顎のヒアルロン酸は、何cc注入するのが正解なのでしょうか?顎にヒアルロン酸を注入することでと顎がシャープになり、整った輪郭になります。また、横から見たときに綺麗なEラインを作ることができます。
必要な量はそんなに多くなく、0.5ccから2ccの間ぐらいで注入量を決めることが多いです。今回は、顎にヒアルロン酸を注入する場合の目安量と、かかる費用について紹介していきます。
顎のヒアルロン酸は何ccが正解?注入量の目安とかかる費用について紹介

この記事を読んでわかること
- ヒアルロン酸は体内に存在し高い保水力を持つ成分。顎への注入で輪郭形成やEライン調整が可能で小顔効果も期待できます。
- 顎の注入量は0.5~2ccが目安です。硬めのヒアルロン酸(ボリューマXC)が推奨され、持続期間は1~2年程度です。
- 自然な見た目が得られ、注射のみのためダウンタイムが短いのが特徴です。施術後すぐに普段の生活へ戻れる利点があります。
- 副作用には腫れや内出血があるが、信頼できる医師の施術や適切なアフターケアで軽減可能です。クリニック選びが重要になります。
目次
顎へのヒアルロン酸注入とは

顎へのヒアルロン酸注入は、顔のラインを整えるのに最適な手段です。そんなヒアルロン酸注入について解説します。
ヒアルロン酸の基本情報
ヒアルロン酸は元々人の皮膚や軟骨、眼球などに存在しており、皮膚では主に真皮層に存在しています。肌の弾力を維持するコラーゲンや、それをつなぎとめているエラスチンなどの隙間を埋めるように存在しており、ハリや弾力を維持するために重要な役割を持っています。

また、ヒアルロン酸1グラムで約6リットルもの水を保持できるほど、保水力にも優れています。ヒアルロン酸には、高い粘性と弾性があり、肌が元に戻ろうとする作用を支えていたり、水分を抱え込む作用で肌の潤いを維持し乾燥を防いだりしています。
保水性が高く水分保持により粘性を持つ[2]。生体内に広く分布し、皮膚、軟骨、眼球では重要な役割を持つ[3]。
引用:Wikipedia – ヒアルロン酸
顎へのヒアルロン酸注入の目的
顎へのヒアルロン酸注入は、顎の形を形成したり、輪郭をシャープに見せたりすることに役立ちます。
特に、顎が小さい、後退している、または不自然な形をしていると感じる方には、自然な形状に補正する効果が期待できます。また、美しい横顔を形成する「Eライン」を整える目的でも人気があります。

Eラインが整うと、鼻や口元との調和がとれ、顔立ちがシャープに見えるため、全体的に洗練された印象を与えやすくなります。
さらに、顎の形を整えることで、フェイスラインが引き締まったように見え、小顔効果を感じる方もいます。顎をヒアルロン酸注入によって少し前に出すだけで、自然なボリュームアップや輪郭の補正ができ、手軽にバランスのとれた顔立ちを目指すことができるため、多くの方に支持されています。
顎の形状を改善する仕組み
ヒアルロン酸注入で顎の形状を改善する仕組みは、注入されたヒアルロン酸が皮下組織でボリュームを補い、輪郭や高さを調整する働きにあります。
ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分で、高い水分保持能力によって水分を保持しながら、その弾性によって柔軟な形を保つ特性を持っています。この特性を活かし、ヒアルロン酸を適切な位置に適量を注入することで、顎の形状を自然なラインに整えることが可能になります。
ヒアルロン酸注入の適量と選び方

ヒアルロン酸注入で使用する製剤には、その硬さによっていくつか種類があり、適した製剤を選択し適切な量を注入する必要があります。
一般的な顎のヒアルロン酸注入量
顎のヒアルロン酸の目安量は0.5ccから2ccの間です。ヒアルロン酸を注入することにより、正面からだけでなく横顔が美しくなるのがメリットです。
Eラインと言って、鼻と顎先を結んだ線の内側に唇がくると、美しいと言われています。顎にボリュームを持たせることにより、顎の形がシャープになり、美しいEラインを出すことができます。

また、ヒアルロン酸の料金は1ccあたりで計算されることが多く、1ccあたりの料金は5万円〜10万円程度の間で設定されているクリニックが多いです。
1ccであれば5万円〜10万円、2cc注入するなら10万円〜20万円程度かかるという計算になります。
ヒアルロン酸の種類によってはもっと安いものもありますが、品質や持続期間を考えると、あまり安いものは避けたほうが良いかもしれません。
注入量はカウンセリングの上で決定しますし、もちろん予算に応じて決めることもできますので、お気軽にご相談ください。
個別の状態に応じた適量
顎に注入するヒアルロン酸の目安量は、一般的に 0.5cc〜2ccの間とされています。ただし、個人の元々の骨格や理想とする仕上がりによって適量は変わってきます。
例えば、シャープなラインを強調したい場合は注入するボリュームを増やし、自然な印象を重視する場合は控えめな量が選ばれます。
使用するヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸の種類にはいくつかありますが、椿クリニックでは厚生労働省承認のアラガン社のジュビダームビスタシリーズを使用します。
ジュビダームビスタにもいくつか種類があり、顎に使用するのは硬めの製剤である「ボリューマXC」を使用します。
ボリューマXCは顎や鼻など、しっかりと形を作りたい部位への使用に向いており、硬さがある分体内への吸収速度が比較的ゆっくりで、持ちが長いのが特徴です。
顎にヒアルロン酸を注入するメリット

