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レーザー治療で肝斑は消える?肝斑へのレーザー治療のメリット・デメリットを解説

レーザー治療で肝斑は消える?肝斑へのレーザー治療のメリット・デメリットを解説
肝斑の原因ははっきりとはしておらず、女性ホルモンの関係だったり、紫外線によるものだったりと言われています。

そのため、医療機関では肝斑を悪化させないぎりぎりの出力を見極め、レーザー治療を行っていきます。椿クリニックでは、レーザートーニングにて肝斑の治療を行っています。そんな肝斑治療のメリット・デメリットを解説していきます。

肝斑とはどんなもの?

肝斑はシミの一種ですが、治療が難しいものになります。また、医師の目で見ても肝斑の診断をつけにくいものがあるのも特徴です。そんな肝斑について簡単に解説していきます。

肝斑って?シミとどう違うの?

肝斑はシミの一種ですが、原因がはっきりとわかっていません。女性ホルモンの関係でできたり、摩擦による炎症が原因ともいわれています。そのため、妊娠・出産を経験した後に肝斑が出てきたと感じる人や、ピルを内服中に出てきたと感じる人が多いようです。

一般的にシミと言われている老人性色素斑と大きく違うところは、紫外線を浴びていなくてもできてしまうことや、シミ治療のレーザーや光を当てると悪化することもあるところです。

肝斑が悪化する原因

肝斑の原因のひとつに炎症があります。その炎症を強くしてしまう脱毛などのレーザーや、フォトフェイシャルの光などが当たることで悪化したり、普段の生活で肌を強く擦ってしまう人は、肝斑が悪化しやすくなります。

肝斑
原因ははっきりと分かっていないとされるが、肝臓の機能は無関係である。
妊娠・経口避妊薬が誘引になったり、更年期にピルを内服中にあらわれることがある。閉経すると自然に治ることも多いことから、プロゲステロンなどの女性ホルモンが影響するといわれている。また、摩擦により増悪する傾向があるとされ、顔をさわるクセのある人に出やすいとされる。洗顔やスキンケア、マッサージなどで顔を強く擦らないように注意したほうがよい。

引用:Wikipedia

肝斑の治療法とその効果

肝斑の治療にはゼオスキンによるスキンケア、トラネキサム酸の内服、レーザートーニングなどいくつかの選択肢があります。

①ゼオスキン

ゼオスキンは1人1人の肌に合わせて柔軟にプログラムをカスタマイズできる医療機関専売のプログラムです。局所的なエイジングケアとは違い、根本から健康的な肌へと導くスキンケア商品です。

ゼオスキンは、

  1. 紫外線ダメージ(光老化)からお肌を保護
  2. 線維芽細胞を活性化
  3. ターンオーバーを正常化
  4. 表皮細胞の成長を促進
  5. 皮脂分泌の抑制

などの効果があるため、シミやそばかすの改善、お肌のトーンアップ、ニキビや肝斑の改善、ハリ・艶のある肌で毛穴を目立ちにくく改善してくれるなどの肌の変化が期待できます。
ゼオスキン商品の中でも『ミラミン』という商品が肝斑の改善に役立ちます。

ゼオスキンについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてお読みください。
https://tsubaki-grp.com/column/skin-article/zeoskin-miramin-side-effects

②トラネキサム酸の内服

トラネキサム酸の抗炎症作用が、肝斑の改善に効果を発揮します。肝斑の原因のひとつが摩擦による炎症と言われており、その炎症を抑える効果があるため肝斑の悪化を抑制し、同時に美白効果も期待できます。
ただし、トラネキサム酸は止血作用もあり血を固まりやすくするため、脳血栓や心筋梗塞など血が固まることでリスクが高まる疾患を持っている人は内服ができないこともあります。

トラネキサム酸の効果についてこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてお読みください。
https://tsubaki-grp.com/column/skin-article/tranexamic-acid-beauty-benefits

③レーザートーニング

肝斑にレーザーや光治療は禁忌ですが、レーザートーニングは肝斑の治療のために作られたマイルドなレーザー機器です。

レーザートーニングで肝斑の部分にレーザーを照射していき、炎症を起こさずに少しずつメラニンを分解していく治療です。マイルドなレーザーのため、ダウンタイムもなくすぐにお化粧をしてお帰りいただけるのが大きなメリットです。

