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涙袋ヒアルロン酸は何ccにすべき?失敗しない注入量・クリニックの選び方を解説

涙袋ヒアルロン酸は何ccにすべき?失敗しない注入量・クリニックの選び方を解説

この記事を読んでわかること

  • 涙袋の形成には0.1〜0.5ccのヒアルロン酸注入が効果的で、少量でも自然な変化が得られます。控えめな量が仕上がりを自然に保つポイントです。
  • 涙袋のヒアルロン酸効果は、個人差もありますが約3ヶ月~1年で、繰り返し注入することで持続時間が長くなりやすく、次回の施術もタイミングが重要です。
  • 施術後2週間程は、注入部位の圧迫や揉みを避け、紫外線対策や保湿を行うことで効果を長持ちさせます。生活習慣の見直しも効果をサポートします。
  • 涙袋は繊細な部位であるため、経験豊富な医師や適切なアフターケアが提供される信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

涙袋はヒアルロン酸で作ることができます。では、何cc注入すれば理想の涙袋が作れるのでしょうか?

このページでは、涙袋をヒアルロン酸で作る場合の必要量について紹介します。また、クリニックの選び方についても解説していきますよ。

涙袋の形成に必要なヒアルロン酸の量は?

涙袋の形成に必要なヒアルロン酸の量は?
涙袋ヒアルロン酸は何ccにすべき?失敗しない注入量・クリニックの選び方を解説

涙袋のヒアルロン酸は、少量でも十分な変化を実感することができます。
欲張って多く入れてしまうと、不自然な仕上がりになり、いかにも「ヒアルロン酸を入れました」という顔になってしまうこともあります。

涙袋のヒアルロン酸の注入量は0.1cc~0.5cc

涙袋は目のすぐ下の場所なのでとても繊細です。必要な注入量は0.1ccから0.5ccの間と言われますが、0.2cc程度でもはっきりとわかるほど変わります。
片側で0.2cc入れるとしたら、両目だと0.4ccという計算になります。かなり少量でも効果があるということですね。ヒアルロン酸注入で涙袋を作る場合も、欲張らずに控えめに入れるのがおすすめです。

効果の持続期間

ヒアルロン酸の効果の持続期間は、一般的には半年〜2年程度と言われますが、使用するヒアルロン酸の柔らかさや注入量、何回目の注入か、などによって変わります。
また、効果の持続期間はあくまでも注入した本人が効果を実感することができる期間であって、実際にはもう少し長い期間肌の中にヒアルロン酸は残っていることがほとんどです。
涙袋は柔らかいヒアルロン酸を使用するため、効果期間としては3ヶ月〜1年程度です。

個人差による注入量の調整

涙袋は目の下の眼輪筋という表情筋の発達の有無によってできるかできないかが分かれます。この眼輪筋は笑った時に力が入ることで、涙袋がぷっくりと盛り上がりますが、涙袋にヒアルロン酸を注入する際は眼輪筋の強さも考慮して注入する必要があります。
ヒアルロン酸の注入後、笑っていない時に見ると自然な盛り上がりの涙袋に見えても、いざ笑うと眼輪筋の収縮が強い人は不自然に盛り上がり過ぎてしまうこともあるため、個人差による注入量の調節が重要になります。

ヒアルロン酸の持続期間と注入回数の関係

ヒアルロン酸の持続期間と注入回数の関係

持続期間と注入回数の関連性とは

涙袋のヒアルロン酸は3ヶ月~1年程効果が持続することをお話ししましたが、効果の持続期間にここまで差がある理由は、注入回数が関係しているからです。
ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に馴染んでいきますが、完全になくなるわけではありません。
繰り返し同じ部分にヒアルロン酸を注入することで、それまでに注入したヒアルロン酸に積み重なってヒアルロン酸が残っていくため、回数を重ねるごとに少しずつ効果の持続期間も長くなっていきます。

長持ちする効果を得るためのヒント

効果をより長持ちさせるためには、注入したヒアルロン酸がまだ少し残っているかなと実感することができる時点で次の注入を行うといいでしょう。
完全にヒアルロン酸を実感することができなくなってからの追加注入に比べると、効果が持続していると感じやすくなります。
他にも、適切なアフターケアや施術者の選択、適したヒアルロン酸を選択しているかなども効果を長持ちさせるための重要なポイントになります。

