医療法人社団 育麗会
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イソトレチノイン処方(重症ニキビの治療)

重症ニキビの治療に使用される内服薬で、皮脂腺の縮小と皮脂分泌の抑制を通じて、ニキビを減少させます。

イソトレチノイン処方(重症ニキビの治療)

こんな人におすすめ

  • 重症なニキビに悩んでいる方
  • 炎症性ニキビや嚢胞性ニキビがある方
  • ニキビによる皮膚の傷跡が気になる方
  • ニキビ治療を長期間続けても改善しない方

施術の特徴

多数の大きなニキビや赤みの強いニキビは、治った後も跡が残りやすく、重症のニキビへと進行することがあります。このようなニキビは「集簇性ざ瘡」と呼ばれ、治療が難しい特徴を持ちます。場合によっては、ニキビ跡がケロイド状になったり、皮下瘻孔(皮膚の下に穴ができる状態)が形成されることもあります。これらの症状は、ニキビそのものだけでなく、跡も目立つため、患者に大きな精神的負担を与えることがあります。

イソトレチノイン療法とは

イソトレチノイン(アクネトレント)は、ビタミンAに類似した内服薬で、皮脂腺からの皮脂分泌を強力に抑えることで、抗炎症作用と共に赤い炎症性の重症ニキビを改善します。さまざまなニキビ治療薬の中でも、イソトレチノインは特に難治性で赤みが強いニキビに使用されることが多いです。

この治療薬は、アメリカやヨーロッパなど世界中で30年以上にわたって処方されており、重症ニキビや難治性ニキビの治療に広く推奨されています。外用薬であるビタミンA誘導体のトレチノイン(ディフェリンゲル)とは成分が異なりますが、同じビタミンA誘導体としての効果があります。 イソトレチノインの内服を始める際は、副作用や注意事項を十分に理解した上で治療を行うことが重要です。

イソトレチノインの内服について

イソトレチノイン(アクネトレント)は、通常1日1錠から内服を開始します。体格が大きい男性や、治療が進んでもニキビの改善が見られない場合は、医師の指導のもとで増量することがあります。治療の進行に合わせて、適切な容量に調整していきます。早い方では4〜12週間で効果が現れ始めます。継続的に4〜6ヶ月間の内服を行うことで、ニキビの再発を高い確率で防ぐことが期待できます。

イソトレチノインを服用できない方

治療の流れ

STEP1 
診察を行い、初回に血液検査をします。
STEP2 
血液検査に問題がない場合、後日ご来院いただき、処方をいたします。

施術の概要

施術間隔 まずは1か月~2か月間の服用で様子を見ながら4か月~6か月服用を続けます。
リスク:副作用 ・乾燥(特に口唇)
・ドライスキン
・ドライアイ
・夜盲症
特に、唇や鼻の乾燥はよく見られ、服用量が多いほど起こりやすくなります
注意事項 イソトレチノインの内服には、いくつかの重要な注意点があります。特に、催奇形性(胎児への影響)があるため、以下の方は服用できません。
・妊娠中の方
・妊娠予定のある方
・服用前に妊娠の可能性がある方
・授乳中の方
また、避妊が必要な期間も重要です。女性は服用前の1ヶ月から服用終了後2ヶ月まで、男性は服用期間中および中止後1ヶ月は避妊が必要です。また、服用期間中は献血ができません。
これらの注意点や副作用を十分に理解した上で、治療を開始します。さらに、血液中の脂質や腎機能・肝機能の確認のために、定期的な血液検査も必要です。
未承認薬・未承認機器の掲載について 【未承認機器・医薬品等】
イソトレチノインは、日本国薬機法上の医療薬品として認証・承認を得ていない医薬品です。
【入手経路】
「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。
日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
【国内の承認医薬品の有無】
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
【諸外国における安全性に係る情報】
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。

料金

イソトレチノイン処方(重症ニキビの治療)

