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エラが張る理由は何?エラ張りを解消する治療とともに解説します。

エラが張る理由は何?エラ張りを解消する治療とともに解説します。

この記事を読んでわかること

  • エラが張って見えるのは筋肉の過剰な発達や骨格の特徴が主な要因であることが多く、噛み締めや歯ぎしりが筋肉を発達させる一方、遺伝的な骨格による場合は改善が難しくなります。
  • ボトックスは咬筋の働きを抑え輪郭を整える効果があり、ダウンタイムも少なく。3~4ヶ月に1回、定期的に継続することで持続的な効果を得ることができます。
  • 噛み締め時にエラが膨らむ場合、筋肉によるエラ張りの可能性が高いと考えられ、ボトックス治療が効果的です。
  • 椿クリニックでは厚生労働省認可のボトックスビスタ、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)MFDS(食品医薬品安全処)認可の韓国製ボツリヌストキシンの2種類の製剤を取り扱っております。

普段から無意識に奥歯を噛み締めたり、睡眠時に歯ぎしりをしていたりということはないでしょうか?その癖が原因で、顎の筋肉が発達し、エラが張って顔が大きく見えてしまいます。特に噛む力が強い方や、ストレスが多い生活を送っている方に多くみられます。
エラ張りの顎にはボトックスによる治療が効果的ですが、エラが張っていると思ったら実は元々の骨格の問題であることも少なくありません。この記事では筋肉の発達によるエラ張りの確認方法や治療法などを詳しく解説していきます。顔の印象を整えたい方やエラ張りが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

エラが張る原因とは?深掘り解析

エラが張る原因とは?深掘り解析

エラとは、左右の頬から顎にかけての膨らみの部分のことを指します。医学的には下顎角(かがくかく)と呼ばれ、耳下の出っ張った部分のことを言います。エラが張る原因は主に筋肉の発達によるものですが、人によっては元々の骨格の問題でエラが張っているように見える場合もあります。

筋肉の発達と生活習慣の関係

エラ張りは、ものを噛むときに使われる「咬筋(こうきん)」という筋肉が発達し、筋肉が太くなることで起こります。これにより、エラの部分がぼこっと出っ張った、野球のホームベースの形のような、いわゆるホームベース顔と呼ばれる状態になってしまいます。

しかし、咬筋は適切に使われれば、口元や顎周りのたるみを防ぎ、引き締まった顔立ちを保つためにも役立ちます。正しい筋肉の使い方を意識することで、顔全体のバランスが良くなり、エラ張りの解消や防止にもつながります。しかし、不必要な力を加え続けることで、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクも高まるため、適度なケアや咬筋のリラックスが大切です。

参考:噛むこと研究室 – 口元美人になる!噛んで小顔エクササイズ より

骨格や遺伝が与える影響

エラ張りの原因の一つとして、遺伝による骨格の影響が挙げられます。
骨格が原因のエラ張りは、下顎の「下顎角」という部分が関係しており、エラの形状を大きく左右します。下顎角は、下顎の骨の耳下の部分から顎にかけての角度や形がエラに影響しますが、遺伝的にこの部分が大きい、または角度が広い場合、エラが強調され、顔全体が広がって見えることがあります。
このような骨格の特徴を持っていると、いわゆる「エラ張り」として見られることが多くなります。

遺伝による骨格の影響で生じるエラ張りは、筋肉の調整や生活習慣の改善では根本的な解消が難しい場合があります。特に、下顎角が強く発達している場合、自力でエラ張りを解消するのは困難なため、外科的な手術や美容施術による調整が必要になることもあります。

エラ張りに対するボトックス治療の全て

エラ張りに対するボトックス治療の全て

筋肉によるエラ張りにはボトックス注射が効果的です。ボトックスについて簡単に解説していきます。

注:「ボトックス」とはアラガン社が開発したボツリヌス毒素製剤のブランド名であり、しわ治療の一般名ではありません。
椿クリニックではアラガン社(ボトックスビスタ®)を使用しています。
このコラムでは広く認知されているボトックスという商品名を使用しています。

ボトックスの基礎知識

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌(Clostridium Botulinum)によって産生される有効成分であるA型ボツリヌス毒素を使用し、一時的に筋肉の働きをブロックする治療です。
神経から筋肉に「動け」と指令を出す神経伝達物質のアセチルコリンの放出をブロックし、筋肉の過度な収縮や緊張を抑える役割を果たします。

