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フォトフェイシャルは効果ない?IPL光治療の効果的な受け方について解説

フォトフェイシャルは効果ない?IPL光治療の効果的な受け方について解説

この記事を読んでわかること

  • フォトフェイシャルの効果があまり感じられなかった理由には、受けた回数が少ない、適応するシミではなかったということが挙げられます。
  • IPL光治療の仕組みと効果として、IPL光がメラニンやヘモグロビンに作用し、シミ・赤み・小じわの改善や肌のハリの向上、毛穴の開き解消が期待できます。
  • フォトフェイシャルの施術前後は、保湿と紫外線対策が欠かせません。
  • 効果を最大限に引き出す方法として、ビタミンCやEの内服薬や美容点滴などを併用することもおすすめです。3~4週間に1回のペースで通うのが理想です。

フォトフェイシャルは美肌効果を求める方々にとても人気の高い治療ですが、中には効果ないのでは?と、不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
シミやくすみ、毛穴の開き、赤ら顔などの改善が期待できる治療の一方で、最初の期待値が高すぎたり、フォトフェイシャルが適応じゃない場合も考えられます。
今回は、フォトフェイシャルの効果について解説します。効果がないパターンと、効果的な受け方について、詳しくみていきましょう。

フォトフェイシャルが「効果ない」と言われる3つの理由

フォトフェイシャルが「効果ない」と言われる3つの理由

まず、フォトフェイシャルが「効果ない」と言われるケースについて、その原因として考えられるものを紹介します。

  1. 受けた回数が少なかった
  2. シミの鑑別が不適切だった
  3. フォトフェイシャルに向かない症状だった

フォトフェイシャルが「効果ない」と感じた方は、これら3点の原因があったのではないでしょうか。

受けた回数が少なかった

まず、受けた回数が少なかった可能性があります。フォトフェイシャルは1回ではなく、3回~5回以上続けて受けることで、効果を発揮する施術です。
1回だけでも効果がないわけではないのですが、大きな変化は感じられないでしょう。お試しの1回受けただけでは「効果なかった」と感じるのは無理はありません。

シミの鑑別が不適切だった

フォトフェイシャルはシミの改善に効果を発揮する施術ですが、シミといっても種類があります。
たとえば肝斑。肝斑はシミの一種に分類されているものの、シミとは別物なので、フォトフェイシャルでは改善せず、かえって悪化することもあります。
また、シミではなく「あざ」の場合もあります。シミ治療は、まず医師が正しく鑑別することが大切です。実績のある医師にみてもらい、きちんと鑑別してもらった上でフォトフェイシャルを受けることが大切です。

フォトフェイシャルに向かない症状だった

肝斑やあざのケースも含まれますが、フォトフェイシャルに向かない症状には、いくらフォトフェイシャルの施術をしても効果はありません。
フォトフェイシャルは比較的オールマイティな効果をもつメニューですが、なんでも解決できるわけではないのです
たとえば、クレーター状の重度のニキビ跡や、深いシワ・たるみなどは、フォトフェイシャルは向きません。効果が無いとは言いませんが、ほかにもっと良い治療があるので、そちらを選んだほうが良いでしょう。

フォトフェイシャル等のIPL光治療の仕組み

フォトフェイシャル等のIPL光治療の仕組み

フォトフェイシャルは、正確には特定の機種の名称で、IPL光治療機器の一種です。
フォトフェイシャルのほか、フォトブライト、ライムライトなども、IPL光治療機器で、これらをまとめて「フォトフェイシャル」と呼ぶこともあります

ちなみに椿クリニックでは、フォトフェイシャルM22と、フォトフェイシャルナチュライトを採用しています。

フォトフェイシャルの効果とは?期待できる美容効果を解説

フォトフェイシャルは以下のような効果が期待できます。

  • シミや色素沈着、そばかすの改善
  • 赤ら顔の改善
  • 小じわの改善
  • 毛穴の開きの改善
  • ニキビができにくい肌へ
  • 肌のくすみの改善

フォトフェイシャルで使用するIPLという光が、様々な肌悩みを改善に導きます。

IPL光治療のメカニズム:どのように肌に作用するのか

仕組みとしては、IPLという光が、メラニンやヘモグロビンに反応することで熱エネルギーに変わり、メラニンやヘモグロビンにダメージを与えるものです。
その結果、皮膚のターンオーバーを促し、シミ・そばかすその他お肌の悩みを、解消していきます。
シミを直接攻撃するレーザーと違い、IPL光治療は皮膚全体のコンディションを整えることで、今ある悩みを改善していく、という仕組みなのです。

