため、肌のハリをはっきりと感じるようになり、小じわや毛穴の引き締まりを実感できます。
- 5回目以降
ほとんどのシミがほぼ目立たない状態になることが多いです。毛細血管拡張による赤ら顔が改善され、毛穴が引き締まることで皮脂コントロールが可能になり、ニキビができにくい肌質に変わります。ある程度悩みが改善してきたら、施術頻度を落として気になった時や、くすみなど肌の調子が低下してきたと感じるころに、メンテナンスを受けることでより綺麗な状態を維持しやすくなります。
肌状態によって効果の出方には個人差があるため、しっかりと医師に肌を診てもらいながら治療を進めていきましょう。
フォトフェイシャルは5回以上通うのがおすすめ
フォトフェイシャルの効果は1回でもあります。フォトフェイシャルは肌のターンオーバーを促進します。
肌のトーンアップやコンディションを整える働きも期待でき、その効果は1回でも感じていただけるでしょう。
ただ、シミを薄くする目的で受けられる場合は、5回以上の通院をおすすめしております。1回でもシミへの効果はありますが、1回あたりの効果は大きいものではありません。
フォトフェイシャルは、続けて通っていただくことで徐々に効果を発揮できるのが特徴の施術です。
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フォトフェイシャルが回数がかかる理由
フォトフェイシャルはレーザー治療と比べると光治療のため、どうしてもマイルドな照射になってしまいます。1回で効果を出したいからと出力を無理にアップすることは火傷などのリスクが上がってしまうためおすすめしません。
フォトフェイシャルは肌への負担を抑えながら、ターンオーバーに合わせて治療を進めていくため、ダウンタイムがないことも魅力の一つです。
さらに、フォトフェイシャルは施術を重ねるごとに反応させたシミ・そばかすなどの改善効果が積み重なります。適切な間隔で治療を進めることで、より短い期間で悩みを改善することが可能になります。
シミ以外にも肌のハリや小じわ、毛穴の開きに対しては、真皮層のコラーゲンに働きかけることで改善されます。1回の施術で一気に悩みが改善されるわけではなく、少しずつ徐々にコラーゲンの生成を促していくため、これらの悩みに対する治療にも回数がかかってくるのです。
フォトフェイシャルを継続するメリット
悩みの改善までに回数のかかるフォトフェイシャルですが、継続するメリットとしては、様々な肌悩みを改善できるという点ではないでしょうか。
美容施術のほとんどが、「今ある肌悩みを改善し綺麗にする」・「将来に肌悩みを残さない健康で綺麗な肌質になること」が目的です。
フォトフェイシャルであれば、今あるシミやそばかすなどの悩みを改善しながら、肌のハリや小じわの改善、毛穴開きの改善など、続けていくことで将来の健康な肌への投資としての効果はたくさんあります。
ケミカルピーリングやイオン導入など他の治療と組み合わせることで相乗効果を出しやすいのも魅力のひとつです。
そもそもフォトフェイシャルとは?
フォトフェイシャルは美容クリニックでは定番のマシンです。IPLという特殊な光を当てることで、肌を改善する働きがあります。
フォトフェイシャルの基本的な仕組み
フォトフェイシャルはIPLという波長の広い光を照射していきます。IPLは、正常な肌細胞にはダメージを与えることなく、メラニンやヘモグロビンなどの狙ったターゲットにのみ作用します。そのため、肌への副作用を抑えながら効果的に肌悩みを改善していくことが可能な治療です。また、熱作用によって肌のハリを保つコラーゲンなどの生成が促されるため、皮膚のターンオーバーを促し、さまざまなお肌の悩みに効果を発揮しますが、特に、シミそばかすへの効果が大きいです。シミそばかす治療のファーストチョイスと言えるでしょう。
その他、しわ、たるみ、赤ら顔、ニキビなどにも効果があります。
なお、正確には、フォトフェイシャルとはルミナス社が開発した光治療マシンを指します。M22やステラ等の種類があります。
ほかにもルメッカ、ライムライトなどさまざまなマシンがありますが、こうした光治療のマシンをすべて「フォトフェイシャル」と呼ぶことも多いです。
椿クリニックではルミナス社のフォトフェイシャル「M22」と「ナチュライト」を使用しております。
フォトフェイシャルの効果とメリット
フォトフェイシャルは、様々な肌悩みを一気に改善できる点が一番のメリットです。
フォトフェイシャルには、蓄積したメラニンを分解し排出する効果があります。これにより、シミやそばかす、色素沈着やニキビ跡などの改善が可能です。
また、血液中のヘモグロビンにも作用し、拡張した毛細血管を破壊することで、頬の赤ら顔や小鼻の際の赤み、ニキビ跡の赤みなどの改善が期待できます。
この他にも、熱作用によってコラーゲン生成が促されるため、肌のハリが回復し、小じわの改善や毛穴の引き締めなども期待できます。
フォトフェイシャルは施術後に赤みや痒み、肌の乾燥が出ることがありますが、数日から1週間程度で自然に軽快していきます。ダウンタイムが短く副作用が起こりにくいのもフォトフェイシャルのメリットと言えるでしょう。
エステや自宅用フォトフェイシャルとの違い
フォトフェイシャルとは前述のとおり、本来はルミナス社から販売されている光治療機器の名称で、医療機器です。