ふくらはぎの痩身や噛み締めによるエラの発達などに使われるほか、表情筋の動きによるシワの治療にも使われます。
エラ張りに対してボトックス注射を使用する場合、咬筋の活動を抑えることで、筋肉が徐々に細くなり、顔の輪郭がシャープに見えるようになります。噛み締めや歯ぎしりなどによって過度に発達した咬筋の働きを抑えリラックスさせることで、エラの部分がスッキリし、顔のバランスが整います。

また、ボトックスは、表情筋の動きによってできるシワの治療にも効果的で、額や目尻、眉間などにできる表情ジワを軽減します。これにより、自然な表情を保ちながらも若々しい印象を与えることができます。

ボツリヌストキシン(Botulinum toxin (BTX) or Botox)は、分子量が15万ほどのタンパク質で、ボツリヌス菌が産生する複合体毒素である。ボツリヌス毒素とも呼ばれる。医薬品としては筋肉を収縮させないよう働く作用を利用して、痙縮や美容に用いられる。

引用:Wikipedia – ボツリヌストキシン

エラにボトックスを使用するメリット

筋肉の発達によるエラ張りにボトックスを使用する大きなメリットは、手術のように皮膚にメスを入れるような方法を使わずに、注射器1本で、自然な形で顔の輪郭をシャープにできる点です。

【アラガン社ボトックスビスタ 100単位(片側50単位ずつ) 1回:¥96,800円(税込)】

また、ボトックス注射は比較的簡単な施術で、施術時間も短く、ダウンタイムが少ないため、施術後すぐに日常生活に戻ることができる点もメリットです。効果は徐々に現れるため、すぐに劇的な変化を求めている人にはあまり適していませんが、周りに気づかれにくいという利点も、ボトックスを使用するメリットでしょう。
ボトックスを注射した数日後から筋肉が使われなくなっていくため、数週間かけて自然にほっそりとしていきます。1回ではエラ張り改善の効果を実感しにくい可能性がありますが、約3~4ヶ月に1回の頻度で定期的に施術を受けることで、より効果を実感・維持しやすくなります。

あなたのエラ張りは本当に筋肉によるもの?

あなたのエラ張りは本当に筋肉によるもの?

エラ張りは骨格が影響している場合もあるとお話ししましたが、自分のエラ張りが骨格と筋肉、どちらによるものなのかを簡単にセルフチェックできる方法があります。

エラ張りのセルフチェックの方法

自分のエラが筋肉によるものなのか、骨格によるものなのか簡単なセルフチェックの方法をお伝えします。

  1. 口を「いー」の形にします
  2. そのままの状態で奥歯をぐっと噛み締めてください
  3. 噛み締めたときにエラの部分を手で触ってみてもっこりと出てくるようであれば筋肉の発達によるエラ張りの可能性があります

セルフチェック時の注意点

上記の方法でセルフチェックをしてみて、筋肉がもこっと出るようであれば筋肉の発達によるエラ張りの可能性があるとお話ししましたが、その状態で鏡を見てみてください。
鏡で見たときに目で見えるほどエラの部分がもっこりとしてくるようであれば、エラボトックスは非常に効果的です。
しかし、手で触ったらもっこりとはするけど鏡で見たときの変化がわからない場合は、筋肉がそこまで太くなく、エラボトックスを打っても見た目の変化はあまり感じられない可能性があります。
その場合は、フェイスラインに脂肪溶解注射という、脂肪細胞を溶かし脂肪の量を減らしてくれる注射を打つことで、顔の下半分の大きさや、もったりとした印象を改善することができるかもしれません。

日常生活で気づくエラ張りの特徴的なサイン

エラの張りは、鏡を見た時や撮影した写真で自分の顔を見た時などに気づくことが多いですが、日常の生活の中でも、エラが張る兆候を示すサインがいくつかあります。無意識のうちにエラの筋肉を発達させている可能性もあるため、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  1. 硬いものを好んで食べる
    日常的に、ガムを噛むことが多かったり、するめなどの硬いものや硬いお肉を食べることが多い人は、咬筋を使うことが多いため、筋肉が発達しやすくなります。
  2. 無意識に歯ぎしりや食いしばりをしている
    無意識の時に、気づいたら食いしばりをしている、睡眠時に歯ぎしりをしており、他人から指摘されたり、起きたときに顎が疲れていたりする経験がある人は、知らず知らずのうちに咬筋を発達させている可能性があります。
  3. 頬杖をつく癖がある、同じ方の片側ばかりで食べ物を噛む癖がある
    頬杖をつく癖がある人は、片方に顎がずれやすくなったり、左右どちらかに傾きやすくなって、片方の顎ばかり使って噛む癖がついてしまいます。また、同じ方の顎ばかりで噛む癖がついていると、そちらの筋肉ばかりが発達しやすくなってしまい、エラが張るだけでなく、顔のバランスが崩れやすくもなってしまいます。
  4. 口を開けたときに顎が「カクッ」と鳴る
    歯ぎしりをする癖があったり、硬いものを噛み顎を酷使することがあったり、左右どちらか一方ばかり使い噛む癖があったりすると、無理な力が顎関節にかかり負担をかけてしまいます。その結果、顎関節症のような、口を開けたときに違和感を覚えたり「カクッ」と音が鳴る原因となります。

