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ざらつき、べたつき肌にさようなら!つるすべ肌を手に入れるには

ざらつき、べたつき肌にさようなら!つるすべ肌を手に入れるには

この記事を読んでわかること

  • 肌のざらつきの主な原因には、水分量の低下・皮脂による毛穴の詰まり・ターンオーバーの乱れなどが考えられます。
  • セルフケアを行う時は、やさしく洗顔をし、ビタミンB2・B6を積極的に取り入れることも必要です。ストレス管理や、保湿もしっかり行いましょう。
  • 美容クリニックでの施術(ケミカルピーリング、マッサージピール、ヒアルロン酸ボライトなど)は、ざらつき肌の改善に効果的です。肌のターンオーバーやコラーゲン生成を促進していきます。
  • 季節の変わり目には、乾燥や紫外線、花粉などによる肌トラブルが起こりやすいため、季節に応じた保湿ケアや紫外線対策、生活習慣の見直しを行う事が大切です。

顔や二の腕など肌を触ったときに、「なんだかざらざらしている…」と感じたことはありませんか。
このようなざらつき肌は、見た目だけでなく手触りでも気になりがちですが、なぜ起こってしまうのでしょうか。
今回は、ざらつき肌の原因とその改善方法について詳しく解説します。ざらつき肌をなくして、つるすべ肌を手に入れたいすべての方に知っておいてほしい情報をぎゅっとまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

ざらつき肌の原因とは

肌のざらつきや毛穴のゴワつきは、顔や頬、鼻、おでこなどに悩みをもたらします。特に、乾燥や日焼けなどによる肌の水分量の低下は、過剰な皮脂分泌やターンオーバーの乱れにつながり、滑らかな肌質を損なう原因に。
まずはざらつき肌になってしまう代表的な原因について紹介します。

水分量の低下と肌の乾燥対策

肌の乾燥が目立っている方は、水分量が低下しているかもしれません。
水分が適切に保たれている肌は、ふっくらとしたハリがあります。
しかし、肌の水分が少なくなると、角質層の細胞の配列が乱れてしまい、肌のキメが乱れカサつきやゴワつきを感じやすくなってしまいます。

さらにバリア機能が低下することにより紫外線や花粉、大気中の微粒子などの影響を受けやすくなり敏感肌になってしまうこともあります。
肌を保湿し乾燥肌の対策をすることは肌のトラブルを防ぐことにもつながります。

皮脂による毛穴の詰まりとクレンジングの重要性

ベタベタとしたオイリー肌が気になる方で肌のざらつきを感じる時は、過剰な皮脂による毛穴の詰まりが起こっているかもしれません。
過剰に分泌された皮脂が肌の古くなった角質や汚れと混ざり合うことで角栓が作られますが、角栓があるとどうしてもざらざらとした肌触りになってしまいがちです。
また、コメドというニキビの元が肌にぽつぽつとした白い盛り上がりを作るため、触れたときにざらつきを感じるようになります。

過剰な皮脂を改善するためには徹底した保湿が重要になりますが、肌に汚れを残さないためのクレンジングも重要になります。普段メイクをしている人は必ずクレンジングを使用してメイクを落とすようにしましょう。
メイクをしていない場合でも肌についた汚れや皮脂を取り除くためにクレンジングは効果的です。ただし、クレンジングを長く肌に乗せておくことは、肌荒れにつながる可能性もあるため、1分を目安に洗い流すようにしましょう。

ターンオーバーの乱れを整える方法

季節の変わり目などにざらつき肌が目立つようなときには、肌のターンオーバーが乱れているのかもしれません。
肌のターンオーバーは約1ヶ月の周期で新しい肌へと生まれ変わることを言います。このサイクルが乾燥や紫外線、乱れた生活習慣などで上手く働かなくなると古くなった角質が除去されずに積み重なっていき「角質肥厚」という状態になります。
角質肥厚になると肌の柔らかさが失われ、ごわつきやざらつき肌につながります。

ざらつき肌の総合的なケア方法

ざらつき肌のスキンケアで重要なのは、擦らず優しく肌に触れることや、サリチル酸などの定期的な角質ケアと入念な保湿を行うことです。また、肌の健康を維持するビタミン類を摂取することなども重要になります。これにより、ざらつき肌は徐々になめらかに改善され、健やかな肌状態を取り戻せます。
肌状態が気になるときには、丁寧に肌をケアしてみましょう。
ここからは、自宅でできるオススメのスキンケアについてご紹介します。

