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繰り返す顎ニキビの原因は?ホルモン・ストレス・内臓との関係と治し方

鏡を見ながら顎の小さなニキビを確認する女性。「繰り返す顎ニキビの原因は?ホルモン・ストレス・内臓との関係と治し方」というタイトルの入った美容医療コラムのメインビジュアル。

この記事を読んでわかること

  • 繰り返す顎ニキビの主な原因
  • 顎ニキビとホルモンバランス・ストレス・食生活の関係
  • 自宅でできる顎ニキビの予防・セルフケア
  • 美容医療でできる顎ニキビ治療の選択肢

鏡を見るたびに気になる顎ニキビ。「ちゃんと洗顔しているのに」「高いスキンケアも使っているのに」と悩んでいませんか?
顎ニキビは、皮脂や毛穴詰まりに加え、ホルモンバランス・ストレス・睡眠・食生活の乱れが重なって繰り返すことがあります。
ただし、「顎ニキビ=内臓が悪い」とは限りません。

このコラムでは、スキンケアでは改善しきれない顎ニキビの原因を、「心」「内臓」「生活習慣」の視点から深掘りし、繰り返さないための5つのアプローチをご紹介します。
炎症や痛みがある、長引く、同じ場所に繰り返す場合は医療機関に相談することも検討しましょう。

肌の外側・内側から見たい要因

鏡を見ながら顎のニキビを確認する女性。顎ニキビが繰り返す原因を、肌の外側と内側の両面から考える美容医療コラムの中見出し画像。

顎ニキビは様々な要因が複雑に絡み合って発生します。

原因顎ニキビができる理由
ホルモンバランスの乱れ生理前などに皮脂分泌が増えたり角質肥厚を起こしたりして、毛穴が詰まりやすくなる
ストレス自律神経や睡眠の乱れを通じて、皮脂分泌や肌の回復力に影響する
乾燥肌のバリア機能や保水力が低下し、過剰な皮脂分泌を招くことがある
食生活の乱れ糖質・脂質・カフェインの摂りすぎが肌状態に影響することがある
外的刺激マスク、頬杖、寝具の汚れなどで炎症やアクネ菌の増殖が起こりやすくなる

皮脂分泌と角質肥厚が重なるタイミングとは

肌は一定のリズムで生まれ変わり、古くなった角質は少しずつはがれ落ちていきます(ターンオーバー)。しかし、乾燥や摩擦、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが重なると、古い角質が肌表面に残りやすくなることがあります。

そこに皮脂の分泌が増えると、皮脂と角質が混ざって角栓が作られやすくなり、顎まわりに毛穴詰まりが起こりやすくなります。特に生理前や疲れがたまっている時期に同じ場所へニキビができる方は、肌の乾燥や洗いすぎ、マスクや手で触れる刺激も一緒に見直してみるとよいでしょう。

参照元:Moisturizers – StatPearls – NCBI Bookshelf

ホルモン変動と顎ニキビが影響しあう仕組み

女性の肌は、月経周期や年齢によるホルモン変動の影響を受けることがあります。特に生理前は、皮脂分泌や肌の水分バランスが変化しやすく、いつもより毛穴詰まりや炎症が気になりやすくなる方もいます。

ただし、顎ニキビができる原因をホルモンだけに絞ることはできません。睡眠不足、ストレス、食生活、スキンケアの刺激、マスクや頬杖による摩擦なども重なるため、どのタイミングで悪化しやすいかを見ていくことが大切です。

「生理前だけ悪化する」「仕事が忙しい時期に増える」「同じスキンケアでもしみる日がある」など、繰り返し方にパターンがある場合は、診察時に伝えられるようメモしておくと、治療やケアの方針を立てやすくなります。

参照元:The menstrual cycle regularity and skin: irregular menstrual cycle affects skin physiological properties and skin bacterial microbiome in urban Chinese women – PMC

ストレスが肌状態に影響することがある理由

明るい室内で頬に手を添えながら考え込む女性。ストレスや疲れが肌状態に影響することがある理由を解説する美容医療コラムの中見出し画像。

メンタルの不調はホルモンや自律神経を通して、少しずつ肌に影響を与えていきます。心の乱れがどのようにして顎ニキビという形になって現れるのか、その連鎖の仕組みをひも解いてみましょう。