エラ張りは、日常生活の無意識の癖などでも悪化しやすくなるため、咬筋の発達を抑えるためには、普段の行動を一度見直してみるのもいいでしょう。

エラ張りを軽減するためのセルフケアと生活習慣の見直し

エラ張りを軽減するためのセルフケアと生活習慣の見直し

日常の習慣やマッサージなどによってエラ張りを予防することができます。エラ張りを緩和するための具体的な生活習慣やマッサージの方法について解説します。

マッサージやフェイスケアでエラの緊張をほぐす

エラ張りの原因のひとつに、咬筋の緊張によるものがあります。フェイスマッサージによって、咬筋の緊張を緩和させることで、エラが張りにくい状態を作ることができます。

  1. 首筋のマッサージで血流の改善
    マッサージを行う前に、リンパに沿ったマッサージで血流を良くしていきましょう。
    まずは、耳の下から鎖骨に向かって伸びる胸鎖乳突筋という筋肉を優しく刺激していきます。顔を横に向けたときに首筋に現れる太い縦スジが胸鎖乳突筋です。これを3本の指でつまみ、耳の下から鎖骨の方にゆっくりと移動しながら揺らしていきましょう。胸鎖乳突筋が緊張することで、咬筋も緊張し硬くなり、無意識の食いしばりや歯ぎしりにつながりやすくなります。
    胸鎖乳突筋を優しくほぐした後は、ストレッチで伸ばしていきましょう。顔を右上に向けゆっくりと左に倒していきます。この時左の手は右の鎖骨に添えながら倒していきます。痛気持ちいい範囲で10秒ゆっくりと伸ばします。
    反対側も同じようにマッサージとストレッチで血流を良くしましょう。首筋の緊張が緩和され血流が改善することで、むくみも緩和しやすく、顔色のトーンアップも期待できます。
  2. エラを指圧したセルフケア
    手でこぶしを作り、第一関節と第二関節の間でくるくるとエラの部分を、顎の方から耳下に向かってマッサージしていきます。この時、強く圧迫してしまうと、肌への負担を大きくしたり、血流を阻害してしまったりするため、優しく行いましょう。皮膚を引っ張りすぎたり、歯を食いしばったりしないように注意しましょう。
  3. 咬筋の緊張を緩和する
    歯ぎしりや食いしばりによってエラが張っている人は特に、咬筋をリラックスさせるストレッチを行いましょう。
    口をゆっくりと「ほ」の形にして戻します。この時、エラの部分の咬筋が動いていることを確認しながら行うといいでしょう。

咬筋の緊張を緩和させるマッサージやストレッチは、どれも隙間時間でできるため、気づいたときに毎日少しづつ行うといいでしょう。

食生活の見直しでフェイスラインのむくみを防ぐ

塩分や糖分の過剰摂取は、顔のむくみを引き起こし、エラの張りを強調してしまうことがあります。
塩分の多い食事やインスタント食品、ジャンクフードなどはできるだけ避け、カリウムをしっかりと摂取するようにしましょう。カリウムはナトリウムの排出を促すため、摂りすぎた塩分の調節をしてくれます。バナナやじゃがいも、トマトなどに多く含まれています。また、こまめな水分補給も効果的です。1日に1.5〜2リットルを目安に、水分を摂取しましょう。
筋肉の発達を促す、硬い食べ物(ナッツやするめ、ガムなど)も控えるといいでしょう。
普段の食事を見直すことで、筋肉の過剰な発達を緩和したり、むくみを予防していきましょう。

カリウムの豊富な食品として、パセリや乾燥させたアンズ、粉ミルク、チョコレート、木の実(特にアーモンドとピスタチオ)、ジャガイモ、タケノコ、バナナ、アボカド、ダイズ、糠などに特に多く含まれるが、大部分の果実、野菜、肉、魚において人体に十分な量が含まれている[54]。

