医療法人社団 育麗会
銀座・名古屋・心斎橋

エラが張る理由は何?エラ張りを解消する治療とともに解説します。

エラが張る理由は何?エラ張りを解消する治療とともに解説します。
普段から奥歯を噛み締める癖があったり、無意識に歯ぎしりをしていたりという経験はありませんか?

その癖は顎の筋肉の発達を促し、エラが張って顔が大きく見える原因となります。エラ張りの顎にはボトックスによる治療が効果的ですが、エラが張っていると思ったら実は元々の骨格の問題であることも少なくありません。この記事では筋肉の発達によるエラ張りの確認方法や治療法などを詳しく解説していきます。

エラが張る原因とは?深掘り解析

エラが張る原因は主に筋肉の発達によるものですが、人によっては元々の骨格の問題でエラが張っているように見える場合もあります。

顎関節とエラの関係性

エラとは、左右の頬から顎にかけての膨らみの部分です。医学的には下顎角(かがくかく)と呼ばれ、耳下の出っ張った部分のことを言います。
エラ張りは、ものを噛むときに使われる「咬筋(こうきん)」という筋肉が発達することで、エラの部分がぼこっと出っ張った、いわゆる(野球の)ホームベース顔と呼ばれる状態になっていることを指します。

この咬筋は正しく鍛えれば口元や顎のたるみの防止にもつながります。しかし、不必要な噛みしめや歯ぎしりによって筋肉が使われ過ぎることで発達し、エラ張りの状態になってしまいます。

参考:噛むこと研究室 – 口元美人になる!噛んで小顔エクササイズ より

遺伝が影響するエラの形状

エラ張りは遺伝による骨格の問題が原因であることもあります。
骨格が原因のエラ張りは、下顎の「下顎角」という部分が関係しています。この部分の形や角度によってエラが張っているように見えますが、自力で改善するのは難しいです。

エラ張りに対するボトックス治療の全て

筋肉によるエラ張りにはボトックス注射が効果的です。ボトックスについて簡単に解説していきます。

注:「ボトックス」とはアラガン社が開発したボツリヌス毒素製剤のブランド名であり、しわ治療の一般名ではありません。
椿クリニックではアラガン社(ボトックスビスタ®)を使用しています。
このコラムでは広く認知されているボトックスという商品名を使用しています。

ボトックスの基礎知識

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌(Clostridium Botulinum)によって産生される有効成分であるA型ボツリヌス毒素を使用し、一時的に筋肉の働きをブロックする治療です。
ふくらはぎの痩身や噛み締めによるエラの発達などに使われるほか、表情筋の動きによるシワの治療にも使われます。

ボツリヌストキシン(Botulinum toxin (BTX) or Botox)は、分子量が15万ほどのタンパク質で、ボツリヌス菌が産生する複合体毒素である。ボツリヌス毒素とも呼ばれる。医薬品としては筋肉を収縮させないよう働く作用を利用して、痙縮や美容に用いられる。

引用:Wikipedia – ボツリヌストキシン

エラにボトックスを使用するメリット

筋肉の発達によるエラ張りには筋肉の働きを弱めるボトックス注射が最適です。
使われなくなった筋肉は自然にほっそりとしていくため、エラ張りを改善してくれます。

あなたのエラ張りは本当に筋肉によるもの?

エラ張りは骨格が問題している場合もあるとお話ししましたが、筋肉によるエラ張りなのか簡単にセルフチェックできる方法があります。
自分のエラ張りが筋肉によるものなのかぜひチェックしてみてください。

エラ張りのセルフチェックの方法

自分のエラが筋肉によるものなのか、骨格によるものなのか簡単なセルフチェックの方法をお伝えします。

  1. 口を「いー」の形にします
  2. そのままの状態で奥歯をぐっと噛み締めてください
  3. 噛み締めたときにエラの部分を手で触ってみてもっこりと出てくるようであれば筋肉の発達によるエラ張りの可能性があります

セルフチェック時の注意点

上記の方法でセルフチェックをしてみて、筋肉がもこっと出るようであれば筋肉の発達によるエラ張りの可能性があるとお話ししましたが、その状態で鏡を見てみてください。
鏡で見たときに目で見えるほどエラの部分がもっこりとしてくるようであれば、エラボトックスは非常に効果的です。
しかし、手で触ったらもっこりとはするけど鏡で見たときの変化がわからない場合は、筋肉がそこまで太くなく、エラボトックスを打っても見た目の変化はあまり感じられない可能性があります。

椿クリニックで叶う、理想のフェイスライン

椿クリニックでのエラボトックスの流れや、薬剤について解説していきます。

椿クリニックにおけるエラ張り治療の流れ

椿クリニックではまず無料のカウンセリングにて、エラの張り具合を確認させていただきます。
前述したように、エラ張りは骨格が影響している可能性もあります。本当にエラボトックスで改善されるエラ張りなのかをしっかりと見極める必要があります。

カウンセリングが終わりましたら医師の診察にて、再度エラの具合を確認させていただき、単位数(使用薬剤量)を決めていきます。
単位数が決まりましたらいよいよ注射を打っていきます。
注射前には注射針の痛みを軽減するためにしっかりと冷やしていきます。

ボトックス自体は刺激のある薬剤ではありませんが、筋肉に注入していくため筋肉が圧迫されるような痛みを感じます。ほとんどの人は我慢できる程度の痛みですが、痛みが強いようであれば休憩を挟みながら進めていきますので、遠慮なくおっしゃってください。

注入が終わりましたら止血具合を確認し、問題がなければ施術は終わりとなります。
エラボトックス注入の際は、とても細い針を使用するため、止血もそれほど長い時間はかかりません。

