腕の掻き傷が治ったのに茶色っぽく跡ができている!ニキビが治ったのに薄茶色の色素沈着が残っている!脇や鼠径部の黒ずみがあってノースリーブや水着が着れない!ショート丈の洋服が着たいのに膝が黒くて足が出せない!といったお悩みはありませんか?その色素沈着はなぜできるのか、どうしたら治って消えるのかなどのお悩みを一気に解決!ケミカルピーリング・レーザートーニングの治療について説明します。また自宅でできるホームケアも徹底解説いたします。
炎症後の色素沈着、本当に治る?9つのポイントで解説!

この記事を読んでわかること
- 炎症が長引くとメラニンが過剰生成され色素沈着に。摩擦を減らし、ニキビや掻き傷は早期にケアすることが重要です。
- 色素沈着の治療は、ケミカルピーリングやレーザートーニングでターンオーバーを促進します。保湿や紫外線対策も欠かせません。
- 膝や肘、鼠径部の色素沈着は摩擦が原因のことが多いです。ピーリングやトーニング治療で改善が期待できます。
- 日常生活ではUV対策や摩擦軽減を心がけましょう。保湿や刺激の少ないスキンケア、生活習慣の見直しが効果的です。
目次
炎症後の色素沈着:原因と対処法

年齢とともにちょっとしたひっかき傷やニキビ跡が色素沈着として残りやすくなっていませんか?
また、その色素沈着がしつこく残っていませんか?その原因と対処法についてご紹介していきます。
なぜ炎症が起きるのか?
肌は怪我や摩擦などの外部からの刺激を受けた時や、細菌の増殖・アレルギー反応などが原因で炎症が起こります。これは体を保護し、修復するために肌が自身を保護しようとするためで、体の自然な防御反応や修復反応です。
色素沈着が起こるメカニズム
肌を掻いたり、ニキビが長引いたりしてしまうと、炎症によってメラニンが過剰に生成され、そのメラニンが蓄積することで肌に茶色っぽく跡が残ってしまうことで、色素沈着ができます。
肌に炎症が現れた後に色素沈着が起こる理由は、炎症によってメラニン色素の生成が刺激されるためです。炎症が起きると、肌は自らを守る過程でメラノサイトを活性化させメラニン色素を多く生成します。本来メラニンは紫外線から肌を守るために存在するのですが、炎症や損傷があると過剰に生成してしまいます。そのメラニン生成が長引いてしまうことで、肌の深い層にメラニン色素がとどまり色素沈着として現れます。そのため、繰り返して長い時間存在した炎症ニキビや、掻いて長い時間炎症を起こしていた部分などに色素沈着ができやすくなります。

色素沈着の予防策
色素沈着の原因は大きく分けて2つあります。
1つ目は「摩擦による色素沈着」、2つ目は「ニキビや火傷による炎症性の色素沈着」です。
摩擦による色素沈着は強く皮膚が擦れることで起きます。例えば下着の締め付けが原因の場合は締め付けが弱いものや肌に優しい繊維で作られている下着に変更するなどして予防しましょう。
また、脇の黒ずみの原因としてカミソリを繰り返し使用することによる摩擦やカミソリ負けや毛抜きをしたことによる炎症があります。カミソリは使い方を間違えてしまうと、本来皮膚を守るために必要な角質まで取れてしまうため炎症が起きやすくなります。カミソリを使用してムダ毛処理をした場合はその後しっかり保湿を行うことが重要です。また何度もカミソリ負けをする方は電動シェーバーに変更してみたり、医療脱毛を検討することをおすすめします。
ニキビによる色素沈着を予防するためには早めにニキビ治療を行うことが大切です。ニキビを放置していると常に炎症が続いていることになります。ニキビそのものを治すよりニキビによる色素沈着を治す方がかなり時間がかかりますので早期治療を心掛けましょう。
また、ニキビは気になって潰したくなるという方もいらっしゃると思いますが、なるべく触らないようにしましょう。
また、痒い部分を何度も掻いてしまうことでも炎症が起きてしまいます。痒みのある部分はできるだけしっかりと保湿し、早めに塗り薬を使うなどして対応しましょう。
色素沈着の治療期間