フォトフェイシャルでは、正常な肌細胞は傷つけることなくメラニンやヘモグロビンなどのターゲットのみに作用するため、大きなダウンタイムがない点も魅力です。

適用される肌の悩み:フォトフェイシャルで改善できる症状一覧

フォトフェイシャルはメラニンやヘモグロビンに作用するため、ニキビ跡の色素沈着やシミ、そばかすなどを改善してくれます。
また、ヘモグロビンへ作用することで、毛細血管の拡張による肌の赤みやニキビ跡の赤みにも効果的です。

フォトフェイシャルの経過動画

フォトフェイシャルの治療プロセス

フォトフェイシャルの治療プロセス

椿クリニックでのフォトフェイシャルの治療プロセスについて解説します。

施術前の準備:事前に行うべきスキンケアと注意点

フォトフェイシャルの効果をしっかりと得るためには、施術前の肌準備が重要になります。
フォトフェイシャルはメラニンをターゲットにするため、施術前に強い日焼けを起こしている肌はフォトフェイシャルの施術を受けることができません。
また、軽度の日焼けであっても肌全体のメラニンに熱が吸収され火傷のリスクが上がるため、十分なレベルでの照射が難しくなり効果を感じにくくなることも考えられます。

フォトフェイシャルの照射前は肌への日焼けを避けるために、日焼け止めや日傘などで紫外線対策を行い、日焼けの恐れのある屋外での活動(登山やキャンプ、海水浴やプールなど)は控えるようにしましょう。

他にも、乾燥している肌も火傷のリスクが上がるためしっかりと照射をすることが難しくなります。また、炎症しているニキビなども照射ができないため、しっかりと保湿し肌のコンディションを整えておくようにしましょう。

治療当日の流れ:クリニックでの一連のプロセス

フォトフェイシャルの治療当日はカウンセリングと医師の診察にて肌状態や悩みを確認し、フォトフェイシャルの適応かどうかを確認します。
事前に問診票に記載していただいている内容も照らし合わせて、フォトフェイシャルを受けることができるかを確認します。
診察にて施術が可能と診断されましたら、フォトフェイシャルを施術するお部屋にご案内します。メイクや日焼け止めを落とすために洗顔をしていただき、施術後の肌変化を確認するためにお写真を撮らせていただきます。
準備が整ったら施術前に医師による肌状態の確認と照射レベルのセッティングを行い、施術を始めていきます。
施術中は顔の部位によっては刺激が強いところもありますが、ほとんどの場合我慢できる程度の刺激です。
照射が終わったらパックにて冷却していき、赤みやひりつきがないことを確認して施術が終わります。

施術後はすぐに普段のメイクをしていただいて大丈夫です。クリニックにご用意している基礎化粧品を使用してメイク直しをしていただけます。

アフターケアの重要性:施術後の肌ケア方法

フォトフェイシャル後は肌内部に熱がこもる関係で、肌が乾燥しやすくなります。
また、シミやそばかす、色素沈着がある場合、フォトフェイシャルによって反応した部分は紫外線を吸収しやすくなります。
しっかりと保湿と紫外線対策をするように心がけましょう。

フォトフェイシャル(IPL)の効果的な受け方

フォトフェイシャル(IPL)の効果的な受け方

フォトフェイシャル(IPL)の効果的な受け方のポイントは以下のとおりです。

  1. 解決したい肌の悩みを整理する
  2. 治療計画を立てる
  3. 3週間~4週間に1回通う(5回以上続ける)

詳しく紹介します。

解決したい肌の悩みを整理する

まず、解決したい肌の悩みを整理しましょう。
「シミもたるみも、あれもこれも気になる」という気持ちもわかりますし、「とりあえずフォトフェイシャル」というのも悪くはないのですが、やはり、優先順位を付けるほうが効果的です。
シミ、しわ、たるみ、ニキビ・ニキビ跡など、解決したい肌の悩みをピックアップしてから診察を受けるとスムーズですよ。
場合によってはフォトフェイシャル以外の治療のほうが向いていることもありますが、それも含め、提案させていただきます。

治療計画を立てる

治療を始める前に、医師と相談の上、治療計画を立てるのがおすすめです。たとえば、先に肝斑を薄くしてからフォトフェイシャルを始めるなど、効果的な治療の流れを医師に教えてもらうと良いでしょう。
実際に治療を始めてから、効果の出方を見て計画を変更することも必要ですが、はじめに計画を立てるほうが効果的な治療ができますよ。

3週間~4週間に1回通う(5回以上続ける)

