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男性の目の下のたるみは案外目立つ!?原因や対策について解説します

男性の目の下のたるみは案外目立つ!?原因や対策について解説します

この記事を読んでわかること

  • 目の下のたるみは、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少・劣化が主な原因です。生活習慣やストレスも血行不良や筋肉の緊張を引き起こし、たるみの悪化につながります。元々の脂肪の突出が原因の場合もあります。
  • たるみの予防には正しいスキンケアや目元専用の美容液を活用し、肌を保湿することが重要です。摩擦を避けながら丁寧にケアすることで、目の下のたるみを予防できます。
  • 蒸しタオルやマッサージで血行を促進し、目の疲れを軽減しましょう。簡単な眼輪筋の筋トレや適度な休憩もたるみ対策に効果的です。
  • ヒアルロン酸注入はダウンタイムが少なく、短期間で効果を実感できます。切開は根本的な改善が可能ですが、医師の技術が仕上がりに大きく影響します。脂肪の突出が原因の場合は美容治療でのみ改善が可能です。

男性の目の下のたるみは、クマができているように見えたり、老けて見られたりとデメリットが多くなります。
しかし、目の下のたるみはどうする事もできないと思っていませんか?それは大きな間違いです。たるみの原因にもよりますが、日々のスキンケアや生活習慣の改善で目立ちにくくすることも可能です。
目の下のたるみを改善するためには、まずたるみの原因を知り、効果的なケアやクリニックでの治療も検討してみましょう。この記事では、目の下のたるみを解消し、アンチエイジングも叶う方法を解説していきます。

男性の目の下のたるみの主な原因

男性の目の下のたるみの主な原因

男性の目の下のたるみは、加齢や生活習慣、肌の構造的な変化が主な原因です。原因を知ることで、適切な対策方法が見えてきます。

加齢による皮膚の変化

目の下がたるんできてしまう理由のひとつは、加齢による皮膚の変化です。
皮膚の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少したり劣化したりする事で、全体的に皮膚のハリが失われ、ほうれい線や目元のたるみが躊躇に現れてきます。

このたるみが大きくなることで、しわの形成にも深くかかわってきます。適切なスキンケアと健康的な生活習慣を意識して過ごすことで、その影響を和らげることが可能です。目の下のたるみを含む加齢による皮膚の変化に対しては、意識的なケアを行っていくことが必要になります。

皮膚の弾力性や強度に役立っている。

引用:Wikipedia – コラーゲン

参考:近畿大学農LABO – お肌のハリに欠かせない「エラスチン」。その機能にせまる。 より

ストレスや生活習慣の影響

ストレスや生活習慣によって、目の周りの筋肉が緊張し、血行が悪くなることがあります。その結果、目元に十分な栄養が行き渡らず、新陳代謝が低下し目の下のたるみにつながります。また、血流が悪い状態が続き、筋肉の張りが弱まることもたるみの原因となります。
仕事でパソコンを使っている方や、スマホを長時間眺めることが多い方などは、知らない間に目を酷使してしまい、目が疲れてしまっている状態です。
また、知らず知らずのうちに溜まってしまったストレスも、血流を悪化させる要因となります。

遺伝や体質による要因

遺伝や体質によって元々目の下の脂肪が多い方も、目の下のふくらみが目立つことがあります。「目袋」や「バギーアイ」と呼ばれることもあります。
加齢とともに脂肪が下がってくることでも目立ちやすくなりますが、たるみとは異なり若い方でも目立ちやすいのが目の下の脂肪の特徴です。

目の下の脂肪が突出していると、肌がたるんでいるように見えてしまうだけでなく、クマが目立つ原因にもなります。

セルフケアで実践できる目の下のたるみ対策

セルフケアで実践できる目の下のたるみ対策

目の下のたるみは自分でケアする事ができます。どのような方法があるのでしょうか?