通常
(税込)
アクネトレント30錠(1カ月分) ¥11,990
アクネトレント60錠(2か月分)¥23,980
血液検査¥5,500

よくあるご質問

イソトレチノインはどのようなニキビに効果がありますか?
イソトレチノインは、重症の炎症性ニキビや難治性のニキビに特に効果があり、一般的な治療では改善しない場合に使用されます。
服用後、どれくらいで効果が出ますか?
個人差がありますが、通常4〜12週間ほどで効果が現れ始めます。完全な治療には4〜6ヶ月間の継続が推奨されます。
妊娠中でもイソトレチノインを服用できますか?
いいえ、イソトレチノインには催奇形性があるため、妊娠中や妊娠予定のある方は服用できません。また、女性は服用前1ヶ月から終了後3ヶ月間は避妊が必要です。
イソトレチノインの服用中に献血はできますか?
服用期間中および服用中止後も一定期間、献血はできません。男性は中止後1ヶ月、女性は中止後3ヶ月は献血を控える必要があります。
どのような副作用がありますか?
よくある副作用には、乾燥(口唇や皮膚)、ドライアイ、夜盲症などがあります。唇や鼻の乾燥が特に多く見られます。
イソトレチノインを服用中、どんな検査が必要ですか?
血液中の脂質、腎機能、肝機能を確認するために、定期的な血液検査が必要です。副作用の発生を未然に防ぐためにも、医師の指示に従って検査を受けることが重要です。
イソトレチノインを服用中のスキンケアの注意点はありますか?
乾燥が起こりやすいため、保湿ケアを徹底することが大切です。また、紫外線に敏感になるため、日焼け止めの使用も推奨されます。
イソトレチノイン処方を受けられない場合はありますか?
妊娠中、授乳中、重度の肝疾患、脂質異常症、抑うつ症状がある場合は処方できません。
イソトレチノイン処方はどのような肌の悩みに効果がありますか?
重症の炎症性ニキビ、嚢胞性ニキビ、標準治療が効かないニキビに効果があります。
私のニキビが重度のニキビに該当するのかわかりません。どのような症状から重度のニキビという判断になりますか?
複数の膿疱や嚢胞が顔や体に広がり、標準的な治療で改善が見られない場合は重度と判断されます。
イソトレチノイン服用後はかゆみなどは発生しますか?
乾燥によりかゆみが生じることがあります。保湿ケアが必要です。
服用後に肌が赤くなったり腫れたりすることはありますか?
肌の乾燥や敏感状態が悪化し、赤みや腫れが生じることがあります。
イソトレチノイン処方を受ける前に準備することはありますか?
妊娠検査、血液検査、コレステロール検査を行います。避妊方法についても確認が必要です。
何回くらいの施術で効果を実感できますか?
通常、数週間〜1か月で効果が現れ始めますが、治療は16〜24週間続けます。
どのくらいの頻度で受けるのが効果的ですか?
毎日または1日2回、医師の指示に従って服用します。
イソトレチノイン処方はすべての肌タイプに対応していますか?
乾燥肌、敏感肌を含め対応可能ですが、リスクと副作用を考慮して処方が必要です。
日焼けしている肌でもイソトレチノイン処方を受けられますか?
皮膚が敏感になるため、日焼けした肌は避け、紫外線対策が重要です。
イソトレチノインと他の他の薬を併用しても大丈夫ですか?一緒に服用してはいけない薬があれば教えてください。
テトラサイクリン系抗生物質、ビタミンAサプリメントとの併用は避けてください。併用薬は医師に相談しましょう。
効果はどのくらい持続しますか?
治療後も数年にわたって効果が持続することが多いですが、再発の可能性もあります。
施術後に避けるべきスキンケアアイテムはありますか?
刺激の強い化粧品やピーリング製品は避け、保湿重視のケアを行いましょう。
イソトレチノイン処方を受ける前に注意すべき健康状態や既往症はありますか?
妊娠、肝疾患、精神疾患、脂質異常症がある場合は、医師に必ず相談してください。
服用後のダウンタイムはどれくらいですか?また、ダウンタイム中はどのように過ごせばよいですか?
ダウンタイムはありませんが、肌の乾燥やかゆみを感じることがあります。保湿と日焼け対策を徹底してください。
できるだけダウンタイムを少なくするにはどうすればよいですか?
保湿ケアをしっかり行い、刺激を避けることが重要です。皮膚科医の指導に従ってください。
服用後に何日程度で効果を実感できますか?
2〜4週間で効果を感じ始めますが、完全な改善には16〜24週間かかります。
効果を長持ちさせるためのアフターケアについて教えてください。
紫外線対策、保湿、バランスの取れた食事を心がけ、皮膚科医の指導に従ってください。
イソトレチノイン服用後にアルコールを摂取しても問題ありませんか?
肝機能への影響があるため、アルコール摂取は控えたほうが良いです。
イソトレチノイン服用後に運動を行なったり、サウナや温泉に行っても問題ありませんか?
肌の乾燥や過敏状態を悪化させる可能性があるため、控えることが望ましいです。
イソトレチノイン服用後に外に出て日差しを浴びても大丈夫ですか?
皮膚が敏感になるため、日焼け止めを使用し、日差しを避けることが重要です。
イソトレチノイン処方の場合は、当日薬をもらうだけで終わりでしょうか?
初回はカウンセリングと血液検査が必要です。適応が確認されれば、薬の処方が行われます。