忙しい時期に顎ニキビが増えやすい理由

ストレスを感じると、体は緊張状態になりやすく、睡眠が浅くなったり、ホルモンの分泌が乱れやすくなったりすることがあります。こうした変化は、肌の乾燥やバリア機能の低下につながり、結果としてニキビが悪化しやすい状態になることがあります。

また、忙しい時期はクレンジングや洗顔が雑になったり、顎に手を添えるくせが増えたりすることもあります。顎まわりは手やマスク、寝具が触れやすい部位のため、ストレスそのものだけでなく、ストレス時に増えやすい小さな刺激もニキビの悪化の原因となることがあります。

ゆっくりと深呼吸をする、ぬるめの湯船に浸かる、寝る1〜2時間前のスマートフォン操作は控えるなどの習慣は、肌のためだけでなく、生活リズムを整えるきっかけになります。ニキビを直接治す方法としてではなく、悪化しにくい肌環境を作る工夫のひとつとして取り入れてみてください。

参照元:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」

顎ニキビと腸内環境の関係

便通の乱れや腸の不調が続くと、肌の調子にも影響を感じることがあります。腸内環境は、食事内容や食物繊維、腸内細菌、免疫、炎症などと関わっていると言われています。ただし、肌荒れの原因を腸だけに決めつけることはできません。食事の偏り、睡眠不足、ストレス、乾燥、スキンケアなども関係するため、便通を整えながら、肌と生活全体を見直すことが大切です。

例えば、忙しい時期やストレスを感じる時に外食や甘いものが増える、睡眠時間が短くなる、水分をあまり摂らなくなるといった変化は、肌の乾燥や皮脂バランスにも関わることがあります。腸内環境を整えることだけを重視するのではなく、食事・睡眠・ストレス・スキンケアも合わせて確認するようにしましょう。

参照元:The gut-skin axis: a bi-directional, microbiota-driven relationship with therapeutic potential – PMC

食習慣が肌状態に与える影響

食事を前に顎のニキビを気にする女性。食生活の乱れや栄養バランスが肌状態に与える影響を解説する美容医療コラムの中見出し画像。

毎日何気なく口にしている食事が、肌のターンオーバーや皮脂分泌に影響を与え、知らず知らずのうちに肌荒れを招いていることも。ここでは、内臓に負担をかけやすい食習慣と、それによって起こりやすい肌の変化について、わかりやすく解説します。

糖質やカフェインがホルモンに与える意外な影響

普段何気なく摂取している「糖質」や「カフェイン」なども、腸内環境を乱しホルモンバランスに影響を与え、ニキビができやすい肌環境を作ってしまいます。
まず、糖質のとりすぎは血糖値を急上昇させ、それを下げようと「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。インスリンが増えすぎると、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きが強まり、皮脂の分泌が活発になってしまいます。これが、ニキビのもととなる毛穴詰まりを引き起こす要因になってしまいます。
また、カフェインには交感神経を刺激して体を“興奮モード”にする働きがあります。その結果、コルチゾールが分泌されやすくなり、こちらも皮脂分泌を促進する要因になります。特に寝不足やストレスが続いている時期にカフェインを多く摂取すると、自律神経のバランスがさらに乱れやすくなる可能性があります。

もちろん、糖質やカフェインが一概に「体に悪い」ということではありません。「肌の調子がなかなか整わない」「顎のニキビが繰り返しできる」などの不調が続く場合は、糖質やカフェインを摂りすぎていないかを一度確認してみるといいでしょう。

ビタミン不足がターンオーバーを乱す理由

ビタミンB群は皮脂の分泌をコントロールし、肌細胞のエネルギー代謝をサポートする働きがあるため、不足することでターンオーバーが乱れやすくなってしまいます。
ターンオーバーとは、約28日周期で肌を新しく生まれ変わらせ、古くなった細胞を角質として排出していきます。そのため、ターンオーバーが乱れると、表面の古くなった角質が積み重なり、毛穴をふさぐ要因のひとつとなってしまいます。