色素沈着を治したいけど、どれくらいで綺麗になるの?そんな疑問にお答えします。
色素沈着が治るまでの時間
炎症後色素沈着は長引いた炎症により色がついたものであるため、それだけ治るのにも時間がかかります。また、年齢とともにターンオーバーが乱れていくので治りにくくなります。自然に治そうと思うと半年から1年程かかります。慢性的なものに関しては数年かかるとも言われています。
しかしケミカルピーリングやビタミンCなどの治療を行いターンオーバーを正常化していくと1〜2ヶ月後より徐々に薄くなっていることを実感していきます。
他にもレーザー治療やハイドロキノンの塗布、トラネキサム酸・グルタチオンなどの美白成分の摂取も有効です。元の肌まで近づけるためには根気強く治療とホームケアを行うことがとても重要です。
自宅での色素沈着ケア
自宅での炎症後色素沈着のケアとしては、保湿がとても重要になります。保湿ケアをすることでターンオーバーを正常化することができ、保湿によってバリア機能が正常化できるからです。
色素沈着のケアに、「メラニン色素の排出」と、「刺激の低減」は欠かせない要素です。保湿をしっかりと行うことで、古くなった角質とともに蓄積したメラニン色素が少しずつ排出されます。さらに、適切な保湿は角質層のバリア機能を高め、摩擦などの外的刺激から肌を守りやすくしてくれます。これにより、新しい炎症を抑えることができ、新しくメラニンが生成されにくい状態にします。
色素沈着を治すためには「保湿」は切っても切れない存在なのです。
また摩擦による色素沈着の場合は摩擦の原因そのものをなくすことが重要です。「急にそんなことできない」「ファッションは変えたくない」という方も、自宅にいるときだけは締め付けが弱いものに変えてみましょう。
椿クリニックでの色素沈着治療

色素沈着の治療は大きく分けて2種類となります。その2種類の治療法について詳しく説明していきます。
ケミカルピーリングとは?
ケミカルピーリングとは肌に薬剤を塗り、古い角質をオフして新しい角質の生成を促していく治療です。
椿クリニックではサリチル酸・グリコール酸・乳酸の3種類のピーリング剤をご用意しています。
- サリチル酸
従来のピーリングに用いられていたサリチル酸に、マクロゴールという基材を加えて安全性を高めた薬品です。サリチル酸マクロゴールは安定して角質層に留まらせることができます。施術直後から、肌がモチモチ・ツルツルになります。 - グリコール酸
蓄積された古い角質を溶かし表皮の細胞を活性化させ、新しい皮膚細胞をつくる働きを促します。肌のターンオーバーを正常にして皮膚の新陳代謝を整え、健康な肌の生まれ変わるサイクルを取り戻すことを目指します。 - 乳酸
天然乳酸を主成分とした、医療機関専用のケミカルピーリング剤です。保湿・美白に有用で、皮膚への刺激が少ないタイプです。皮膚の薄い方や刺激に弱い方にもおすすめの薬剤です。
毎回医師による診察があり、肌状態に合わせてピーリング剤を使い分けていきます。初めて色素沈着の治療を行う方はケミカルピーリングを選択されることが多いです。その理由として、角質が厚い方はまずケミカルピーリングでターンオーバーを促していくことで色素沈着が改善していく可能性があるからです。また価格がレーザー治療よりも安いため、まずはケミカルピーリングから受けたいという方もいらっしゃいます。
ケミカルピーリングの種類の中でマッサージピールにも使用されているPRXという薬剤も効果的です。PRXはお顔だけに使われがちですがボディにも使用可能です。トリクロロ酢酸と過酸化水素を組み合わせることで適度な皮膚の剥離と炎症を抑えることが可能です。またそれ以外にもコウジ酸が配合されているため美白効果やメラニンの生成を抑制し、くすみ感も改善されます。
レーザートーニングとは?
レーザートーニングは肝斑の治療でよく使用されるQスイッチYAGレーザーです。レーザー治療は、シミ取りなど肌を火傷させるくらいの強いレーザーを当てるイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、レーザートーニングは微弱のレーザーを均等に照射することでメラニンを減少させていく治療になります。微弱のレーザーなので1回で綺麗になるわけではなく回数が必要な治療になります。
中には強いレーザーで行えば早くきれいになるのではと思う方も多いと思いますが、現在色素沈着になっている部分はすでに炎症が起こっているので、強いパワーで照射してしまうとさらに炎症を引き起こすことになります。またメラニンを活性化させる原因にもなるので強いパワーのレーザーを当てることはできないのです。
患者さまの声:実際の治療結果
実際にケミカルピーリングとレーザートーニングを行っている患者様の声です。
A 様(心斎橋院)
Google口コミより https://g.co/kgs/zJdp6Y
ケミカルピーリング施術しました。
5回コースで通っていますが、肌が回数重ねる毎に綺麗になってきました。
ありがとうございます。
w様(銀座院)
Google口コミより https://g.co/kgs/HGGPX2
クチコミが良かったし駅近だったのもあり通い始めました。シミが気になっていたのでレザート―ニングの施術をしましたがやっていくうちにシミも無くなり顔全体が明るくなった感じがしてやって良かったと思います!
美肌治療後の炎症と色素沈着