正しいスキンケアの手順とは

まずはスキンケアから見直すことで肌の乾燥を防ぎ、外的刺激の影響を受けにくいお肌を作っていきましょう。
肌のたるみを予防するためにスキンケアで一番大切な事は、クレンジングや洗顔をする際になるべく摩擦を起こさないようにすることです。
特に男性の肌は皮脂の分泌量が多ので、毛穴詰まりを起こしやすかったり、余分な皮脂が化粧水などの浸透を阻害してしまったりします。また、肌の乾燥が強くなることで、より脂っぽい肌になってしまいます。まずは、クレンジングで肌の余分な皮脂や汚れを落としましょう。この時、ごしごしと擦らずに、体温でクレンジング剤と皮脂を乳化させるイメージで優しく行います。肌への負担が大きくなるため、1分以内に手早く行いましょう。

クレンジングを洗い流した後は洗顔ですが、もっちりとした泡を作り、泡でパックするように肌を洗います。濃密な泡が毛穴の中の汚れも掻きだしてくれるため、擦らずとも汚れを洗い流すことが可能です。しっかり汚れを落とすことで化粧水の浸透を高め、肌の保湿力をアップさせることが、たるみの予防にもつながります。目の下は顔の中でも特に皮膚が薄い箇所なので、保湿をしっかりし乾燥を防ぐことが大切になります。

目元専用の美容液やクリームの活用

目の下のたるみが気になっている時は、目元専用のアイクリームを使用すると良いでしょう。目の下は皮脂腺がかなり少ないため、保湿能力が高いアイクリームでケアすることがおすすめです。また、ハリ感を出すために様々な美容成分が濃縮されているため、専用のものを使ってケアをしましょう。

日常でのマッサージや筋トレ

日常的に目を酷使することが多い人は、特に目の周りのマッサージや筋トレが効果的です。
マッサージによって血流を良くすることで、筋肉に張りを取り戻します。ただし、マッサージの時に圧をかけて擦り過ぎないように注意しましょう。マッサージ用のクリームやオイルを塗って優しくマッサージすると良いでしょう。

また、目の下のたるみは、目の周りにある眼輪筋が関係していますが、この表情筋を刺激することでも目の下のたるみを予防・改善することが可能です。

筋トレは眼輪筋に働きかけます。実は眼輪筋の筋トレはとても簡単です。ギュッと目をつぶり数秒キープします。その後ゆっくり目をしっかり開くだけです。とても簡単なので毎日継続してやってみましょう。
ただし、目の下の脂肪が突出している場合は、直接的に脂肪を改善することは難しいため、あくまでも肌の状態の改善にとどまります。脂肪が原因の場合は治療を検討するようにしましょう。

たるみ改善のためのエクササイズ集

たるみ改善のためのエクササイズ集

目の下のたるみを改善するための方法を3つに分けてまとめたので見ていきましょう。

顔の筋肉を鍛えるエクササイズ

目の下のたるみを改善するためには、目の周りの筋肉以外にも、お顔全体の筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。とくに口周りの筋肉は、年齢と共に衰えてきてほうれい線が目立っている方も多くなります。
先程は目の周りのエクササイズについて紹介しましたが、お顔全体の筋力トレーニングについて紹介していきます。顔の筋トレはたくさんありますが、表情筋に対してアプローチするものがおすすめです。
①口をすぼめる ②歯で唇を挟む
それぞれのポーズをゆっくり、5秒キープしましょう。3~4セットを毎日継続的に行うと効果的です。

目を休めるリラックス方法

目の疲れを和らげるには、いくつかのリラックス方法を日常に取り入れることが効果的です。
たとえば、蒸しタオルを目元に当てる方法がおすすめです。タオルを温めて目にのせると血行が促進され、目の周りの筋肉がほぐれて疲労が軽減します。また、目を閉じて深呼吸を行うのも簡単なリラックス法の一つです。さらに、意識的に遠くを見ることでピント調節の負担を減らしたり、目の周りを優しくマッサージすることで緊張を解きほぐすこともできます。これらの方法を取り入れることで、目元の疲れをしっかりケアできるでしょう。
目を休めるにはブルーライトをカットする事が重要と言われていますが、現代人にとってはかなり難しいと思います。そのため1日の疲れを取る方法を日常的に実践し、疲れを蓄積させないように気をつけましょう。

目の下のむくみを取る方法

目のむくみを取るには、目の周りを温めることと冷やすことを交互に繰り返すことで軽減します。
他にも、目周りのツボ押しも効果的です。目のむくみに効くツボは目頭のくぼみにあります。この部分を指の腹を使って3秒程ぐーっと押していきます。同じようにこめかみも押していくと良いでしょう。

ヒアルロン酸注入と切開を比較

ヒアルロン酸注入と切開を比較

目の周りの施術でよく比較される「ヒアルロン酸注入」と「切開」。目の下のたるみに対する治療のそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入のメリット・デメリット