顎の形成にヒアルロン酸注入を使用するメリットは、自然な見た目の実現やダウンタイムが少ないことなどがあります。
自然な見た目の実現
ヒアルロン酸注入は、顎の状態を確認しながら少しずつ注入していきます。これにより、個人の骨格や他のパーツとのバランスを確認しながら形成することができ、自然な変化を実現することができます。
また、注入の際にはお客様と確認をしながら進めていくため、希望する量でストップすることができたり、足りない部分への注入を医師と見ながら進めていくことができます。
注入が終わってから、「思っていた形と違った」ということがなく施術を進めていくことができるのも、ヒアルロン酸注入のメリットです。
ダウンタイムが少ない
ヒアルロン酸注入は、注射器のみで施術が終わるため、ダウンタイムが限りなく少ないのもメリットです。
例えば、メスを使用するような施術であれば、傷跡ができたり、ダウンタイムが長期間続いたりするため、効果を実感するまでに時間がかかります。すぐに普段の生活に戻るのも難しいでしょう。
その点、ヒアルロン酸注入であれば、傷跡は注射針のごく小さいもののみで、すぐに普段の生活に戻ることができます。施術後すぐに効果が実感できるところも、ヒアルロン酸注入のメリットと言えるでしょう。
ヒアルロン酸注入の持続期間と効果の維持方法

ヒアルロン酸にはたくさんの種類があり、それぞれ特徴が異なります。用途に応じて適切なヒアルロン酸を選ぶことが重要です。顎に注入する場合は、少し固めのヒアルロン酸を選ぶのがおすすめ。適切なヒアルロン酸を選ぶことで、持続期間を維持しやすくなります。
顎のヒアルロン酸の持続期間の目安
顎の注入に使用するボリューマの場合は、最長約24ヶ月間(約2年間)効果が持続すると言われています。
効果の持続期間は、ヒアルロン酸の硬さに比例しており、柔らかいタイプほど持続期間は短く、硬いヒアルロン酸は長期間効果が持続します。
しかしあくまでもヒアルロン酸の持続期間であって、実際に理想の形をキープできる期間ではありません。ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、永久的な効果はなく、定期的に再注入が必要になります。また、初めてヒアルロン酸の注入をされる方は、吸収が比較的早く半年から1年程で効果を実感できなくなることもあります。
ヒアルロン酸の種類による違い
アラガン社のヒアルロン酸は独自の「バイクロステクノロジー」を採用しており、従来のヒアルロン酸と比べて粒子が滑らかで、肌へのなじみがよく自然な仕上がりになるのが特徴です。また、持続期間が長いのも特徴で、多くの場合、1年〜1年半の効果が期待できます。持続期間に差があるのは、種類による違いが大きくなります。
- ジュビダームビスタ ボリューマXC
主に顎や鼻のボリューム形成に適しており、立体的な仕上がりを実現します。特にEラインを強調したい方におすすめです。持続期間は約18〜24ヶ月。 - ジュビダームビスタ ボリフトXC
自然なリフトアップ効果を持ち、シワの改善などに使用されます。持続期間は約12〜18ヶ月。 - ジュビダームビスタ ボルベラXC
柔らかい質感で細かい調整が可能。涙袋や唇などの柔らかい部分を整える際に使用されます。持続期間は約1年。
ここで紹介したヒアルロン酸の持続期間は、あくまでもヒアルロン酸が体内でどの程度持続するかの目安であって、実際に効果を感じることができる期間は人にもよりますが、もう少し短くなります。
持続期間を延ばす方法
ヒアルロン酸は定期的に注入することで、少しずつ積み重なっていくため、回数を重ねるほど持続期間が延びやすく、理想の形をキープできる期間が長くなります。