効果を長持ちさせるアフターケアとは

効果を持続させるためのポイントとして適切なアフターケアが重要とお話ししましたが、具体的なアフターケアを解説していきます。

①注入部分を圧迫したり揉んだりしない
ヒアルロン酸は触ることで移動してしまったり、広がったりしてしまいます。
しっかりと定着するまでの注入後2週間ほどは特に、注入した部分を揉まないように、優しく肌ケアを行うようにしましょう。また、うつ伏せで寝る癖のある人はできるだけ仰向けで寝るように注意してください。うつ伏せになることで注入部位が圧迫されてしまい、ヒアルロン酸が広がってしまう可能性があります。

②紫外線対策や保湿を行う
適度な紫外線は肌の免疫力を高めてくれますが、過度に紫外線を浴びてしまうと肌のたるみやシワなどの原因になってしまいます。帽子や日焼け止めなどでしっかりと紫外線対策を行うようにし、肌のバリア機能を高めるため保湿も徹底するようにしましょう。

③生活習慣の見直し
たばこや不眠、不規則な生活やストレスなどは体をサビさせる活性酸素を発生させてしまいます。活性酸素は体や肌をどんどん老化させてしまうため、規則正しい生活を送るように心がけましょう。また、抗酸化作用のある食材(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどを含む食材)などの摂取も効果的です。

涙袋のヒアルロン酸は技術が重要

涙袋のヒアルロン酸は技術が重要

ヒアルロン酸注入は、プチ整形の方法として手軽で人気のある施術です。気軽にできるので人気があるわけですが、涙袋の場合は目のすぐ下に注入するため、他の部位に比べるとかなり繊細な施術となります。

施術者の技術と経験

ヒアルロン酸にはいくつか種類がありますが、椿クリニックで使用しているアラガン社のジュビダームビスタシリーズは、厚生労働省の承認を得た安全な製剤です。また、このアラガン社のヒアルロン酸を使用するにあたり、講習を受ける必要がありますが、椿クリニックの医師は研修を受けしっかりとした技術を持っているため、安心してヒアルロン酸注入を受けていただけます。
ヒアルロン酸注入を取り扱っているクリニックは多いので、どこでも同じと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。顔にはたくさんの神経が通っているため、技術が未熟な医師にはヒアルロン酸注入は難しい施術です。

また、注入系の治療に関しては医師の感覚に大きく左右されるところもあるため、個人の骨格や顔つきに合わせた注入ができるかどうかも大事です。
必ずクリニックの実績などを調べて、じっくりとカウンセリングで相談した上で施術を受けるかどうか決めましょう。

涙袋のヒアルロン酸で目の大きさは変わる?

例えば、「一重で目がぱっちりしていないけど、涙袋にヒアルロン酸を入れることで余計に目が小さくならないかな」という不安の声を聞くことがありますが、目が小さくなることはありません。
なぜなら、涙袋のヒアルロン酸は上ではなく前に出るように入れていくからです。

施術する医師はこの注入部分に関する知識や技術なども必要になるため、しっかりと症例写真などで確認するようにしましょう。

椿クリニックの涙袋のヒアルロン酸注入

椿クリニックで涙袋のヒアルロン酸注入を受けた方の症例をご紹介します。

部位
涙袋
年代
20代女性
施術回数
1本
所要金額
77,000円(税込)
症例についての詳細
ヒアルロン酸を注入し、シワやハリの改善、ふくらみを与える、形を整える施術です。
こちらの患者様は、きれいな平行二重ですが、華やかさを出したいとのご希望で柔らかいヒアルロン酸(アラガン社ボルベラ)で涙袋をふっくらさせました。
施術の副作用(リスク)
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

部位
涙袋
年代
20代女性
施術回数
1本
所要金額
77,000円(税込)
症例についての詳細
ヒアルロン酸を注入し、シワやハリの改善、ふくらみを与える、形を整える施術です。
こちらの患者様は、アラガン社のボルベラという柔らく自然となじみやすいが長い持続期間が特徴のヒアルロン酸を涙袋に注入されました。目元がはっきり華やかになりました。
施術の副作用(リスク)
疼痛、腫れ、紅斑、内出血、血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

