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ゼオスキンの口コミは悪いことばかり?よく聞く口コミの真相に迫ります

ゼオスキンの口コミは悪いことばかり?よく聞く口コミの真相に迫ります

この記事を読んでわかること

  • ゼオスキンはニキビやニキビ跡、小じわなどに効果的な医療機関専売のスキンケアシリーズです。個々の肌の悩みに応じてカスタマイズできます。
  • 処方薬のトレチノインやレチノール配合のスキンケアシリーズで肌のターンオーバーを正常化し、肌のハリ・弾力を高めていきます。
  • 誤った使用をしてしまうと毛穴やシミ、たるみの改善が期待通りに得られず、効果を感じにくいこともあります。

ゼオスキンは「美しく健やかな肌を継続する」ためのプログラムで、その効果はニキビ肌の改善や肌のハリの復活、キメの改善など様々な肌悩みに働きかけます。個人の肌状態や、改善したい悩みによって柔軟に製品を組み合わせることができることが大きな特徴です。そのゼオスキンの口コミから、メリット・デメリットなどの解説と、解決策をお話していきます。

ゼオスキンヘルスとは

ゼオスキンヘルスとは、治療する前の肌を整えるプロセスから、美しく健やかな肌へと導くスキンケアプログラムであると、開発者のオバジは発言しています。

ゼオスキンはどのような人に向いてる?

ゼオスキンはスキンケア商品を使用し、肌の土台を整え健康的で美しい肌を目指すことができます。そのため、以下のような肌悩みのある人に向いています

  • 増えたシミやそばかすが気になる
  • 肌のくすみや色むらが気になる
  • 肌をトーンアップさせたい
  • 毛穴の目立ちが気になる
  • 弾力・ハリのある肌になりたい
  • ニキビやニキビ痕が気になる
  • 肌質を改善させてツヤ感のある肌になりたい

オバジが考えるスキンケアの仕組みとは

  • 肌が生まれ変わる準備
    皮膚を美しく健やかに導くスキンケアの第一歩。
  • 肌質、色むらを整える
    肌のターンオーバーをサポートし、バリア機能や色むら整える成分を配合し、美しく整った肌を目指します。
  • 肌を安定化
    皮膚の機能を正常に整えるステップ。
  • 肌の奥深くへアプローチ
    皮膚の奥深くの層を適切な状態へ導き、色調を整えるステップ。
  • 肌の保水と炎症による肌荒れをケア
    皮膚の乾燥、炎症や反応による赤みなど肌ストレスに負けない成分を配合。
  • 紫外線ブロック
    紫外線ダメージによる、くすみ、炎症、肌荒れ、シワなどの肌トラブルとならないよう太陽光から皮膚を守ります。

引用:ゼオスキンHPより

プラスな効果実感

ゼオスキンを使用して、効果を実感している方たちはどんなところが良かったのか見てみましょう。

ニキビが改善した

ゼオスキンの商品に配合されているビタミンAは古い角質を除去し、肌のターンオーバーを正常に戻してくれます。また、過剰な皮脂分泌を抑制してくれる効果も期待できるため、ニキビのできにくい肌へと生まれ変わることができます。

ニキビができる原因としては、肌に残っている古くなった角質が過剰に分泌された皮脂と混ざり合い毛穴を塞ぐ角栓を作ることから始まります。角栓により毛穴が塞がれると、皮膚の常在菌であるアクネ菌の出口がなくなり、毛穴の中で皮脂をエサとして増殖し毛穴に炎症を起こすことでニキビが出来上がります。この一連の流れのうちの「古くなった角質の除去」と「過剰に分泌される皮脂の抑制」をゼオスキン商品に配合されているビタミンAが行ってくれるため、ニキビの改善に効果的なのです。

小ジワが気にならなくなった

ゼオスキンの商品に配合されているビタミンAには、線維芽細胞を活性化させる効果もあります。線維芽細胞が活性化することで、真皮で肌のハリや弾力を保つために働くコラーゲンやエラスチン、肌の保湿力を保ってくれるヒアルロン酸などの生成が促進されます。そのため、乾燥により目立っていた小ジワやちりめんジワ、まだ浅い状態のシワの改善が期待できます。

線維芽細胞(せんいがさいぼう、英: fibroblast)は、結合組織を構成する細胞の1つ。コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す。

引用:Wikipedia – 線維芽細胞

肌がつるつるになった

ターンオーバーを正常化してくれるため、古くなった角質によってごわついた感じのあった肌が改善されます。
肌がごわごわする原因として考えられるのは、乾燥して肌のきめが乱れていることや古くなった角質が積み重なって肌表面の弾力が失われてしまっていることなどが挙げられます。
どちらも角質を除去しターンオーバーを正常化してあげることで、新しい綺麗な肌が生まれるためごわつきを解消することができます。

