医療法人社団 育麗会
銀座・名古屋・心斎橋

レーザートーニングやめると肌は元に戻る?8つのポイントで解説!

レーザートーニングやめると肌は元に戻る?8つのポイントで解説!
レーザートーニングは複数回の治療を重ねることで、肝斑を含む肌質を改善するための治療法です。治療する回数や期間、期待する効果など、これらのような疑問を抱えている方の解決になればと思いますので、簡単にですが内容をまとめてみました。
    • レーザートーニングはダウンタイムも少なく厚生労働省認可の機械もあるため、安心して始めることができる治療。
    • 肌質改善には1回でも効果を実感することはできますが、肝斑や色ムラの改善には、5回〜20回の通院回数が必要な治療。
    • 肝斑・色ムラ改善・肌のトーンアップ・毛穴の引き締めなど、様々な肌のお悩みに効果が期待される治療。
    • レーザートーニング治療を中断しても、すぐに元の状態に戻ることはないので、毎日のスキンケアをしっかりしつつ、時々レーザートーニングやその他の美肌治療を行うことがおすすめ。

それぞれの疑問や質問について、椿クリニック医師の田邊先生に確認しながら一つずつ詳しく見ていきましょう。

レーザートーニングを止めると何が起こるの?

まずはレーザートーニングを止めると、どういう肌の変化が起こるのか、椿クリニックの田邊先生と一緒に見ていきましょう。

レーザートーニング中断後の肌変化

治療を中断するとレーザートーニングにより抑えられていた色ムラが、肌のメラニン色素生成再開と共に再び目立つようになる可能性があります。肌のコラーゲン生成も中断されるので、徐々に肌のハリと弾力が低下するようになります。

メラニン色素がまた増える?

レーザートーニングは、肌のメラニン色素をターゲットにし、色素沈着を薄くしながらメラニン色素の生成も遅らせることができます。
なので治療を中断した場合は、新たに生成されるメラニン色素を遅らせる事ができない為、肌の色味が黒くなった気がすることがあります。
しかし、これはメラニン色素が増えたのではなく、本来のメラニン生成速度に戻っただけなので心配はいりません。

レーザートーニングの効果持続期間はどれくらい?

「レーザートーニング治療」といっても、肝斑治療・肌の色ムラ改善・肌質改善・ニキビ跡の改善など様々なお悩みで使用しますし、治療後のアフターケアにも大きく左右されるので一概には期間を表すことが難しい治療です。
初めは1週間から2週間に1度から始めて、回数を重ねた肌の方は1ヶ月から2か月に1度のペースで治療される方が多いので、一つの目安としてとらえていただくと良いかもしれません。

レーザートーニングとスキンケアの関係

肝斑治療などでは間違ったスキンケアを行うことで、よりシミを濃くしてしまうことがあります。治療中断後も適切なスキンケアを行うにはどうすればよいのか見てみましょう。

日焼け止めは必須!保湿とUV対策が大切!

シミの大敵でもある紫外線は、日焼け止めを塗ることで対策していきましょう。
日焼け止めもSPFが高ければ肌への負担も大きく、クレンジングなどでしっかり落としてから洗顔をする必要があるため、摩擦による刺激も多くなります。
海など日差しの強い場所以外では、SPF30までの日焼け止めを数時間おきに塗ることで、肌への負担を減らし日焼け対策を行う事が良いでしょう。
また、日差しに当たった肌は乾燥しやすい状態なので、朝晩の保湿と共に外出先でも保湿スプレーなどがあれば併用していくことをおススメします。

SPFとは

SPFとは「Sun Protection Factor」の略。日本語で紫外線防御効果を意味し、サンバーン(肌が赤くなる日やけ)の原因になる紫外線B波(UVB)を防ぐ指標として使われます。

数字が大きいほど紫外線B波(UVB)を防ぐ効果が高く、最大50+(SPFが51より大きい)と表示されます。

引用元:https://jp.rohto.com/(ロート製薬・紫外線対策コラムより)

肌のケアで大切なこと

レーザートーニング中断後もなるべく肌へ刺激を与えないことが大切になってきます。強い刺激やスクラブのある洗顔は避けていただき、保湿クリームや乳液などで肌の水分を逃がさないようにしましょう。
また、ハイドロキノンなどの塗り薬は治療中断後すぐに使用することは出来ません。医師の指示に従って使用することが必要です。

レーザートーニングの止め時

レーザートーニングを中断した後の肌への変化や気を付けることはわかりましたが、結局何回目を目安にすればよいのでしょうか?