安全な注入量と潜在的な副作用

安全な注入量と潜在的な副作用

涙袋のヒアルロン酸注入の副作用や入れすぎたときのデメリットなどを解説します。

ヒアルロン酸注入の一般的な副作用

涙袋のヒアルロン酸注入の副作用としては以下のものがあります。

  • 内出血や腫れ
  • むくみ
  • しこりができる可能性
  • 肌にヒアルロン酸が透けて見える
  • 感染
  • アレルギー反応

ヒアルロン酸を注入する際に、針先で血管を傷つけてしまうことで内出血が起こることがあります。ヒアルロン酸の注入に使う針はとても細いものを使用するため、内出血が起こったとしてもコンシーラーなどで隠すことができる程度で、長くても2週間ほどで自然に引いていくものがほとんどです。
ヒアルロン酸の特性上、水分を吸収してしまい腫れやむくみなどが起きてしまうこともありますが、自然に軽快していくためご安心ください。

注入量が多すぎたり、一部分だけに注入量が偏ったりしてしまうとしこりができたりでこぼこになってしまったりすることがあります。しこりができても時間が経つにつれて馴染んでいくため揉んだりせずに様子を見るようにしましょう。また、ヒアルロン酸の注入が浅すぎることで肌にヒアルロン酸が透けてしまい青白く見えることがありますが、ファンデーションなどで隠すことができます。どうしてもでこぼこした感じや青白い感じが気になるようであれば、施術を受けたクリニックに相談し、ヒアルロン酸を溶かすなどの手もあります。

また、稀ではありますが、血管塞栓による皮膚の壊死などのリスクもあります。
ただし、血管塞栓に関してはしっかりとした技術を持った医師の元であればほぼ起こることはないでしょう。医師の技術の確認のための症例写真のチェックやカウンセリングは必ず受けるようにしましょう。
感染やアレルギー反応は、皮膚に赤みが出てきたり腫れが治まらないなどの症状として出てくることが多いため、違和感があればすぐに医師に相談してください。

ヒアルロン酸を入れすぎたときのデメリット

涙袋にヒアルロン酸を入れすぎたときのデメリットとしては、不自然な表情になってしまうことや、目の下のたるみを余計に目立たせてしまうことなどが考えられます。
特に涙袋のヒアルロン酸を複数回受けている人は、自分の元々の涙袋の大きさがわからなくなり、もっともっとと大きい涙袋を求めてしまいがちです。また、施術する側も利益のためにお客様の要望をそのまま聞き入れてしまうことも少なくありません。そうならないためにも、しっかりと客観的に美しい状態を提案してくれる医師を見つけることが大事です。

涙袋のヒアルロン酸を入れすぎてしまうもうひとつの原因として、目の下のたるみの有無があります。目の下にたるみがあったり、脂肪が突出したりしているタイプの人は、涙袋にヒアルロン酸を入れても境目がくっきりと出ず、変化がないからとたくさん入れてしまいがちです。

ヒアルロン酸を入れすぎることで余計にたるみを目立たせてしまう可能性があるため、ヒアルロン酸を注入する前にたるみの改善や脂肪の除去などを行うといいでしょう。

副作用発生時の対応策

涙袋のヒアルロン酸注入後、腫れや内出血などが出た場合には自然な経過で治まることがほとんどですが、気になるときは保冷材などで冷やすようにしてください。
冷やす際に、圧迫しない・揉まないように気をつけて、タオルなどで包んだ保冷剤を優しく当てるように心がけてください。
でこぼこやしこり、違和感などが気になる場合には施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。

クリニック選びのポイント

具体的なクリニック選びのポイントを紹介します。

施術者の資格やクリニックの対応

涙袋のヒアルロン酸注入を受ける際には、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 実績があるクリニックか
  • 料金がわかりやすいか
  • 強引な勧誘をしてこないか
  • 涙袋に合ったヒアルロン酸を扱っているか

まずクリニックの実績を確認してください。実績がないクリニックや、情報が少なく実績があるかどうかわからないクリニックは避けたほうが良いでしょう。
また、厚生労働省の承認を得ているアラガン社のジュビダームビスタを取り扱う際には、アラガン社が定める研修を受ける必要があるため、ジュビダームビスタを取り扱っているクリニックで施術を受ける際は一度確認してみることをおすすめします。