他にも、古くなった角質が除去されターンオーバーが正常化されることで

  • 美肌への有効成分を化粧品などから浸透させやすくなる
  • シミなどのメラニンを含んだ細胞の排出が進みやすくなる
  • メラニンを含んだ細胞の排出が進みやすくなるためくすみを改善してくれる

などの効果も期待できます。

マイナスな効果実感

ここからは使用したけど効果がなかったり皮むけでのマイナスな効果実感について紹介していきます。

毛穴が改善しない

ゼオスキン自体に毛穴を改善する成分は含まれていません。あくまでも、肌のターンオーバーが正常になることで、黒ずみや角栓がとれ毛穴が目立ちにくくなることで毛穴の開きや目立ちが軽減され毛穴が改善したと感じるようです。目に見えて毛穴が改善されると思っている人からすると、効果がないと感じるようです。

また、毛穴の種類にも様々あり、たるみによるものや産毛によるもの、ニキビ跡のクレーターによるものなどはゼオスキンでは改善が見込めないため、毛穴の原因の見極めも大事になります。

肌が乾燥してボロボロになる・皮むけする

ゼオスキンを使用すると、皮脂分泌が抑制されるため、元々乾燥肌の人はより乾燥したと感じることが多いようです。また、ゼオスキンの製品には皮むけを起こしやすくするビタミンAが配合されたアイテムもあります。ビタミンAの濃度によっては皮むけするアイテムもあるため、使用するものによっては皮むけが起こる可能性もあります。

ゼオスキンによる皮むけについて詳しく解説しているので、こちらの記事も参考にしてください。

シミやくすみが変わらない

シミの種類によっては目に見えるような大きな改善の速度が老人性色素斑(一般的にシミと言われるもの)と比べるとゆっくりになるため、思ったような変化を得ることが難しいものもあります。肝斑やアザであればゼオスキンでは改善が難しくなります。レーザーによる治療や、内服薬での治療を先にある程度済ませておくことや、内服薬での治療を並行して行うことなどが大事になってきます。自分の改善したいシミがゼオスキンの適応なのか、しっかりと医師に診断してもらうようにしましょう。

また、ゼオスキン使用中に過度に紫外線を浴びたり、肌を強く擦ったりしていると、改善される前に新たにメラニンが作り出されてしまうため、くすみが改善されないと感じることもあります。特にビタミンAの製品を使用し皮むけを起こしている時は肌のバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすくなりますのでご注意ください。

たるみが改善されない

ゼオスキンには、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す効果があり、肌にハリを与えることができます。しかし、進行したたるみは肌の奥の方の筋膜や脂肪まで関わってくるため、たるみの強さによってはゼオスキンでは改善できないこともあります。

マイナスな口コミの原因とは

プラスな口コミがある一方で、マイナスな口コミも多いゼオスキンですが、マイナスな口コミになる原因を解説していきます。

ゼオスキンで改善できる毛穴ではない

ゼオスキンで改善が見込める毛穴について前述しましたが、改善できない毛穴に関しては、別の治療が適応になります。
目の横あたりを上に引き上げたときに目立ちにくくなる毛穴は、たるみ毛穴である可能性があります。そんなたるみ毛穴には、たるみを改善する治療を受けることで改善される可能性があります。
他にも、産毛により黒く目立つ毛穴はレーザー脱毛で毛を減らすことで改善することもあります。ニキビ跡のクレーター状の毛穴はクレーターを改善するダーマペンがおすすめです。

毛穴について詳しくはこちら

強く擦りながら使用している

ゼオスキンに限らず、スキンケアをするときは強く擦らないようにしましょう。肌への刺激は目には見えない炎症を起こし、くすみや肝斑の悪化につながります。
ゼオスキンでターンオーバーを促進していても、新しくメラニンを作っていては本末転倒です。
摩擦は美肌の大敵だと覚えておきましょう。

たるみやシワが深すぎる

ゼオスキンが働きかけることができるのは、真皮までです。たるみは深いところで、皮下脂肪やその奥のSMAS筋膜から影響しているものもあります。深い部分から、特に筋肉の衰えによる土台からのたるみには、ハイフなどの直接土台に働きかける治療での改善となります。

また、シワに関してもたるみが影響しているシワには、たるみを改善することで同時にシワも改善されることがあります。ゼオスキンで改善できるシワは、小ジワのみと覚えておくといいでしょう。