肌のターンオーバーのしくみを示した図。基底層で作られた細胞が約14日で角質層へ押し上げられ、さらに約14日でアカとなってはがれ落ちる流れを解説。

そんなターンオーバーの働きを維持してくれるのが、ビタミンB2やビタミンB6です。ビタミンB2には皮膚や粘膜の再生を助け、細胞の代謝をサポートする働きがあります。また、ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーに変えるのを助け、肌細胞の材料作りに関与します。さらに皮脂の分泌を調整する作用もあるため、皮脂トラブルによる顎ニキビ対策にも効果を発揮します。すでに炎症性のニキビがある場合には、ナイアシン(ビタミンB3)も効果的です。細胞の修復や新陳代謝、血流促進に関与し、炎症を抑える作用もあるため、ニキビや肌の赤みにも効果が期待できます。

  • ビタミンB2:卵、納豆、レバー、牛乳
  • ビタミンB6:バナナ、マグロ、鶏むね肉、にんにく、さつまいも
  • ナイアシン(ビタミンB3):たらこ、まいたけ、落花生、鶏肉

などに多く含まれているため、これらを日常的に意識して摂ることで、肌の生まれ変わりがスムーズになり、顎ニキビの予防・改善にもつながりやすくなります。

参照元:ビタミン | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット)

顎ニキビを美容医療でケアするという選択肢

美容クリニックで医師に顎ニキビの悩みを相談する女性。繰り返す顎ニキビを美容医療でケアする選択肢について解説する中見出し画像。
悩み・状態検討できる治療・ケア
白・黒ニキビ、毛穴詰まりが多いケミカルピーリングなど
赤く腫れた・黄色っぽく膿を持ったニキビがある医師の診察、内服薬・外用薬など
同じ場所に繰り返しできる皮脂分泌やホルモンバランスをコントロールする治療
ニキビ跡・色素沈着が気になるレーザートーニング、フォトフェイシャルなど
肌全体の調子を整えたい美容点滴・注射などの補助的ケア

顎ニキビの状態によって適した治療は異なるため、自己判断で選ぶのではなく、まずは医師の診察で肌状態を確認することが大切です。

炎症・角質・色素沈着に働きかける治療法の種類

顎ニキビの治療は、今あるニキビの状態によって選択肢が変わります。白ニキビや黒ニキビのような毛穴詰まりが中心の場合と、赤く腫れて痛みを伴うニキビ、ニキビが落ち着いたあとに残る色素沈着では、必要なケアが同じとは限りません。

まずは、今の状態が「毛穴詰まり」「炎症」「繰り返しやすさ」「ニキビ跡」のどこに当てはまるのかを確認することが大切です。

肌の状態治療で見るポイント検討される治療・ケア
白ニキビ・黒ニキビ、ざらつきがある毛穴詰まりや古い角質が関係していないかケミカルピーリングなど
赤く腫れたニキビがある炎症の強さ、痛み、膿の有無を確認外用薬・内服薬など
同じ場所に繰り返しできる皮脂分泌、ホルモン変動、摩擦、生活習慣などを総合的に確認医師の診察による治療方針の検討
茶色っぽい色素沈着が残っている炎症後の色素沈着か、赤みが残っているのかを確認レーザートーニング、フォトフェイシャルなど
肌全体のくすみや調子も気になるニキビ治療を優先する段階か、補助的ケアを加える段階か美容点滴・注射などの補助的ケア

今ある顎ニキビへの治療が必要なのか、ニキビ跡へのケアを考える段階なのかを診察で確認し、肌状態に合った方法を検討することが大切です。

ニキビに内側からアプローチする内科的美容サポート

スキンケアや肌の外側からの美容医療によるアプローチと並行してケアしたいのが、内側からのサポートです。例えば、重症ニキビの場合は、イソトレチノインなどの内服薬との併用がおすすめですが、小さいニキビを繰り返していたり、肌のコンディションが優れないことでニキビができていたりする場合は、美容点滴や注射などの体の内側から働きかけるケアがおすすめです。

毛穴の開きや、過剰な皮脂分泌が気になる人は、白玉注射(グルタチオン点滴)や高濃度ビタミンC点滴などがおすすめです。ビタミンCには過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビの炎症を鎮静化してくれる作用が期待できます。また、グルタチオン注射はコラーゲンの増生によって毛穴の引き締めも期待できます。