肌は個人差が大きいもの。自分の肌を理解する

肌の悩みは人それぞれですし、生活習慣も異なります。
自分の肌は刺激に強いのか、弱いのか。肌に赤みが出やすく日焼けしやすい肌なのか。レーザーなど照射した後は乾燥しやすいのか。など、自分の肌を正しく理解することで、効果的な治療と付き合っていくことができると思います。

どこまで追及する?自分の理想の肌

多くの人は赤ちゃんのような、「シミやシワもなく、モチモチとした柔らかく水分をたっぷり含んだ毛穴一つ見当たらないなめらかな肌」を理想と考える方が多いのではないでしょうか?
確かに赤ちゃんの肌は理想的ですが、手に入れることが難しいのも事実。
「ここまで出来たら満足」と自分でゴールを決めておくことも大切なのではないでしょうか。

レーザートーニングの効果的な通院間隔

レーザートーニングを始めたばかりの時は、1週間から2週間に1度が理想的なタイミングといえます。
そこから徐々に間隔を開けていき、通院間隔が1ヶ月に1度の頻度になったあたりから治療の中断を考えるタイミングと言えるのではないでしょうか。

レーザートーニング施術での症例写真や、使用する機械など、さらに詳しい情報はこちらのレーザートーニングのページをご覧ください。

レーザートーニングを中断した後の美肌治療は何がいい?

ここでは、田邊先生に直接お聞きしたいと思います!

平田
田邊先生、レーザートーニングについて色々わかってきましたが、レーザートーニングを中断した時は他の治療をやらない方がいいのでしょうか?
田邊先生
いいえ。レーザートーニング中断後もその他の治療を継続される方は、たくさんいらっしゃいますよ。
平田
でも、何をすればいいのかわかりません・・・。
田邊先生
そうですね。まずは医師に診察で相談することが一番良いでしょう。
肌状態を確認した上で判断しますので、何が必要か知ることができますよね。
平田
自分で判断してシミがまた出来てしまったら悲しいですもんね・・・。
でも、できればクリニックには通わず自宅でケアしていきたいのですが、それはどうですか?
田邊先生
肌状態もみなさんそれぞれですし、ライフスタイルもみなさん違うと思いますので、ご自身に合った進め方が良いと思いますよ。正解は一つではないので、医師とのカウンセリングでしっかり決めていきましょう。
平田
わかりました!田邊先生ありがとうございます。

レーザートーニング中断後におススメの美肌治療

レーザートーニング治療を選ぶ理由の多くは、肝斑治療・肌の色ムラ改善・肌のきめの改善などが多いと思われます。
肝斑治療をされている方の中には「シミが気になるけど肝斑があるからフォトフェイシャルができない」という方も多くいらっしゃいます。
そのような方は肝斑が落ち着いた中断時期がおススメです。

レーザートーニング以外の色ムラ改善治療は?

肌の色ムラや肌のきめの改善を望まれる方はピーリングマッサージピールなどもおすすめです。
また、ハイドロキノンやトレチノインといった外用薬も医師の指示を守って使用すると、効果的に作用します。
シミの原因であるメラニン色素を制御するハイドロキノンと、出来てしまったメラニン色素を外へ押し出していくトレチノインの両方を併用することが効果的です。
椿クリニックではハイドロキノンとトレチノインの処方が可能です。 ハイドロキノンは当日お渡しすることが可能ですが、トレチノインは消費期限が短いためクリニック発注後、後日取りにいていただく形になります。

日本人を対象とし行われた研究で、6か月後に治療効果がエクセレントあるいはグッドと判断されたのは、肝斑で約27%、老人性色素斑で約78%であった

トレチノイン参考元:Wikipedia

外用薬ではハイドロキノンと呼ばれることのほうが多い。ヒドロキノンは、その強力な漂白作用を利用したもので、シミ取り剤として皮膚科などで処方されるほか、薬局などでヒドロキノン配合の軟膏クリーム等が市販されている