肝斑に効果的なレーザー治療

レーザーで肝斑が悪化すると前述しましたが、肝斑治療のためのレーザーもあります。肝斑の治療に用いられるレーザートーニングについて解説していきます。

レーザートーニングとは

医療用のレーザーを使って、シミや肝斑を改善していく治療です。肝斑を悪化させないぎりぎりのレベルのレーザーを照射し、少しずつ肝斑の色味を分解していきます。

椿クリニックでは医療レーザー機器 MedLite C6を使用しています。医療機器のためエステでは使用することはできません。
この機器から照射するレーザーは、QスイッチYAGレーザーという特定の色素のみに反応し吸収される性質を持つレーザーで、非常に弱いパワーで照射し、肌に余計な刺激や負担を与えることなく、肌の中に蓄積したメラニンを少しずつ減らしていきます。
そして治療の回数を重ねるうちに肝斑やシミ、くすみを薄くし明るく透き通るような肌へ導きます。

どんな人に向いているの?

肝斑以外にも以下のようなお悩みの方にも、レーザートーニングは効果的です。

  • シミ・そばかすが目立ってきた
  • くすみがある
  • 顔・身体の色素沈着
  • ハリ感のあるキメの整った肌になりたい
  • 毛穴の開きをなんとかしたい

レーザートーニングは肌状態や悩みに合わせて、出力を調節することができます。そのため、レーザー照射による熱を肌の中に蓄えることもできるため、照射熱により肌にハリを与え、毛穴の開きを改善する使い方も可能です。

レーザートーニングが肝斑に効くしくみ

従来のレーザー治療では老人性色素斑などのシミの改善はできても、肝斑に関しては刺激によってメラノサイトが活性化し悪化するケースがあり、治療が行えませんでした。
しかし、レーザートーニングは広範囲に弱いパワーでレーザーを当てるため、肌の中に滞留しているメラニンを活性化させることなく肝斑を薄くしていくことができます。

レーザートーニング前後の肌ケア

レーザートーニングの前後は保湿・紫外線対策が最も重要となってきます。

レーザーを照射するため、日焼け直後の肌や強い日焼けをしている肌には火傷のリスクがあるため照射することができません。また、乾燥している肌もレーザーの熱により火傷のリスクが上がったり照射後の肌トラブルが起こりやすくなるため、保湿も重要になります。

レーザーの照射後は肌のバリア機能が一時的に低下するため、紫外線や摩擦などの外的刺激を受けやすくなります。その結果、肝斑を悪化させてしまったり新しいシミを作ってしまったりというリスクが大きくなります。そのため、しっかりと保湿をし、日焼け止めや日傘などで紫外線対策を徹底するようにしましょう。

レーザートーニングの費用は?

肝斑には複数回の治療が必要になります。12回ほどを目安とし、肝斑が薄くなってきたら様子を見ながら月に1回程度メンテナンスとして照射することでより効果が持続しやすくなります。
お得なコースもご用意しておりますので、ご相談ください。

レーザー治療のメリット

肝斑へのレーザー治療のメリットを紹介していきます。

複数の肌悩みに対応できる

前述したように、肝斑のみならず老人性色素斑やくすみ、毛穴の開きなどにも効果を発揮してくれます。肝斑治療でレーザートーニングを使いながら、肌のトーンアップやハリ感のアップにもつながります。

ダウンタイムがない

肌への不要な刺激を極力抑えたレーザーのため、ダウンタイムがほとんどありません。施術直後からお化粧をしていただけるので、お出かけの前に少し寄って治療をしていくなんてことも可能です。

施術時間が短い

レーザートーニングを椿クリニックで初めて受ける方はカウンセリングのお時間を頂戴しますが、2回目以降は30分の施術で終了します。その後、椿クリニックでご用意している基礎化粧品をお使いいただけますので、お化粧直しをしてお帰りとなります。ご来院からお帰りまで短ければ40分もかからず済んでしまうのも魅力です。

レーザートーニングによる改善事例

椿クリニックでレーザートーニングを受けたお客様のビフォーアフターです。

施術名
レーザートーニング

施術の説明
肝斑・色ムラ・くすみなどが見られる肌に出力を抑えたレーザーを均一に照射し、明るくつや感のある色調の肌に改善していく治療です。

施術の副作用(リスク)
赤み・熱感・かゆみ・痛み・乾燥が生じる可能性があります。

施術の価格
全顔15回コースのうち12回目施術後
15回コース¥99,000(税込)