ゼオスキンの正しい知識

ゼオスキンを効果的に使うためには、正しい知識を備えておくことが重要です。ゼオスキンを使用して、「皮むけが起こった」や「トラブルばかりで改善しない」と驚かないようにコツをお伝えします。

皮むけや乾燥を最小限に抑えるには

前述したように、皮むけの主な原因はビタミンAによるものです。
皮むけを抑えたい人は、ビタミンA配合のアイテムを使わないプログラムか、濃度の低いビタミンAのアイテムの使用をおすすめします。
セラピューティックプログラムでは化粧水(バランサートナー)・美容液(ミラミン・ミラミックス)はゼオスキン商品必須ですが、それ以外の商品を差し替えることもできます。

乾燥が気になる人は、一部のアイテムを椿クリニックの商品に変更することもできます。お客様の肌に合わせて柔軟にカスタマイズできますので、椿クリニックに一度ご相談ください。

休薬期間を守ること

ミラミンやミラミックスにはハイドロキノンが配合されています。このハイドロキノンは使用し続けることで耐性ができてしまう可能性があります。また、セラピューティックプログラムではミラミックスをトレチノインと混ぜて使用する選択もあります。トレチノインに関しても耐性がついてしまう問題があるため、5か月以内の連続使用が推奨されています。そのため、これらは連続で5か月使用した後は2〜3か月使用を休む必要があるアイテムです。

またオバジによれば耐性の問題があり、4%濃度のハイドロキノンを使用して4-5か月後には肌の色の改善が止まることがあり、特にメラニンが過剰な部位のメラニン細胞がハイドロキノンへの耐性を持つため、正常な部位の改善が続くことで、色素沈着の状況が悪化する[13]。このため、オバジは、4-5か月の使用後には2-3か月の休止期間を推奨している

引用:Wikipedia ヒドロキノン(ハイドロキノン)

米国の皮膚科医のゼイン・オバジによれば、2-3か月の有効な反応が続いた後に効果への耐性が生じ、耐性が強くなるほど吸収されずに皮膚上に残り炎症を起こす皮膚刺激だけが続くことがあり、このこともトレチノイン使用中止の理由となるため、トレチノインの5か月以内の使用を推奨している[12]。レチノールでは吸収された細胞内でレチノイン酸に変換されるため、このような反応は起こさない[12]。

引用:Wikipedia トレチノイン

必ず医師の診断のもと使用する

ゼオスキンは角質層までの浸透にとどまる一般的な化粧品よりも奥の真皮まで浸透して作用します。

肌を改善するための成分が高濃度で含まれているため、医師の診察の元処方できる化粧品です。ネットで安く購入できるからといって、自分の肌に本当に合っているかわからないアイテムを購入し使用することは、肌トラブルにつながってしまいます。

必ず、医師の診察を受け肌悩みに合った適切なアイテムを使用するようにしましょう。

まとめ

ゼオスキンにマイナスな口コミが多い理由を解説してきました。ゼオスキンに限らず、美容治療は悩みに対して適切な治療を受けることで、最も効果を実感することができます。過度な期待が、効果が全然でないといったマイナスな評価につながるため、治療を開始する前にその治療に対しての正しい知識を持っておくことが大切です。椿クリニックでは、お客様のお悩みに最も適した治療をご提案しています。お肌悩みのある方は、お気軽にご相談ください。

よくあるご質問

ゼオスキン どのくらいで効果出る?

ゼオスキン使用開始から数週間で徐々に効果が見え始めることが多いです。ただし、使用する種類や個人の肌質や悩みによって効果を実感するまでの期間は異るでしょう。ニキビやシミ・色素沈着の改善を目指す場合は2~3カ月の継続して使用することで効果を感じる方が多いです。

ゼオスキンはどのくらいで綺麗になりますか?

ゼオスキン使用開始してから一般的には3ヶ月~6ヶ月の継続で肌の改善を実感することが多いです。肌のターンオーバーを促進しすることで毛穴・ニキビ・シミ・くすみなどのが改善され綺麗になったと実感できます。

ゼオスキンの失敗例は?

ゼオスキンの使用で失敗としてあげられるのは、、ニキビができた・皮むけしなかった・アレルギーがでた・シミや色素沈着ができたなどがあります。理由としては、製品を正しく使用しなかった・肌に合わない成分による刺激やアレルギー反応がでてしまった・不適切な製品選択などがあります。また、高い期待値と共に短期間で目に見える効果を求めた場合も失敗と感じることがあります。

ゼオスキンをやめると元に戻りますか?

ゼオスキンの使用をやめると時間と共に改善効果は減少していく可能性はあります。一定期間の継続使用後は肌の基礎が改善されているので一定の肌質の良さを維持できるでしょう。

「ゼオスキンヘルス」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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