ハイドロキノン参考元:Wikipedia

レーザートーニングを中断した後気を付ける事

頑張って手に入れた綺麗な肌が少しでも長く維持できるように気をつけていくにはどうすればよいのか見てみましょう。

肌の健康に気を配る

  1. 紫外線対策をしっかりとる
  2. 肌に優しいクレンジングを使用し、過度に皮脂を取り除かない
  3. 肌に十分な水分を与え乾燥を防ぐ
  4. 肌の状態に応じて内服や必要に応じて美肌治療を取り入れる
  5. 食事や睡眠に気を付け、健康的な生活を心掛ける

美肌は1日にしてならず

日々過ごしている私たちは、コンディションの良い時もあれば悪い時もあります。
体調が悪くなれば肌にも影響は出てきます。
手入れを怠ると、それも顕著に表れてしまいます。
毎日の少しずつの積み重ねが大切といえるでしょう。

レーザートーニングは高い?続けるための費用は?

レーザートーニングはクリニックでの治療ですが、保険診療ではなく全て自費診療となります。
続けていくにはそれなりの費用がかかってきますので、費用についても考えてみましょう。各種料金はこちらのページをご参照ください。

レーザートーニングのコストについて

レーザートーニングは顔全体1回の料金がだいたい1万円台〜3万円台ぐらいが相場といえるでしょう。
クリニックによってはオプションの料金も含まれていたりと様々です。
多くのクリニックでは1回の料金だけでなく、5回以上のコースがある所も多く、1回ずつ続けるよりも安く治療を受けることができます。
レーザートーニングは回数が必要な治療のため、コースで治療を始めていくのが費用を抑えられてよいでしょう。

レーザートーニングとの併用

レーザートーニング治療中には日焼け止めや保湿はマストアイテムとなるため、日々のスキンケア用品も必要となります。
その他にもトラネキサム酸やシナールなどの内服薬も取り入れると費用は少しかかるようになるでしょう。

美肌を手に入れるための予算計画を立てましょう

ご自身が検討しているクリニックのホームページを見ることで、価格の比較をおこなうことができます。また、無料カウンセリングを行っているクリニックも多いので、直接カウンセリングに行き、実際に医師に肌状態を見ていただく事で、おおよその回数などのイメージも付くと思います。
肌状態も個人差がありますので、医師の診察でしっかりと肌を見てもらうことがおススメです。

レーザートーニング治療のまとめ

最後に、レーザートーニング中やレーザートーニングを中断したときに起こりうるリスク・リスクの回避など、レーザートーニングについてのまとめを見ていきましょう。

レーザートーニング中に気を付ける事

レーザートーニングを行う中でも注意点を見ていきましょう。

  1. レーザートーニングは、日焼け直後や重度の日焼けの場合施術を受けられない可能性があります。レーザートーニングの予定がある場合は、日焼けに気をつけて過ごさなければなりません。
    また、赤みや皮むけが起こる化粧品を使用している場合は、施術予定1週間以上前から使用を中止する必要があります。
    その他にも、当日の肌状態によっては、医師から施術許可が下りない場合もあるので気を付けなければなりません
  2. レーザー照射中は輪ゴムではじかれたようなパチパチというような刺激があります。レーザーは黒いものに反応しますので、施術前に剃毛することで刺激を軽減することができます。
  3. レーザー照射後は肌に赤みが出たり、熱感を感じることがあります。
    パックなどで冷やすことで赤みや熱感はひいていきます
  4. 敏感な方はレーザー照射後、かゆみや乾燥を感じる事があります。
    十分な保湿やかゆみの部分を冷やしていただく事で軽減していきます。
  5. レーザートーニング治療後1週間〜2週間は肌が敏感になっているため、紫外線の強い場所などには行くことができません。
    予定を確認してから治療を受けることが必要です。