ピーリングやレーザートーニング後は全く副作用がないわけではありません。乾燥や発赤・ひりつきが出てくる可能性があります。
治療後の炎症が起きる原因
色素沈着の治療後に炎症が起きる原因としては、治療を受けたときの肌状態や選択した薬剤の濃度、レーザーのレベルが強かったこと、治療後のケアが適切に行われなかったことなどが挙げられます。
ピーリングは表面の角質をオフしていく施術のため乾燥が出やすいです。この乾燥した状態をそのままにしておくと、外的刺激を受けやすくなり、少しの刺激でも痒みが起こり炎症しやすかったり、摩擦による炎症が起こりやすかったりします。
またレーザートーニングはできるだけ肌の炎症を抑えて治療できるよう、柔らかいレーザーを照射しますが、多少なりとも皮膚へのダメージがあり、肌の状態によっては赤みやひりつきといった副作用が出てくる可能性があります。この副作用を放置してしまうことでも、メラニンの生成につながりやすくなります。
治療後の炎症後色素沈着をできるだけ防ぐためには、適切な肌ケアや、信頼できる医師やクリニックの元で治療を受けることが重要です。
治療後のケアのポイント
治療後のホームケアのポイントは「保湿」や「紫外線対策」です。保湿は、ターンオーバーを正常化するためにはとても大切なことです。さらに、治療後は肌のバリア機能が低下しており、紫外線の影響を受けやすくなります。紫外線の影響でメラニン色素が生成されてしまうため、顔や腕、足などの日光にさらされやすい部分は重点的に、紫外線対策を行うように気をつけましょう。
また治療を行う上で乾燥がひどいお肌にはレーザーや薬剤を塗ることはできません。治療後はもちろんですが、治療前からの肌ケアも、炎症後色素沈着の治療を成功させる重要なポイントになります。
椿クリニックでは毎回医師の診察がありますのでその際お肌状態が悪く施術ができない場合はドクターストップになり治療ができなくなります。せっかくご来院いただいたのにお施術のご案内ができなくなってしまうのはとても悲しいことですので患者様にもご協力をお願いしております。
クリニックでのアフターケア
椿クリニックでは、施術中や直後に肌トラブルがありましたらすぐに診察し、処置をさせていただきます。お薬の処方が必要な場合は無料でご対応させていただきます。またご帰宅後に皮膚トラブルに気づいた場合はすぐにお電話していただき、直近で診察をさせていただきます。その際の診察代も無料になりますのでご安心ください。
ニキビと色素沈着の関係

ニキビが治ったのにいつまでも色味が残って気になったことはありませんか?いつまでも残っていると気分も下がりますし、毎回コンシーラーで隠すのもめんどくさいですよね。ニキビと色素沈着の関係について解説していきます。
ニキビが色素沈着を引き起こす理由
ニキビの中でも特に、炎症を起こしているニキビは炎症後色素沈着につながりやすくなります。
ニキビにも重症度がありますが、初期のニキビの状態で改善すれば炎症が起きることなく治まっていくため、炎症後色素沈着が起きることはあまりありません。しかし、ニキビを潰そうと何度も触っていたり、膿を持ったようなニキビになってしまったりすると、ニキビ周辺の組織に影響が及び炎症が起きたり、炎症が広がったりします。