引用:Wikipedia – カリウム

姿勢や日常動作を見直してフェイスラインを整える

普段の何気ない姿勢が、エラ張りを強調してしまっている可能性があります。無意識の行動を見直してみましょう。

  • 頬杖をつく癖がある人は、片側の顎に負担がかかり、左右非対称な顎の発達や、骨格自体の歪みにつながりやすくなります。これがエラを強調させてしまう原因にもなるため、頬杖をつかないよう意識してみましょう。背筋を伸ばして座ったり、背もたれにしっかりと背中を沿わせて座ることで防ぐことができます。
  • 歯ぎしりや食いしばりの主な原因は、ストレスであると言われています。
    体がストレスを感じると、そのストレスを緩和するために脳は刺激を求めます。その刺激が、歯ぎしりや食いしばりによるものですが、ストレスが溜まった体は、無意識のうちにこれらの行動をしてしまうことで、咬筋が発達し、エラ張りの原因となります。ガムを噛むことでストレスが緩和するのも、脳への刺激が関係していると言われています。
    できるだけストレスを溜めないように、自分の趣味の時間を作ったり、ゆっくりと湯船に浸かったりして、ストレスの緩和に努めましょう。

咬筋の発達によるエラ張りの緩和には、美容治療に加えて、日常の癖や生活習慣なども意識して改善していくことが重要になります。

椿クリニックで叶う、理想のフェイスライン

椿クリニックで叶う、理想のフェイスライン

椿クリニックでのエラボトックスの流れや、薬剤について解説していきます。

椿クリニックにおけるエラ張り治療の流れ

椿クリニックではまず無料のカウンセリングにて、エラの張り具合を確認させていただきます。
前述したように、エラ張りは骨格が影響している可能性もあります。本当にエラボトックスで改善されるエラ張りなのかをしっかりと見極める必要があります。

カウンセリングが終わりましたら医師の診察にて、再度エラの具合を確認させていただき、単位数(使用薬剤量)を決めていきます。
単位数が決まりましたらいよいよ注射を打っていきます。
注射前には注射針の痛みを軽減するためにしっかりと冷やしていきます。

ボトックス自体は刺激のある薬剤ではありませんが、筋肉に注入していくため筋肉が圧迫されるような痛みを感じます。ほとんどの人は我慢できる程度の痛みですが、痛みが強いようであれば休憩を挟みながら進めていきますので、遠慮なくおっしゃってください。

注入が終わりましたら止血具合を確認し、問題がなければ施術は終わりとなります。
エラボトックス注入の際は、とても細い針を使用するため、止血もそれほど長い時間はかかりません。

カウンセリングから施術まで1時間15分ほどで終了します。

治療後のケア

ボトックスは熱に弱い性質を持っています。そのため、ボトックスの注射後は体温を上げるサウナや長風呂、激しい運動などは控えるようにしましょう。
また、エラ張りの原因の筋肉にボトックスを注入しています。注射部位をマッサージしてしまうと、意図しないところにボトックスが広がり、しっかりとエラ張りの原因の筋肉に効果を効かせることができなくなってしまいます。

ボトックスの注射後は筋肉の動きをブロックしますが、全く動かなくなるわけではありません。そのため、必要以上に奥歯を噛み締めていたり、歯ぎしりをしてしまったりする癖のある人は気をつけましょう。ボトックス注射をしていても効果を感じにくくなってしまいます。

ボトックスの種類と料金

椿クリニックでは厚生労働省・FDA(アメリカ食品医薬品局)認可のボトックスビスタ、MFDS(食品医薬品安全処)認可の韓国製ボツリヌストキシンの2種類の製剤を取り扱っております。

韓国製ボツリヌストキシンはアラガン社のボトックスビスタのジェネリック的な位置づけにあり、効果や濃度はアラガン社と同等なボツリヌストキシンで作られています。
ボトックス注射で用いるボツリヌストキシン製剤に、アメリカ製と韓国製で効果に違いはほとんどありません。

アラガン社のボトックスビスタは厚生労働省の認可を受けていることが特徴です。一方で、韓国製のボツリヌストキシン製剤は安価で治療を受けられることが特徴です。

ボトックスビスタ(厚生労働省認可)韓国製ボツリヌストキシン
エラ(50単位)¥53,900¥13,200
エラ(80単位)¥85,800¥19,800
エラ(100単位)¥96,800¥26,400

