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ほうれい線のヒアルロン酸は何cc必要?知っておきたい注入量・持続期間・費用について解説

ほうれい線のヒアルロン酸は何cc必要?知っておきたい注入量・持続期間・費用について解説

この記事を読んでわかること

  • ほうれい線改善に必要なヒアルロン酸量は、片側0.5〜1.0cc、両側で1〜2ccが目安です。たるみ改善やリフトアップを目的に注入することで、若々しい印象を作ります。
  • ヒアルロン酸の持続期間は半年〜2年程度です。効果維持には、紫外線対策や保湿ケアが重要で、必要に応じて追加注入も推奨されます。
  • ヒアルロン酸注入の費用は、1ccあたり3~10万円が目安です。椿クリニックではジュビダームシリーズを使用し、患者の要望に合わせた施術を行います。
  • 腫れや内出血、でこぼこなどが一時的に出ることもあります。揉まない、うつ伏せで寝ないなど注意を守り、施術後定着するまでの1週間は特にケアが必要です。

ほうれい線は若い人にも見られる、顔の構造上できる溝ですが、ほうれい線があることで実年齢より老けて見られることはありませんか?ほうれい線の改善には、様々な治療がありますが、比較的治療を受けやすいのはヒアルロン酸注入ではないでしょうか。
ヒアルロン酸注入でほうれい線を改善するには、片側0.5~1.0㏄程度必要ですが、必要な注入量があらかじめわかれば、費用についてもイメージしやすいですよね。

今回は、ほうれい線のヒアルロン酸について解説します。何cc必要なのか、持続期間はどれくらいか、さらに費用についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ほうれい線の改善に必要なヒアルロン酸の量は?

ほうれい線の改善に必要なヒアルロン酸の量は?

たるみによるほうれい線を改善するには、ヒアルロン酸の注入が効果的です。

ほうれい線はヒアルロン酸0.5cc~1ccでOK

ほうれい線に必要なヒアルロン酸の量は、片側0.5ccから1.0ccが目安となります。左右両方だと1ccから2ccが目安ということになりますね。
ほうれい線の原因はいくつかありますが、ヒアルロン酸で改善できるほうれい線はたるんできた皮膚が原因で濃く見えるほうれい線になります。

一般的なヒアルロン酸によるシワの治療は、シワの部分にヒアルロン酸を注入しへこんでいる部分を膨らませる使い方をしますが、ほうれい線に関してはたるみを改善するように使います。その理由として、ほうれい線は年齢とともに刻まれていくシワとは違い、比較的若い人にも見られる顔の構造上の溝で、頬の脂肪が多く支えきれず垂れてくることや、靭帯や表情筋が衰え皮膚を支えきれなくなることなどが原因だからです。皮膚を持ち上げリフトアップするようにヒアルロン酸を注入していくため、加齢により高さがなくなってしまった頬などにも注入することで、メリハリのある若々しい印象を作ります。ほうれい線のみでなく、お顔全体のアンチエイジングにも効果的な「フィラーリフト」や「ヒアルロン酸リフト」と呼ばれる打ち方でほうれい線を改善していきます。

ほうれい線が目立つ原因はこちらの記事でも詳しく解説しておりますので、併せてお読みください。

実際に何cc注入するかは、医師と相談の上決めていただくことになりますが、たるみが大きい場合やほうれい線が濃く刻まれた状態になっている場合には注入量が多くなる可能性もあります。

椿クリニックのヒアルロン酸注入プランはこちら

椿クリニックでのほうれい線治療後の変化

椿クリニックでヒアルロン酸によるほうれい線治療を受けた方の症例をご紹介していきます。

部位
法令線
年代
40代女性
施術回数
3本
所要金額
189,750円(税込)
症例についての詳細
ヒアルロン酸を注入し、シワやはハリの改善、ふくらみを与える、形を整える施術です。
こちらの患者様は法令線と頬のたるみがお悩みでした。
アラガンのヒアルロン酸ボリューマを使用し、ヒアルロン酸でお頬の皮膚の土台を補填し、リフトアップをお行いました。リフトアップにより法令線が薄くなりましたが、更に法令線部分にしっかり左右1本ずつ注入することで、法令線がしっかりなくなりました。
施術の副作用(リスク)
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