マイルドなレーザーのため、変化も穏やかになりますが、複数回照射を繰り返すことで確実に肝斑やシミを改善することができます。

レーザー治療のデメリット

メリットの多いレーザートーニングの治療ですが、その分デメリットも存在します。

多少の痛みがある

レーザー照射中は、お肌の状態や、個人差もありますが、静電気がバチっと来た時のような痛みを感じることがあります。お肌が乾燥していたり、普段から敏感肌の人は刺激を感じやすい傾向にあります。我慢できる程度の刺激ですが、痛みを強く感じる場合には出力を調整するなどの対応が可能です。

白斑の可能性

レーザートーニングは1〜2週間に1回の間隔で受けていただけます。しかし、間隔を空けずに必要以上に照射することで、部分的に色素が抜けてしまい皮膚が白くなる白斑という症状が起こることがあります。

椿クリニックに通っていただいているお客様に関しましては、当院で通院間隔をしっかりと把握し確認しています。しかし、他院でレーザー治療を受け椿クリニックにお越しの際は、前回受けたレーザー治療について正確にお伝えください。白斑を作らないためにも必要な情報となります。

白斑
代表的には白斑(はくはん、vitiligo, leukoderma)、または尋常性白斑であり、色素の脱失や血管の収縮などで、皮膚が白くなったもの。

引用:Wikipedia

複数回通う必要がある

肝斑を悪化させないために弱い出力で治療を進めていくため、肌は徐々に変化していきます。そのため、複数回の治療が必要になってきます。また、一度薄くなった肝斑でも、再発の可能性があるため、1か月に1度の間隔で、メンテナンスを受けていただくと効果的です。

肝斑やシミが悪化する可能性

肝斑を悪化させないための弱い出力のレーザーですが、必要以上に短い間隔で受けてしまうことで、生理的な変化が追いつかず肌に負担がかかり、肝斑やシミを悪化させてしまう可能性があります。また、治療直後は紫外線を吸収しやすい状態のため、紫外線対策を行うようにしてください。
治療間隔についてはしっかりと医師や看護師の指示を守るようにしましょう。

肝斑を悪化させずにレーザー治療を行うコツ

肝斑を治療するなら、しっかりと効果を感じたいですよね。治療の効果を実感するために大事なことをお伝えします。

紫外線対策をする

治療中は紫外線対策を心がけてください。照射直後は特に肌のバリア機能が下がっている状態のため、紫外線を吸収しやすくなります。レーザートーニングでメラニンを分解しシミや肝斑を薄くしているのに、再度紫外線を吸収させてしまっては効果を実感することが難しくなります。日焼け止めは塗り忘れないように注意しましょう。

必要以上の炎症を起こさないようにする

肌表面の摩擦を軽減させることはもちろんですが、内服薬のトラネキサム酸による炎症の鎮静も効果的です。トラネキサム酸を内服しつつレーザートーニングによる治療を進めることで、より効果を実感しやすくなります。

トラネキサム酸について詳しくはこちら

内側からもアプローチ

トラネキサム酸の内服薬以外にも内側からアプローチしてくれるのは、美白点滴・注射です。
椿クリニックのスノーホワイト美白点滴・注射はビタミンC+L- システインがメラニン色素の生成を阻害・排出し、シミやそばかすの改善・美白効果をもたらします。トラネキサム酸も配合されているため、美白効果・シミ予防・肝斑を改善してくれます。また、グルタチオンが持つ強い抗酸化作用により酸化が原因で起こる老化を防ぎ、メラニンの生成を抑える効果があります。

点滴・注射とレーザートーニングは同時施術が可能なため、内側からもアプローチしていきたい人は、お気軽にご相談ください。

まとめ

肝斑の治療はとても難しく、少しでも状態の見極めや治療のしかたを間違ってしまうと効果が出ないばかりか、悪化させてしまう可能性のあるものです。しかし、肝斑は見た目の印象に大きく関わってくるため、できれば薄くして綺麗な肌で過ごしたいですよね。椿クリニックでは、カウンセリングから医師の診察を通してしっかりと肝斑か老人性色素斑なのかを見極め、最適な治療をご提案いたします。間違った治療を選んでしまう前に、椿クリニックに一度ご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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