エステでおこなっている施術や家庭用光治療器などは、フォトフェイシャルではありません。仕組みとしては光治療器と同じようですが、医療レベルの出力は出せないため効果も劣るでしょう。
もし、クリニックと同じ効果があるとすれば、それは医療行為(=違法行為)になってしまいます。
フォトフェイシャルは医師のいる病院でのみ受けられる施術です。リラクゼーション目的で受けられることについては否定しませんが、本来のフォトフェイシャルの効果を得たい方は、必ず病院で施術を受けてくださいね。
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クリニックでのフォトフェイシャルの効果
椿クリニックでフォトフェイシャルを受けたお客様の事例をご紹介します。
施術名
フォトフェイシャル
施術の説明
お肌にダメージのない範囲を守りつつ、高い出力でメラニンを浮き上がらせます。
施術の副作用(リスク)
赤み・腫れ・熱感・かゆみを生じる可能性があります。
施術の価格
全顔5回 54,780円~74,250円(税込)
※院によって使用機械が異なります
こちらのお客様は頬のシミやそばかすがお悩みでしたが、5回の施術で気にならない範囲まで薄くすることができ、尚且つ肌のトーンアップまで叶いました。
このようにフォトフェイシャルは様々な肌悩みを改善してくれる治療です。そのため、肌へのトラブルを抑えつつ、最大限の効果を発揮できるように出力や照射方法には細心の注意を払う必要があります。しっかりと肌を見極めることができる医師のいる医療機関で、フォトフェイシャルを受けることをおすすめします。
費用対効果の考え方
フォトフェイシャルは以下のように、費用以上の効果が期待できます。
- 1回あたりの施術費用と結果の比較
フォトフェイシャルの1回あたりの費用は数千円から数万円と幅があります。この費用に対して、シミやくすみの改善、美肌効果がどの程度実感できるかが費用対効果を判断する基準となります。特に、効果が長期間持続する場合は、コストパフォーマンスが高いといえます。
- 施術回数による効果の蓄積
フォトフェイシャルは1回で効果を感じる人もいますが、複数回施術を繰り返すことで、より確かな肌改善が得られます。そのため、5回や10回のコースになったプランを選ぶことで、1回あたりの費用が割安になる場合もあり、トータルでの費用対効果を高めることが可能です。
- 他の美容施術との比較
レーザー治療などの美容治療と比べ、フォトフェイシャルは痛みが少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。また、複数の肌悩みを改善できるのも特徴です。これにより、仕事やプライベートに影響を与えにくく、時間的コストも軽減できます。また、エステの美肌ケアと比べても、根本から悩みの改善が可能であるため、トータルで考えたときにフォトフェイシャルの方がコスパが良くなります。同じ効果を目指す他の施術と比較して、総合的なコストと効果を検討しましょう。
- 長期的な美容効果の持続
フォトフェイシャルによる美肌効果は、ターンオーバーの促進やコラーゲン生成の促進など、肌の内側からの改善が可能なため、施術後も効果が持続します。この長期的な改善を考慮すると、一時的なケアに比べて費用対効果が高くなる可能性があります。
エステサロンとクリニックの選び方
エステサロンでも、IPL機器を使用しているところがありますが、しっかりと肌の改善を行いたい場合は、医療機関での施術をおすすめします。
その理由として、エステサロンでは治療を行うことができないからです。エステサロンでの施術は、肌の表面を綺麗にする程度のレベルであり、肌の奥からの改善は期待できません。その点、医療機関でのフォトフェイシャルは、肌の奥深くから改善できるほどの強いレベルで照射することが可能です。また、医師が常駐しており、すぐに肌の状態を診ることができるため、万が一トラブルが起きた場合でもすぐに対応が可能です。
さらに、フォトフェイシャルを照射する際に気をつけたいのが肝斑の有無ですが、エステサロンでは肝斑かシミかの診断はできず、肝斑にフォトフェイシャルを照射してしまい、濃くしてしまう可能性もあります。
自分の肌を守るためにも、医療機関で施術を受けるといいでしょう。
まとめ
フォトフェイシャルは、美肌や肌質改善を目的とした光治療で、顔の肌トラブルを改善するために人気の高い治療です。施術間隔は通常3~4週間に1回が推奨され、継続することで改善した肌を維持する効果が安定します。回数には個人差がありますが、5~6回程度でより明確な改善を実感できることが多いです。
この施術はダウンタイムがほとんどなく、痛みも少ないため、忙しい方でもスケジュールに組み込みやすいのが特徴です。ただし、副作用や肌トラブルを避けるため、必ずクリニックでの安全性の高い治療を受けることが必要です。施術頻度やメンテナンス方法については、施術を受けるクリニックで相談し、自分に合ったプランを立てましょう。
フォトフェイシャルは、まずは1回だけ受けていただくこともできますし、1回あたりの効果がどの程度なのかも確認いただけます。フォトフェイシャルが気になっている方は、ぜひ一度体験してみてください。