やさしい洗顔

乾燥やオイリー肌が気になるときには、やさしい洗顔方法を試してみましょう。

  1. まずは洗顔料をしっかりと泡立ててから、Tゾーンや口周りなど乾燥やべたつきが気になる部分に泡をまんべんなく広げましょう。指の腹でくるくると動かすようにするとよいでしょう。
  2. 頬の部分は、でこぼこがないので少しの泡だけでも洗いやすい部分です。
    泡をさっと広げるようにして短時間で洗うとよいでしょう。
    時間をかけすぎると、肌に過度な刺激となってしまいます。頬の部分は洗いすぎないように注意しましょう。
  3. 洗い残しがないように、顔のラインを指で挟みフェイスラインをしっかり洗っていきましょう。
  4. ぬるま湯を手のひらに受けてから顔を洗っていきましょう。
    タオルを使うときには、力を入れてこすらずに、軽く押さえるようにして肌についた水分を拭き取りましょう。

ビタミン類の摂取で肌の健康をサポート

不規則な食生活が続いているときには、サプリメントなどで不足しがちな栄養素を補給するように努めてみましょう。
ざらつき肌が気になるときには、ビタミンB2やB6などのビタミン類を積極的に摂取するのがオススメです。特にビタミンB2には肌のターンオーバーをサポートしたり肌細胞の再生を促し滑らかな整った肌を作り出してくれる働きがあります。

参考:エーザイ – あなたのきれいと元気を応援するチョコラドットコム 肌荒れの原因と治し方 より

ストレス管理と肌への影響

ストレスは肌にとって悪影響となります。
ストレスによるホルモンバランスの乱れは皮脂が過剰に分泌されてしまう原因となります。ストレスを感じると体はアドレナリンやコルチゾールというホルモンを分泌しますが、これらのホルモンが皮脂の分泌を過剰にします。
また、ストレスによって分泌されるホルモンであるアドレナリンが作られるときにビタミンCを消費します。ビタミンCは肌のターンオーバーの促進やコラーゲンの合成の際に必要となりますが、不足することで肌のざらつきにつながります。
リラックスできる時間を作ったり、趣味の時間を作ったりして、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

参考:Wikipedia – ストレス

参考:Wikipedia – アドレナリン

参考:Wikipedia – コルチゾール

理想の肌質を目指すスキンケア技術

理想の肌質を目指すスキンケア技術

自宅でのケアが面倒なときには、専門的なケアもオススメです。
当院では、お顔のピーリングはもちろん、ボディピーリングもおこなっています。

ケミカルピーリングの基本と肌への効果

ケミカルピーリングは薬剤を肌に塗ることで、肌にたまった古い角質を取り除くという施術です。古い角質を取り除くことで肌のターンオーバーを改善し、肌のごわつきやざらつきを取り除きます。また、過剰に分泌される皮脂の改善にも効果的なため、毛穴の詰まりも改善できます。

当院では、理想的なつるすべ肌を目指したい方のために気になる部分を確認したうえで、3種類の薬剤から一人ひとりに合わせた施術方法を提案しています。
ざらつき肌はもちろん、肌のくすみなど美白・美肌に興味がある方にもオススメの施術です。

マッサージピールでコラーゲンの生成も促進

マッサージピールはケミカルピーリングのように肌表面のくすみやざらつきを改善すると同時に、真皮層のコラーゲンを生成する部分にも働きかけるため、肌のハリも得ることができる治療です。

年齢とともに減少していくコラーゲンを補う働きもしてくれるため、ざらつきに加え肌のハリがなくなってきたなと感じる方にはマッサージピールがおすすめです。

ヒアルロン酸のボライトで肌質改善

アラガン社製のジュビダームボライトは、従来の形を作るヒアルロン酸と違い、肌の保水力をアップさせ肌質の改善を目指す治療です。肌のごく浅い部分(表皮~真皮層)に点状に注入することでヒアルロン酸のベールを作るイメージで注入していきます。ヒアルロン酸は1gで約6Lもの水分を保持できると言われ、乾燥肌の改善や毛穴・ざらつきの改善、小ジワの改善など様々な効果が期待できる治療です。
一度の治療で約9ヶ月間効果が持続します。

二の腕や太ももに多い鮫肌の原因とは

二の腕や太ももに多い鮫肌の原因とは

鮫肌と言われる毛孔性苔癬は二の腕や太ももなどに多く見られ、時に美容の観点では悩みの種となることもあります。そんな鮫肌について解説していきます。

鮫肌の原因とその発生メカニズム

肌を触った時に鮫の皮のようなザラザラ・ブツブツとした感触の肌でお悩みの方も多いかと思います。
前述したざらつき肌の原因とは別に、不要な角質が毛穴に溜まることで盛り上がって凸凹した状態になる角化症の可能性があります。毛孔性苔癬や毛孔性角化症と呼ばれます。
遺伝的な皮膚の質、アトピー皮膚、乾燥肌や肥満などが関与しているとも言われています。

参考:Wikipedia – 毛孔性苔癬

鮫肌を治すための方法とは

鮫肌と言われる毛孔性苔癬は健康上の問題はなく、思春期で増加する傾向が見られますが、20代から快方に向かい30代ではほぼ治ることが多い皮膚症状です。しかし、美容上の観点から皮膚科で治療する人も多いと言われています。
毛孔性苔癬は不要な角質が溜まることが原因のため、ケミカルピーリングが主な治療法となります。また、不要な角質を排出するために肌のターンオーバーを正常に保つことでも軽快するため、日頃の保湿も重要です。

鮫肌は遺伝するの?