厚生労働省認可の製剤を使用したい方はボトックスビスタ、お手頃な価格で受けたい方や初めてでどれぐらい効果が出るのか確認してみたい方は韓国製ボツリヌストキシンをおすすめします。

アメリカ食品医薬品局(アメリカしょくひんいやくひんきょく、英語: Food and Drug Administration[4]、略称: FDA)は、アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。

引用:Wikipedia – FDA(アメリカ食品医薬品局)

食品医薬品安全処(しょくひんいやくひんあんぜんしょ、略称: 食薬処、英語:Ministry of Food and Drug Safety、MFDS)は、安全な食品及び医薬品体系の構築・運営を通じて、関連産業の競争力向上という国民の期待に応じる為に設立された、大韓民国における国家行政機関。旧名は韓国食品医薬品安全庁 (Korea Food and Drug Administration、KFDA) 。

引用:Wikipedia – 食品医薬品安全処

まとめ

エラ張りの原因には大きく分けて、筋肉の発達と骨格の問題があります。
筋肉の働きを弱め細くすることで、エラ張りを解消するボトックス注射は筋肉によるエラ張りには効果的です。しかし、筋肉の大きさによっては、見た目の変化をあまり感じることができない場合もあります。
ボトックス注射後は体温を上げる行動は控えるようにし、注射部位のマッサージをしないように気をつけましょう。

初めてエラボトックスを受ける際は、半年ほどボトックスの効果を持続させることで目に見える変化を感じやすいため、3~4ヶ月に1回のペースで注射を打つことをおすすめします。
効果はほとんど変わりませんが、ボトックスビスタと韓国製ボツリヌストキシンという2種類の薬剤をご用意しています。料金が少し変わるため、どちらの薬剤にしようか迷った時はお気軽にご相談ください。

ボトックス注射後は一定期間避妊する必要があるため、スケジューリングをしっかりとしてから注射を受けることをおすすめします。
エラボトックス注射を検討中の方は、お気軽に椿クリニックまでお問い合わせください。

よくあるご質問

治療の痛みについて

ボトックス注射は針を刺す施術です。針を刺すときの痛みはありますが、薬剤自体は刺激のあるものではないため、そこまで強い痛みを感じることはありません。
筋肉に注入していくため、「筋肉が圧迫されるような感じ」とおっしゃる方がほとんどです。
また、注射前には針の痛みを和らげるためしっかりと冷やしていきます。我慢できないほどの痛みであれば、注射の途中でも再度お冷やしを挟んだり、休憩を挟みながら進めていきますのでお気軽におっしゃってください。

効果を実感できるのはいつ?

注射後1ヶ月ほどで筋肉の縮小の効果を感じることが多いですが、見た目の変化を感じるには6ヶ月程継続してボトックスを効かせておく必要があります。
1回目の注射後3〜4ヶ月で2回目の注射を打ってあげることで、ボトックスの効果を最大限得やすくなるためおすすめです。

副作用やデメリットはある?

ボトックス注射後の副作用は、

・注射部位の痛みや内出血
・頭痛
・アレルギー反応
・噛む力が弱くなる
・皮膚のたるみ
・左右非対称になる
などが考えられます。
また、ボトックス注射は妊娠中や授乳中の人は受けることができず、注射後一定期間避妊する必要があります。胎児への影響も考えボトックスの注射後は、女性で2か月(注射後2回の月経を終えるまで)、男性で3か月避妊する必要があります。
妊娠を考えている人はしっかりとスケジュールを組んでから注射を受けるようにしましょう。

エラが張っている人は何が原因ですか?

エラが張っている主な原因は、咬筋という筋肉の発達が関係しており、噛みしめや歯ぎしりなどによって筋肉が過度に使われることで起こります。遺伝的な骨格の影響で、下顎角という部分が発達している場合、エラが強調されることも考えられます。

エラ張りをなくす方法はありますか?

噛みしめや歯ぎしりによる咬筋の発達が原因のエラ張りの場合は、ボトックス注射が効果的です。ボトックスを咬筋に注射することで、筋肉の働きを弱め、発達した筋肉を細くすることでエラ張りを解消することができます。

エラが出てきた原因は何ですか?

エラが突然目立つようになる原因には、無意識の歯ぎしりや噛みしめによる咬筋の発達の影響が考えられます。

エラが張っているのは骨格が原因ですか?

一般的にエラ張りの原因には咬筋の発達と遺伝的な骨格であることが考えられます。骨格が原因である場合、下顎角という骨の形が影響しています。エラ張りの原因が筋肉ではなく骨格の場合は、外科的な治療が必要になることもあります。

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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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