目の下のたるみやクマに対してのヒアルロン酸注入は昔からある治療法です。メリットとしては、皮膚にメスを入れないため、ダウンタイムがほぼなく、直後から日常生活を送ることができる点です。
ヒアルロン酸注入では、くぼみの状態を把握しながら少しずつ調節注入していきます。目の下の脂肪を取る治療ではなく、脂肪によってできた段差を滑らかにするように注入していくため、脂肪の突出が軽度の場合は、ヒアルロン酸注入で対応が可能な場合が多いです。ただし、根本的な改善ではないため、ヒアルロン酸が吸収され、無くなっていくと、また目の下のたるみが目立つこともあります。手術では無いため身体への負担が少なく、比較的手軽に行えます。

ヒアルロン酸注射の効果期間についてこちらのコラムで詳しく説明していますので参考にしてみてください。

切開でのたるみ取りのメリット・デメリット

目の下のたるみの原因である脂肪は、切開で取り除くことが可能です。
切開は最近SNSで話題になり、取り除いた脂肪を目の下に乗せた動画をよく見かけるようになりました。
メリットがあるから話題にもなるかとは思いますが、そもそも何の脂肪を取っているかご存知ですか?あれは「眼窩脂肪」という脂肪を取っています。元々目の周りにある眼窩脂肪が老化とともに目の下に押し出されていきます。それを物理的に切開して取り除くことで確実にスッキリするのが最大のメリットです。
また、眼窩脂肪は遺伝などによって、元々突出していたり量が多かったりする場合もあります。そのため、若いうちから眼窩脂肪が気になり、切開をしている方もいらっしゃいます。物理的に脂肪を除去しているため、除去した部分の脂肪が増えることはないと言われていますが、加齢によって再度脂肪が垂れ下がってきてたるみにつながる可能性もあります。

デメリットとしては医師の腕によって効果に差が出やすいという点です。取り切れないとまたたるみは出てきますし、取りすぎると窪みができてクマのように見えます。
また、脂肪を取ったあと皮膚のたるみが出てくるため、小じわが増えたように感じます。そのため切開して脂肪を取り除いたあと、微調整のためにヒアルロン酸注入とセットにしているクリニックもありますので注意が必要です。

セルフケアと美容治療、どちらを選ぶべきか?

セルフケアと美容治療、どちらを選ぶべきか?

目の下のたるみを解消する際、セルフケアと美容治療のどちらを選べばいいか迷いますよね。それぞれの項目に分けて解説していきます。

各方法の効果と期間を比較

セルフケアのメリットはいつでも気軽にできる点です。しかし効果が出るまでには時間がかかりますし、思い通りの効果が出ない事があります。特に脂肪の突出による目の下のたるみは、セルフケアでは改善が難しくなります。

美容治療は医療行為となるため効果としては短期間で確実に出てきます。しかし適応する場合のみ効果を発揮するため、しっかりと判断できる医師に出会うことが大切です。美容の医師は歴が浅い方や知識や技術が乏しい方もいますので、自分での見極めが大切です。

コストパフォーマンスを検討

コストパフォーマンスはその方にとってどのような視点で考えるかによって違うかと思いますが、効果と持続性を考えると圧倒的に美容治療が良いと考えます。ヒアルロン酸を注入する量は1cc程度が一般的です。1つの料金の目安にするとよいでしょう。
切開をするとなると倍以上の価格がしますので、1番コスパが良いのはヒアルロン酸注入療法です。

日常生活での目の下のたるみを予防する方法

日常生活での目の下のたるみを予防する方法

脂肪が原因ではない目の下のたるみは、日々のセルフケアで予防することが可能です。

適切な日焼け止めの選び方と使用法

皮膚のたるみを予防するためには紫外線対策がとても重要です。男性の方で毎日、日焼け止めを塗っている方はあまり多くないと思いますので、まずは塗る習慣からつけていきましょう。10年後の肌が変わってきます。

日焼け止めはクリームタイプや液体タイプ、スプレータイプと様々ですが、形状は自分が使いやすいもので大丈夫です。スプレータイプはクリームタイプや液体タイプに比べ塗りムラができやすいので気を付けましょう。また日焼け止めはSPFやPAという表示がされていますが高ければいいというものではありません。高すぎても肌荒れの原因となりますので普段使いの日焼け止めはSPF30~40、PA+‪++で十分効果があります。登山や海などの長時間紫外線を浴びるレジャーに行く時は、より紫外線をブロックする効果の高いものを選びましょう。