施術前と施術後の比較

部位
法令線
年代
40代女性
施術回数
2本
所要金額
137,500円(税込)
症例についての詳細
ヒアルロン酸を注入し、シワやはハリの改善、ふくらみを与える、形を整える施術です。
こちらの患者様は法令線がお悩みでした。
アラガン社のヒアルロン酸ボリューマを2本使用し、左右に1本ずつバランスを見ながら注入しました。
元々法令線がが目立ちやすいお顔立ちでお悩みでしたが、自然な仕上がりで改善できました。
施術の副作用(リスク)
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

施術前と施術後の比較

部位
法令線
年代
40代女性
施術回数
1本
所要金額
77,000円(税込)
症例についての詳細
ヒアルロン酸を注入し、シワやハリの改善、ふくらみを与える、形を整える施術です。
こちらの患者様は法令線がお悩みでした。
不自然な仕上がりになるのがご不安とのことでしたので、アラガン社のヒアルロン酸ボリューマを1本使用し、左右に半分ずつ注入しました。
施術の副作用(リスク)
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

椿クリニックでは、できるだけお客様のご要望にお応えできるように施術を行っています。3つ目の症例のお客様のように、「注入後の変化が不安」「不自然にならないようにしたい」などのお声もカウンセリングの際にお伝えください。しっかりとご要望を汲み取り、尚且つほうれい線の悩みをできるだけ改善できる方法をご提案いたします。

ヒアルロン酸の持続期間は?

ヒアルロン酸の持続期間は?

ほうれい線を解消するためのヒアルロン酸はどれぐらいの期間持続するのでしょう。

ほうれい線のヒアルロン酸の持続期間は半年~2年程度が目安

ほうれい線のヒアルロン酸は、効果の持続期間が半年から2年程度と言われています。
半年と2年間ではかなり違いますが、これはヒアルロン酸の種類による違いや、もともとのほうれい線の深さやたるみ具合などによって変わってきます。
ヒアルロン酸は永久的な効果があるわけではなく、徐々に体に吸収されます。
そのため、良い状態をしっかりと作るには経過を見ながら効果不十分な部分に追加注入をする補充療法を数回していきます。
そうすることで、より持続の良いヒアルロン酸注入の効果が得られます。
効果が落ちてきた頃に再注入すれば、ほうれい線へのヒアルロン酸の効果はキープできます。再注入の場合は初回ほどの量は必要なく、初回の半分程度の量でも十分なことも多いです。

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ほうれい線治療の効果を長持ちさせるには

ヒアルロン酸の持ちを良くするには日々のケアや注意すべきことがあります。
せっかく入れたヒアルロン酸、できれば長持ちさせたいですよね。

ヒアルロン酸を入れた後の注意点は以下です。

  • 注入部位を揉まない
  • 紫外線対策をする
  • 保湿ケアをする

ほうれい線のヒアルロン酸は、垂れてしまった皮膚を持ち上げて留めるイメージで注入します。入れたヒアルロン酸は馴染むまでは違和感として感じることがありますが、不用意に触ったり揉んだりすることは止めましょう。ヒアルロン酸の吸収が早まるほか、入れたヒアルロン酸が広がってしまい効果が減ってしまいます。

他にも、紫外線や外的刺激はヒアルロン酸の減少を進めてしまいます。蓄積した紫外線によって肌細胞がダメージを受け、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどを破壊する「光老化」という現象はほうれい線を濃く見せてしまう一因にもなります。
また、保湿不足の肌はバリア機能が低下しているため、紫外線などの外的刺激を受けやすくなります。

ほうれい線の基礎知識と適したヒアルロン酸

ほうれい線の基礎知識と適したヒアルロン酸

ほうれい線へのヒアルロン酸の効果や必要な量について解説してきましたが、なぜほうれい線はできるのでしょうか。詳しく解説していきます。

ほうれい線とは何か

ほうれい線は医学用語では「鼻唇溝」と呼ばれ、鼻の横から口角にかけてできる「溝」です。一般的に「シワ」と言われるものは、皮膚の表面に表れる折り目のようなものです。主に、肌の弾力やハリが失われることが原因です。
一方でほうれい線は、元々誰にでもある自然な溝で、顔の輪郭を形作るもののひとつであると言えます。若い人にも見られるものですが、加齢によって皮膚が弾力を失うと、より濃く深く見えるのが特徴です。
加齢の他にも、ほうれい線が濃く見える原因には、肌の乾燥や頬の脂肪量、元々の骨格などがあります。