ホルモンバランスの変化によってニキビができたり、肌の不調が起こったりしている場合には、プラセンタ注射がおすすめ。ニキビに直接作用する効果はありませんが、様々な成長因子を含んでおり、体の内側からホルモンバランスを整え、皮脂分泌を抑えたり、ターンオーバーを正常に維持しやすくしたりします。もちろん、美容点滴との併用も可能ですので、より改善したい悩みに合わせて組み合わせるといいでしょう。

点滴や注射は、ダイレクトに肌内部からアプローチが可能なため、外側からのケアと合わせて継続することで、より効果的な改善が目指せるでしょう。

悪化を防ぐために見直したい生活習慣

水やスキンケア用品を前に、顎ニキビを気にしながらセルフケアを見直す女性。顎ニキビの悪化を防ぐ生活習慣を解説する中見出し画像

毎日の習慣に取り入れられる顎ニキビを改善するためのポイントをご紹介します。

夜のスキンケアルーティンと睡眠ホルモンの関係

顎ニキビを予防・改善するためには、過剰な皮脂分泌を抑制するためのスキンケア方法を身につけましょう。
皮脂が過剰に分泌される要因のひとつとして、肌の乾燥が挙げられます。「肌が乾燥しているのにどうして皮脂分泌が過剰になるの?」と疑問に思った方もいるかと思いますが、肌は水分と油分のバランスが保たれているときに、皮脂分泌も安定します。しかし、乾燥して水分が減少すると、肌はバリア機能を維持しようとして皮脂を分泌します。

角質層に隙間がない潤った肌と、外部刺激や水分蒸発によって乾燥し皮脂が過剰分泌する肌の状態を比較したイラスト

皮脂が分泌されると手で触った時のべたつきなどから、肌は潤っていると勘違いしたり、皮脂を取り除こうと過剰な洗顔などを行ったりしてしまうことで、より乾燥が進みやすくさらに皮脂が分泌されてしまうという悪循環を生みだします。

この悪循環を断つためには、スキンケアルーティンを見直し、しっかりと水分を補うことを意識しましょう。洗顔の際はごしごしと擦らずに、たっぷりの泡で肌を押さえるように洗いましょう。擦り洗いは肌への負担を大きくしてしまいます。夜の洗顔後、水分を拭き取ったらできるだけ早く化粧水で水分を入れていきます。化粧水の後に肌のツッパリ感が気になる場合は、オイルなどで油分を補給してからクリームで蓋をします。

スキンケアに加えて体の中からのケアも意識しましょう。特に睡眠不足の肌は荒れやすく、肌の再生が低下してしまう原因にもなります。ただし、睡眠時間を多くとればいいというわけではなく、大事にしたいのは睡眠の質です。人の体は、入眠から3時間前後で最も成長ホルモンが分泌されると言われています。この成長ホルモンは、肌のダメージの修復に欠かせないもので、より深い睡眠が取れているときに分泌されます。そのため、入眠前の1〜2時間程度はスマホなどのブルーライトをカットし、カフェインや夜食も避け、体がリラックスできる環境を作るように心がけましょう。

夜のスキンケアや睡眠の質を見直して、顎ニキビのできにくい肌環境を作っていきましょう。

枕カバーの交換や腸にやさしい食事で内側からリセット

顎ニキビを予防・改善するためには、毎日使う寝具にも気を配ってみましょう。実は、日々の生活習慣や衛生環境が影響しているケースも多いのです。例えば、枕カバーやタオルを何日も洗わずに使っていると、そこに付着した皮脂や汗、雑菌が肌に触れ続けることになります。特に寝ている間は肌が再生モードに入る大切な時間です。顎や顔が最も触れる枕カバーは、常に清潔な状態にして肌を休ませてあげることが、ニキビ予防の第一歩です。毎日交換できることが理想ですが、難しい場合は少なくとも2〜3日に一度は洗うように心がけてみましょう。

また、内側からのリセットには「腸内環境」を整える食事も欠かせません。ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖などを一緒に摂取するのがおすすめです。また、野菜や海藻類などの食物繊維も意識してとることで、腸内の善玉菌が増え、老廃物の排出がスムーズになります。腸内が整うことで、ホルモンバランスも整いやすく、肌のターンオーバーも安定しやすくなるのです。