カウンセリングから施術まで1時間15分ほどで終了します。

治療後のケア

ボトックスは熱に弱い性質を持っています。そのため、ボトックスの注射後は体温を上げるサウナや長風呂、激しい運動などは控えるようにしましょう。
また、エラ張りの原因の筋肉にボトックスを注入しています。注射部位をマッサージしてしまうと、意図しないところにボトックスが広がり、しっかりとエラ張りの原因の筋肉に効果を効かせることができなくなってしまいます。

ボトックスの注射後は筋肉の動きをブロックしますが、全く動かなくなるわけではありません。そのため、必要以上に奥歯を噛み締めていたり、歯ぎしりをしてしまったりする癖のある人は気をつけましょう。ボトックス注射をしていても効果を感じにくくなってしまいます。

ボトックスの種類と料金

椿クリニックでは厚生労働省・FDA(アメリカ食品医薬品局)認可のボトックスビスタ、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)認可の韓国製ボツリヌストキシンの2種類の製剤を取り扱っております。

韓国製ボツリヌストキシンはアラガン社のボトックスビスタのジェネリック的な位置づけにあり、効果や濃度はアラガン社と同等なボツリヌストキシンで作られています。
ボトックス注射で用いるボツリヌストキシン製剤に、アメリカ製と韓国製で効果に違いはほとんどありません。

アラガン社のボトックスビスタは厚生労働省の認可を受けていることが特徴です。一方で、韓国製のボツリヌストキシン製剤は安価で治療を受けられることが特徴です。

厚生労働省認可の製剤を使用したい方はボトックスビスタ、お手頃な価格で受けたい方や初めてでどれぐらい効果が出るのか確認してみたい方は韓国製ボツリヌストキシンをおすすめします。

アメリカ食品医薬品局(アメリカしょくひんいやくひんきょく、英語: Food and Drug Administration[4]、略称: FDA)は、アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。

引用:Wikipedia – FDA(アメリカ食品医薬品局)

食品医薬品安全処(しょくひんいやくひんあんぜんしょ、略称: 食薬処、英語:Ministry of Food and Drug Safety、MFDS)は、安全な食品及び医薬品体系の構築・運営を通じて、関連産業の競争力向上という国民の期待に応じる為に設立された、大韓民国における国家行政機関。旧名は韓国食品医薬品安全庁 (Korea Food and Drug Administration、KFDA) 。

引用:Wikipedia – 食品医薬品安全処

まとめ

エラ張りの原因には大きく分けて、筋肉の発達と骨格の問題があります。
筋肉の働きを弱め細くすることで、エラ張りを解消するボトックス注射は筋肉によるエラ張りには効果的です。しかし、筋肉の大きさによっては、見た目の変化をあまり感じることができない場合もあります。
ボトックス注射後は体温を上げる行動は控えるようにし、注射部位のマッサージをしないように気をつけましょう。

初めてエラボトックスを受ける際は、半年ほどボトックスの効果を持続させることで目に見える変化を感じやすいため、3~4ヶ月に1回のペースで注射を打つことをおすすめします。
効果はほとんど変わりませんが、ボトックスビスタと韓国製ボツリヌストキシンという2種類の薬剤をご用意しています。料金が少し変わるため、どちらの薬剤にしようか迷った時はお気軽にご相談ください。

ボトックス注射後は一定期間避妊する必要があるため、スケジューリングをしっかりとしてから注射を受けることをおすすめします。
エラボトックス注射を検討中の方は、お気軽に椿クリニックまでお問い合わせください。

よくあるご質問

治療の痛みについて

ボトックス注射は針を刺す施術です。針を刺すときの痛みはありますが、薬剤自体は刺激のあるものではないため、そこまで強い痛みを感じることはありません。
筋肉に注入していくため、「筋肉が圧迫されるような感じ」とおっしゃる方がほとんどです。
また、注射前には針の痛みを和らげるためしっかりと冷やしていきます。我慢できないほどの痛みであれば、注射の途中でも再度お冷やしを挟んだり、休憩を挟みながら進めていきますのでお気軽におっしゃってください。

効果を実感できるのはいつ?

注射後1ヶ月ほどで筋肉の縮小の効果を感じることが多いですが、見た目の変化を感じるには6ヶ月程継続してボトックスを効かせておく必要があります。
1回目の注射後3〜4ヶ月で2回目の注射を打ってあげることで、ボトックスの効果を最大限得やすくなるためおすすめです。

副作用やデメリットはある?

ボトックス注射後の副作用は、

・注射部位の痛みや内出血
・頭痛
・アレルギー反応
・噛む力が弱くなる
・皮膚のたるみ
・左右非対称になる
などが考えられます。
また、ボトックス注射は妊娠中や授乳中の人は受けることができず、注射後一定期間避妊する必要があります。胎児への影響も考えボトックスの注射後は、女性で2か月(注射後2回の月経を終えるまで)、男性で3か月避妊する必要があります。
妊娠を考えている人はしっかりとスケジュールを組んでから注射を受けるようにしましょう。

「ボトックス注射」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

前の記事を見る

肌の赤みを消すことはできる?赤みの原因別に改善策をご紹介します

次の記事を見る

ビタミンC点滴ってなに?高濃度ビタミン点滴の副作用を理解するポイント

この記事をシェアする

あわせて読みたい関連記事

カテゴリから記事を探す

タグから記事を探す

短いダウンタイムで実感できる美しさ
切らない美容医療専門

銀座・名古屋・心斎橋

椿クリニック