ほうれい線は「鼻唇溝」の名が示すとおり、鼻の側面から始まり唇の端へと伸びる溝である[1][2]。

引用:Wikipedia – ほうれい線

ほうれい線に適したヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸にはその柔らかさによっていくつか種類があり、注入目的によって使い分けます。
ほうれい線を解消するためには、皮膚のたるみを持ち上げる注入と溝を平らにするための注入の2パターンがあります。
皮膚を持ち上げるための注入に使われるのは、引っ張り上げた皮膚を固定するために、比較的硬めの製剤を使用します。一方で、溝の部分を直接平らにする注入に使用する製剤は、比較的柔らかめの、皮膚に馴染みやすいものを使用していきます。
椿クリニックでは、アラガン社のジュビダームビスタシリーズを使用しています。

厚生労働省の製造販売承認を受けている製剤で、安全性が非常に高いものになります。ほうれい線の治療のように、様々な肌悩みに対応できるよう、ボリューマXC、ボルベラXC、ボリフトXCという、硬いものから柔らかいものまで3種類の製剤をご用意しています。

ほうれい線のヒアルロン酸注射にかかる費用は?

ほうれい線のヒアルロン酸注射にかかる費用は?

ほうれい線のヒアルロン酸にかかる費用について解説します。

ヒアルロン酸治療のコスト解説

ヒアルロン酸の施術は1本あたり(1ccあたり)いくら、といった形になっているクリニックが多いです。
ヒアルロン酸の施術は自費診療のため、クリニックごとに価格が大きく異なります。1本あたり安いものであれば3万円程度、高額なものであれば10万円程度が目安です。
安くても効果の持続期間が短いと、またすぐに再注入が必要になるので、ある程度持続期間が長く、高い効果が見込めるヒアルロン酸を選ぶのがおすすめですよ。

また、ヒアルロン酸の施術にはヒアルロン酸自体の料金だけでなく、ヒアルロン酸注入に対する施術料がかかるクリニックもあります。施術料は1回数千円に設定されていることが多いようです。
なお、ほうれい線のヒアルロン酸は両方で1ccから2ccが目安ですが、1ccと2ccでは料金が2倍変わってきますよね。何cc必要かは診察してみないと分からない部分ではあるので、まずは相談だけでもしてみるのがおすすめです。

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椿クリニックでのほうれい線治療の値段

椿クリニックでは以下の料金でご用意しております。

ジュビダームビスタ

通常(税込)
ボリューマXC/
ボルベラXC/
ボリフトXC
1.0cc/1本¥77,000
2.0cc/2本¥146,300
3.0cc/3本¥207,900
4.0cc/4本¥261,800
5.0cc/5本¥308,000

カウンセリングは無料で行っており、最初にご提示させていただいた料金で納得いただけましたら施術に移っていきますので、「美容クリニックはいらないものまで売られそう」「押し売りが凄そうだから不安」といった心配なくご来院いただければと思います。
また、基本的にはカウンセリングにてご提示させていただいた料金より増えることはないと思っていただいて大丈夫です。
万が一、最初に提示した料金より増えることがありましたら、しっかりとお客様と相談したうえで決定いたしますのでご安心ください。