さらにこの炎症が長引いたり、何度も繰り返したりすることで、徐々にメラニン色素が生成・蓄積していき、ニキビが治った後に残る、いわゆるニキビ跡ができてしまいます。
炎症後色素沈着のニキビ跡を残さないためには、ニキビが悪化する前に適切なケアや治療を行うことが重要になります。くれぐれも自分で潰したり、膿を出したりといった間違ったケアは行わないようにしましょう。
赤みのあるニキビ跡の色素沈着予防
赤みのあるニキビ跡は、炎症が原因のものと、炎症は治まったが毛細血管が拡張したために赤みが残ってしまったものとに分けられます。
自分での判断は難しく、間違ったケアをしてしまうと炎症が長引いたり、メラニンの生成が活発になってしまったりします。赤みが残っている場合は、しっかりと保湿し、紫外線にさらされないよう日焼け止めを塗るなどしてメラニン生成をできるだけ抑えるようにしましょう。
同時に、できるだけ早めに医療機関での治療を行うことがおすすめです。
炎症が残っている場合は、トラネキサム酸やイオン導入などの炎症を抑える治療を、毛細血管の拡張によるものであればIPLといわれる光治療もおすすめです。IPLは1回で綺麗になるわけではないため継続的に5回程度行っていくと徐々に赤みが軽減してきます。また色素沈着の原因となるニキビができにくい肌づくりをする必要もあります。ビタミンの摂取や紫外線対策・保湿をし、メイク(日焼け止めも)をしっかり落として清潔を保つことなど日常生活から気を付けていきましょう。
赤みのあるニキビ跡ができてしまっても、早めの適切なケアで炎症後色素沈着を予防することが可能です。
ボディの色素沈着に注目

色素沈着は様々な部分で起きる可能性があります。脇・ひざ・ひじ・鼠径部・ブラジャーの締め付け部分など、実はいつの間にか濃くなっている方が多いです。
顔以外の色素沈着の特徴
ボディの色素沈着の原因のほとんどは摩擦が原因です。もしくはケガが原因による色素沈着の可能性もあります。リモートやPC作業をする方は肘の黒ずみが気になる方が多いです。ひざの黒ずみとざらつきは保育士さんのような膝をつくことが多い職業の方から相談されることが多いです。
その中でもお悩みで一番多い部分は鼠径部です。気になっていても誰にも相談できない部分ですよね。椿クリニックでは多くの患者様のお施術をさせていただいておりますので安心してご相談ください。最適なプランとホームケア方法やホームケアクリームのご案内が可能です。
ボディピーリングでのアプローチ
摩擦による色素沈着で角質が厚い場合はまずボディピーリングを行うことが多いです。特にざらつきが気になる方はボディピーリングから行うことをおすすめします。椿クリニックでは、ひざやひじは皮膚状況によりますがピーリングから行いその後ボディトーニングを行うこともあります。
また授乳が終わった方は乳輪回りのボディピーリングを行うこともあります。授乳により乳輪回りが黒ずんでしまいあきらめている方は多いと思います。
実際に乳輪回りのボディピーリングを行って色味が改善された患者様からは、「他人に見られる部分ではないけど授乳で黒くなって、お風呂に入るたびに少しショックな気持ちでした。こちらでボディピーリングを2クールして徐々に色味が改善されて嬉しかったです。悩んでいるママ友に治療できる事をおすすめしたいです。」とうれしいお言葉をいただいております。
ボディトーニングの効果
ボディトーニングは、メラニン色素を少しずつ分解し、肌のターンオーバーと共に排出していきます。
ボディピーリングを行い角質をオフしてからメラニンに対してレーザートーニングを行なう患者様は多いです。また患者様の肌状態によってはボディトーニングから行うこともあるため実際にお肌を診察させていただきより良いお施術をお伝えいたします。しかし先ほども説明いたしましたが炎症を起こさないように微弱のレーザーを均等に照射しているため1〜2クールは必要になってきます。
色素沈着の早期治療が大切な理由

色素沈着の治療は後回しにされがちです。しかしそれが大きな落とし穴!その理由を説明していきます。
放置するとどうなる? 早期治療のメリット
例えばニキビの場合、放置することによってずーっと炎症が続いていることになります。何もしないと炎症が奥深くまで広がってしまいます。見た目上はニキビのぶつぶつや膿がなくなっても、炎症が皮膚の深いところまで広がっているためその部分が色素沈着として残ってしまいます。適切な治療を行わずに放置すると色素沈着がずーっと残ってしまい手遅れになってしまいます。色素沈着になっても早めに治療を行うことで治癒スピードは格段に変わってきます。綺麗なお肌を目指すなら早期治療が重要になります。
椿クリニックでの速攻ケア
色素沈着を治したくても何をすればいいかわからないしクリニックを見つけるのも大変ですよね。椿クリニックでは顔のケミカルピーリングだけでなくボディピーリングも行っておりますので幅広いお悩みに対応することが可能です。
患者様からは「ボディのピーリングをやっているクリニックが少ない中、椿クリニックではやっているので来ました。」といわれることも多いです。色素沈着でお悩みの方はぜひご相談ください。
日常生活での色素沈着予防法