レーザートーニングを中断した時に気を付ける事

レーザートーニングを中断した時に気を付けることを見ていきましょう。

  1. レーザートーニングを中断した場合、肝斑やシミが再発する可能性もあるので、毎日のお手入れがとても大事になります。
    肌になるべく刺激を与えないように、クレンジングや毎日の化粧でも注意が必要です。
  2. レーザートーニング中はレーザーの刺激によるコラーゲンの生成がありましたが、レーザートーニング中断中は、レーザーの刺激によるコラーゲン生成が行われないため、肌のハリの減少や、毛穴の開きが目立つようになる可能性があります。
    しっかりと保湿をし、食事から良質なタンパク質を摂取する必要があります。
  3. レーザートーニングで改善していたニキビ跡も、新たなニキビ出現と共に跡が残ってしまう可能性があります。正しい洗顔とスキンケアで皮脂のコントロールをする必要があります。

皮膚科医と共にリスクを管理する

医師へしっかりと自身の肌状態を説明をし、コミュニケーションをとることで、正確に肌診断を行うことができます。自宅でのスキンケアを含む生活習慣が大きく関わってきますので、きちんと医師へ伝えることも必要でしょう。
それらを正確に伝えることで、レーザーの出力や通院回数など適切な治療期計画を立てることができるでしょう。
治療が始まってからも、定期的に医師とフォローアップを行うことで、肌に起こるトラブルや、これから起こりうるリスクの提案をしてもらうことで、リスクの軽減や回避を行うことができます。
あとは、自分自身が肌の変化に気を配り、フォローしていく事で綺麗な肌を維持出来るのではないでしょうか。

まとめ

最後に、レーザートーニングはダウンタイムも少なく厚生労働省認可の機械を使用しているクリニックも多いので、安心して始めることができる治療のひとつです。
肌質改善には1回でも効果を実感することはできますが、肝斑や色ムラの改善には、5回〜20回の通院回数が必要な治療となります。
肝斑・色ムラ改善・肌のトーンアップ・毛穴の引き締めなど、様々な肌のお悩みに効果が期待される治療ですが、レーザートーニング治療を中断しても、すぐに元の状態に戻ることはないので、毎日のスキンケアをしっかりして頂き、必要に応じて内服の併用や、時々維持療法としてレーザートーニングやその他の美肌治療を行うと良いでしょう。

よくあるご質問

化粧水のトーニングとは?

トーニングローションとは「収れん化粧水」や、「アストリンゼントローション」とも呼ばれる化粧水の一種です。毛穴の引き締めや、皮脂分泌の調節などの効果があります。マスクなどで蒸れやすく、皮脂の分泌が促されるタイミングでの使用に適しています。
過剰な皮脂の分泌や、毛穴の開きでお困りの方におすすめのアイテムです。

トーニングとはどういう意味ですか?

スキンケアにおける「トーニング」は、洗顔後の肌に化粧水を適用するステップを指します。美容施術における「トーニング」は英語の「Toning」に由来しており、「色調を整える」といった意味を持ちます。美容分野でのトーニングは、肌の色調や質感を均一にしたり肌を引き締めるなどの、肌の健康と美しさを保つためのアプローチを指しています。

レーザートーニングはやめると戻るの?

レーザートーニングをやめた後すぐに元に戻ることはありませんが、レーザートーニングにより抑えられていた色ムラが、肌のメラニン色素生成再開と共に再び目立つようになる可能性があります。
肌のコラーゲン生成も中断されるので、徐々に肌のハリと弾力が低下するようになります。

トーニングは何回くらいやれば効果がありますか?

多くの方は5回程でトーンアップを実感することが多く、肝斑は12回以上が目安になりますが、施術間隔は徐々にあいていきます。初めは1週間から2週間に1度から始めて、回数を重ねた肌は1ヶ月から2か月に1度のペースで治療することが多いため、一つの目安としてとらえていただくと良いかもしれません。

美肌・美白治療メニュー
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

前の記事を見る

フォトフェイシャルは効果ない?IPL光治療の効果的な受け方について解説

次の記事を見る

足の部位別脱毛がおすすめの理由は?2パターンのプラン例を交えて解説!

この記事をシェアする

あわせて読みたい関連記事

カテゴリから記事を探す

タグから記事を探す

短いダウンタイムで実感できる美しさ
切らない美容医療専門

銀座・名古屋・心斎橋

椿クリニック