ヒアルロン酸注射の副作用と注意点

ヒアルロン酸注射の副作用と注意点

ヒアルロン酸注射はダウンタイムがほぼなく、すぐに日常の生活に戻ることができる点が魅力ですが、一時的な副作用が現れたり、施術後に注意したい点などがあったりします。

一時的な副作用

ヒアルロン酸注射後の一時的な副作用としては、腫れや赤み、注射針の痕や内出血、不自然なでこぼこやチンダル現象などがあります。

  • 腫れや赤み
    施術直後から現れることがありますが、施術後数時間から数日で改善していきます。
  • 注射針の痕や内出血
    ヒアルロン酸注入に使用する注射針は、極細のものを使用しますが、針跡が残ることがあります。また、針を刺した際に血管を傷つけることで内出血が起こりますが、これらは2週間ほどで自然に改善していきます。
  • 不自然なでこぼこ
    注入直後はヒアルロン酸のでこぼこが目立つことがありますが、1週間ほどで馴染んでいき、自然に気にならなくなります。ただし、技術不足の医師による施術では、そのでこぼこがより大きくなってしまう可能性があるため、信頼できる医師の元で施術を受けるようにしましょう。
  • チンダル現象
    チンダル現象とは、注入したヒアルロン酸が透けて、注入部位が青みを帯びて見えてしまう現象です。涙袋などの皮膚の薄い部分で見られることがありますが、注入した層が浅すぎたり、注入量が間違っていたりすると現れることがあります。ほうれい線の治療ではチンダル現象が起こることはあまりありませんが、信頼できる医師の元での施術が安心です。

施術後のケアと注意点

ヒアルロン酸注入の施術後は、注入部位を揉まないように気をつけましょう。

特にでこぼこした状態や、赤み、痒みなどがあると触りたくなってしまいますよね。施術後に副作用が出た場合でもできれば触らずに、赤みや痒みなどが気になる時は保冷材などで優しく冷やすようにしましょう。
スキンケアの際や洗顔などの際も、揉まずに優しく手を押し当てるようにしてケアしていきましょう。
寝る時にうつ伏せで寝る癖がある人は、できるだけ仰向けになって眠るように気をつけましょう。ヒアルロン酸の定着までは1週間ほどかかりますが、その間は特に気をつけましょう。うつ伏せで眠ることで、ヒアルロン酸を注入した部位が押されてしまい、移動してしまう可能性があります。
ヒアルロン酸注入は、施術直後から普段通りの生活ができ、ダウンタイムのほぼ無い施術ですが、圧迫や揉みなどには弱いため、気をつけましょう。

まとめ

ほうれい線のヒアルロン酸は、手軽な施術にもかかわらず若返りの効果が高く、とても人気があります。顔の印象がかなり大きく変わりますので、ほうれい線が目立つ方は検討してみてはいかがでしょうか。
ヒアルロン酸は定期的な施術が必要ではありますが、数回注入すればある程度持続期間も長くなるので、コスパの良い治療ですよ。

よくあるご質問

1ccヒアルどのぐらい?

ヒアルロン酸1本1ccは、こさじ1/5程です。価格は3万円〜10万円程の価格設定となっています。ほうれい線の治療には0.5~1.0ccが目安となります。

ヒアルロン酸を1回に何cc注入すればよいですか?

ほうれい線へのヒアルロン酸は1回0.5~1.0ccが目安となります。しかし、ほうれい線の溝の深さなどによっても変わるため、個人差があります。

ヒアルロン酸は1本何ccですか?

ヒアルロン酸は1本1.0ccです。安全性を重視して1本売りをしているクリニックもあれば、0.1cc単位で値段設定をしているクリニックもあります。ヒアルロン酸を注入したい部位や量で選択するといいでしょう。

ヒアルロン酸でほうれい線はなくなりますか?

はい、ヒアルロン酸注入は、ほうれい線を目立たなくする効果があります。ヒアルロン酸が肌内部で水分を保持し、凹んだ部分を埋めることでシワが浅くなります。ただし、注入する量によって仕上がりは変わります。

ほうれい線の治療にはヒアルロン酸の料金はいくらかかりますか?

ヒアルロン酸によるほうれい線の治療費は、1回あたり5万円〜15万円が一般的です。価格は使用するヒアルロン酸の種類や量、施術を受けるクリニックの設備によって異なります。椿クリニックでは厚労省認証のアラガン社製ジュビダームビスタを使用しており、1本¥77,000(税込)から提供しています。本数が増えると1本あたりの価格がお得になります。

ほうれい線にヒアルロン酸は効果がありますか?

ヒアルロン酸は、ほうれい線の改善に高い効果があります。ヒアルロン酸は皮膚内部で水分を保持し、ふっくらとした仕上がりを作り出します。また、自然なリフトアップ効果が得られ、ほうれい線が目立たなくなります。

ほうれい線にはヒアルロン酸何cc入れるといいですか?

ほうれい線に注入するヒアルロン酸の量は、通常1〜2ccが目安です。軽度の場合は1ccで十分ですが、深いほうれい線には2cc以上が必要になることがあります。施術時には医師と相談し、自然な仕上がりになるよう適切な量を注入するとよいでしょう。

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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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