前述したように鮫肌と言われる毛孔性苔癬は遺伝によって起こる皮膚症状です。
しかし、極めてありふれた疾患のため診断は簡単で、それに対する治療もあります。
また、日常でのケアもしやすく、乾燥・摩擦に気を付けしっかりと保湿しターンオーバーを正常にしておくことで自然に治っていくこともあります。

季節の変わり目のスキンケア対策

季節の変わり目のスキンケア対策

季節ごとにおすすめのスキンケア方法をご紹介します。

冬場の乾燥対策と春の準備

冬は乾燥した空気や暖房により肌の水分が蒸発しやすくなります。また、マフラーやハイネックなどの化学繊維によって肌がこすれやすくなり肌トラブルを起こしやすくなります。
冬は化粧水やクリームはもちろんのこと、できればオイルなども使い油分を補給するように保湿ケアをしましょう。

また、春になるにつれて花粉の影響も受けやすくなります。
肌に付着した花粉はアレルギー体質の人は特に痒みや肌荒れを起こしやすくなります。外から帰ったら洗顔にて花粉を洗い流したり、こまめに保湿をしたり、花粉の付着を防ぐスプレーを使用するなどして花粉による刺激から肌を守るようにしましょう。

夏から秋にかけての保湿の重要性

夏から秋にかけては紫外線による影響から肌を守るようにしましょう。日焼け止めを塗るなどして紫外線から肌を守るのはもちろんのこと、保湿による肌ケアもしっかりと行いましょう。乾燥している肌はバリア機能が低下し紫外線の影響を受けやすくなるほか、過剰な皮脂の分泌にもつながります。
夏は汗をかくため肌が潤っていると勘違いすることもありますが、水分が抜けている分肌も乾燥していきます。また、肌に脂があると乾燥していないように感じますが、肌内部は乾燥しているいわゆるインナードライ肌の可能性もあるため、洗顔後に肌がつっぱる感じのある人は特にしっかりと保湿しましょう。

季節の変わり目に多い肌トラブルとその予防法

季節の変わり目には「ゆらぎ肌」という状態になりやすくなります。ゆらぎ肌という言葉は医療用語ではありませんが、一時的に肌が敏感な状態になることを指します。
ゆらぎ肌は敏感肌との判別が難しくなりますが、季節の変わり目や紫外線を浴びたとき、ストレスや睡眠不足の時などに現れやすくなります。一時的に肌に痒みが出たり赤みが出たりしますが、人によっては同じところにぶり返す可能性もあり、炎症が続けば色素沈着などのリスクも上がります。肌の保湿を徹底するとともにストレスを溜めない生活や質の良い睡眠を取るように心がけましょう。

まとめ

ざらつき肌は、主に「水分量の低下」「皮脂による毛穴の詰まり」「ターンオーバーの乱れ」が原因で起こります。
ご自宅ではやさしい洗顔やビタミン類の摂取などでケアするのがオススメです。
また、鮫肌と言われる毛孔性苔癬は自然に軽快していくことがほとんどですが、ケミカルピーリングで治療することもできます。

ご自宅では解決できないようなざらつき肌でお悩みのときには、当院でぜひボディピーリングやケミカルピーリング、ジュビダームボライトを、毛孔性苔癬にはボディーピーリングをお試しください。

よくあるご質問

ザラザラ肌を治す方法はありますか?

美容皮膚科でのピーリングやレーザー治療、自宅でピーリング効果のある洗顔を使用することで肌のザラつきを解消させることは可能です。ターンオーバーを正常化することが大切です。

顔のざらつきを改善するにはどうしたらいいですか?

まずは丁寧な洗顔・保湿を心がけましょう。肌のバリア機能を高めターンオーバーを正常に戻すことが必要です。ターンオーバーを正常に戻すにはピーリングがおすすめです。

肌がざらつく原因と対処法は?

肌がざらつく原因はいくつかあり、原因がターをンオーバーの乱れの場合は、ピーリングなどで古い角質を除去しましょう。乾燥が原因の場合はしっかり保湿を心がけキメを整えましょう。皮脂の過剰分泌で起こる白ニキビが原因の場合はメイク落としをきちんと行い、洗顔・保湿を心掛けましょう。生活習慣の見直しも大切です。

おでこのブツブツザラザラを治すには?

ターンオーバーの乱れ・ホルモンバランスの乱れ・前髪などによる刺激が原因の場合は、なるべく前髪がおでこにかからないように調節する。ピーリングなどで肌のターンオーバーを整える。バランスの良い食事に気を付け生活習慣に気を付けましょう。

「ボディピーリング」について
の詳細はこちら

「マッサージピール」について
の詳細はこちら

「ボライトXC」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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