この他にも、ヒアルロン酸の吸収を早めてしまう、代謝を上げる行動や不規則な生活習慣などに気をつけて過ごすことも大切です。
ヒアルロン酸注入の手順と流れ

初めてヒアルロン酸注入の施術を受ける方でも迷わないように、ヒアルロン酸注入の手順について解説します。
カウンセリングと診断
ヒアルロン酸注入の前には、カウンセリングにてお客様の希望の顎の形や注入量についてカウンセリングを行います。
お客様の骨格や、顔の他のパーツとのバランスを見ながら、どのような形やどの部分に注入するといいかなどを確認し、より似合う形を提案します。
実際の注入プロセス
ヒアルロン酸の注入の前には、施術部位の痛みを和らげるために、しっかりと冷却していきます。
注入に使用する注射針はとても細いものを使用するため、ほとんどの場合我慢できる程度の痛みです。人によっては、ヒアルロン酸が入っていく時に圧迫感などの違和感を覚える人もいます。注入の際、痛みが心配な人は、スタッフにご相談ください。
注入後は、医師の手で形の微調整を行い、止血が確認できたら施術は終了となります。
アフターケアと注意点
ヒアルロン酸の注入後は、定着までの1週間程度は特に、施術部位をマッサージしたり圧迫したりすることは避けるようにしましょう。これらを行うことで、定着前のヒアルロン酸が移動してしまい、歪みやアンバランスが生まれてしまう原因となります。
また、施術後すぐにメイクをしていただいて大丈夫ですが、針穴から感染してしまう可能性があるため、出来れば翌日以降から、難しい場合は針穴を避けてメイクをするようにしましょう。
施術後は、赤みや内出血などの副作用が出る可能性があり、悪化を防ぐために、2〜3日はサウナや激しい運動、長風呂、飲酒などは控えるようにしましょう。
ヒアルロン酸注入はダウンタイムのほぼない施術ですが、施術後の肌のケアや行動によって変わります。適切なケアで、ヒアルロン酸注入後の生活を快適に送りましょう。
顎にヒアルロン酸を注入する際のリスクと安全対策

ヒアルロン酸注入はメリットの多い施術ですが、少なからずリスクはあります。
一般的な副作用
ヒアルロン酸を顎に打つ際の一般的な副作用は以下のようなものです。
- 赤みや腫れ
体内にヒアルロン酸が入ることによる反応で、赤みや腫れが出ることがあります。気になる場合でも、マッサージしたり不必要に触ることはやめましょう。 - 内出血
ヒアルロン酸を注入する注射針によって、血管が傷つくことで内出血が起こります。翌日から2週間程度の間に見られることが多いです。 - しこり
ヒアルロン酸が一部分に固まることでしこりができてしまう可能性があります。時間の経過とともに自然に吸収されていきますが、見た目上気になる場合はヒアルロン酸を溶かすという方法もあります。 - アレルギー反応
稀にアレルギー反応を起こすことがあります。強い痒みや赤みなどが長引く場合は、施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。
リスクを最小限に抑える方法
リスクを最小限に抑えるためには、信頼できる医師やクリニックを見つけましょう。
また、施術後のケアによっても副作用を軽減させることが可能です。
具体的には、以下の行動に気をつけて過ごしましょう。
- 激しい運動や長風呂、サウナなど
これらは体温を上げ血流を良くしてしまうため、施術部位の腫れや内出血を長引かせてしまう可能性があります。施術後赤みや腫れなどが気になる場合は、クーリングを行うといいでしょう。 - 飲酒
運動などと同様に、飲酒によって血流が促進されてしまいます。施術後24時間程度は避けるといいでしょう。むくみやすい方や内出血が治りにくい方などは1週間程度は避けるといいでしょう。 - 注入部位のマッサージや圧迫
ヒアルロン酸が移動してしまう原因となります。定着までの1週間程度は特に気をつけて肌のケアを行いましょう。 - 日焼け
紫外線によって肌がダメージを受けてしまうと、赤みや痒みなど肌トラブルの原因となってしまいます。また、紫外線によって、ヒアルロン酸の持続期間に影響を与えてしまう可能性もあるため、紫外線対策をしっかりと行いましょう。 - クリニック選び
クリニック選びは非常に重要になります。必ず症例写真を確認し、実績の豊富な医師の元で受けるようにしましょう。また、顎は入れる部位を間違えてしまうと顎が下に伸びてしまうという失敗が起きてしまいます。

顎のヒアルロン酸は下ではなく斜め前にボリュームを出すように形成するため、下に伸びてしまうということは起こりませんが、技術力のある医師の元で受けることでより安心して顎の形成を行えます。
まとめ
顎にヒアルロン酸を何cc入れるかは人それぞれ異なりますが、おおむね0.5ccから2ccの間であることが多いです。顎に使うヒアルロン酸はやや硬めのものを選択するので、持続時間も長めです。
施術自体は短時間で終わる手軽なものですし、ダウンタイムもほぼなく気軽に試せる点も魅力ですよ。一度注入すれば1年から2年程度は持ちますので気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
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よくあるご質問
額のシワをなくしたい場合であれば1cc〜。額を丸くしたい場合は3cc〜。など、お悩みやご本人の希望などでも注入量は変化します。
注入したい部位や使用する薬剤、ご本の希望で注入量は変わりますので、カウンセリングでの相談がとても重要です。
顎にヒアルロン酸を何cc入れるかは人それぞれ異なりますが、おおむね0.5ccから2ccの間であることが多いです。
椿クリニックで使用しているジュビダームビスタは1本1ccです。