医療機関での治療について説明してきましたが、日常生活で気を付けていただきたいことがありますので見ていきましょう。
UV対策の重要性
美肌治療ではおなじみのUV対策ですが、色素沈着においても必須となってきます。
色素沈着の原因はメラニンが関係しています。これはシミの原因と類似しています。紫外線は皮膚へのダメージがとても大きいため、炎症を引き起こさないためにも紫外線対策は必須です。
また治療を行うことで皮膚へのダメージは少なからずあります。施術後は紫外線を吸収しやすくなるため、日焼け止めや日傘を使用してUV対策をお願いしています。また併せて飲む日焼け止めの内服もおすすめです。
スキンケアでのポイント
スキンケアでは肌への刺激をできる限り少なくすることがポイントです。
例えば洗顔や体を洗う時は摩擦レスの泡で行うこともよいでしょう。特にデリケートゾーンはゴシゴシ洗いたくなる方も多いと思います。最近はデリケートゾーン用の泡タイプボディソープも増えてきたのでおすすめです。刺激が少ないので、乾燥しにくくなります。その後は、必ず保湿ケアを行いましょう。保湿力の高いアイテム(例えば、プラセンタ配合のもの)や美白クリームもおすすめです。ただし、刺激が強い美白クリームもあるため、どれを選ぶか迷った場合は、看護師や医師に相談してみてください。
生活習慣と色素沈着の関係
普段の生活で完全摩擦レスの生活をすることはできません。摩擦による色素沈着の場合は原因の根本である摩擦をなくすことが重要ですがほぼ不可能です。しかし摩擦を軽減することはできます。
タオルで顔をゴシゴシする方は肌に優しい素材に変えることで軽減します。また洋服では体に合ったサイズのものを選択することで締め付けることは少なくなります。ちょっとしたことですが毎日継続することで色素沈着を軽減します。
まとめ
今回は色素沈着について説明させていただきました。色素沈着といっても原因はたくさんあり、治療方法も様々あります。色素沈着を治すためのキーワードは「早期治療」と「保湿」です。すぐに綺麗にすることは難しいですが毎日の保湿と紫外線対策・原因となっている部分の摩擦を減少させることがとても重要です。
ケミカルピーリングやレーザートーニングの美容医療を併用することでホームケアだけよりも早く色素沈着を改善することができます。「色素沈着でわざわざ美容クリニックに行くのもなぁ」と思う方も多いと思いますがそんなことはありません。椿クリニックでは多くの患者様が治療を行っておりますのでご安心ください。患者様の皮膚症状を診るだけではなく、なぜ色素沈着が起きているのか・普段どのような生活をしているのかなどお聞きして最適な治療やホームケアをお伝えします。
カウンセリングは無料ですので一度話を聞いてみたいという方はLINEやお電話でお問い合わせお待ちしております。
よくあるご質問
照射部位にもよりますが輪ゴムではじかれた程度のチクチクした痛みがあります。痛みが強い場合はパワーを調整することも可能です。
椿クリニックではビタミンCやビタミンE・トラネキサム酸などを処方しています。治療と同時に取り入れることで有効的に作用します。
内服を希望される場合は医師の診察が必要となります。現在内服している薬剤との飲み合わせもありますので診察時には必ずお申し出ください。
椿クリニックではハイドロキノンとトレチノインの処方が可能です。
ハイドロキノンやトレチノインはレーザートーニング治療・ピーリング治療と共に上手く併用していくと効果的です。
ただしクリニックで施術を受ける際は、トレチノインは1週間前、ハイドロキノンは3日前から塗布を中止するなど注意が必要です。
色素沈着を治すためには、肌のターンオーバーを正常に整えることが重要です。そのためにはまず保湿をしっかりとし、そのうえでターンオーバーを促す治療や古くなった角質を除去する治療が有効です。ケミカルピーリングやフォトフェイシャル、レーザートーニングなどが肌のターンオーバーを促進し、メラニンを分解してくれる効果があります。
肌のターンオーバーを正常に戻すことで、徐々に薄くすることができます。炎症後色素沈着であれば一般的には数か月から半年、長くても1年程で綺麗にすることができます。
しかし、慢性的な色素沈着や、アトピー体質の肌の人は数年かかったり、消すことができない場合もあります。
掻きむしった部分は炎症を起こしている状態です。皮膚の炎症は黒ずみの原因であるメラニン色素の生成を増やします。掻きむしりによる炎症が長引けばそれだけ黒ずみが起きやすくなります。これを炎症後色素沈着と言い、綺麗になるまでには数週間から数か月かかると言われています。