睡眠の質を高めるための方法

たるみの予防には、肌の再生をしっかりとサポートすることも重要です。肌の再生に重要な成長因子は、睡眠時により放出されます。
最近、睡眠の質を上げるためのアイテムがたくさん販売されています。睡眠は1日の中でも⅓を占め、最近では睡眠に対する考え方が大きく変わってきています。

睡眠の質を高めるための簡単な方法を紹介します。
1つ目は入浴のタイミングです。寝る1~2時間前に入ると良いです。身体の中をしっかり温めて、手足の体温が少し下がる時に眠気がやってきます。
2つ目は入浴時間です。40℃前後で10~20分お湯に浸かると良いでしょう。温度が高すぎると交感神経が優位になってしまいます。忙しくてゆっくり入浴する暇がない方やシャワー派の方もいるかもしれません。
そのような方におすすめなのが3つ目の目を温める事です。寝る前に目を10分程温めるだけで血行が良くなり、副交感神経が優位になりリラックス状態になります。

男性の目の下のたるみに対するQ&A

男性の目の下のたるみに対するQ&A

男性は女性に比べると断然たるみが目立ちます。女性はメイクなどで目立たないようにしておりますが、男性はメイクをしない方も多いので女性よりもたるみ対策が必要です。

たるみとしわの違いは?

たるみは、肌のハリの低下や、表情筋の緩み、脂肪の減少などによって起こります。
しわは、肌のハリの低下や乾燥、表情筋の収縮が強いことなどによって起こります。
たるみとしわは切っても切り離せない存在です。理由はたるみが原因でしわが出ていることもあるからです。しわも小じわの場合は、乾燥によって出る方が多かったり、表情筋が影響してしわが出ている可能性があります。たるみは老化により皮膚が下がる事により疲れているように見えます。たるみは年齢が上がる事により出てくるため早めの対策が必要です。

たるみの早期発見と対策の方法

たるみの早期発見は実はかなり難しいですが、日ごろから意識することで早い段階で気づき対応することが可能です。まずは毎日肌状態を観察しましょう。朝の洗顔の際や、夜のリラックスタイムの際などに確認する習慣をつけてみましょう。スマホを操作中に内カメラで確認するのもおすすめです。そしてたるみがある場合は何故たるみがあるのかを考えてみましょう。早期発見できた場合はホームケアで対策出来ることもあります。しかし難しい場合は美容皮膚科や美容外科に相談しましょう。相談することで次に自分が何をすべきかを明確にすることができます。

美容治療後のアフターケアと注意点

美容治療を行った場合その後のアフターケアが必要になります。例えばコストパフォーマンスでおすすめに上げたヒアルロン酸注入療法ですが、注入直後は少しボコボコする事がありますが数日で馴染むので安心してください。その後まだ気になる部分があるようであれば様子を見て再注入する事ができます。しかしヒアルロン酸注入療法の場合の注意点としては注入後はヒアルロン酸が移動してしまうので強く擦ったり、マッサージはしないようにしましょう。

まとめ

今回は目の下のたるみについてお伝えしました。たるみは老化現象の1つです。老化にいち早く気付き対策する事が数年後の自分へのプレゼントになります。また早く治療することで外科的治療を避けることができコストも皮膚への負担を減らすこともできメリットばかりです。目のたるみは顔のパーツの中でも中心に近いため、目が行きやすいです。そのため早めの対策をして若々しい状態をキープして、自信の持てるお肌にしましょう!

よくあるご質問

目の下のたるみがひどい男性の原因は何ですか?

目の下のたるみは、加齢に伴う皮膚の弾力低下や筋力低下などが主な原因です。特に目元の筋肉が弱まると、脂肪が下がり、たるみが目立つようになります。また、長時間のスマホやパソコンの使用による眼精疲労や、睡眠不足、ストレスもたるみを悪化させる要因です。これらの生活習慣や遺伝的な要因が重なり、たるみがひどくなることがあります。

目の下のたるみは治せますか?

目の下のたるみは治療可能です。たるみの状態に応じてヒアルロン酸注入やレーザー治療・切開などの美容医療で改善が期待できます。自宅でのケアとしては、目元のエクササイズや保湿ケアを行うとよいでしょう。

「ヒアルロン酸注入」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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