料金が分かりやすいかもポイントです。クリニックのホームページが無いのは論外ですが、ホームページがあっても料金表を掲載していないクリニックは、行くまで何にいくらかかるかが分かりません。
それから、強引な勧誘が無いか、という点も、クリニック選びでは重要なポイントになります。クリニックの中にはエステのように高額なコース契約を迫るなど悪質な勧誘を行うクリニックもあるようです。安心して施術が受けられないと思えば、カウンセリングの最中でも切り上げることが大切です。

涙袋のヒアルロン酸注入では、涙袋にあったヒアルロン酸を取り扱ってるかを確認したほうが良いでしょう。ヒアルロン酸にはさまざまな種類があるため、注入する部位に合わせて最適なヒアルロン酸を選ぶ必要があります。
たとえば椿クリニックでは、ボルベラというヒアルロン酸を使用していますが、これ以外にもヒアルロン酸の製剤は多数あるため、涙袋に適したヒアルロン酸かどうか確認するようにしましょう。

アフターケアとサポート

涙袋のヒアルロン酸は、入れて終わりではなくその後の経過やトラブルがないかなどもしっかりとサポートしてくれるクリニックを選ぶことが、不安なく涙袋のヒアルロン酸注入を受けるうえで重要です。
椿クリニックでは、ヒアルロン酸を入れた後万が一左右差が出てしまった場合、すぐに対応いたします。また、お電話でもお悩みの相談を承っておりますので、注入後の肌トラブルや不安なことなどはお気軽にご相談ください。

注入量に応じたコストの詳細

注入量に応じたコストの詳細

椿クリニックのヒアルロン酸の料金についてご紹介します。

基本的な料金体系の解説

椿クリニックではヒアルロン酸は1本売りをしているため、涙袋の注入後余った分は他の部位に注入できるなど使いやすくなっています。

ヒアルロン酸注入

ジュビダームビスタ通常(税込)
ボリューマXC
ボルベラXC
ボリフトXC
1.0cc/1本¥77,000
2.0cc/2本¥146,300
3.0cc/3本¥207,900
4.0cc/4本¥261,800
5.0cc/5本¥308,000

また、購入いただいたヒアルロン酸はお客様のみに使用し、使い回しはしないため衛生面でも安心して施術を受けていただけます。

追加料金が発生するケース

ヒアルロン酸の料金以外で発生する追加料金は初めて施術を受ける方は初診料として3,575円(税込)、過去に当院でヒアルロン酸の施術を受けたことのある方や、再注入(リタッチ)を希望される方は1,210円(税込)がそれぞれ発生します。
椿クリニックでは、施術前の麻酔は行っておりません。ほとんどの方は注入部位の冷却のみで我慢できる程度の痛みですが、痛みに弱く心配という方には塗る麻酔も2,420円(税込)でご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

コストパフォーマンスの良い選択肢

涙袋に注入するヒアルロン酸はジュビダームビスタシリーズであればボルベラを使用します。基本的には柔らかいヒアルロン酸を使用しますが、間違った製剤や間違った注入量、技術の足りない医師による施術などは上手く涙袋を作ることができずに余計な時間や料金、肌トラブルなどにつながることもあります。
理想の涙袋を作るためには、しっかりと医師の技術を確認し、カウンセリングでじっくりと話を聞くようにしましょう。

まとめ

涙袋にヒアルロン酸を何cc注入するのがいいかは、実際には診察してみないと分からない部分も多いです。ただ一般的には、0.1ccから0.2cc程度注入すれば、十分な効果が得られます
ヒアルロン酸は時間とともに体内に馴染んでいくため、涙袋のヒアルロン酸の効果の持続期間は半年~1年程度だと言われています(何度か注入を繰り返すと定着率が高まり、持続期間も伸びます)。
永久的な施術ではないので、まずは気軽に試してみるのも良いのではないでしょうか。

よくあるご質問

涙袋は片目に何cc入れますか?

必要な注入量は0.1ccから0.5ccの間と言われますが、0.2cc程度でもはっきりとわかるほど変わります。

涙袋ヒアルロン酸 何ml?

必要な注入量は片目0.1mlから0.5mlの間と言われますが、0.2ml程度でもはっきりとわかるほど変わります。

ヒアルロン酸 一本は何 cc?

ヒアルロン酸の施術は1本あたり(1ccあたり)いくら、といった形になっているクリニックが多いです。

「ヒアルロン酸注入」について
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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