フォトフェイシャルは1回では効果はわかりづらく、少なくとも3回以上、なるべく5回以上通うのがおすすめです。3週間~4週間に1回、だいたい月に1回のペースで通います。
3回セットや5回セットなどのお得なプランを用意しているクリニックも多いですね。1回お試しで受けてみて、肌に合うようであればセットプランを選ばれるのが良いでしょう。

施術のリスクと副作用

フォトフェイシャルのリスクや副作用について解説します。

フォトフェイシャルの一般的な副作用

フォトフェイシャルの一般的な副作用は以下のようなものがあります。

  • 赤みや痒み
  • かさぶた
  • 火照りやむくみ
  • 一時的にシミやそばかす、色素沈着が濃くなる

赤みや痒み、火照りやむくみは数日から1週間ほどで自然に軽快していきます。
気になる場合はタオルにくるんだ保冷材などでしっかり冷やすようにしましょう。

一時的にシミや色素沈着が濃くなることも

フォトフェイシャルによって肌内部のメラニンが表に浮き上がってきます。その影響により一時的にメラニンのある部分が濃くなることがあります。繰り返しフォトフェイシャルの施術を受けることで肌のターンオーバーとともにメラニンが排出されていくため、途中で治療を止めることなく気になる部分が改善されるまで施術を受けるといいでしょう。

治療の実際の効果とより効果的な方法

治療の実際の効果とより効果的な方法

椿クリニックでフォトフェイシャルの施術を受けた人の変化をご紹介します。

実際に治療を受けた人の変化:ビフォー・アフターの比較

施術前と施術後の比較

【症例概要】
総額
5回コース 74,250円(税込)
1回あたり
14,850円(税込)
施術回数
5回
部位
頬全体
年代
30代女性
施術院
心斎橋院
リスク
赤み・火傷・腫れ・熱感・かゆみを生じる可能性があります。

施術前と施術後の比較

【症例概要】
総額
通常1回 16,500円(税込)
1回あたり
16,500円(税込)
施術回数
1回
部位
頬全体
年代
40代女性
リスク
赤み・火傷・腫れ・熱感・かゆみを生じる可能性があります。

症例No.10820
※お問い合わせの際は、こちらの番号をお伝えください。

効果を最大限に引き出す方法:おすすめの併用治療

フォトフェイシャルの効果を得るためには、施術後にしっかりと保湿をすることや紫外線対策を行うことが重要となります。
さらに、内側からケアをしてあげることでより効果を実感しやすくなります。
シミやそばかすには、ビタミンCやE、トラネキサム酸などの内服薬との併用がおすすめです。
ニキビや肌全体の状態を改善したい場合は、それぞれの悩みに適した美容点滴や美容注射などがおすすめです。
肌悩みに適したおすすめの併用治療もご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

フォトフェイシャルは効果ないのではないかと不安になる人もいますし、実際に受けて「効果がなかった」と感じている人もいます。
効果がなかったのは、回数が少なかったり、シミの鑑別ができていなかったりといった原因が考えられます。フォトフェイシャルの仕組みを知って、医師としっかり相談して治療計画を立てれば効果的な治療が可能ですよ。
フォトフェイシャルは初回はお得なプランを用意しているクリニックも多いので、ぜひ気軽に試してみてはいかがでしょうか。

よくあるご質問

フォトフェイシャルがよくない理由は何ですか?

フォトフェイシャルは、シミの種類によっては効果が期待できない場合があます。特に肝斑には向かないためM22の肝斑モードを使用するか肝斑の部位を避ける必要があります。また、肌の状態や治療の頻度によっては火傷のリスクが大きくなったり乾燥、肌荒れの原因となったりする場合があります。

フォトフェイシャルをやめた後はどうなりますか?

フォトフェイシャルをやめると肌のメンテナンス頻度が減るため、シミやくすみが再び目立ち始めることがあります。定期的にメンテナンスを続けていくことで肌の明るさや色ムラ、トーンアップを維持していくことができます。

フォトフェイシャルで老けることはありますか?

フォトフェイシャルを適切な頻度で使用する場合には老化を進行させることはありませんが、過剰な照射を繰り返すと肌にダメージを与えてしまい肌トラブルを起こす原因となります。

フォトフェイシャルの効果は何年続きますか?

フォトフェイシャルの効果は、施術後のスキンケアやメンテナンス次第で大きく変わってきますが、効果は通常数ヶ月から1年程度持続します。定期的に施術を続けるていくことで肌の健康を長く保つことができます。

「フォトフェイシャル」について
の詳細はこちら

「点滴・注射」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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