まとめ

顎ニキビを繰り返す背景には、皮脂や角質による毛穴詰まり、乾燥、摩擦、ホルモン変動、睡眠不足、ストレス、食生活など、複数の要因が関わることがあります。顎にできるからといって、すぐに内臓やホルモンの問題と決めつける必要はありません。

まずは、いつ悪化しやすいのか赤みや痛みがあるのか同じ場所に繰り返しているのかを確認し、スキンケアや生活習慣の中で肌に刺激を与えている部分がないか見直してみましょう。

セルフケアで改善しにくい場合や、炎症が強い場合、ニキビ跡が残りやすい場合は、医師の診察を受けることで、肌状態に合った治療を検討できます。椿クリニックでは、お客様の肌状態を確認したうえで、必要な治療を無理なくご提案いたします。繰り返す顎ニキビにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

椿クリニックが提供するホスピタリティ

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よくあるご質問

なぜ顎ニキビは同じ場所に繰り返しできてしまうのですか?

顎は皮脂や角質が溜まりやすく、ホルモンやストレスなど体内の影響も受けやすい部位です。とくに生理前や疲労時は毛穴詰まりと炎症が重なり、再発しやすくなります。外側のケア+内側の整えで肌の回復力を高めることが、繰り返し予防のポイントです。

顎ニキビは内臓が悪いサインですか?

顎ニキビだけで内臓の不調を判断することはできません。ただし、食生活の乱れ、便通の乱れ、睡眠不足、ストレスなどが肌状態に影響することはあります。気になる場合は自己判断せず、医療機関に相談しましょう。

顎ニキビはホルモンバランスと関係ありますか?

生理周期に伴うホルモンの変動、特に排卵後から生理前にかけて増える黄体ホルモンの影響で皮脂分泌が活発になり、顎まわりにニキビができやすくなることがあります。ストレスとは別に、周期的なゆらぎとして起こりやすいのが特徴です。この時期だけ皮脂・毛穴ケアを少し丁寧にすると、変化を感じやすくなることがあります。個人差はあります。

ストレスは顎ニキビの悪化に直接関係しますか?

ストレス時に出るホルモン「コルチゾール」は皮脂を増やし、同時に自律神経の乱れで回復力が低下。これが毛穴詰まりや炎症の長引く要因になります。睡眠・入浴・呼吸・軽い運動などで副交感神経を高めると、肌の調子も少しずつ安定しやすくなります。

食事や生活習慣を見直すことで、顎ニキビの予防になりますか?

はい。顎ニキビはホルモンバランスの乱れや皮脂の過剰分泌、腸内環境の悪化などが原因で起こりやすいため、食事や生活習慣の見直しが予防に役立ちます。糖質や脂質の多い食事を控え、野菜や発酵食品を積極的に摂ることで、腸内環境を整えホルモンバランスをサポートします。また、睡眠不足やストレスも悪化要因となるため、日中のカフェインを控え、十分な休息とリラックスできる時間を確保することが大切です。規則正しい生活で体の内側から肌環境を整えましょう。

顎ニキビを早く治すにはどうすればいいですか?

すでにできてしまった顎ニキビは、触ったり潰したりせずにそっとしておくことが基本です。刺激の少ない洗顔・保湿を続けながら、患部を清潔に保つことを意識しましょう。赤みや痛みが強い、同じ場所に繰り返す、長引くといった場合は、自己判断でケアを続けるより医療機関に相談したほうが、跡を残さずに済むことがあります。

ニキビがある場合でも、保湿はしっかり行った方が良いですか?

はい。乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぐためにも、保湿は必要です。洗顔はぬるま湯+泡でやさしく、化粧水で水分補給→セラミド等でバリア強化→必要に応じクリームで保護。日中の基本ケアは、ノンコメドジェニック+紫外線対策で行うと良いでしょう。

スキンケアやセルフケアで改善しない場合、美容医療ではどのような治療がありますか?

毛穴詰まりにはピーリングでターンオーバーの正常化を目指します。炎症が強いニキビの場合は、医師の判断で内服薬のイソトレチノイン処方も検討してみるのも良いでしょう。色素沈着にはレーザートーニングやフォトフェイシャルを。高濃度ビタミンC点滴やプラセンタなど、体の内側からのケアも取り入れると効果的です。まずは原因を見極めて、状態に合った治療を医師と組み立てることが大切です。

参照元:尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023|日本皮膚科学会

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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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